2014年6月19日(木)
エンディングのあるオンラインゲームという独自のスタイルや個性豊かなキャラクター、練り込まれた世界観などによって人気を博しながらも、2013年2月にサービス終了となったアクションMORPG『タルタロス』。オンラインゲームのファンなら、1度はその名前を聞いたことがあるかもしれません。
その復活を望む大勢のファンの声、熱い気持ちが開発元に伝わり、今夏より再びサービスが始まることになりました。生まれ変わった新たなタイトル名は、『タルタロス:リバース』!
『タルタロス:リバース』は、以前の『タルタロス』のストーリーを踏襲しつつ新たな物語を紡いでいく、いわば進化版とも言える内容。ソーマやピンコなど、お馴染みのキャラクターが登場するので、かつての『タルタロス』をプレイしていた方ならスンナリとその世界観に入り込むことができそうです。もちろん、シンプルでわかりやすいシステムで、初めて遊ぶ人も安心!
今回の記事では、先日行われたクローズドβテストに参加してわかった基本的なシステムや、知っておきたい主人公キャラクターの情報などをお届けします。まずは、気になるストーリーをご紹介しますネ!
その昔、人間は神と共存していました。しかし、神々の中で、自身の欲望を満たすためだけに、己の力を使う神がいました。その神の名はバルガス。貪欲を司り、人が悲しむ姿を見て、悦楽に浸る神。バルガスは美しい姿をした人々を天界へ連れ去り、自分のもとに置いて暮らしていました。
やがて人間の怒りと悲しみは限界を超え、ついに神と戦う決心をします。神と人間の戦いは熾烈を極め、いつ果てることなく続きました。術法師たちは、その戦いに終止符を打つために“タルタロス結界陣”を作り、神々を天空の彼方へと追放することに成功しました。
人間は戦いに勝利しましたが、平和の代償として、天界に残された人々を地上界に戻す方法を失いました。まだ幼い少女・ピンコも、母親を天界に連れ去られてしまいました。しかし、1つだけ天界に行く方法がありました。それは、あらゆる魔法や術法を無効化できると言われている“オボロス”という石です。
1人で“オボロス”を探していたピンコは、やがて同じ目的を持った仲間と出会います。この仲間とともに“オボロス”を見つけ出し、天界へ――。物語は、ここから始まるのです。
最終的に天界を目指すということは、神々とも戦ったりしちゃうのでしょうか? 何ともスケールが大きな物語のような気がします。クローズドβテストでは6人の主人公キャラクターが登場したのですが、それぞれに使命や目的があり、ドラマティックな展開が繰り広げられます。さらに、今回は紹介していない別の主人公キャラクターも……?
【ソーマ】(声優:下野紘)
礼儀正しく、物腰の柔らかな少年で、イリシアと一緒にピンコの面倒をよく見ている。ナックルを利用した電撃魔法を得意としており、シュバルマンが決めたことに対して最善を尽くして戦う。
【ピンコ】(声優:広橋涼)
かなりのしっかり者でよどみのない少女。天界に連れ去られた母親を救出するために、オボロスを集めている。愛機ロボとともに行動。早熟で大人びた一面があるため、周囲から生意気に思われてしまうことも。
【シュバルマン】(声優:鳥海浩輔)
正義感が強くまっすぐな性格の傭兵。かつて仕えた領主の頼みでオボロスを探す。騎士道にのっとり、女性や困った人を助けることは当然との考えの持ち主。リーダーシップを発揮して遠征隊メンバーを引っ張る頼もしい存在で、一緒に旅をするイリシアに片思いをしている。
【イリシア】(声優:大原さやか)
記憶を失ってしまっているが、オボロスの存在を感じる能力を持つ。感情を表に出すことは少ないものの、他人の痛みを理解し、相手に共感するやさしい心の持ち主だ。また、ピンコを実の妹のように思っており、なにかと面倒を見ている。
【アエルロト】(声優:野島裕史)
巧みな話術の持ち主で、機転がきく。遠征隊のピンチを救ってくれるさすらいの騎士。謙虚な性格で他人の気持ちをよく察し、特に女性に対しては細やかな心配りを見せる。好奇心が強く常に何かを観察しており、人から情報を聞き出すことを得意としている。
【ナギ】(声優:福井裕佳梨)
純粋で優しさに満ちたナシプ族の女性。天然&おっとりとした性格で治癒魔法に長けており、薬草に関する知識が豊富。その一方で、方向音痴なためにいつも迷子になってしまう。
本作には全部で5つのモードが用意されています。その中心となるシナリオモードでは、3人のキャラクターでパーティを組んでバトルを繰り広げることになります(直接操作するのは1人で、残りの2人はAI操作)。また、状況に応じて操作するキャラクターを瞬時に切り替え、戦術を大胆に変更することも可能です。
プレイヤーは“遠征隊”というチームを率いながら、個性あふれるキャラクターたちと出会い、仲間に加えていきます。ゲーム開始時から使えるキャラクターは、ソーマとシュバルマンの2人です。この2人を使って、まずは操作方法などのチュートリアルを受けていきましょう。
▲移動を含め、基本となる操作方法はしっかりチェックしておきたいですネ。 |
操作方法を学んだあと、新たに仲間となるイシリアを探します。すぐに見つかるのですが、そこに謎の暗殺者が現れて……!?
▲ここで、戦闘スキルの使い方を習うことになります。敵は弱いので、じっくりとチェックしても大丈夫ですヨ。 |
戦闘終了後、4人目の仲間であるピンコと合流したら、いよいよ冒険のスタートです! まずは広場に行ってみましょう。
▲冒険のスタート地点となる広場。限定された人数しか参加できなかったクローズドβテストでも、たくさんのプレイヤーでにぎわっていました。また、広場にはさまざまなNPCがいて、必要なアイテムなどを購入できます。 |
▲広場のNPCは、いろいろな知識をプレイヤーに教えてくれます。できれば、一度は全員とお話ししておきたいですネ。 |
さて、いよいよ最初の冒険エリアであるピンドス村を目指します。ピンドス村への道のりはシナリオモードの一部となっているので、戦闘に参加する3人のキャラクターを選択。そのキャラクターを操作して移動します。
▲プレイヤーが操作するキャラクターは、TABキーで切り替えることができます。プレイヤーは自分だけなのに、仲間と一緒に冒険している感じがして、すごく楽しいです。 |
無事にピンドス村へ到着できたら、ここでの目標は達成! モンスターとの戦闘に参加していないキャラクターも含め、全員が同じ量の経験値を獲得できました。シナリオモードでは、特定のキャラクターの成長が遅れてしまうということはないようです。
ピンドス村に到着すると、“儀式の夜”という最初のストーリーが幕を開けます。ピンドス村では7年に1度、豊作を願って守護樹に供え物をするという慣習が続いています。ところが、守護樹が供え物として選んだのは、なんと村長の妻。これに困惑した村長は、供え物を守護樹に与えるのをやめてしまいます。それがきっかけとなったのか、村長の妻はしばらくして原因不明の病気で亡くなってしまいます。村長は守護樹を“呪いの樹”と呼び、切り倒そうとするのですが……。
▲昔から村にある守護樹。供え物をすると、豊作に恵まれるというのですが……。 |
村長にはユリという娘がおり、彼女からクエストを受けることでメインストーリーが進行していきます。さらに、ピンドス村ではメインストーリー以外のクエストも豊富に用意されていて、それらを達成していくことで、レベルアップを図りながら装備品を充実させていけるハズ。
▲ピンドス村には、銀行や雑貨店、アクセサリー店、鍛冶屋などの施設があります。クエストを進行することで、それらの施設の使い方も学ぶことができますヨ。 |
ちなみにピンドス村からは、ゲームモードの1つであるミッションモードに挑戦することができます。ミッションモードでは、最大4人がパーティを組んでインスタンスダンジョンに侵入し、多種多様な任務を遂行することに。クローズドβテストでは、ピンドス村に到着するとすぐに「こんにちは!」とパーティ参加の申し込みがあって、あっという間に4人そろった状態ができ上がりました。多くのプレイヤーが、パーティを組んで積極的にミッションモードに挑んでいたようですヨ。
▲クエストを受けられるNPCの頭上には、アイコンが点灯しています。クエストは最大5個までしか同時進行できないので、同じ種類のインスタンスダンジョンで同時にクリアできるものを選びましょう。 |
クエストを受けたら、最も簡単なミッションモードであるキノコ農場に出発!
▲クローズドβテストということで、どのプレイヤーもキャラクターの強さは似たり寄ったり。せっかくなので、パーティを組んで協力しながらミッションモードに挑戦してきました。 |
インスタンスダンジョンの内部は、いくつかのエリアに分かれています。各エリアで決められた数の敵を倒すなどの一定の条件を満たすと、次のエリアへと進めるようになります。そしてエリアを進んでいく途中には中ボスが、ラストにはそのミッションのボスが出現します。
▲インスタンスダンジョンは1人でもプレイできますが、パーティだと戦闘が格段に楽になります。できるだけ他のプレイヤーを誘って挑戦してみましょう。 |
▲キノコ農場のボス、ムースキングが登場! 他の敵より格段に強いので、攻撃スキルを連発して速攻撃破を狙います。ボスを倒したら、報酬として経験値やアイテムをゲット! ミッションモードでは、使用したキャラクターにのみ経験値が与えられます。 |
『タルタロス:リバース』の戦闘は、基本的に3つのキーだけで攻撃を行います。各キーを押しっぱなしにしているだけでも連続攻撃を繰り出してくれるので、アクションが苦手な方でも手軽にプレイできるのが特徴です。そこに多様なスキルを組み合わせることで、各キャラクターのド派手なアクションを楽しむこともできます。
まだまだ序盤ですが、ストーリーもしっかりと練られていますし、本当にこの先の展開が気になるところです。次回の記事では、開発・運営スタッフにいろんな疑問に答えてもらった特別インタビューを掲載しますので、楽しみにしていてください!
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