News

2014年6月11日(水)

『ダークソウル2』DLC“CROWN OF THE SUNKEN KING”は対象レベル120前後。ギミックによるショートカットの探索が楽しい【E3 2014】

文:megane

 E3 2014の会期中に、PS3/Xbox 360/PC用ソフト『ダークソウル2』のDLC“CROWN OF THE SUNKEN KING”をプレイできたので、そのレビューをお届けする。

『ダークソウル2』

 “CROWN OF THE SUNKEN KING”は、7月22日に発売予定の3部作DLCの第1弾で、価格は800円(税込)。個性豊かなステージや、ボスを含む新エネミー、武器・防具・魔法などが追加される。プレイヤーキャラクターはヴァンクラッドの記憶にいざなわれ、失われた王冠を求めて新しい苦難へと身を投じていく。

 このDLCの舞台となるのは、地下深くの毒に侵された世界。対象となるレベルが120ということで、熟練者でもかなりの歯ごたえを感じる作りになっている。

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』

 渓谷を下に降りていくと、巨大な遺跡を発見することができる。谷や遺跡のそこらには、四角い柱が立っており、その柱を剣や弓などで当てるとギミックが作動。地面から岩場などがせり出してきて、谷を通る道になってくれる他、岩場に触れた敵へのダメージなどにもなる。このギミックはもう一度攻撃を当てれば戻すことができる。

 また、このギミックはルートのショートカットにも用いられる。このDLCで訪れる地形は複雑に入り組んでいるため、少し先に進んだ地域が、実はスタート地点のすぐそばということもある。この場合、弓矢などを使ってギミックを発動させることで、脇道からショートカットをすることが可能だ。このショートカット探しがかなり楽しいが、探すのに夢中になっていると、谷底への転落の可能性も増加する。恐ろしい。

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』

 敵のAIは地味にいやらしく感じられ、うっかりして回りこまれて死亡するというケースが非常に多かった。また、ちょっとダメージを与えると、すぐにエスト瓶を飲んで体力を回復し始める。亡者のくせになまいきな。

 敵の攻撃は1撃1撃が痛く、油断するとすぐに瀕死になってしまう。その上、敵の数がとても多い。2対1で戦おうものなら、すぐに殺されてしまうだろう(それは本編でも同様だが……)。どのルートのどこに敵が潜んでいて、敵は確実に倒していく。シリーズの原点とも言える“トライ&エラーによる生存率の向上”。その要素を存分に味わえる(?)のが本作だ。

『ダークソウル2』 『ダークソウル2』
『ダークソウル2』 『ダークソウル2』

 なお、このDLCには通常のルートを進むストーリーラインの他に、高難易度のルートを進んでいくチャレンジモードのようなルートも用意されている。この高難易度ルートはモードとして切り替わるのではなく、分岐によってルートが決まるという。なお、DLCを持っている人がホストになってフレンドなどを招待すれば、本DLCを持っていなくても、この高難易度ルートを遊べるとのこと。。

 ちなみにストーリーモードはギミックなどがわかっている人がすんなりと攻略したという想定で約3時間ほどかかる計算だという。今回の試遊では30分間のプレイで、全体の5分の1程度までしか進めなかった。シリーズに脈々と受け継がれる高難易度を味わうには最適なDLCと言える。

(C)BANDAI NAMCO Games Inc. (C)2011-2014FromSoftware, Inc.

データ

関連サイト