2014年6月26日(木)
『ファンタジーヒーロー』攻略テクニックや120種のスキルリストを公開。秘話満載の開発者インタビュー(キャラクター編)
アークシステムワークスのPS Vita用ハック&スラッシュ型ARPG『FANTASY HERO~unsigned legacy~(ファンタジーヒーロー ~アンサインドレガシー~)』の配信日が7月3日に決まった。配信決定を記念して、開発者インタビューをお届けする。
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『ファンタジーヒーロー ~アンサインドレガシー~』は、異形の姿をした“デコーダー”と戦うヒーローたちの物語を描くアクションRPG。フィールドで敵が落とした武器を手に入れ、装備を強化していくハック&スラッシュ要素を持ったゲーム性になっている。入手した武器は、強化と改造を行うことで、さらに強くすることが可能だ。
『ファンタジーヒーロー ~アンサインドレガシー~』紹介動画
今回お届けするのは4人のメインキャラクターの見どころについて。習得可能なスキルリストを交えて、キャラクターの育て方や使い勝手についても紹介していく。
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▲左からプロデューサーの島田聡氏、ディレクターの太田勇児氏、プランナーの中川真一氏。 |
【『ファンタジーヒーロー』開発スタッフ】
太田勇児:ディレクター兼メインプログラマー。シナリオ原案など、開発の全般に携わった。
島田聡:プロデューサー。アークシステムワークスの中でも、ダウンロードゲームに関するチームに所属している。
中川真一:プランナー。パラメータ調整やバランスチェックなどに携わった。
■自由度が高いキャラクター育成システムに注目!
――かなり自由度が高い育成システムになっていますが、どのような育て方をするのがオススメですか?
太田:オーソドックスな遊び方をする場合は、キャラクターの特徴にあったスキル、長所を伸ばすスキルを選んでいくのが基本です。ただ、キャラのレベルを最大まで上げても、全スキルを最高レベルにはできないようなバランスにしているので、プレイスタイルにあわせて育て方を変えることが必要になります。
中川:スキルは系統ごとにスキルツリーが用意されていて、1段階目のスキルにトータルで一定量のスキルポイントを割り振ると2段階目のスキルを習得できるようになり、1&2段階目のスキルに一定量のスキルポイントを割り振ると3段階目のスキルを習得できるようになり、最終的には強力な最大技を覚えらえるようになる仕組みです。
島田:普通に遊ぶと、最大技は1つしか覚えられないくらいのバランスですね。
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――個人的にはパラメータを底上げするパッシブ系スキルよりも、特殊なアクションが用意されたアクティブ系スキルのほうを重視しがちなんですけど、それでもなんとかなりますか?
太田:遊び方はそれぞれですし、それでゲーム的に詰むことはありませんが、ある程度はパッシブ系スキルを意識したほうが難易度は下がります。
中川:パッシブ系スキルでのパラメータアップは、レベルアップ時のボーナスポイント振り分けに換算すると、数レベル分くらいの強化ができるくらいのバランスにしています。例えば攻撃力アップ系のパッシブ系スキルをつけると、目に見えてダメージ量が変わります。スキルポイントは貴重なので、それを使った分のメリットをしっかりと実感できるようにしました。
――覚えておくと便利な特殊なスキルはありますか?
島田:体力回復系のスキルは貴重です。基本的にはアシュタぐらいしか仲間を回復できるスキルを覚えられないので、協力プレイの際にはアシュタがいるかどうかで難易度が変わりますね。
中川:それもあって、体力回復は各自がアイテムを持ち込んで行うのがセオリーになります。回復だけでなく、パラメータをアップするようなサポート系のスキルも貴重なんですけど、これもアシュタが得意とする分野です。協力プレイの時は本当にアシュタが頼りになりますね。
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太田:それから地味に役立つのが、アクション中に無敵状態が生じるスキルです。例えばアクレスの人間系スキルの“回避”は前転中に無敵状態になるスキルで、これをうまく使えば敵の猛攻をすりぬけて脱出できます。ハウルの回避系スキルの“クイックムーブ”も同様で、ショートダッシュ中に無敵状態になるので便利です。
――ちなみに4人のキャラクターがいますが、メインストーリーは異なるのでしょうか?
太田:大筋の物語は共通となるので、4人全員遊ばないとストーリーの全容が見えないわけではありません。ただ、一部のミッション中のセリフ内容はキャラクターによって違う場合がありますし、キャラクターによってゲーム性ががらりと変わる部分も特徴ですので、ぜひいろいろなキャラで遊んでもらえるとうれしいですね。
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中川:拠点となる場所やショップでのやり取りなどは、キャラクター別で専用のものが多いです。
――細かいセリフの変化も用意されているようで楽しみです。体力回復アイテムに関するチュートリアルでも、ノーダメージで進んだ時とダメージを受けて進んだ時でセリフに変化があったので驚きました。
中川:そういった仕掛けはいろいろと用意しました。ミッション中に何か指示を受けた時にあえて違う行動を取ると、普段と違うメッセージが見られることもありますよ。
■アクレス:変身して戦える熱血派のヒーロー!
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▲アクレス・ブレスビート(声:松岡禎丞)。正義感にあふれる青年。特技は剣術。ヒーローアーツにより変身が可能。 |
――メインキャラクターについて、性格や物語的な部分での注目点、ゲームシステム的なポイントを教えてください。まずはアクレスから。
太田:最初は青臭い青年といった感じですが、物語を通じて成長していく部分に注目してほしいですね。
ゲームシステム的には“変身”というキーワードをどう落とし込むかが大変でした。変身したら強くならないといけないとはいえ、そうなると通常の人間状態の時の意味がなくなってしまいます。その使い分けや役割分担には気をつかいました。
注目してほしいポイントは、アクションゲームとして気持ちよくコンボを楽しめるところです。見下ろし型の視点ではありますが、敵を斬り上げてからステップで近づいて、さまざまなスキルでコンボをつなげるようにしています。弱と強攻撃の使い分けたり、硬直をキャンセルしたりと、テクニカルな遊び方ができます。
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島田:まさに格闘ゲーム感覚で、やり込めばやり込むほど、いろいろな攻撃の連係が見えてきてコンボを楽しめます。
太田:コンボについては、アークらしさを表現するためにも力を入れた部分です。そういった格闘ゲーム的なところを期待しているユーザーさんも多いと思いますので。
――剣術系、ヒーロー系、人間系と3つのスキル系統がありますが、初心者が遊んだ際の育て方の指針を教えてください。
太田:オーソドックスに考えると、アクレスは変身が強いので、変身後に使えるヒーロー系のスキルを育てるのがオススメですね。
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――プレイした感じでは、ヒーローへの変身時間を延ばすスキルを育てるのがよさそうでした。逆に人間系のスキルは後回しにする人が多そうな気が……。
太田:人間系のスキルは、コンボをつなぎやすくするようなテクニカルなものが多いので、僕は大好きなんですけどね。本作は体力回復系のスキルは貴重なんですけど、人間系は自分の体力を回復できるスキルを覚えますし。
個人的には、ジャンプした際に敵を踏みつけて攻撃できる“ジャンプ足掻き”がお気に入りです。実用性は微妙ですけど、ロマン系のスキルとしておもしろいので(笑)。ただ、レベル3まで上げると3回まで踏めるようになり、敵に囲まれた時に頭上から脱出できるようになるので、意外と便利な時もあります。
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中川:ヒーローに変身すると遠距離攻撃が使えるようになるのもポイントですね。初心者の方は、やっぱりヒーローでのバトルをメインにするのがよいと思います。
ちなみに剣術系のスキルは人間の時でもヒーローの時でも使えるので、育てておくとバランスよく戦えます。
太田:1人プレイ向きのキャラに見えますけど、実は人間系スキルを最後まで育てると仲間の全パラメータをアップさせるサポート系のスキルを覚えます。これを覚えると協力プレイですごく重宝しますよ。
アクレスはどうしても変身系か剣術系にかたよりがちなので、あえて人間系の最後のスキルは強めにしました。
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【アクレスのスキル:剣術系】
※Aは主にスタミナを消費して任意にアクションを行うアクティブ系、Pは自動的に効果を得られるパッシブ系。
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
素振り【P】 |
攻撃力がアップする |
1段階目 |
ガード【A】 |
ガードして物理ダメージを減少できる(攻撃やステップでキャンセル可) |
1段階目 |
スパイルライド【A】 |
剣に風の気をためて、回転しながら周囲の敵を攻撃する(風/物理) |
2段階目 |
ミュートブリンク【A】 |
剣に大地の気をためて、攻撃と一緒に防御力をダウンさせる(土/物理) |
2段階目 |
プリングスライド【A】 |
剣に風の気をためて勢いで、衝撃波を飛ばす剣技(風/物理) |
2段階目 |
剣気【P】 |
敵を倒した時、周囲にいる敵に一定確率で“恐怖”効果を付与する |
3段階目 |
ハンマリングブロー【A】 |
前進しながら鋭い突きを繰り出し、防御を無視した攻撃をする(無/物理) |
3段階目 |
観の目【P】 |
ラッキーがアップする |
3段階目 |
タッピングフェイザー【A】 |
息もつかせぬ高速の剣技。連続で敵を斬りつけて攻撃する(無/物理) |
最大技 |
ゼファー ド ピッキング【A】 |
静なる心と動なる剣技を合わせ、神速の剣撃を繰り出しすべての敵を切り裂く最終奥義(風/物理) |
【アクレスのスキル:ヒーロー系】
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
ピックアップトリル【A】 |
剣に炎をまとわせ敵を斬り上げた後、剣を突き刺し、炎の力を開放する(炎/物理) |
1段階目 |
ブラストゲイン【A】 |
火球を撃ち出し、高確率で“延焼”効果を付与する(炎/魔法) |
1段階目 |
エクストラステージ【A】 |
ヒーローアーツの力により、超人的な力や能力をまとうヒーローに変身する |
2段階目 |
ピッチアッパー【P】 |
敵を倒すと30秒間、魔法防御力がアップする |
2段階目 |
トーンリミット【P】 |
敵を倒すと30秒間、かしこさがアップする |
2段階目 |
ヒートスラップ【A】 |
全身に炎をまとい、敵に向かって体当たりをする(炎/物理) |
3段階目 |
ノイズキャンセラー【P】 |
敵を倒すと30秒間、ラッキーがアップする |
3段階目 |
アンコールタイム【P】 |
敵を倒すと、変身していられる時間が延長される |
3段階目 |
ジャックボルケーノ【A】 |
拳に炎の力を集め、大地を刺激し炎を噴出させすべてを焼き尽くす(炎/魔法) |
最大技 |
サージ オブ イグニス【A】 |
炎の剣を生成し、連続で斬り付けた後、巨大な炎の剣をまっすぐ振り下ろし、敵を吹き飛ばす(炎/物理) |
【アクレスのスキル:人間系】
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
ジャンプ足掻き【P】 |
ジャンプしてから着地するまでの間、攻撃判定が追加される |
1段階目 |
足払い【A】 |
敵の足元を狙って足払いを行い、長い時間ダウンさせる(無/物理) |
1段階目 |
腹筋運動【P】 |
防御力をアップする |
2段階目 |
体当たり【A】 |
敵に向かって体当たりを行う。一定確率で“スピードダウン”効果を付与する(無/物理) |
2段階目 |
回避【A】 |
前転で敵の攻撃を回避する。前転中は無敵になる |
2段階目 |
筋トレ【P】 |
体力がアップする |
3段階目 |
走り込み【P】 |
スタミナがアップする |
3段階目 |
気合ため【A】 |
自身を奮い立たせ、気合をためて、一定時間、攻撃力をアップする |
3段階目 |
瞑想【A】 |
高ぶる気持ちを沈め、自身の治癒能力を高めて体力を回復する |
最大技 |
鼓舞【A】 |
近くの味方を鼓舞して士気を上げ、一定時間、攻撃力と防御力などの“ステータスアップ”効果を付与する |
■シャウト:ゴリ押しも可能なパワーファイター
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▲マスク・ザ・シャウト(声:荒井聡太)。肉弾戦が得意な元格闘技チャンピオン。 |
――次はシャウトについてお願いします。レスラー系でパワフルなイメージですが、こういうタイプも必要ですよね。
太田:そうですね。見た目通りのパワータイプですが、ガハハ系というよりもクールな部分も意識してキャラクターを作っていきました。
島田:ちょっと待って! シャウトってクールなの!? 「マッスル! マッスル!」とかポージングしてるけど(笑)。
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太田:いやいや、クールで頭がきれる部分もありますし、アクレスの兄貴分的なところもありますよ。さておき、ゲームシステム的なコンセプトは、ずばり“投げ”です。結構珍しいと思いませんか?
――数あるハック&スラッシュ系のゲームの中でも、投げキャラっていなかったと思います(笑)。
太田:単なる近接攻撃としての投げではなく、周囲の敵を巻き込んで攻撃できることもポイントです。初心者の人でも気持ちよく遊べて、しかも強いキャラなので、ぜひ一度は試してみてほしいですね。防御力も高いので、敵の集団の中で暴れるだけでも大活躍できます。
中川:しかも投げ中はスーパーアーマー状態(敵の攻撃を受けてもひるまない状態)がつくので、ゴリ押しもできます。
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太田:協力プレイの際は、いわゆるタンクとして仲間の壁になってくれます。敵を引き付けるスキルも覚えられるので、そういったスキルを活用すると活躍しやすいと思います。
あえてネックをあげると、投げ系スキルはボス敵や大型の敵には効果がありません。とはいえ、投げ以外の攻撃も強力なので、そんなに不利に感じることはないと思います。
中川:大型の敵と戦う時は、周囲にいる小型の敵を投げて、うまく大型の敵を巻き込んでダメージを与える戦法も有効です。
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――ちなみに、マスクの下の素顔はゲーム中で明かされるのでしょうか?
太田:それはゲームを遊んでのお楽しみということで(笑)。ただ、マスクをかぶっている理由は用意しているので、ちょっと気にしながら遊んでもらえればと思います。
【シャウトのスキル:打撃系】
※Aは主にスタミナを消費して任意にアクションを行うアクティブ系、Pは自動的に効果を得られるパッシブ系。
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
硬骨の魂【P】 |
打撃攻撃力がアップする |
1段階目 |
バーンと体当たり【A】 |
敵に向かって、バーンっと体当たりする(無/物理) |
1段階目 |
ガッと叩きつけ【A】 |
拳をハンマーのように相手の脳天にガッと振り下ろし敵を叩きつける。敵は長時間ダウンする(無/物理) |
2段階目 |
不屈の魂【P】 |
攻撃力がアップする |
2段階目 |
おりゃと岩投げ【A】 |
地面から岩を持ち上げ、敵に対しておりゃっと投げる(土/物理) |
2段階目 |
おっしゃ連続パンチ【A】 |
おっしゃと気合を入れ、連続で拳を繰り出して攻撃する(無/物理) |
3段階目 |
かかってこいや【A】 |
敵を挑発しながら攻撃しターゲットを自分自身に向ける。そして、敵の攻撃力を上げ、防御力を下げる |
3段階目 |
忘我の魂【P】 |
敵を倒すと、スタミナが回復する |
3段階目 |
ウォーと地割れ【A】 |
地面に拳を叩きつけて、地面を隆起させて攻撃する(土/物理) |
最大技 |
ダイナミックシャウト【A】 |
身をひねって力を溜め、最大威力のパンチを繰り出す(無/物理) |
【シャウトのスキル:投げ系】
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
洗練の魂【P】 |
投げ可能範囲が広くなる |
1段階目 |
ラリアット【A】 |
前進しながら自分の腕の内側部分を、打ち当てて攻撃する(無/物理) |
1段階目 |
パワーボム【A】 |
敵の脚をつかみ、思いっきり抱え上げて地面に叩きつけて攻撃する(無/物理) |
2段階目 |
闘志の魂【P】 |
投げ攻撃力がアップする |
2段階目 |
振り投げ【A】 |
片手で敵を振り回して攻撃する。振り回して周りの敵にも攻撃ができる(無/物理) |
2段階目 |
ボディプレス【A】 |
空中に飛び敵を体で押しつぶす。一定確率で“恐怖”効果を付与する(無/物理) |
3段階目 |
知略の魂【P】 |
投げスキルの、巻き込み攻撃範囲をアップする |
3段階目 |
振り回し投げ【A】 |
敵を振り回してから投げ飛ばす。振り回して周りの敵にも攻撃ができる(無/物理) |
3段階目 |
ぶんぶん回し投げ【A】 |
片手で敵をつかみ、持ち上げて1回転振り回した後、地面に何度も叩きつけて攻撃する(無/物理) |
最大技 |
アルティメットシャウト【A】 |
敵をつかみ空高くまで飛び上がり、落下と同時に周囲の敵に衝撃でダメージを与える(無/物理) |
【シャウトのスキル:守り系】
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
雄叫び【A】 |
大きな声を出し、敵をひきつけやすくする。まれに怯ませる |
1段階目 |
受けて立つ【A】 |
ガードして物理ダメージを減少できる(攻撃やステップでキャンセル可) |
1段階目 |
根気の魂【P】 |
敵を倒すと、体力回復する |
2段階目 |
鍛練の魂【P】 |
体力がアップする |
2段階目 |
毒霧【A】 |
口に含んだ毒を相手に吹きつけて“毒”効果を付与する |
2段階目 |
忍耐の魂【P】 |
魔法防御力がアップする |
3段階目 |
我慢【A】 |
敵の攻撃を無防備に引き受ける。ダメージを受けることで、攻撃力がアップする |
3段階目 |
転んでおけ【A】 |
地面を叩いて、地響きをを起こし、広い範囲の敵を転ばせる(無/物理) |
3段階目 |
我慢の魂【P】 |
防御力がアップする |
最大技 |
ヒーロー・ザ・シャウト【A】 |
すべての攻撃を防ぐ無敵モードになり、周りにいる敵を自分にひきつけやすくする |
■ハウル:空を飛びながら戦える、遠距離攻撃が得意なガンマン
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▲ハウル・キーリング(声:小川慎太郎)。放浪中、グラムとシャウトに命を救われて行動をともにしている。二丁拳銃の使い手で、空を飛べる。 |
――続いてはハウルについて。個人的には初プレイはアシュタを考えていましたが、銃による遠距離攻撃が思いのほかスピーディで気持ちよくて、このキャラをメインにしようかと悩んでいます。
太田:この姿を見ていただくとわかると思いますが、人間じゃないんですよね。そんな彼がなぜ人間側について戦うのかは物語的な見どころになります。謎多きクールな男といったところですが、女性に奥手という側面もあります。
システム的なコンセプトは飛行です。空を飛んで上空から一方的に攻撃するという、ある意味でチートレベルの能力ですね(笑)。
そしてもう1つのポイントが、銃を持ったガンマンという部分です。遠距離攻撃特化型である点も特徴ですが、弾をリロードしながら戦う部分もかなりユニークだと思います。
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中川:通常時に使える銃系スキルを重視するか、飛行中のみ繰り出せる飛行系スキルを重視するかで、戦い方ががらりと変わるキャラですね。
太田:銃での攻撃にはさまざまな属性がつくので、ハウルは魔法使い的なポジションとなります。ちなみに属性つきの銃系スキルは魔法扱いなので、残りの弾数を気にせず使えることもポイントですね。リロードする隙がない時は、魔法的なスキルで乗り切ることも有効です。
中川:ちなみにリロードをする時にタイミングよく△ボタンを押すとアクティブリロードが発生し、攻撃力が一定時間上がって、リロードの隙が短くなります。慣れてきたら、ぜひ狙ってみてください。
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――序盤を遊んだ感じとして、銃の連射速度がかなり速くて一方的に敵を攻撃できるのが楽しかったです。もしかして最強キャラですか?
太田:そこは魔法使い系のお約束で、敵に近づかれてしまうとジリ貧になってしまうようなバランスになっています。防御面は本当に紙なので(笑)。
中川:ハウルの攻撃は魔法系が多いので、育成する際はかしこさを重点的に上げるのがオススメですね。
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【ハウルのスキル:銃系】】
※Aは主にスタミナを消費して任意にアクションを行うアクティブ系、Pは自動的に効果を得られるパッシブ系。
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
フロストヘイル【A】 |
氷の力を封じ込めた弾を撃ち出す。一定確率で“凍結”効果を付与する(氷/魔法) |
1段階目 |
孤高の精神【P】 |
かしこさがアップする |
1段階目 |
マインドセメタリー【A】 |
敵に与えたダメージに合わせて、スタミナを吸収する弾を撃ち出す(無/魔法) |
2段階目 |
フレアカノン【A】 |
炎の力を封じ込めた弾を撃ち出す。一定確率で“延焼”効果を付与する(炎/魔法) |
2段階目 |
シンキングスター【A】 |
地の力を封じ込めた弾を撃ち出す。一定確率で“恐怖”効果を付与する(土/魔法) |
2段階目 |
装填練習【P】 |
装填する弾数を増やす |
3段階目 |
カースドリップ【A】 |
貫通する毒入の弾を撃ち出し、複数の敵に“毒”効果を付与する(無/魔法) |
3段階目 |
インパルスレイ【A】 |
雷の力を封じ込めた弾を撃ち出す。一定確率で“帯電”効果を付与する(雷/魔法) |
3段階目 |
ラストペイン【A】 |
敵の急所を狙って射撃して、高確率でクリティカルになる攻撃をする(無/魔法) |
最大技 |
トリガーハッピー【A】 |
広範囲に、さまざまな属性弾を撃ち出す。高確率で状態異常にする(全/魔法) |
【ハウルのスキル:飛行系】
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
毛づくろい【P】 |
防御力がアップする |
1段階目 |
飛行【A】 |
空を飛べる |
1段階目 |
ブレットヘブン【A】 |
敵に目がけて雨のように弾を連射して攻撃する(無/魔法) |
2段階目 |
サイクロンフォール【A】 |
翼で竜巻を発生させて、周囲の敵を吹っ飛ばす(風/魔法) |
2段階目 |
プロトファントム【A】 |
敵の攻撃を無効にして、飛行状態になる(飛行状態になると無効になる) |
2段階目 |
ポイズンレイン【P】 |
飛行中に毒をばらまく |
3段階目 |
心の余裕【P】 |
飛行系スキルの攻撃力がアップする |
3段階目 |
スリルダイブ【A】 |
空中から急降下し、敵に飛び蹴りを繰り出す(無/物理) |
3段階目 |
ライフクラッチ【A】 |
敵をつかみ空中へ連れて行き、敵の体力を奪い、自分の体力を回復する |
最大技 |
ジェットピニオン【A】 |
空中から急加速し地面スレスレを飛行、大きな翼を出し地面の敵を一掃する(無/魔法) |
【ハウルのスキル:回避系】
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
クイックムーブ【A】 |
ショートダッシュにより、敵の攻撃を回避する。ショートダッシュ中は無敵になる |
1段階目 |
リジェクトフォーム【A】 |
ガードして魔法ダメージを減少できる |
1段階目 |
羽代わり【P】 |
スピードがアップする |
2段階目 |
クリアドール【A】 |
敵から身を隠し、狙われる確率を減少する |
2段階目 |
精神統一【P】 |
スタミナがアップする |
2段階目 |
ブリンクショック【A】 |
眩い光を放ち、敵を一定時間ダウンさせる |
3段階目 |
動なる心【P】 |
スタミナ回復力がアップする |
3段階目 |
激なる心【P】 |
敵を倒すと、体力が回復する |
3段階目 |
静なる心【P】 |
敵を倒すと、スタミナが回復する |
最大技 |
トランスロジック【A】 |
一度やられても3分以内なら復活できるようになる |
■アシュタ:ロボットを召喚して戦うトリッキーな女の子
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▲アシュタ・リトル・ハスキー(声:大空直美)。両親をデコーダーに殺され、復讐のために戦う12歳の少女。ロボトンというロボットを召喚して戦う。 |
――最後に紅一点のアシュタについてお願いします。見た目にひかれて、初プレイはこのキャラを選ぶ人も多そうな気がします(笑)。
太田:やっぱり女性キャラは欲しいですからね。メインキャラの中でも、彼女のデザインが一番早く決まりました。
性格的には非常に独特のセンスを持った女の子で、ストーリー的には復讐という重いテーマを持っています。
ゲームシステム的には、ロボットを召喚して戦う部分がポイントです。ロボットを動かしている間はアシュタは動けないので、うまく彼女を守りながら戦うことも重要となります。
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――プレイしたところ、アシュタを放置してロボットだけでもがんがん先に進めたんですが、距離的な制限はないんですか?
太田:ありませんね。理論上は、マップのスタート地点でロボットを召喚して、そのままゴールまで進むこともできます。
アシュタとロボットの体力は別扱いになっていて、ロボットの行動時間やスキルはスタミナに依存します。ロボットは体力を消費してスキルを使う仕組みなので、体力がなくならないようにうまく立ち回ることが必要です。
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中川:召喚を解除すればロボットの体力は自動的に回復していくので、こまめに休ませるのがオススメですね。
太田:ちょっとした攻略テクニックですが、ロボットの体力がゼロになってしまうと、再び召喚できるようになるまでかなり時間がかかってしまいます。逆に少しでも体力が残っていれば自動的に回復していきますし、すぐに再召喚ができます。
ロボットの体力が少なくなった時は、無理をせずに回復に専念するのがセオリーですね。
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――基本的にはアシュタではなく、ロボットを操作して戦うのがよいのでしょうか?
太田:そこは役割分担的なところもありますね。アシュタの攻撃はクセが強くて隙も大きいので、普通に戦うだけならロボットを使うほうが有利です。ただ、アシュタのスキルには敵を吹き飛ばすようなものもあるので、うまくはまれば強力です。
中川:それからアシュタはサポート系のスキルを使えるので、特に協力プレイの際は便利です。敵の攻撃をひきつけるオトリ用の“カカシ”も使えますし、体力回復系のスキルも役立ちます。
太田:アシュタが使える“スクラッチキラー”は機械を設置して、その周囲の仲間の体力を回復させる効果があります。これはロボットにも有効なので、1人でプレイする際にも役立ちますね。
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【アシュタのスキル:ロボット系】
※Aは主にスタミナを消費して任意にアクションを行うアクティブ系、Pは自動的に効果を得られるパッシブ系。
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
トゥームドリル【A】 |
右手のドリルを飛ばして攻撃する(無/物理) |
1段階目 |
クロックアップ【P】 |
ロボトンの攻撃力をアップする |
1段階目 |
ロボトン出動【A】 |
ロボトンを呼び出して操作できる |
2段階目 |
ヘブンズレイ【A】 |
左手の先から回復レーザーを射出し、味方の体力を回復する |
2段階目 |
デビルバーベキュー【A】 |
左手の先から火炎放射を射出し、すべてを焼き尽くす。一定確率で“延焼”効果を付与する(火/魔法) |
2段階目 |
バリア電力増加【P】 |
ロボットを操作する操縦者のバリアを強化して受けるダメージを減少する |
3段階目 |
カミカゼ【A】 |
自爆プログラムを起動して、周囲を巻き込む爆発で敵にダメージを与える(無/物理) |
3段階目 |
ロケットペンシル【A】 |
左肩に背負った大型ミサイルを発射して、攻撃を行う(無/物理) |
3段階目 |
自己発電【P】 |
敵を倒すと、ロボットの稼働時間が延長される |
最大技 |
グレイトロボトン【A】 |
巨大ロボトンを呼び出す |
【アシュタのスキル:トラップ系】
習得できる段階 |
スキル(種類) |
効果 |
1段階目 |
虎挟み【A】 |
敵をはさんで、ダメージを与えた後、“恐怖”効果を付与する虎挟みを配置する(無/物理) |
1段階目 |
タライ落とし【A】 |
空からタライを落としてダメージを与えた後、敵をダウンさせるトラップを配置する(無/物理) |
1段階目 |
イタズラ心【P】 |
トラップの攻撃範囲がアップする |
2段階目 |
カカシ【A】 |
一定時間、敵のターゲットを引き寄せるカカシを設置する |
2段階目 |
悪知恵【P】 |
トラップの攻撃威力がアップする |
2段階目 |
バネ飛ばし【A】 |
バネを仕掛けた場所に敵が入ると、敵を上空へ飛ばすトラップを配置する |
3段階目 |
最適化【P】 |
トラップを設置する時間が短くなる |
3段階目 |
プロペラン【A】 |
竜巻を発生させて敵を弾き飛ばすトラップを配置する(無/物理) |
3段階目 |
スマイルアサルト【A】 |
勝手に敵を見つけて射撃する機関銃を設置する(無/物理) |
最大技 |
オールゼロ【A】 |
秘密基地から巨大なミサイルを発射する(無/物理) |
【アシュタのスキル:サポート系】
習得できる段階 |
スキル |
効果 |
1段階目 |
スクラッチキラー【A】 |
周囲の味方の体力を回復する装置を設置する |
1段階目 |
ハッピードラッグ【A】 |
周囲の味方の状態異常を回復する装置を設置する |
1段階目 |
アイテム研究【P】 |
アイテムの効果がアップする |
2段階目 |
アドレナリンドクドク【A】 |
周囲の味方のスタミナを回復する装置を配置する |
2段階目 |
読書【P】 |
かしこさがアップする |
2段階目 |
ドーピングリピーター【A】 |
周囲の味方のスタミナ上限をアップする装置を配置する |
3段階目 |
グールキラー【A】 |
周囲の味方の体力徐々に回復する、装置を配置する |
3段階目 |
エンジェルブロー【A】 |
周囲の倒れている味方を蘇生できる |
3段階目 |
マッスルファーム【A】 |
周囲の味方のステータスをアップする装置を配置する |
最大技 |
ノールール【A】 |
体力、スタミナ、状態異常を回復し、全ステータスがアップする装置を配置する。倒れている味方も蘇生できる |
■おまけ:サブキャラクターについて
――最後におまけとして、サブキャラクターについても教えてください。
太田:グラムとリリーはナビゲーター的な存在で、物語的にもメインキャラとからむことが多いですね。
オブリスはアクレスのライバル的な存在で、なぜアクレスの変身後の姿と似ているのかは、物語上の大きな謎となっています。
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▲リリー・ベルシーン(声:藤村歩)。炊事・洗濯・家事全般が得意なしっかりもの。 | ▲グラム・ベルシーン(声:一木千洋)。だらしない性格だが、家族愛・母性愛は人一倍強い。アクレスたちに“ヒーローアーツ”を渡した張本人。 |
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▲オブリス・フォルテガード(声:新井良平)。アクレスたちの前に何度も現れる“デコーダー”の一員。卑怯なことを嫌う。 |
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