2014年6月20日(金)
こんにちは! TCG担当のファイです。まもなく1周年を迎える『ジーククローネ』は、スタートは上手くいかなかったものの、その後様々な改善を行っています。
電撃オンラインも、3月末には原田プロデューサーへロングインタビューを敢行、5月末には店舗の優先プロモーション権をかけた大会を取材してきました。その中で、開発側の「我々は変わった」というメッセージを受け取ることができたのではないでしょうか。
しかし、受け手である店舗やユーザーはどのように感じていたのかも気になるところでした。そこで、前回は実際に商品を取り扱っている3つの店舗の方に“『ジーククローネ』は本当に変わったのか?”という事をお聞きしました。詳しくは前編、後編の2回にわけてお届けした記事をご覧いただきたいのですが、結論としては“確かに変わった!”というものでした。
店舗は変わったと感じている。ではユーザーはどうなのか? 今回の記事では、過去の『ジーククローネ』大交流祭の歴代優勝者の5名の方に集まっていただき、色々とお話しを伺いました。今回の記事では、ユーザーの率直な意見をお届けします。
今回集まっていただいたのは以下の5名の方々。過去3回行われた大交流祭で優勝した実力プレイヤーのみなさんです。(敬称略)
ぼへ:第1回ジークロ大交流祭の優勝者。聖戦ケルベロスはどっぷりとプレイしたが、最近は友人のデッキを借りる程度。
はっしー:第2回ジークロ大交流祭の東京大会優勝者。進撃の巨人のイベントで体験しスタート。TCG歴15年。
久遠寺:第2回ジークロ大交流祭の大阪大会、第3回ジークロ大交流祭の名古屋大会優勝者。体験版からスタート。ガッチリとやりこむタイトルを決めている。
おにいる:第3回ジークロ大交流祭の東京大会優勝者。体験版からスタート。TCGは片っ端からプレイするタイプ。
まんじ:第3回ジークロ大交流祭の大阪大会優勝者。進撃の巨人の原作を読んで、そのTCGだからとスタート。
“最強店舗スタッフ決定戦”の際に体験できた『聖戦ケルベロス』の体験デッキでプレイをしてもらいながら、さまざまなお話を伺いました。
――率直にうかがって、ジーククローネは変わったと思いますか?
おにいる:変わりましたね。特にプレイヤーが増えたと思います。
はっしー:そうですね、僕はイベントが変わったと思います。“大交流祭”とかいろいろな意味で新しいイベントだなぁと。女性とかも回数を重ねるごとに増えていますし。
まんじ:進撃の巨人というタイトルや、会場がパセラということもあって入りやすかったという事もポイントでしたね。
おにいる:ソファでカードするのは慣れてなかったですね(笑)。
久遠寺:確実に変わりましたよ。特にイベント面にその変化を感じます。Twitterとかでもどんどん情報が出てきますし、ユーザーが参加したいというツイートをよく見かけますよね。公式がどんどんリツイートいてくれているからなのですが「ああ、やっぱいるんだなぁ」と実感できます。
ぼへ:最近はあまりしっかりと触れてはいないのですが、カードを見ると今までにない戦略が増えたのかなと感じます。小さいアドバンテージの稼ぎあいをするゲームとして、非常によくなってきたと思います。
――プレイヤーの増加の理由はなんだったと思いますか?
おにいる:公式のプッシュとかプロモーションとかの成果が確実に出ているんだと思います。
はっしー:やはりしっかりとした封入率になったことですね。当初の『聖戦ケルベロス』は、妥協しないデッキを作るのにどれだけ買えばいいんだ……と思ってしまいましたし。
まんじ:『進撃の巨人』という人気タイトルでしょうね。500円(+税)という価格で始められるという点も大きいと思います。
久遠寺:やめるプレイヤーが少ないからではないでしょうか。実際にプレイしてみると、手札がよく動いてプレイが詰まらずにカジュアルに遊べます。逆転登場とか欲しいカードが来ないなどでウズウズすることもありますが、それでいいのかなと感じます。
ぼへ:そうなんですよね。やめる人がすごく少ない、これだと思います。
はっしー:僕は、以前は東京に住んでいて今は地方在住なのですが、当時は誰もプレイしていなかったのです。でもコネクトパーティに来た人のうち、ある程度の割合の人はプレイヤーとして定着してくれています。数はまだ少ないですが、少しずつ確実に増えているのは間違いないです。
――この先、タイトルがたくさん出ることについてはどう思いますか?
はっしー:いいと思います。好きなタイトルで戦いたいというのは、キャラクターもののTCGでは普通にあると思いますし。
おにいる:僕は全部のタイトルをやりたい派なのでちょっとキツイですけど、がんばります!
まんじ:自分はタイトル選んでガッチリやりこんでいこうと思います。軽く触っているだけのタイトルとかと対戦したら、そのタイトルに興味持つかも知れませんね。
久遠寺:タイトルごとに特徴あるカードが増えてますが、タイトル構築で戦える楽しさはそのままだと思います。
ぼへ:デッキタイプが増えますよね。メタの張り合い(※)というTCGのおもしろさが拡大していくといいですね。
※流行のデッキタイプを推測して、その対策を打つことを“メタを張る”という。
おにいる:PRカード3枚交換キャンペーンがいいですね。
まんじ:過去のブースターを強化するPRカードとか、この先期待しています。
はっしー:やはり好きなタイトルのPRカードが欲しいです。
――最近のイベントはどうでしょうか?
おにいる:コネクトパーティは初心者の方が多いかなと思います。それはそれですごくいいのですが、自分と同じくらいの実力あるプレイヤーとの対戦も楽しめればと思います。
まんじ:大交流祭に向けて調整するタイプなので、終わった直後とかは休憩したりもします。ただ、次のイベントがいつなのかわかれば、また燃えてくるだろうなって思います。
はっしー:先ほども話しましたが、コネクトパーティで始めようという人が地方には多いので、地方のフォローをしっかりしてくれてよいと思います。
久遠寺:今の間隔で開催されるとモチベーションが高いですね。よりライトなユーザーにも、抽選などで上位プレイヤーが手にする景品を入手する方法とかがあってもいいかなと思います。
ぼへ:もっと開催してもいいですよ! 自分のデッキをしっかり楽しめるし、対戦以外のおもしろさもあっていいと思います。
――新しい聖戦ケルベロスのカードはいかがでしょうか?
おにいる:『進撃の巨人』のパワー水準に追いついたと思います。ゲームとしてはアグレッシブな動きができると思います。W進化も面白そうなギミックですね。
まんじ:気になる点があるとすれば、能力のテキストが長いかなとおもいます。ちょっと難しいブースターかなという印象を受けますね。
はっしー:特典のカードセット(※)はありますけど、デッキ構築はある程度の経験が必要です。今ならスターターデッキのある『ノラガミ』や『そにアニ』などで慣れてからという手もありますね。
久遠寺:赤はパワーで初心者向きだと思います。逆にしっかりと守る緑は、対戦指向のプレイヤーはいいけどライトなプレイヤーは好みが分かれそうですね。
ぼへ:低コストと逆転登場が強いかなぁと感じます。具体的にいうと《メディスンガール》はすごくいいカードだと思いますね。
※ゴールドサポーターショップでボックス購入すると第1弾『聖戦ケルベロス』のカード16種40枚セットが付いてくる。
――ゲーム性は変わったでしょうか?
まんじ:先攻が有利というところでしょうか。
おにいる:以前は、先攻は攻撃できないから不利でしたが、いまは1ダメージ受けますが2ターン目にチャージが7あるというところに注目されていますよね。
はっしー:低コストのユニットがいまはちょっと弱いかなと思います。『ノラガミ』以降で活躍してくれそうなので、環境次第でどのカードも化けのではないでしょうか。
久遠寺:直近の作品をガッツリやっていないのですが、初心者が楽しめるということはゲーム性が良くなったといえるのではないでしょうか。
ぼへ:最近だと『ガリレイドンナ』は、今までにない戦略があってよいのではないでしょうか。この調子で他のタイトルも特色があるといいですね。
――最後に今後の『ジーククローネ』に期待していることをお願いします。
まんじ:続けてもらうことです。これから発売される作品もプレイするでしょうし、イベントにも行こうと思っています。プレイする環境は整えてくれるので、特に不満はないですね。
はっしー:強いていえば、対戦指向のプレイヤーが出る大会は年に1回くらいやってもらいたいなと思います。逆に細かい交流会を積極開催して欲しいかなと思いますね。
おにいる:僕も今のままでいいなと。新規プレイヤーをもっと取り込んでいろんな人と対戦できるようになるといいですね。
久遠寺:『ジーククローネ』が続いてくれることです。有名なタイトルで人が増えるということももちろんですが、今のクオリティのイベントやスタッフ対応が続いてくれるといいですね。ユーザー数が一気に増えたあとも、今までと同じようにきちんとケアしてもらいたいです。
ぼへ:皆さんと一緒ですが続くことですね。カードは自分たちからすれば資産です。でも「このTCGは終わります」といわれてしまったら紙切れになってしまうわけです。そうならないように期待しています。
いかがだったでしょうか。他にも色々とお話しいただいたのですが、総じて「楽しくなっている」「今後も続けたい」という意見でした。最後に聞いた今後への期待も、示し合わせたわけではないのですが、全員が「長く続くTCGであってほしい」というものでした。
まだ生まれたばかりの『ジーククローネ』は1周年を経て2年目に突入します。その前に、前回の店舗からいただいた意見、今回のユーザーからいただいた意見、これらを原田プロデューサーにぶつけてみました! 2年目へ向けて、店舗やユーザーの意見をどう受け止めているのか。次回は原田プロデューサーに再びインタビューを敢行します。こちらもどうぞご期待ください!!
最後にいつものお知らせです! 全国で開催されているコネクトパーティや全国のゴールドサポーターショップで、『聖戦ケルベロス』のエクストラブースターのカードを使ったデッキが体験できます!
商品の発売前に、誰よりも早く体験できるチャンスです! 公式サイトではこのブースターを特集した冊子も公開しています。こちらもぜひ読んでみてくださいね!
(C) GREE, Inc. (C) GREE Entertainment Products, Inc.
データ
データ