2014年6月25日(水)
3DS『太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険』インタビュー。開発者に聞いた攻略テクニックや開発秘話を掲載
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バンダイナムコゲームスから6月26日に発売となる3DS用ソフト『太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険』。その開発スタッフへのインタビューを掲載する。
『太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険』は、和太鼓リズムゲーム『太鼓の達人』シリーズの最新作。従来のリズムゲームとしてのおもしろさはそのままに、どんちゃんたちが“演奏バトル”を繰り広げて物語を進める“時空大冒険モード”が新たに搭載される。なかまモンスターを集めて育てるというゲーム性も追加されている。なお、家庭用初収録曲を多数追加した全60曲以上が収録される。
お話をお聞きしたのは、本作のプロデューサーと『太鼓の達人』シリーズのビジュアルアートディレクターを務める笹岡武仁氏と、本作のディレクターを務める大澤淳人氏。『太鼓の達人』シリーズの最新作として新しい試みをした部分やこだわりのポイント、プレイに役立つ攻略テクニックなどについて語ってもらった。
■『太鼓の達人』シリーズとしての新たなチャレンジとは?
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▲右は笹岡武仁氏。左は大澤淳人氏。 |
――まずは本作のコンセプトやテーマについてお聞かせください。
笹岡:今回は“時間旅行”をテーマに、キャッチコピーが“過去へ未来へタイムトラベル! あつめて! そだてて! バトルだドン!”ということで、過去や未来のいろいろな場所へ行き、敵と戦って仲間を集めていくというお話になっています。
大澤:過去の『太鼓の達人』シリーズで“仲間とのパーティプレイ”という要素はなかったので、“あつめて! そだてて!”の部分がボリュームある内容になっています。かなりやりすぎた感じではありますが(笑)。
――DS、3DSのシリーズ作品はストーリー性が強く、チャレンジ精神が旺盛なイメージがあるのですが、そういった機種ごとの違いは開発スタッフ的に意識して行っていることなのでしょうか。
笹岡:今までPS2などで『太鼓の達人』シリーズを出していた時はキャラクターにストーリー性を持たせることがなかなかできなくて、ミニゲームの中でキャラクターの個性を出すというのが精一杯でした。
DSの2作目の作品『めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険』からストーリー要素を入れて、キャラ付けであったり、新キャラを投入していったという経緯があります。今作でもチックンとタックンなどの新しいキャラが登場しています。
大澤:据え置き機の場合は、どちらかと言うとみんなでプレイすることを前面に出しています。それに対して携帯機は1人でじっくり遊べる要素を重視している部分はありますね。
笹岡:3DSでは2作目ですが、3DSの機能をフル活用する気持ちでいろいろと詰め込みました。今回はRPGのように3Dのマップを探索する形になっていますが、最初はスタッフの間でも「本当にやるの?」と半信半疑な時期もありましたが、結局、本当にやってしまいました(笑)。
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▲まるでRPGのような3Dのフィールド。さまざまな時代にタイムトラベルをして、物語が進んでいく。 |
――そんな中でも、一番チャレンジしたと思われる部分はどこですか?
笹岡:ストーリーですね。これまでは開発チーム内で考えていましたが、今回はシナリオを書ける方に専任でお願いしました。設定やストーリーには、かなり力を入れています。
――ボイス演出もかなり多くなったと思います。
大澤:そうですね。今まではちょっとした合いの手レベルだったので、開発チーム内ですますことが多かったんですが、今回はストーリーのボリュームもありますし、プロの声優の方々にお願いしました。当たり前ではありますが、質が格段に上がりましたね。『太鼓の達人』劇場版のようなクオリティになっています。
笹岡:あとは、バトルシステムについては挑戦した部分が多かったですし、調整にも悩まされましたね。大前提として“演奏ゲーム”を楽しませながら、いかにパーティプレイで個性を出すかが大変で……。意見を出し合って、ようやくまとまった感じです。
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▲倒したモンスターを仲間にしてパーティを組もう! | ▲仲間とともに演奏バトルで敵を蹴散らせ! |
――3DS版のメインターゲット層は小学生かと思いますが、自分の周りを見ると、携帯ゲーム版の『太鼓の達人』を遊んでいる社会人も多い印象です。実際のプレイヤー層はいかがでしょうか。
大澤:ターゲットという意味では、携帯ゲーム機に関しては小学校低学年からでも楽しめるようにデザインしています。
ただ、だからと言って3DS版を子ども向け専用として作っているわけではなく、大人のドンだー(『太鼓の達人』をプレイしている人の呼び名)さんでも楽しめるような高難易度の楽曲や、小ネタも結構入れています。
笹岡:キャラクターがかわいいので、パッと見るとちょっと子ども向きっぽいところもあるのですが、例えば曲については、幅広い層の方々に遊んでいただけるような選曲をしています。
それから“時空大冒険モード”のストーリーについても、アニメ映画みたいな感じで、子どもが楽しめるのはもちろん、大人が一緒に見ても楽しいと思えるようなものを目指しました。
■バトルシステムに関する裏話を直撃。攻略に役立つアドバイスも!
――モンスターを育てて戦うバトルシステムが特徴的ですが、パーティ編成のコツや、便利な技を使えるモンスターなどについて教えてください。
笹岡:本作の中でも特徴的なのが、コンボ数に応じた攻撃システムです。素早いキャラクターほど少ないコンボ数で攻撃できる=攻撃回数が増えるので、最初は素早さを重視してパーティを組むのがオススメですね。
あとはRPGでも基本となりますが、回復系の技を覚えているモンスターがいると、グンと遊びやすくなります。
大澤:例えば、2章に出てくるシスターカミーラというモンスターは、攻撃すると体力を回復できる“吸収攻撃”という技を覚えているので結構便利です。
育てると強くなる大器晩成型もいますが、基本的には章が進むとより強力なモンスターが登場するので、迷った時はとにかく新しく入ったモンスターをパーティに入れるのがいいと思います。特にビッグサイズのモンスターはかなり強いので、とりあえず1体はパーティに入れておくといいと思います。
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▲演奏に成功する=コンボをつなげることでパーティメンバーがアタック! 演奏ゲームでありながら、白熱のバトルを楽しめる。 |
――モンスターを仲間にしやすくする方法などはありますか?
笹岡:技やアイテムで確率を高めることができます。ぜひオススメなのが、2章で仲間にできるハッピーハーピーというモンスターで、モンスターを仲間にしやすくなる技を覚えます。戦闘力は低いのでボス戦には向きませんが、ザコ戦ではどんどん使ってほしいですね。
大澤:どんちゃんのきせかえアイテムの“イケメン”にも、同じ効果があります。こういった技やアイテムを組み合わせて、ぜひたくさんのモンスターを仲間にしてみてください。
――すれちがい通信でもモンスターを配信できますが、例えば強いモンスターを友だちからもらったら、無条件で使えるのでしょうか?
笹岡:強い仲間が急に入ってくるとゲームバランスが崩れてしまうので、そこはレベルキャップを入れるようにして調整しています。
大澤:具体的には、どんちゃんのレベルに依存するようにしています。後半に出てくるモンスターをもらっても、どんちゃんのレベルが低いと、現在の仲間と同じくらいの強さに調整されます。
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▲すれちがい通信を使って、自分のお気に入りの仲間を通信相手に送ることができる。 | ▲これだけでなく、通信相手のお気に入りの曲スコアと競う“挑戦状”を出すこともできる。 |
――シリーズ初登場となる“突撃”システムは、どのような経緯で誕生したのでしょうか。
笹岡:『太鼓の達人ぽ~たぶるDX』で道場破りモードにあった、門下生である小さいちびどんが突っ込んでいくようなビジュアルからヒントを得ました。バトル中に一発逆転的なものを入れたくて、仲間全員で敵をボカスカ攻撃するシステムを考えた結果、突撃ゲージをためて戦略的に戦える要素として入れています。
大澤:ボス戦に何回もトライして倒せないと思っても、何度も挑戦すれば突撃を出して倒せることがあると思います。ピンチの時ほどゲージがたまりやすいので、強敵相手でもあきらめずにプレイしてほしいですね。
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▲かっちゃんが考えた必殺技の“突撃”。発動すると仲間が全員で一斉攻撃! さらに一定時間オート演奏になり、無敵になる。 |
――ちなみに、難易度によってストーリーなどの違いはありますか?
大澤:まったくありません。譜面の難易度が変わるだけなので、自分の腕にあったモードで遊んでください。
笹岡:難易度はいつでも変えられますので。行き詰まったら難易度を下げてもらえればと思います。
■個性的なキャラにお子さんは大喜び! キャラクターの誕生秘話について
――これまでにない特殊なボスが多い印象ですが、特に注目してほしいボスは誰ですか? 巨大なギガントレックスなどは、初めて見た時にとてもビックリしましたが(笑)。
笹岡:そうですね。恐竜時代のギガントレックスなんかはほとんど画面に映らないぐらいインパクトが強いですね。このボスのせいで皆さんの期待も上がってしまっているかもしれませんが、いろいろと仕込んでますよ。
大澤:もちろん、今回もボスには専用の演出を用意しているので、ご期待ください。
笹岡:中でもラスボスのお邪魔は自信作なので、お楽しみに。かなりひどいことになっています(笑)。シリーズファンの方にも、「その発想はなかった!」と驚いていただけると思いますよ。
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▲巨大なボスのギガントレックスは、1画面には収まり切れないほどの大きさ! |
――ライバルキャラについてはいかがでしょうか?
笹岡:こういうストーリーには必ずライバルキャラが必要かなと。タイムダイン一味という組織のボスと、その手下の3人組を作りました。
大澤:チュートリアルからピエトロというアクの強いキャラが出るので、ぜひ心をつかまれてほしいですね(笑)。
笹岡:ピエトロは非常にアクの強いキャラです。子どもたちははああいった個性の強いキャラが本当に好きなので、今回は人気キャラになると思います。
――仲間についてはどういう発想で考えていったのでしょうか?
笹岡:時代を行き来するということで、その時代にあった仲間を出しております。織田信長であったり、マリー・アントワネットであったり、実際の人物をモチーフにしています。ただ、飛行機を発明したライト兄弟などは、ちょっとフィクションが強い感じになっています。
大澤:恐竜以外は実在の人物をモチーフにしています。まぁ、この恐竜も実在したかもしれませんが(笑)。
実在の人物をベースにしているという部分は、特に大人が遊んだ時に深読みしてもらえると、より物語が味わい深くなるんじゃないかと思います。こいつ、このあと、ああなっちゃうんだよなぁ……とか。
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▲歴史上の人物と一緒に大冒険! これぞタイムトラベルものの醍醐味! |
――なかまモンスターについてはいかがでしょうか?
笹岡:なかまモンスターのネーミングについては、けっこうギャグが入っている部分に注目してもらえればと思います。先ほども話しましたが、なかまはどんどん変えていくのがセオリーですけど、愛着が湧いたら突き詰めて育てる遊び方もできますので。
大澤:ちょっと歯ごたえが足りないよという方は、あえてずっと同じモンスターを使い続けるとか、きせかえは一切しないプレイとかをしてもらいたいですね。
笹岡:意外と育てきったら強いキャラとかもいるんですよ。その一例が、一番最初に仲間になるタックンで、最高レベルまで育てると相当強くなります。
――お気に入りのキャラクターやデザインについて教えてください。
笹岡:自分の思い入れとしては、タイムダインの手下の3人組ですかね。キャラクターの性格付けにも苦戦しましたし、個性が立ったこの3人をどうまとめるかが難題でした。
大澤:なかまモンスターの中では、自分はカボチャランタンが印象に残ってますね。カッコかわいいデザインも好きなんですが、よくパーティに入れて戦っていたので、かなり愛着があります。
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▲笹岡氏がお気に入りのタイムダインに従う3人組。左から、ダーナム、ヘルガ、ピエトロ。 | ▲大澤氏がお気に入りのカボチャランタン。倒すと仲間になることも! |
笹岡:それからもちろん、本作からの新キャラクターとなるタックンとチックンにも思い入れがあります。特にタックンは、ウサギというデザインが決まった後もけっこう悩みました。その結果、あるギミックが生まれたのですが、最初に見た時は、ちょっと驚くと思います(笑)。
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▲どんちゃん、かっちゃんと一緒に冒険をするタックン。時計の姿をしたチックンとともに歴史を守る仕事をしている。 |
■過去作品と比べて、意外なところも進化していた!
――過去作品と比べて、細かいけれども、実はブラッシュアップしているシステムやインターフェースがあれば教えてください。
笹岡:そんなに変更してないんですよね。家庭用だけでも20作は出ているので、すでに完成されすぎていて(笑)。
本当に細かい変更ですが、今回は最初から最高難易度の“おに”がオープンしています。これまで“おに”は隠し要素的な扱いでしたが、普段から“おに”を遊んでいるドンだーさんも多いので、すぐに高難易度を遊べるようにした形です。これは、DS・3DSのシリーズでは初の試みですね。
大澤:あと、これも細かいんですけど、ボス戦の曲が演奏ゲームに追加されるタイミングも調整しました。これまでは、ボスを倒すことでその曲を演奏ゲームで遊べるようになる形だったんですが、今回はボスと戦った時点で自由に遊べるようになります。
というのも、ボスがの演出がすごすぎて、音符が見えない時に、その曲を練習したいという意見がありまして。練習してから本番に挑めるように、従来よりも早いタイミングで演奏ゲームに追加することにしました。そうせざるを得ないくらい、エグいボスがいたということですね。
少し大きめの部分として、通信対戦をする際に“ばいそく”などのオプション設定をかけられるようになりました。より対戦が激しくなりますね。
笹岡:そのくらいですかね。……あ、まだありました。選曲画面でLRを押すと次のジャンルまでページ送りができたんですけど、もっと細かくページ送りをしたいという声がありまして。なので、1画面=7曲ずつページ送りをする機能を追加しました。今回は曲数が多いので、意外と便利ですよ。
――なんだかんだ、いろいろと進化していますね! ちなみに、すれちがい通信もかなり仕様が変わってますよね。
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▲すれちがい通信にも対応。なかまモンスターの配信などが行える。 |
大澤:『太鼓の達人』としては、すれちがい通信は初めての実装ですね。
笹岡:プロフィールカードを作れるようになり、どんちゃんのきせかえの組み合わせやポーズ変更で、いろいろとアピールできるようになりました。お気に入りの曲なども記録されるので、他の人がどんな遊び方をしているのかもわかります。
大澤:プロフィールカードは個人的には楽しみです。皆さんがどんな曲をプレイしているのかは、開発者としても気になるところですしね(笑)。
――どんちゃんのきせかえも、かなり要素が増えましたよね。従来は外見を変えるだけのおまけ要素に近かったと思いますが、今回はすれちがい通信で周りにアピールできますし、RPG的にきせかえアイテムによって多彩な特殊能力が備わっていますし。
笹岡:そうですね。これまでのシリーズでは、なんとなく外見だけできせかえていた部分に、RPG的に性能を組み合わせて選ぶという要素を増やしました。
大澤:きせかえで得られる特殊能力はステータスアップの効果はかなり重要です。まさにRPGといった感じですが、敵が強い時はゲーム内のショップできせかえ用アイテムを新調するのが基本になります。
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▲どんちゃんのきせかえやポーズ変更も楽しめる。かなりの種類が用意されているとのこと! |
――レアなアイテムや隠しアイテムはありますか?
大澤:特殊な条件の達成を目指すチャレンジ演奏系でもらえるものとか、見つけにくい宝箱に入っているものなどもあります。だから、コンプリートはかなり大変だと思います。
すれちがい通信を利用した挑戦状で太鼓ポイントをためると入手できるものもあるので、いろいろと遊び込んでほしいですね。
■ふなっしーと一緒にバトル!? 超にぎやかなコラボについて
――『ふなっしー』、『くまモン』、『妖怪ウォッチ』、『モンスターハンター4』、『アイドルマスター』と、幅広い分野でのコラボが行われていますが、その経緯や注目ポイントについて教えてください。
大澤:それぞれ超人気の豪華メンバーですが、『太鼓の達人』以外ではあまり見ない組み合わせですね(笑)。今までは曲のコラボが中心だったのですが、今回はきせかえ用アイテムの他、ストーリーにもかかわってきます。
――まさか、ふなっしーが仲間になって戦うとは……(笑)。
笹岡:OKをもらえるとは思っていませんでしたが、なんとかなりました(笑)。このふなっしーのきせかえを着ると、歩くスピードも演奏中のどんちゃんの動きもすべてが早くなります。ふなっしーさんのように素早い動きになる仕組みになっているので、ぜひ使っていただきたいですね。
『モンスターハンター4』も、まだ詳しくは言えませんが、ちょっとこった仕掛けがありますので、ぜひお楽しみに。
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▲ふなっしーが『太鼓の達人』の世界でも大暴れ!? 仲間としてバトルにも参加する! |
――コラボしたキャラクターやアイテムは、隠し要素的な扱いになるのでしょうか。
大澤:いえ、普通に遊べば出会える形です。基本的に、誰でも目に付くようなところにいると思います。隠しとかではなく、できるだけ皆に仲間にしてもらいたいというところです。
むしろ、ふなっしーさんとかはすごく目立っているので、素通りするほうが難しいぐらいですね(笑)。
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▲『アイドルマスター』の天海春香のきせかえ用アイテム。 | ▲『妖怪ウォッチ』よりジバニャンがフィールドに登場! |
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▲『モンスターハンター4』とのコラボ。演奏中にはゴアマガラが登場し、オトモアイルーがパーティに参加する。 | ▲熊本県のご当地キャラ“くまモン”のきせかえ用アイテムも用意されている。 |
――他にもコラボ作品などはありますか?
笹岡:今回はゲーム製品以外にもいろいろなコラボをやっています。例えば、明治さんの『グルト!』のパッケージにQRコードをつけており、読み取るとお得なアイテムがもらえます。あとはセブンイレブンさんのセブンスポットで、限定のきせかえ用アイテムやなかまモンスターを配信する予定もあります。
――そういったコラボは、ソフト発売後も継続的にやっていく形ですか?
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▲電撃オンラインではタイカイノオロチの限定カラーを配信中! |
笹岡:そうですね。継続的にいろいろとやっていく予定です。電撃オンラインさん用のなかまモンスターも用意しましたが、このようにお店や雑誌などでもアイテムや仲間の配信をしていますので、いろいろなコラボを楽しんでもらえればと思います。
大澤:こういったコラボで配信するモンスターは、普通に仲間にしたものとは色違いの限定カラーとなり、ちょっと強い状態で仲間になるので、ぜひ使ってもらえれば攻略が楽になると思います。
■曲だけでなく追加シナリオも! DLCならではのお楽しみにも注目!!
――DLC(ダウンロードコンテンツ)については、これまでと同様に曲の配信がメインとなるのでしょうか。
笹岡:曲だけの単品配信もありますが、メインは配信曲5曲と追加シナリオのパック形式で配信する予定です。追加シナリオには『太鼓の達人』シリーズのファンの方に喜んでいただけるキャラクターがゲスト的に登場するものもあるので、ご期待ください。
――そのパック自体はどのぐらいのタイミングで配信する予定ですか?
笹岡:まだ調整中ですが、皆さんがストーリーをクリアしたぐらいの時期にお届けできるかなと思っています。
大澤:今までは曲だけの配信でしたが、今回はストーリーがあり、バトルも楽しめる仕組みになっているので、ぜひ楽しんでいただければと思います。
――最後に、本作に期待するファンへのメッセージをお願いします。
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▲今回の開発でのさまざまな挑戦について熱く語っていただいた。 |
笹岡:いろいろと新しい試みを入れていますので、ぜひ楽しんでほしいですね。また、8月31日までの期間限定で、『Let It Go~ありのままで~』(アナと雪の女王より)を無料で入手できる早期購入キャンペーンを行ってますので、ぜひお早めにダウンロードして遊んでいただければと思います。
あとは今回の物語の中心となるチックンとタックンは、かなりユニークなキャラクターなので、実際にゲームを遊んで好きになってもらえるとうれしいですね。皆さんの応援しだいでは、今後の作品にも登場する可能性も出てくると思いますので。
大澤:劇場版のアニメのように、大人から子どもまで、老若男女が楽しめるストーリーになっています。今までゲームセンターでしか『太鼓の達人』を遊んだことがなかった方や、この作品で初めて『太鼓の達人』に触れる方も、RPG仕立てでスッと入れるようなゲームになったと思いますので、ぜひたくさんの方に遊んでほしいですね。
その一方で、マニアの方にもしっかりと楽しんでもらえるように、遊びごたえがあるすごく難しい曲や、さまざまなやり込み要素も用意しています。縛りプレイなども含めて、じっくりと楽しんでいただければと思います(笑)。
笹岡:最後に『太鼓の達人』シリーズの総合プロデューサーの中館賢から1枚預かってきましたので、こちらをどうぞ。
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▲『太鼓の達人』総合プロデューサー中館賢氏よりメッセージをいただいた。 |
●『太鼓の達人』総合プロデューサー中館賢氏からのメッセージ
念願のタイムトラベル作品を藤子・F・不二雄氏とロバート・ゼメキス氏に捧げます。
――確かに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とかを見直したくなるかもしれません(笑)。
大澤:時間旅行をモチーフにしたストーリーはかなりおもしろく仕上がってますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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データ
- ▼『太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険(ダウンロード版)』
- ■メーカー:バンダイナムコゲームス
- ■対応機種:3DS
- ■ジャンル:アクション
- ■配信日:2014年6月26日
- ■価格:4,740円+税