『ギルティギア イグザード サイン』が4月8日にアップデート。ラムレザル＝ヴァレンタイン（声：潘めぐみ）参戦の他、バランスも調整

文：そみん

　アークシステムワークスは、全国のアミューズメント施設で稼働中の対戦格闘ゲーム『ギルティギア イグザード サイン』の『Ver1.02』へのバージョンアップを4月8日に行うことを発表した。ラムレザル＝ヴァレンタインがタイムリリースキャラクターとしてプレイアブル参戦する他、バランス調整などが行われる。

　“ラムレザル＝ヴァレンタイン”は、ソルをはじめ複数のキャラクターのアーケードモードにボスとして登場する、ストーリー上の重要な人物。2本の大剣を操る超攻撃的なバトルスタイルが特徴となっている。

●ラムレザル＝ヴァレンタイン　声優：潘めぐみ
使い魔（ミニオン）の名前：ルシフェロ　声優：関智一

「未来を悲観しろ」

【ラムレザル＝ヴァレンタイン　プロフィール】

・身長：167cm　・血液型：不明　・体重：52kg　・誕生日：6月3日
・出身：バックヤード　・所属：慈悲無き啓示
・趣味：ない　・大切なもの：ない　・嫌いなもの：節足動物

　たった1人で全世界に宣戦布告を行った少女。森羅万象を司る世界“バックヤード”で誕生した生命体。人の姿をしているが人間ではない。先のバプテスマ13事件（イリュリア襲撃事件）を先導したヴァレンタインとの関係性は不明。“慈悲無き啓示”の刺客として人類の根絶を目的としており、利害の一致から国連元老院と手を組んだ。“ゆりかご”を起動させることが、彼女の唯一の目的であり使命である。

▲ラムレザル＝ヴァレンタインのコマンドリスト。

▲大剣の装備、分離を個別に行って戦えるユニークなキャラとなっている。

▲Xbox 360で発売された『ギルティギア2 オーヴァチュア』に登場したヴァレンタインとの関係は不明。彼女が連れていたパートナーもルシフェロという名前だったが？

【ラムレザル＝ヴァレンタイン　ストーリー】

　バックヤードで生まれたヴァレンタインという生命体には本来感情がない。目的以外の価値基準が存在せず、善悪の概念も好き嫌いもない。ゆえに彼女たちが“お母さん”と称する存在の命令は絶対である。そこには思想も敬愛もなく、疑念や抑圧を感じることもない。ただ機械的に命令に従うだけである。そのため、自分自身の命でさえ目的を成就するためのパーツであると認識している。

　しかしながら、ラムレザルという個体に関してはわずかながら感情の起伏が見受けられる。本質的に、ヴァレンタインは目的と関連しない物事に価値という概念を設定できない。そのため意思や欲求という感情がなく、利益不利益の判断ができないため、ウソすらもつけないが、このラムレザルは不都合な情報を隠したり、とぼけてやり過ごそうとすることもある。彼女自身は自覚していないが、性格と呼べるものが確かに内在している。

▲ストーリーデモの中には、カイ＝キスクの息子でソル＝バッドガイをオヤジと慕う『ギルティギア2』のシンの姿も。

●『Ver1.02』での変更・調整・修正内容一覧

　公式サイトに掲載されている主な変更内容を原文掲載する。50種類近くの変更・調整が行われており、かなりの規模のバージョンアップとなっている。

【追加キャラクター】

・ラムレザル＝ヴァレンタインがプレイアブルキャラクターとして使用可能になります。
・バトルキャラクターとして全モードで使用できます。
・専用ステージ“Japan”が解放されます。
・キャラクタープロフィール並びにコマンドリストはこちらよりご確認ください。

【システムの機能追加】

●ステージ選択機能
・TEST MODE内のOPERATION TYPEを“VS ONLY”に設定した際にキャラクター選択画面にステージ選択機能が追加されます。
・任意のステージ選択が可能となりますので、大会運営時などにご利用ください。
・なお、先にキャラクターカラー・ボタン配置を決定したプレイヤーに選択権が付与されます。

●モード選択の記録
・前回のカード利用プレイ時に選択したゲームモードを記録し、自動でオンカーソルする機能を追加しました。

【バトル関連の追加機能・バランス調整・不具合修正】

●共通システム項目
・サイクバースト（青色）ヒット時に打撃に対して無敵となるように変更しました。
・サイクバーストのアクション中に投げ技がヒットするように変更しました。
・デッドアングルアタックを“斜め前下入力＋ボタン入力”で発動できるように変更しました。
・プレイヤーズギルドで表示されている対人戦における“最大コンボ数”“最大コンボダメージ”“最大被ダメージ”の記録に一撃必殺技や不完全なコンボの数値が含まれていた問題を修正しました。なお、バージョンアップ後の初回プレイ時に記録を一度リセットさせて頂きます。
・デンジャータイム中に“ロマンキャンセル不可能な技をヒットさせた”及び“既にダメージ状態の敵に攻撃をヒットさせた”際にモータルカウンターが発生していた問題を修正しました。
・サイクバーストが使用できない状態でＤボタンと同時に通常投げを行った際、不自然な画面揺れが起きていた問題を修正しました。

●全キャラクター共通項目
・一撃必殺技などを背面からヒットさせた際の表示不具合を修正しました。
・覚醒必殺技でフィニッシュした際に専用のエフェクトが出現するようになりました。

●一部キャラクター共通項目
・アーマー状態の相手に対して一部の攻撃が通常より多くヒットしていた問題を修正しました。

●メイ
・必殺技“イルカさん・縦”“イルカさん・横”の入力優先順位を変更しました。

●チップ＝ザナフ
・覚醒必殺技“斬星狼牙”の最終段がキャラクターのみにヒットするよう修正しました。
・覚醒必殺技“万鬼滅砕”が最終段まで連続ヒットしやすくなるよう調整しました。

●アクセル＝ロウ
・必殺技“羅鐘旋”を背面からヒットさせた際にフィニッシュまでヒットしやすくなるよう調整しました。

●イノ
・必殺技“抗鬱音階”の破裂時に不自然な攻撃判定が出現していた問題を修正しました。

●ベッドマン
・必殺技のテンションゲージ上昇量を増加しました。
・しゃがみ歩き時のテンションゲージ増加量を調整しました。

【アーケードモード】

・メイおよびファウストのドラマシーンに新規モーションを追加しました。

【M.O.Mモード】

・クラスの上限を解放しました。
　現在クラス5をプレイ中で規定数のターゲットを撃破済みの場合、次回ターゲット撃破時にクラスが上昇します。
・ラムレザルのステージが選択可能になりました。
・アイテムの売却機能を追加しました。レベルを下げることも可能になります。
・複数種類のアイテムをまとめ買いする機能を追加しました。
・アクセサリの所持数ボーナスを攻撃力アップに変更しました。
・キャラクターのレベル(スコアアイテム所持数)の上限を解放しました。
・レベルアップによるパラメータ変動量を調整しました。
・ローディング画面にてステージ情報が表示されるようになりました。
・ブリーフィング画面およびマップ画面全般のユーザビリティ向上を行いました。
・ターゲットステージボーナスを導入しました。
　ターゲットステージのメダルドロップ量と宝箱の当たり確率が上昇します。
・ボーナスステージを導入しました。
　ターゲットステージ撃破時にランダムに選出されます。
　ボーナスステージはメダルドロップ量と宝箱の当たり確率が上昇します。
・アーマー状態のボスモードの敵に対してのダメージ値やアーマーゲージの削減量などを調整しました。
・画面上部に表示される残りステージ数の表記を現在のステージ数表記に変更しました。
・一部ステージのレギュレーション調整を行いました。
・雷属性が弱点の敵について、雷属性の攻撃ヒット後、一定時間防御力が低下するように変更しました。
・ダウンするたびに防御力が上がる特性を持つ敵について、ダウンするたびに気絶値が低下していた問題を修正しました。
・乱入勝利時におけるブリーフィング画面の残り時間の処理を変更しました。
・乱入歓迎表示ができるようになりました。
・その他全般的なパラメータ調整を行いました。

【スパーリングモード】

・相手として同キャラクターを選択した後に別のキャラクターへと設定変更を行った際に同キャラクター専用カラーになっていた問題を修正しました。

【その他（全般）】

・タイトル画面右下のバージョン情報が“Ver.1.02”となります。
・TEST MODE内のバージョン情報が“Ver.1.02”となります。
・ゲーム選択画面のバージョン情報が“Ver.1.02”となります。
・各種テキストの誤字・脱字を修正しました。

(C) ARC SYSTEM WORKS

• “電撃アークシステムワークス”はこちら
• 『ギルティギア イグザード サイン』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• “電撃アークシステムワークス”（電撃オンライン）
• 『ギルティギア イグザード サイン』公式サイト