News

2014年5月2日(金)

『ロボティクス・ノーツ エリート』主題歌担当の“Zwei(ヅヴァイ)”にインタビュー。『約束のオーグメント』はスルメ曲

文:ゴロー

 5pb.(MAGES.)から6月26日に発売されるPS Vita用ソフト『ROBOTICS;NOTES ELITE(ロボティクス・ノーツ エリート)』。その主題歌『約束のオーグメント』を担当する音楽ユニット・Zwei(ヅヴァイ)にインタビューを行った。

『ロボティクス・ノーツ エリート』Zweiインタビュー
“Zwei”ベースのMeguさん(右)とボーカルのAyumuさん(左)。

■“Zwei”プロフィール
 2003年6月に結成してわずか1年でデビューした、Megu(Ba)とAyumu(Vo)からなる音楽ユニット。“Zwei(ヅヴァイ)”とはドイツ語で“ふたつ”を意味する。

・2012年1月……PS3用ソフト『うみねこのなく頃に散~真実と幻想の夜想曲~』の主題歌『イナンナの見た夢』をリリース
・2012年6月27日……PS3/Xbox 360用ソフト『ROBOTICS;NOTES』の主題歌『拡張プレイス』をリリース
・2012年11月21日……TVアニメ『ロボティクス・ノーツ』オープニングテーマ『純情スペクトラ』をリリース
・2013年4月24日……アルバム『Re:Set』をリリース
・2013年4月28日……ワンマンライブを代官山UNITにて開催
・2013年7月……Xbox 360用ソフト『怒首領蜂最大往生』(移植版)エンディングテーマ『Heading For Tomorrow』をリリース
・2014年4月30日……Xbox 360用ソフト『バレットソウル -インフィニットバースト-』オープニングテーマ『Brave the Sky』(いとうかなことのコラボシングル)をリリース
・2014年6月25日……PS Vita用ソフト『ROBOTICS;NOTES ELITE』の主題歌『約束のオーグメント』をリリース決定

【動画】『ROBOTICS;NOTES ELITE』OPムービー(主題歌:約束のオーグメント)

■『約束のオーグメント』は聴けば聴くほど味が出る。聖地・種子島での思い出も

『ロボティクス・ノーツ エリート』Zweiインタビュー

――『ロボティクス・ノーツ エリート』主題歌担当の話が来た時の率直な感想をお願いします。

Megu:密かに待ちわびていたので、「今回も来ましたね!」という感じでした。

Ayumu:今までにゲーム、アニメで2回とも主題歌をやらせていただいているので、素直にうれしかったですね。6月26日に『エリート』が出ることも含めて。

――その『エリート』はPS3/Xbox 360版を大幅にアップデートした移植作ということですが、演奏するにあたって意識したところはありますか?

Ayumu:『拡張プレイス』の時はゲームに寄り添った形で歌っていたので、『約束のオーグメント』ではZweiのよさをもっと表に出せるよう意識しました。

Megu:Zweiらしさを出しつつ、『ロボティクス・ノーツ』に合ったカッコイイ主題歌にしたいと思いましたね。まず、2つのイメージをどうやってシンクロさせようかと考えました。

――失礼ながら、もし仮に他のアーティストに話がいったとしたら……。

Megu:志倉千代丸さん(※)に直訴します(笑)。

Ayumu:考え直してもらって、ダメだったら戦いますね!

※:『ロボティクス・ノーツ』の企画・原作。

――『ロボティクス・ノーツ』に対する思いがそれほどまでに強いということですね。

Megu:どのアーティストさんもそうだと思うのですが、第1弾作品の主題歌を担当できることは誇りに思えることですし、自分たちの思い出に残ります。お客さんに『ロボノ』と言えばZwei! と思っていてほしいので、やり続けたい気持ちは強くありました。

――『約束のオーグメント』はどのような曲になっているのでしょうか?

Megu:『拡張プレイス』や『純情スペクトラ』に比べると、より複雑なアレンジになっていると思います。スルメ的な曲なので、聴けば聴くほど味が出てくるのではないかと。

Ayumu:初めて楽曲を聴いた時は、笑っちゃうぐらいに難しい曲という印象を受けました。

――レコーディングしてみてどうでしたか?

Ayumu:実際にレコーディングした時も、最初は難しくて本当に笑ってしまいました(笑)。苦しすぎるとなぜか笑っちゃうんですよ、私。でも、なんとか乗り越えることができてホッとしています。

Megu:ベースラインが激しく動くので、『約束のオーグメント』は自分にとっての挑戦でした。苦戦したところも多かったのですが、やり遂げた後はベーシストとして凄く成長できたと感じています。

――出来上がりを聴いてどう感じましたか?

Megu:よくお世話になっている大島こうすけさんが作曲/編曲とあって、ボーカルとベースのバランスが凄くとれた曲だな~と。

Ayumu:今年でデビュー10周年になるのですが、今のZweiだからこそできる楽曲だと感じました。

――聴きどころやお気に入りのフレーズはどこになるのでしょうか?

Megu:聴きどころはイントロです。出だしのベースを聴いて、どういう曲が始まるのかを想像してほしいのもありますし、私が自己主張をしているところでもあるので。

Ayumu:曲の前後に“WOWWOW”という部分があるのですが、元々は違う英語の歌詞が入っていたんです。ライブで『拡張プレイス』を歌った時に“WOWWOW”のところで凄く盛り上がったので、『約束のオーグメント』にも取り入れました。なので、私はそこが一番のお気に入りですね。

 あと、今度『約束のオーグメント』のライブがあった時は、“走り出した”と“動き出した”をお客さんもいっしょに歌ってくれたらな~と思っています。

――主題歌がのったプロモーション映像を見てどう感じましたか?

Megu:最初にあき穂ちゃんや海翔くんたちが並んでいる姿が、曲とマッチして凄くカッコよかったです。普段と違って勇ましく、正義感が強そうに見えました。

Ayumu:私は、去年に種子島でライブをした時のことを思い出しましたよ。海翔くんって原付に乗っているじゃないですか。だから、現地で実際に同じような原付を見た時はメチャクチャ感激しましたね。無許可で触ろうとしたぐらいに(笑)。

Megu:フラウちゃんの家を見た時も感動したよね。玄関の前にトラックが止まっていて見えにくかったけど(笑)。

Ayumu:種子島レポートとかも行きましたよね~。

■カップリング曲はAyumuさん作詞。ジャケットがMeguさんの水着になる案も!?

――【ロボノ・コラボ盤】には過去の主題歌(『拡張プレイス』と『純情スペクトラ』)も収録されていますが、それぞれの曲で何か思い出に残っていることはありますか?

Megu:『拡張プレイス』でZweiを知ってくれた人も多いと思うんですよね。今ではライブのトリに披露するお決まりの曲ですし、Zweiにとって欠かせない曲だと思います。『純情スペクトラ』はもっと熱があるというか、私たちのアーティスト性が強く出た曲になったかと。

Ayumu:『ロボティクス・ノーツ』との出会いを大切にしたくて、『拡張プレイス』でお互いにパワーを与える関係になれたらなと思いましたね。いつも、お風呂に入るタイミングで『純情スペクトラ』が流れていたことも覚えています(笑)。

――【通常盤】とのカップリング曲『未知なる私』は、どのような曲になっていますか?

Megu:ダークな雰囲気の中に力強さもあって、Zweiらしい曲になっていると思います。

Ayumu:作詞や作曲をしてみたい気持ちはあったので、話が来た時にやり遂げようと心に決めました。

 私って、自分の生きる道は自分で決めると頭でわかっていても、結局は実行できなかったり、他人に流されたりするんです。後悔のない人生を送るために「本当にそれでいいの?」と自分に何度も問い続ける……、その葛藤や想いを歌詞として形にしました。あまり一般的ではないかもしれませんが、この曲は私自身の気持ちを引き出すための歌になっています。

――作詞された中で、どこが一番難しかったですか?

Ayumu:1つの歌として、いろいろな想いをまとめるところに苦労をしました。あと、言葉を重視したかったので、メロディとあわない部分は交渉したこともあります。

――【ロボノ・コラボ盤】のジャケットイラストを見てどう思いましたか?

Megu:かなり衝撃的でした。発売が夏なので、爽やかなイメージでいいと思います。

Ayumu:最初に見た時は“居酒屋によくあるジョッキを持ったキャンペーンガールのポスター”が頭に浮かびました(笑)。

『ロボティクス・ノーツ エリート』Zweiインタビュー
▲【ロボノ・コラボ盤】(CD+DVD)のジャケットイラストは、あき穂の水着姿。

Megu:そこまでエロくないところが、またいいよね。手に取りやすいし。

Ayumu:実を言うと、【通常盤】のジャケットも対抗して水着にする案があったんです。Meguさんの貝がら水着で(笑)。

Megu:「負けないよ?」って言ったのに、すぐNGになりました(笑)。

――最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

Megu:私たちが10年かけて培ってきたものが『約束のオーグメント』です。皆さんが期待する以上の曲に仕上がったと思うので、ぜひコラボ盤と通常盤を2枚手にとって聴いてみてください。

Ayumu:『ロボティクス・ノーツ』とともに、Zweiもどんどん駆け上がっていきたいと思っています。私たちの曲をきっかけに、ゲームやアニメで『ロボティクス・ノーツ』の素晴らしい世界を知ってもらえたらうれしいです。

『ロボティクス・ノーツ エリート』Zweiインタビュー

■『約束のオーグメント』商品概要
発売日:2014年6月25日
発売元:5pb.
販売元:KADOKAWA メディアファクトリー

【ロボノ・コラボ盤】CD+DVD(2枚組)
品番:FVCG-1302
価格:1,600円+税

<CD>
01. 約束のオーグメント(PS Vita用ソフト『ROBOTICS;NOTES ELITE』OPテーマ)
02. 拡張プレイス(PS3/Xbox 360用ソフト『ROBOTICS;NOTES』OPテーマ)
03. 純情スペクトラ(TVアニメ『ロボティクス・ノーツ』OPテーマ)
04. 約束のオーグメント(off Vocal)

<DVD>
PS Vita用ソフト『ROBOTICS;NOTES ELITE』OPムービー
PS3/Xbox 360用ソフト『ROBOTICS;NOTES』OPムービー
TVアニメ『ロボティクス・ノーツ』OPムービー

【通常盤】
品番:FVCG-1303
価格:1,200円+税

<CD>
01. 約束のオーグメント(PS Vita用ソフト『ROBOTICS;NOTES ELITE』OPテーマ)
02. 未知なる私
03. 約束のオーグメント(off Vocal)
04. 未知なる私(off Vocal)

(C)2012-2014 MAGES./5pb./Nitroplus

データ

▼『約束のオーグメント』【ロボノ・コラボ盤】
■メーカー:5pb.
■品番:FVCG-1302
■発売日:2014年6月25日
■価格:1,600円+税
 
■『約束のオーグメント』【ロボノ・コラボ盤】の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『約束のオーグメント』【通常盤】
■メーカー:5pb.
■品番:FVCG-1303
■発売日:2014年6月25日
■価格:1,200円+税
 
■『約束のオーグメント』【通常盤】の購入はこちら
Amazon.co.jp

関連サイト