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2014年3月27日(木)

『テイルズ オブ ゼスティリア』の登場キャラ“エドナ”はかわいいけど毒舌家な女の子! スレイとアリーシャの基本的な戦い方も紹介

文:キャナ☆メン

 バンダイナムコゲームスは、PS3用ソフト『テイルズ オブ ゼスティリア』の新情報を公開した。

『テイルズ オブ ゼスティリア』

 『テイルズ オブ ゼスティリア』は、人気RPG『テイルズ オブ』シリーズの20周年記念タイトル。“穢(けが)れ”の影響により異変が起きつつあるグリンウッド大陸を舞台に、神秘の力をもって自然を操る“天族”と、彼らの村で育った人間の青年・スレイをめぐる物語が描かれる。キャラクターデザインは、いのまたむつみ氏、藤島康介氏、奥村大悟氏、岩本稔氏の4名が担当している。ストーリーを盛り上げるアニメ映像を手掛けているのは、『テイルズ オブ エクシリア』などでもおなじみのufotableだ。

 本日は、新キャラクターのエドナと、バトルにおける主人公スレイとアリーシャの特徴、『テイルズ オブ ゼスティリア』の世界をより深く知るためのキーワードをお届けする。エドナは、岩本さんがキャラクターデザインを務めた人物で、可憐(かれん)な容姿ながら毒舌家という女の子。傘を持って戦うパーティメンバーの1人で、福圓美里さんが声を担当している。

エドナ 声優:福圓美里

『テイルズ オブ ゼスティリア』

「ワタシは人間が嫌い。自分本位で感情的。
困った時だけワタシたちに頼ってきて……ホント面倒」

性別:女性 身長:145cm 武器:傘
キャラクターデザイン:岩本稔

 パワフルな地属性の天響術(てんきょうじゅつ)を操る天族の少女。可憐な外見をしているものの感情を面に出さず、かつ大人びた態度を取るため、容易に本心をつかませない。基本的に他人を信用せず、特に人間に対しては強い警戒心を抱いている。その一方、かなりの毒舌家で、淡々と言葉で人をイジって翻弄(ほんろう)し、戸惑わせるのが好き。それは、ずっと1人ぼっちで暮らしてきた人恋しさのせいなのかもしれない。

 常に冷静で何事にも動じない彼女だが、唯一の家族である兄のことにだけは我を忘れるほど強く感情を動かしてしまう。お気に入りの傘には、ノルミンという謎(なぞ)のマスコットをぶら下げている。エドナいわく「もちろん理由はあるが話すとすっごく長くなる」らしい。

『テイルズ オブ ゼスティリア』 『テイルズ オブ ゼスティリア』 『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲雨も太陽もないのに、傘を差しているエドナ。マスコットだけでなく、傘を差している理由も、「もちろん理由はあるが話すとすっごく長くなる」のだろうか?

■剣士のスレイと槍を扱うアリーシャの基本的な戦い方は?

 『テイルズ オブ ゼスティリア』のバトルも、操作キャラクターと敵ターゲットを一直線上の存在と捉え、それを基準にアクションゲームのような操作感で戦える“リニアモーションバトルシステム(LMBS)”をベースにした戦闘システムとなる。そのため、今回の記事では独自システムには触れず、術技や奥義、ステップといったLMBSの基本システムにおけるスレイとアリーシャの特徴をそれぞれ紹介する。

<スレイの特徴>

 遺跡で拾った儀礼剣を武器とし、素早い攻撃を信条とする剣術キャラクター。移動を兼ねる技や出の早い技が多く、敵に対してうまく立ち回りやすい。戦況に応じて、自身の能力を上昇させる付加効果を持った特技も織り交ぜれば、強敵と十分に渡り合える。特技よりも高威力である奥義も使いこなし、前衛に特化したタイプである。

 奥義は出が遅いが、敵の特技に対してのけぞらず、強引に攻めていくことができる。また、さまざまな属性剣技を使いこなせるので、相手を選ばず戦えるのも魅力。積極的に敵の弱点を攻めることで、戦闘を有利に進めたい。

『テイルズ オブ ゼスティリア』 『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲敵に鋭く斬り込む“三鷹”。▲属性剣技の“天滝破”。

<アリーシャの特徴>

 身長を超える長さの槍を巧みに操り、突きによる速攻と、なぎ払いによる範囲攻撃を使い分けられる。攻撃後に生まれるスキをステップで打ち消したり、移動攻撃を駆使したりと、槍のメリットを生かせる立ち位置を確保して戦うことを心がけたい。正統派の特技をベースに、ダイナミックな動きの奥義を混ぜることで、回避と攻撃を兼ねた立ち回りも可能になる。

『テイルズ オブ ゼスティリア』 『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲槍を豪快に突き下ろす“櫓独楽”。▲周囲の敵をなぎ払う“旋光連舞”。

■世界観をより深く知るためのキーワード

 グリンウッド大陸は、“穢れ”の影響を受けて長らく経ち、その影響で生まれた“憑魔(ひょうま)”という魔物が、人々の生活に入り込んでいる。重要なのは、グリンウッドで暮らす普通の人間には、この憑魔という存在を正しく知覚できないということ。知覚するための力、霊応力(れいのうりょく)の低い人間は、憑魔の本質的な姿を正しく認識できず、天族にいたっては姿さえ見ない。

 そういった世界にあって、高い霊応力を持ち、天族と暮らしてきたスレイは、特別な存在になることが予想される。彼が普通の人々からどのような目で見られるのか? 彼だからこそ成し遂げられることは何なのか? 世界設定や世界観と照らし合わせ、作品独自のドラマを想像してみるのもおもしろいだろう。

 以下で、“穢れ”と“憑魔”、ドラゴンが棲(す)む“霊峰レイフォルク”を紹介する。天族や、彼らにかかわる人間の存在については、2月27日の記事を参照してほしい。

◆穢れ

 憎しみ、妬み、悪意といった人の心が生み出す負のエネルギーのこと。誰もが発する当たり前の現象であるが、それが異常に積み重なると、憑魔を生み出してしまう。天族に対しては、その身を冒す毒のような力となる。

『テイルズ オブ ゼスティリア』 『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲左右の画像は同じ場所だが、左は穢れた状態で、右は穢れていない状態。フィールドを歩いていても、穢れはハッキリとプレイヤーの目にわかるようになっている。

◆憑魔

 強い穢れの影響を受けた人や動植物が変化した魔物。霊応力を持つ者は憑魔の本性を正しく認識できるが、一般人には単に凶暴化した人・動物、または意志を持ったように動く竜巻・雷といった異常現象にしか見えない。“災厄の時代”と呼ばれる現在の世界は穢れに満ちており、山や森だけでなく街道や街の中にまで、人知れず憑魔があふれ始めているのである。

『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲穢れている状態のモンスター。霊応力の高い者にしか見えない本性だ。

◆霊峰 レイフォルク

 大陸有数の高山で、いつごろからかドラゴンが棲むという伝説が語り継がれている。まるで竜の牙のような奇岩が連なる断崖絶壁は、古来多くの人命を奪ってきた。そのことと頻繁に発生する激しい雷鳴が、ドラゴンの正体であるという説もある。

『テイルズ オブ ゼスティリア』 『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲レイフォルクのイメージアート。

 いずれにせよ、うかつに立ち入れる場所ではないが、その峻厳(しゅんげん)な山容と大陸を一望できる山頂からの絶景は、霊峰と呼ぶにふさわしい神秘さを備えている。そのため、レイフォルクは畏怖だけでなく人々の信仰の対象にもなっている。

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『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲マップを見ると、頂上まで、かなり長い道のりであることを感じさせる。そして気になるのは、最後の1枚に映ったセリフ。「じゃあ、このドラゴンは最近現れたってこと?」という言葉が真実ならば、この存在は、人々に信じられてきたドラゴンとは別物……?

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)NAMCO BANDAI Games Inc.

データ

▼『テイルズ オブ ゼスティリア』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PS3
■ジャンル:RPG
■発売日:未定
■希望小売価格:未定

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