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2014年5月28日(水)

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』コンボや立ち回りなど見どころたっぷり! 有名プレイヤーによる対戦動画をお届け

文:電撃オンライン

 全国のアミューズメント施設で稼働中の2D対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』。その特別企画として、本作のトッププレイヤーによる対戦動画をお届けします。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』

 『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』は、電撃文庫のキャラクターたちが集結し熱い戦いをく広げる格闘ゲーム。実際に動かすメインキャラクターと、バトル中に呼び出せるサポートキャラクターをそれぞれ1人ずつ選んで対戦する点が特徴です。

 電撃オンラインでは、本作の稼働前から稼働後にかけて全8キャラクターの攻略記事を展開してきましたが、実際にアミューズメント施設に足を運んでみると、攻略記事ではとても追いつかないようなすさまじいやり込みを見せているスゴ腕のプレイヤーがたくさんいます。そこで、主に関東でプレイしている本作のトッププレイヤー4名にご協力いただき、対戦動画を収録させていただきました。

 収録に協力してくださったのは、にがさん(高坂桐乃)、ジンさん(アスナ)、ぼぶさん(黒雪姫)、OZさん(シャナ)の4名。4人とも、本作の公式連動サイト“クライマックスアリーナ”において、現在キャラクターごとのGRADEランキングで上位5位以内にいるプレイヤーさんです。コンボや立ち回りなど、見どころ満載ですので、ぜひ参考にしてプレイに役立ててください。

<参加プレイヤーはこちらの4名>

・にがさん(使用キャラ:高坂桐乃)
・ジンさん(使用キャラ:アスナ)
・ぼぶさん(使用キャラ:黒雪姫)
・OZさん(使用キャラ:シャナ)


【第1試合】ぼぶ(黒雪姫/リーファ) VS にが(高坂桐乃/キノ)

 リーチの長さを生かした遠距離戦が得意な黒雪姫と、接近戦が得意な桐乃の対戦。にがさんがサポートキャラクターに選んだキノは、発生と弾速に優れた飛び道具で桐乃の苦手な遠距離をカバーでき、キャンセルサポートで“アスリートダッシュ”をガードされた時の硬直をフォローできるので、桐乃との相性は抜群です。

 最終ラウンドでは、黒雪姫が連続技を失敗したスキを見逃さなかったにがさんが、EX必殺技とキャンセルサポートを組み込んだ連続技を叩き込み、そこから怒涛の攻めで一気に勝利をもぎ取る形に。にがさんの桐乃は、最後の最後まで“きゃとる☆みゅーてぃれーしょん”を温存したりと、ダメージよりも状況を重視した連続技の選択が目立っていました。


【第2試合】にが(高坂桐乃/キノ) VS ジン(アスナ/リーファ)

 立ちAやジャンプCなど、横方向へリーチが長い技を多く持ち、中距離が強いアスナに対して、桐乃は2段ジャンプや“空中ダッシュ”で相手の上を取って高性能なジャンプ攻撃を当てにいきたい組み合わせ。

 “空中ダッシュ”を持たないためジャンプ中の行動回数が少ないアスナは、桐乃のジャンプ攻撃をガードしないよう間合いを調整するのが重要なのですが、ジンさんは垂直ジャンプでの様子見や、地上ダッシュで相手の下を走り抜けてから攻撃を重ねるといった戦法でにがさんの動きに対応していました。

 地上戦では高性能な桐乃の必殺技“アスリートダッシュ”が強力なため、それを警戒してジャンプが多めの動きだったのではないでしょうか? アスナの立ちCが単発で空中ヒットしたのに反応してコマンド入力の難しいクライマックスアーツ“マザーズ・ロザリオ”を連続ヒットさせた時には、見ていて思わず声を上げてしまいました!


【第3試合】OZ(シャナ/リーファ) VS ジン(アスナ/リーファ)

 今回は両者ともに剣を武器とするキャラクター同士の対戦です。お互い通常攻撃のリーチが似ていることもあって、目まぐるしく攻防が入れ替わる試合展開となりました。

 どちらも相手の防御を崩す行動として、ジャンプ攻撃をガードさせてから地上ダッシュで接近して投げを仕掛け、次は相手が投げ抜けのボタンを押したくなるタイミングで打撃技を重ねたり、投げに行くと見せかけてダッシュから垂直ジャンプやバックジャンプを出し、相手に投げ抜け漏れの立ちCの空振りを誘ったりするなど、細かい読み合いが多い印象です。

 リーファのサポート攻撃をガードさせつつ、風のエフェクトに隠れながら中段攻撃のインパクトブレイクを狙う戦法はかなり強そうですね!


【第4試合】ぼぶ(黒雪姫/リーファ) VS OZ(シャナ/リーファ)

 遠距離攻撃で相手を寄せ付けない戦いが得意な黒雪姫と、空中で素早く移動できる“飛翔”を持ち機動力に優れたシャナの対戦です。

 黒雪姫の遠距離戦における要となっている“デス・バイ・ピアーシング”ですが、シャナはその範囲外から撃てる高性能の飛び道具“飛焔”を持っています。そのため黒雪姫も“デス・バイ・ピアーシング”を軸に防戦しているわけにはいきません。

 この対戦では、ぼぶさんの黒雪姫が、シャナに“飛焔”を撃たせようと“美味しそう”な距離でハイジャンプを使い、シャナが何もしていなかったら2段ジャンプで様子見をする、といった動きで対応しています。

 1ラウンド目と3ラウンド目の2度、シャナが“飛焔”を撃った瞬間に、黒雪姫が切り札“オーバードライブ”から“スターバースト・ストリーム”を繰り出すスーパープレイが炸裂しましたが、読みであれ反応であれ、あの一瞬でこの行動が選択できるのがトッププレイヤーたる所以なのかもしれません。


【第5試合】ぼぶ(黒雪姫/リーファ) VS ジン(アスナ/リーファ)

 機動力が乏しく接近戦も得意ではないアスナにとっては、少々厳しいマッチアップ。黒雪姫としては、リーチの長い各種攻撃を駆使して相手を寄せ付けないことが理想の戦いになります。

 一瞬だけ前にダッシュしながらの立ちB・立ちCや、“デス・バイ・フラッシング”で地上と空中それぞれの相手の動きを抑制するぼぶさんの黒雪姫。それに対してジンさんのアスナは、ダッシュで前進しつつ相手の攻撃が出るタイミングでガードしながら止まることで、相手の技の空振りやガード後の小さな有利時間を生かして横押しする粘り強い戦い方で対抗しています。

 これまでの対戦カードでもそうなのですが、ぼぶさんは攻め込まれた時の防御の上手さが光っています。特に防御に回った時にパワーアップブラストを当てて切り返している場面が多く、時間切れ目前でパワーアップブラストの体力回復効果が発動してしまった時には、絶望感を覚えてしまいますね。


【第6試合】OZ(シャナ/リーファ) VS にが(高坂桐乃/キノ)

 シャナと桐乃はともに素早い地上ダッシュと、“飛翔”や“空中ダッシュ”での機動力に優れ、威力の高いクライマックスアーツを備えているキャラクターです。地上戦ではリーチの長い刀を持っているシャナに分があるので、桐乃は攻撃範囲が広いジャンプCを中心に接近を狙っていきます。

 2ラウンド目では、桐乃の代名詞とも言うべき必殺技“アスリートダッシュ”が猛威を振るいました。A版“アスリートダッシュ~急停止”は非常にスキが少なく、ガードさせた相手に投げでのガード崩しを狙うことができます。動こうとした相手に、サポートのキノと同時に追加入力のスライディングを出し、ヒットした場合は連続技へ、ガードされた場合はキノの銃弾が硬直をフォローし、さらにダッシュから接近戦へ……。非常に強力な連携が狙える必殺技です。

 また、A版“アスリートダッシュ”は上方向にも強い攻撃判定があるので、3ラウンド目ではシャナの空中攻撃にカウンターを取りながら“きゃとる☆みゅーてぃれーしょん”に繋いで大ダメージを狙うプレイも見られました。

 最終ラウンドでは両者、ゲージをふんだんに使用した連続技で大ダメージを奪い合いますが、残り体力ギリギリまで追い詰められたシャナが切り札“審判”を発動した瞬間の時間停止を利用して大逆転、熱い試合となりました!


 トッププレイヤーたちの対戦動画、いかがだったでしょうか? 対戦の中で特に印象に残ったのは、細かい動きの読み合いが要所で繰り返されているところでした。

 本作ではジャンプ攻撃が潰しにくく、相手の頭上から攻撃を当てる戦法が強力です。その対策として一瞬だけダッシュを入力し、相手がジャンプしていた場合はその下に潜って反対側から攻撃し、相手がジャンプしなかった場合はガードする低リスクで相手の行動を潰す。そんな動きがラウンドの開幕をはじめとして様々な場面で見られました。

 また攻撃面では、執拗に投げでのガード崩しを見せて、相手に投げ抜けを意識させながら、下段攻撃のしゃがみA連打や、空中判定になるインパクトブレイク、遅めに攻撃を重ねる、垂直ジャンプからのジャンプ攻撃など、多彩な方法で対戦相手の投げ抜けやバックステップなどの防御行動を逆手に取ってダメージを奪いに行くという戦法を皆さんが駆使しているのも強力な印象を受けました。

 ゲージが2本以上あって高火力のクライマックスアーツが出せる場面でも、あえて1ゲージ消費のEX必殺技でダウンを奪い、攻めのターンを継続するといった、ゲームをやり込んでいるからこその状況判断も光っていましたね!

 以上の試合だけでも十分満足できる内容だったのですが、強豪プレイヤーが集まったこの機会に、もっと熱い対戦を見てみたい! との欲求から、収録の最後に勝ち抜きのトーナメント戦を提案してみたところ……なんと、急なお願いだったにもかかわらず、快諾していただけました!!

 次回の記事では、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』トッププレイヤー対戦会トーナメント編をお届けします。お楽しみに!

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データ

▼『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』
■メーカー:セガ
■対応機種:AC
■ジャンル:FTG
■稼働日:2014年3月18日

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