News

2014年4月25日(金)

『ブレイドアンドソウル』のテスターを電撃オンライン枠で1,000名募集! 序盤の冒険に役立つプレイングガイドも掲載!!

文:菊池紘平

 『リネージュ2』や『タワー オブ アイオン』などの人気オンラインRPGで知られるエヌ・シー・ジャパンの最新作『ブレイドアンドソウル』。2012年に韓国、翌年に中国で正式サービスが開始されて以来、多くのオンラインゲームファンに注目されており、全世界でのユーザー数は200万人を突破! 日本でも5月20日から始まる正式サービスが目前に迫っている。

 本タイトルのテストプレイをいち早く体験する機会をいただいたので、プレイレポートを前半と後半の2回に分けてお届けしよう。ここでは、アジアンテイスト満載の独特な世界観と、スピーディーでテンポのいい連続コンボのプレイ感覚について紹介!

『ブレイドアンドソウル』

 『ブレイドアンドソウル』は、竹林の中に木造の小屋が立っているようなアジア風の世界観をベースにしており、バラエティ豊富な衣装、マップの随所にある石造りの灯篭などの造形物、ヨーロッパ風のファンタジー世界にはいないキョンシーなどのモンスターなどが独特な雰囲気を作り上げている。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』

 また、圧倒的な自由度を誇るキャラクターメイキングやスキルを駆使したド派手アクションなど、注目のポイントが目白押しだ。ダッシュや空中浮遊、壁を駆け上がることなどを可能にする“軽功”という特殊な移動方法も見逃せない。

『ブレイドアンドソウル』
『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』

 プレイヤーはまずゲームの開始時に、自分の分身となるキャラクターを作成することになる。選べる種族はジン族、ゴン族、リン族、クン族の4種類。さらにそこから、剣術士、暗殺者、拳闘士、滅砕士、召喚士、魔道士という合計6種類の職業を選択することが可能だ。種族によって選べない職業もあるので、どんな戦闘スタイルでプレイしたいのかを決めてから種族を選ぼう。もちろん、見た目の好みからチョイスするというのもアリ! なお、種族や職業の詳しい特徴などは後半のレポートで解説する。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲ジン族(男性)▲ジン族(女性)▲ゴン族(男性)▲ゴン族(女性)
『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲リン族(男性)▲リン族(女性)▲クン族(女性のみ)

 ジン族を選ぶと、暗殺者と剣術士、そして拳闘士が選択可能。ゴン族は拳闘士と滅砕士のみ、リン族は召喚士と魔道士、クン族は剣術士と魔道士を選択できる。ちなみに、海外でのサービスではリン族にも剣術士(通常の剣術士とは異なる独立した職業)があるのだが、今回のプレイでは残念ながら選択できなかった。今後、どのようなタイミングで登場することになるのか楽しみだ。

●職業と種族の組み合わせ

●剣術士(使用武器:剣)……ジン族、クン族
●拳闘士(使用武器:小手)……ジン族、ゴン族
●暗殺者(使用武器:小太刀)……ジン族
●滅砕士(使用武器:斧)……ゴン族
●魔道士(使用武器:気功牌)……リン族、クン族
●召喚士(使用武器:杖)……リン族

 4月15日から配信されているキャラクターメイキングクライアントを試した人であれば、どのくらい細かく外見をカスタマイズできるかという点に、きっと驚いていることだろう。身長や体型、髪型などは言うに及ばず、顔の形、目や口の形や位置、ひげやアクセサリーの有無、メイクのパターン、各部位の長さや太さなどを納得いくまで調整できるのだ。こだわって作っていたら、時間がいくらあっても足りないほど! そして、女性キャラクターはスタイルが良すぎてじろじろと眺めてしまう!!

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲自分の分身となるキャラクター。種族によって外見が異なるのはもちろん、選べる職業の違いによって戦闘時のフィーリングもがらりと変化する!

 ちなみに、どうしても自分で決められない人というは、あらかじめ用意されているプリセットから選ぶこともできるので心配無用だ。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲キャラクター作成画面。マウスで女性キャラクターを左右に回転させると、その速さに応じて胸がぷるんと揺れる。素晴らしい作り込みだ!

 ●バックグラウンドストーリー

かつて平和だったこの世界に、濁気(だっき)と
呼ばれる魔の気が世界を覆い、混沌が訪れた。
生ける者たちは凶暴になり、そして魔物となった。
邪悪な濁気の強力な力は、武の強者たちを血の海に沈めた。

この惨状を止めるべく仙界の神仙たちは、志ある達人を集めて
現界から濁気を封じるため、悪鬼に立ち向かわせた。
そして、彼らは世界を支える四つの柱に濁気を封印し、
一時は、平和を取り戻したかに見えた…。

長い時間が流れ、再び濁気が世の中に流れ込み、
濁気は再び現界を混沌に陥れ始めた。やがて濁気に
翻弄され憎しみを纏う復讐者が生まれた。

その者の名は、

ジン・ヴァレル

 サーバーを選択した後、ついに『ブレイドアンドソウル』の世界へ。物語は、自分の道場が燃やされ、意識を失って海に漂うままの主人公が、偶然船で通りがかった男性に助けてもらうという、衝撃的な映像から始まる。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』

 主人公は、かつて世界を席巻した武術の一派“ホン門派”の弟子として、鍛練の場である“ムイル峰”で他の門下生たちとともに立派な武術の使い手として生きていくはずだった。しかし、ホン門派の長であるホン・ドウゲンが主人公を正式な弟子として認めたその日、濁気をまとう女性ジン・ヴァレルとその一味の出現により、厳しくも平穏だった毎日は見る影もなく変わり果てていく。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲兄弟子たちに厳しく指導される日々。ついに師匠から武功を教わる時が訪れる。
『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲最初の戦闘修練から戻ると、ジン・ヴァレルとその一味による襲撃で集落の様子は一変していた。
『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲ホン師匠が持つ“帰天剣”を奪おうとするジン・ヴァレル。卓越した技を使って抵抗するホン師匠だが……。

■メインとなるエピッククエストと世界観を掘り下げるサブクエスト

 偶然、助け出された主人公は、ジン・ヴァレルを追っていくうちに、さまざまなクエストをこなしていくことになる。本作のクエストは、ジン・ヴァレル打倒のために世界を巡り歩くエピッククエストと、さまざまな主義主張を持つ人々から依頼を受けるサブクエストに分かれている。キャラクターの頭上に表示される三角形のアイコンが、各クエストの入り口であることを示しているのだが、エピッククエストは黄色で、サブクエストは水色で示されるので、ひと目で見分けることが可能だ。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲エピッククエストのNPC。▲サブクエストのNPC。

 「ストーリーの先が知りたい!」と先を急ぐプレイヤーならサブクエストは無視してもかまわないが、世界観をじっくり楽しいたい方は、サブクエストを通じて知ることのできるさまざまな情報を得て、本タイトルの世界により深く入り込んでいくのがオススメ。さらに、サブクエストをクリアしていくことでスムーズにレベルアップできる。エピッククエストの合間に出現するサブクエストには積極的に挑戦していこう。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲主人公はホン門派として修行を積んだドリン・テンプウに助けられ、彼が自警団の団長を務める竹林村を訪れる。しかし、こののどかな雰囲気にあふれる村にも、とある危機が……。
『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲海賊として暴れる衝角団が襲撃してきた際、1人の男を助けることに。そして主人公は、彼が寝たきりになってしまうのを防ぐため、薬の材料となる砂サザエを海岸で狩ることに。
『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲衝角団の襲撃で食料の供給が滞ってしまう。エゴンおばさんから地図の見方を教えてもらったお礼に、彼女の知り合いのホムさんに料理をお届け。

■基本的なユーザーインターフェースと操作方法を解説!

『ブレイドアンドソウル』
▲画面に表示される各種インフォメーションは、一般的なMMORPGとあまり差がないのでなじみやすい。ただ、内力とスタミナの使い方が独特なので、この部分に注意!

(A)HP……プレイヤーの生命線。おもに敵の攻撃を受けることが減っていき、ゼロになると戦闘不能になる。
(B)内力……スキル技を発動するときに消費する。敵に対して攻撃をヒットさせるか、戦闘をしていない状態になると回復する。
(C)スタミナ……疾走するときに必要になる。疾走中は徐々にスタミナのゲージが減っていき、ゼロになると軽功が止り、普通の走りに変わる。スタミナは軽功を使っていない時や、滑空中などに自然回復していく。

●操作方法

 移動はWASDとマウスの組み合わせ、左クリックと右クリックで基本となる攻撃を行う仕組みだ。

【W】……前進
【A】……左
【D】……右
【S】……後退
【F】……アクションボタン
【I】……インベントリ画面
【O】……オプション
【K】……武功
【M】……全体マップ
【N】……画面右上のマップ表示切り替え
【,】……画面右上のマップ拡大
【H】……門派画面
【B】……インベントリ画面
【1】~【4】……スキル使用
【5】~【8】……アイテム使用
【Z】【X】【C】【V】……スキル使用
【マウス左クリック】……攻撃
【マウス右クリック】……スキル攻撃
【スペースキー】……ジャンプ
【W(2回押し)】または【W+SHIFT】……疾走
【疾走中にスペースキー】……疾走ジャンプ
【疾走ジャンプ中にスペースキー】……滑空
【滑空中にスペースキー】……滑空中断

 上記のボタン操作の他に、クラシックモードと呼ばれる操作モードが用意されている。それほど大きな違いがあるわけではないのだが、アクション性を重視しているので、「何となくプレイしづらい……」と思ったら操作モードを切り替えてみよう。

●BnSモード
 本作オリジナルとなるカメラの操作方法。仕組みはいたってシンプルで、マウスを使った視点移動の際にクリックなどの操作が一切いらず、ただ正面に向かって移動していくというもの。細かな部分ではあるが、操作が少しでも簡略化されるだけでより戦闘に集中しやすくなるので、筆者的にはこちらをオススメしたい。

●クラシックモード
 画面上でマウスを左クリックすると、その場所に向かってキャラクターが移動していくという、『リネージュ2』のようなタイプ。移動の最中にWASDキーのいずれかを押している必要がないが、戦闘においては少々操作が煩雑になる。BnSモードに違和感を感じる人は、こちらを選択するといいだろう。

■初心者に優しい“オートターゲット”と“コンボ”システム!

 これまでのオンラインゲームでは、1体の敵をマウスの左クリックでロックオンして、その敵に対して自動的に攻撃を行うようなシステムが一般的。しかし本タイトルでは、画面の中心に最も近い敵を半自動的にターゲットとする“オートターゲット”システムが採用されている。要は、マウスを使って狙った敵を画面の中心に捕らえていればOKということ。狙う敵を変更する場合にも、切り替えのための操作をいちいち行う必要がないので、戦闘の状況に気兼ねなく集中できるハズだ。

 戦闘の最中は、その瞬間に使用できるいくつかのスキルが画面に順次表示され、それぞれに対応したキーを押すことで目的のスキルが発動する。慣れないうちは混乱してしまうかもしれないが、いずれもWASDキーの近くに配置されているキーに対応しているので、すぐに覚えることができるだろう。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲違ったスキルを次々に繰り出していく。使用するキーも少ないので、各スキルを発動するためのキーを1つずつ覚える必要がないのがラク。

 さらにうれしいことに、ターゲットしている敵に対して1打目、2打目と連続して攻撃をヒットさせれば、各キーが次につながるコンボスキルのショートカットへと自動的に切り替わる。そのため、同じボタンを連打しているだけでも手軽に連続コンボが叩き出せるのだ! 序盤は使えるスキルが少ないので物足りないが、キャラクターが成長するにしたがってより多彩なコンボを決められるようになるだろう。このあたり、個人的にはかなり快適なシステムに仕上がっていると感じた。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲エピッククエストの中で、さまざまな戦闘コンボを伝授してくれる謎のNPC。変装してその正体を隠しているのだが、特徴的な耳がマスクの外に出ているので、ほとんど意味がないような……?

 なお、戦闘に使用する武器には耐久値が設定されており、これがゼロになってしまうと、敵に与えるダメージが極端に減少してしまう(ロストするわけではないが)。耐久値がかなり減っている状態なら、たき火の近くで“修理道具”を使って回復しておこう。現在の耐久値がどれくらいまで減っているかは、インベントリ画面を開けばいつでも確認可能。筆者のように戦闘に夢中になり、勢いでダンジョンに突っ込んで全然ダメージを与えることができず、泣きを見ることのないように……。敵との戦闘の前、あるいはダンジョン突入の前に小まめにチェックしておくと安心だ。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲竹林村の周囲にあるダンジョンには衝角団のアジトがあり、警備している敵の数も多い。武器の手入れもふくめ、挑む時にはしっかりと準備を整えておこう。

 戦闘時にはもちろん、敵からダメージを受けるとHPが減っていく。思わぬ強敵と出くわしてしまった時などは、HPがゼロになって戦闘不能状態に陥ってしまうことも。しかし、そこで終わりではないので安心してほしい。

 本作ではHPが尽きると倒れてしまい、戦闘不能となるが、その場で復帰できる能力も存在する。これは“運気調息”と呼ばれるシステム能力。非常に遅いスピードとなるが、倒れている間ははいずって移動できる。そして敵から離れて安全な場所まで逃れれば、この“運気調息”で再び戦えるようになるので安心だ。

 またパーティープレイの最中は、味方に手助けしてもらって戦闘に復帰することも可能だ。なお、どちらも選ばない場合には、復活ポイントへ瞬時に移動して戦闘体制を整えることになる。

『ブレイドアンドソウル』 『ブレイドアンドソウル』
▲運気調息を使って復活する際には20秒の時間が必要。カメラを動かして周囲を確認し、敵が近くにいないかどうかを確認しておこう。

 前半の紹介はここまで。後半では、各職業の違いなどに深く切り込んだ記事をお伝えするつもりだ。順調に冒険のスタートを切るためにも、ぜひ役立ててもらいたい。


■電撃オンラインの読者の中から1,000名をベータテストに招待!

 ますます期待が高まる『ブレイドアンドソウル』。今回、電撃オンラインの読者の中から抽選で1,000名を、5月7日~5月9日のスケジュールで実施されるクローズドベータテストに招待します! さらにその中から抽選で100名に、5月13日~15日に行われるリミテッドトライアルの参加権をプレゼント!!

●クローズドベータテスト サーバーオープン時間
・5月7日(水)18時~23時59分まで(6時間)
・5月8日(木)18時~23時59分まで(6時間)
・5月9日(金)18時~23時59分まで(6時間)
※オープン時間は前後する場合があります。
※突発的な切断やメンテナンスが発生する場合があります。

 またクローズドベータテスト参加者には追加特典として、正式サービス開始後に衣装アイテムがプレゼントされます。さらにテスト中に実施されるミニイベントに参加すると、経験値アップアイテムが贈られるとのこと(正式サービス開始後に配布)。

 参加を希望する人は、下記のリンクから『ブレイドアンドソウル』の特設サイトにアクセスして手続きを行ってください。締め切りは4月29日(00:00)となっているので、申し込みはお早めに!

【CBTの参加申し込みはこちら】

※NCアカウントとパスワードを入力してログインしてください。まだNC会員になっていない方は、新規会員登録を行ってください。

『ブレイドアンドソウル』
▲クローズドベータテストの参加特典としてプレゼントされる衣装。

Blade&Soul(R) is a registered trademark of NCSOFT Corporation.
Copyright (C) 2014 NCSOFT Corporation.
NC Japan K.K. was granted by NCSOFT Corporation the right to publish, distribute and transmit Blade&Soul in Japan. All rights reserved.

データ

▼『ブレイドアンドソウル』
■メーカー:エヌ・シー・ジャパン
■対応機種:PC
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2014年5月20日
■プレイ料金:未定

関連サイト