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2014年4月28日(月)

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』戦闘システムの概要や新たな登場キャラを紹介! 前作の“あの人”が本作にも登場

文:皐月誠

 ガストは、6月26日に発売予定のPS3用ソフト『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』から、新情報を公開した。

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

 本作は『アトリエ』シリーズの最新作にして、『アーシャのアトリエ』や『エスカ&ロジーのアトリエ』に続く『黄昏』シリーズの第3弾。2人の少女を主人公として、これまでに綴られたものを含む、さまざまな願いや約束を叶えるための物語が展開されるという。また“黄昏の世界”をより精細に表現すべく、フリーカメラ化や一人称視点によるイベントの搭載などが行われる。

 今回公開されたのは、さらなる登場キャラクターや戦闘システムの概要などだ。その他にも初回特典として、DLC“アトリエシリーズスペシャルBGMパック”のプロダクトコードがパッケージに封入されると判明した。このDLCはゲーム内のBGMを変更できるもので、ガスト作品のBGMが多数収録されるという。

■登場キャラクター

●妹のために一攫千金を狙うトレジャーハンター
 ユリエ・クロッツェ(声:伊藤かな恵)

【年齢】20【職業】トレジャーハンター
【血液型】O型【身長】165cm

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

「これでも、精一杯笑ってるつもりなんだけど」

 財協に所属する一匹狼のトレジャーハンター。他のトレジャーハンターとは異なり、各地の伝承からの推測によって財宝を探索しており、それなりに実績を上げている。財宝を探し出して一攫千金を達成し、借金を返して妹と幸せに暮らすことを目下の目的としている。

 活発そうな見た目ながら幼少時からの本好きで、自著の本を世に出したいと考えていた。そのためか、冒険譚と重ねあわせて自身の経験を詳細に記録している。

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

●小さなアトリエを切り盛りする若き店主
 ミルカ・クロッツェ(声:日高里菜)

【年齢】16【職業】錬成錬金術士
【血液型】A型【身長】152cm

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

「……はあ。なんでこんなのと幼馴染なんだろ」

 新しい技術を学ぶため、“中央”に留学していた優秀な錬金術士。実家は昔ながらの鍛冶屋を営んでいる。物静かで口数が少ない上、直感的に発言してしまうため、付き合いが浅い人物からは辛辣な性格と思われがち。幼なじみであるシャルロッテの裏表ない単純な性格を気に入っており、毒舌を振るいながらもよく一緒に行動している。

 留学時代に起こった出来事などの影響から、物事を冷めた目で見るようになった。しかし錬金術に関しては探究心が熱く、自分の知らない知識や遺物に触れると時間を忘れて研究に没頭する。トレジャーハンターの姉とは留学期間中に距離感が生まれ、現在ではうまく話せない関係となっているが、心中では互いを大切に思っているようだ。

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●辺境から派遣された、若き敏腕役人
 ソール・グラマン(声:松原大典)

【年齢】26【職業】支部長代理
【血液型】A型【身長】172cm

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

「一仕事終えた後のお菓子は、また格別ですね」

 ステラードの調査と“これまで支部のなかった街に新しい支部を設立する”ことを名目に、辺境から派遣されてきた役人。しかし街の商会から協力を得られず、新支部の設立は難航している。

 テンションの低い毒舌家で、金銭の管理にうるさい。任務の遂行に際しては、つねに合理的かつ最適な判断を心掛けている。いい加減な人間に対しては厳しいが、自身が正当さを認めたことに対しては正しい評価を下す。趣味はお菓子作り。

■戦闘システム

●基本システム

 本作におけるバトルのパーティは、最大6人(前衛3人+後衛3人)による編成となっている。錬金術士である2人のシャリーだけが使用できるアイテムや、後衛によるアシストなどは従来作と通じるものもあるが、今回は連続攻撃が成功した際に増加していく“Chain”という値が特に重要となる。

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』
▲フィールド上のモンスターシンボルを攻撃すれば、有利な状態から戦闘に突入できる。
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▲戦闘時、2人のシャリーは強力なアイテムを使用可能。
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▲バーストモード発動時は、Chain数に応じて与ダメージが上昇していく。
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▲後衛は前衛の支援を行う。状況に応じて攻守を選択しよう。

 バトル中の行動に応じて、画面右上の“バーストゲージ”が溜まっていく。このゲージが最大になると発動する“バーストモード”時には、パーティメンバーの攻撃力が上昇し、仲間によるアシストが発生しやすくなる。また、バーストモード時にしか発動できない特殊な連携や、必殺技なども存在する。

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』
▲通常では前衛1人につき後衛1人のみがアシストを行えるが、バーストモード中は複数人による連続のアシストが可能となる。さらに、後衛が3人の場合は特殊な連携技が発動するらしい。

 キャラクターがMPを消費して“スキル”を使用した場合、通常の攻撃よりもバーストゲージの上昇量が大きい。スキルには単純な攻撃の他、敵の攻撃を遅らせるものや敵を気絶しやすくさせるものなどがあり、その種類に応じてバーストゲージ上昇量は異なる。また、スキルだけに限らず、攻撃に巻き込んだ敵の数などによってもバーストゲージ上昇量が変化する。

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』
▲バーストゲージが溜まりやすい、スキルによる攻撃。専用の演出が発生する点も特徴の1つ。

 特定の条件を満たすとバーストゲージが最大以上に溜まっていき、“フィールドバースト”が発動する。発動時には全攻撃がクリティカルになったりChain数が増えたりと、発動させたキャラクターによって効果は異なるが、バーストモードよりも大きな恩恵を得られる。

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▲フィールドバーストが発動。味方キャラクターだけでなく、フィールド全体に影響がおよぶ。

 ゲームを進めていくと、パーティメンバーがバーストモード時に使用可能な必殺技を修得する。必殺技が与えるダメージにはChain数に応じた追加ダメージが加算されるため、積み重ねたChainのフィニッシュとして使用すると効果的だ。

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▲威力だけでなく演出も派手な必殺技。なお、敵にトドメを刺した時には演出が変化する。

■ストーリー

 2人の主人公のそれぞれの視点で描かれる本作のストーリーは、複数のチャプターにて構成されている。各主人公における物語にどのような違いがあるのか、いくつかイベントをピックアップして紹介する。

●シャリステラの場合

 故郷を救いたいという願いを持つ、真面目で健気なシャリステラ。一族の護衛であるコルテスやお目付け役のテオクーガなどの協力を得て、彼女の冒険が始まる。

『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』 『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』
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▲船の一族”の住まう土地しか知らずに育った彼女は、初めて見る広い世界に衝撃を覚える。
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▲とあるトラブルに見舞われた後、問題を1人で解決できなかったことを悔やむシャリステラ。しかし、故郷を思って再び奮起する。▲ステラードにて、“シャリー”を呼ぶ声に反応する。しかし、呼ばれたのは別の“シャリー”だった。

●シャルロッテの場合

 とにかくビッグになりたいという曖昧な願いを持つ、向こう見ずなほど直進的なシャルロッテ。幼なじみのミルカと日々を過ごしつつ、引き受けた仕事をこなしていく。

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▲シャルロッテは、仕事をこなしながらその日暮らしに過ごしている。この日常から彼女が飛び出す日はいつなのだろうか。
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▲ある出来事をきっかけに、「毎日を変えたい」と思うようになる。独学の錬金術と元気が取り柄のシャルロッテにしかできないこととは……?▲ステラードにて、自分を見る見知らぬ少女と目が合う。ほんの僅かな接点が生まれた2人だが、これからどうなっていくのだろうか。

■出演アーティスト

 本作に楽曲を提供するアーティスト陣についても、続報が到着した。今回明らかになったアーティストは、annabelさん、maoさん、みみめめMIMI(ユカさん&ちゃもーいさん)の3組だ。

annabel
『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

 ブエノスアイレス生まれのシンガー・作詞家。2007年のTVアニメ『ひぐらしのなく頃に解』ED曲の『対象a』にてデビュー(anNina名義)。現在までに6枚のメジャーシングルをリリースしている。

mao
『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

 神奈川県出身のシンガー・作詞家。PSP『薄桜鬼 ~幕末無双録~』OP曲やPSP/3DS『アンチェインブレイズエクシブ』挿入歌など幅広く活動する他、LinkedHorizonではメインボーカルを担当している。

みみめめMIMI
『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』

 シンガーソングライターの<ユカ>と、その学友であるイラストレーターの<ちゃもーい>からなるユニット。アートと音楽を運命共同体とした新たな地平を目指す。放送中のTVアニメ『ブレイドアンドソウル』OP曲を手掛けた他、6月22日には初ライブを開催する。

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※画像はすべて開発中のもの。

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