2014年5月22日(木)
日本一ソフトウェアは、6月19日に発売するPS Vita用ソフト『htoL#NiQ -ホタルノニッキ-』から、“植物園”やステージギミックの新情報を公開した。
本作は、タッチ操作による誘導系アクションゲーム。プレイヤーは闇を照らす“ホタル”を操り、廃墟に閉じ込められた少女・ミオンを外の世界へ導いていく。絵本のように柔らかいタッチのビジュアルながら残酷な表現が盛り込まれており、難易度も高めに設定されている。
■プロローグ3 9999年12月31日 深緑の霹靂
暗い廃墟の道半ば
どこまでも続きそうな長い通風管を抜けて
ミオンは深い緑に囲まれた
この世界は壊れてしまって
もう瓦礫や鉄くずしか残っていないと思っていた
だけどここにはたくさんの木々が生い茂っている
ミオンを瓦礫の山の底から連れ出してから
初めて見る緑豊かな植物
でも安心できない
木々の形はどこか歪で、普通じゃない
見覚えがある……ぼんやりとした記憶の沼がまたゆらめく
普通じゃないことがここで行われていたような……
わたしやわたしに近しい人がそれに関わっていた気がする
そんなことを考えながら森の中を進んでいると
樹の枝の間から何かがぶらさがっているのを見付けた
ミオンも同じものを見付けたのだが、
恐怖で怯えてその場にうずくまってしまった
ぶらさがっているのは何かの死体のようだ……
でも誰かに似ている……
あれは……ミオン……?
本作のステージには無機的な廃墟だけでなく、緑に囲まれた植物園を進むシーンも登場する。機械的な罠からは逃れられそうだが、この植物園には“何者かの死体”や障害となる植物が点在しており、安心できる場所ではないようだ。
▲歪な植物が生い茂る、鬱蒼とした植物園。木々の枝には少女とよく似た子どもの死体が吊るされている。 |
▲原因不明ながら、突然の激しい頭痛に襲われる少女。 |
▲鮮やかな緑の葉を生い茂らせた大樹のイメージビジュアル。暗い植物園とは真逆に穏やかな陽光を浴びているが、何かしらの関係があるのだろうか? |
ステージには、危険なギミックが多数存在する。プレイヤーはホタルを操作し、少女の安全を守りながら先へと導びかなければならない。
▲基本的なステージギミックの一種。トゲの山を越えてハシゴへと行き着くには……? |
▲巨大な岩石が坂道を転がってくる。少女が潰される前に阻止する方法を見つけなければならない。 | ▲植物園に咲くチューリップのような花は、刺の付いた種を吐き出す。 |
ギミックの中には、少女に“状態異常”を引き起こしてしまうものが存在する。廃墟の中は、先へ行くほどに奇妙なギミックが増えていくという。
▲キノコの胞子を浴びて、少女の頭頂にキノコが生えてしまった。キノコが生えている間の少女は混乱してしまい、思ったような誘導ができなくなる。 |
さらにステージによっては少女が気絶し、一切の誘導を受け付けなくなる場合もある。ホタルとカゲホタルを操作し、無防備な少女に振りかかる危険を退けよう。
▲倒れ伏してしまった少女。 | ▲ホタルのみで進まなければならないシーンも登場。 |
▲影の中を進むカゲホタル。影が通じている場所ならば、梯子や鎖から、ガスの噴出、少女の頭に生えた角までが通り道となる。オブジェクトの移動やステージの変化によって、思わぬ通り道が生まれることも。 |
廃墟には、少女の命を刈り取ろうとする“影”や、行く手を阻む巨大な“機械”が潜んでいる。影の姿は壁面を這う手足のないものや、天井からぶら下がる細長い姿のものなど多種多様だ。
数々の敵やトラップを完全に回避することは極めて困難であり、プレイヤーは少女の死を何度も体験しながら、少しずつ“外の世界”を目指して進んでいく。果たして、この旅の結末に待ち受けるものは何なのだろうか?
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