2014年6月29日(日)
セガは、『ファンタシースターオンライン2』のファン感謝祭“ファンタシースター感謝祭2014”福岡会場を、6月28日に福岡県にある西日本総合展示場にて開催した。
このイベントは、『ファンタシースター』シリーズファンのために、ステージイベントや物販コーナーなどのコンテンツが用意された、入場無料のファン感謝イベント。ステージには、『PSO2』シリーズプロデューサー・酒井智史さん、『PSO2』シリーズディレクター・木村裕也さん、エピソード2ディレクター・中村圭介さんが登場。続いてゲストとして、『PSO2放送局』から放送局長の桃井はるこさん、副局長の会一太郎さん、声優の榎本温子さん、“PSO2アークス候補生!”である高野麻里佳さん、高木友梨香さんも登壇した。
最初に酒井さんは、先日までサービス停止となっていた『PSO2』の状況について説明。不特定の第三者によるDDoS攻撃により、『PSO2』のサービスを停止していたが、現在は何とか復旧したことを報告した。今後の続報は週明けに告知される。
▲福岡会場に登場したのは、ご当地キャラクターの“かわりみ千兵衛”。皆から大人気だったのじゃ~! 木村ディレクターはその動きを見て、ロビアクの参考にしたいとコメントした。 |
▲女性やシリーズに触れていないという人も多かった福岡会場。東京や大阪とは違う雰囲気で、アットホームな感じがただよっていた。 |
新たに追加される“カジノエリア”の新情報が続々と公開された。ここは冒険の疲れを癒すためのテーマパークのようなロビーになるという。カジノエリアでは、まずは“メセタンシューター”と“ラッピースロット”という2種類のゲームを楽しめる。
毎日受け取るタイプのコインパスをもらい、カジノコインに換える。この枚数はランダムだ。ゲームには難易度があり、それぞれによってメリットとデメリットが増減する。
“メセタンシューター”は、最大4人でプレイするシューティングゲーム。ターゲットを撃つことでコインが手に入る。ミニゲーム中には、さまざまなキャラクターも登場するようだ。“PSEバースト”に入ると、レアである“メセタン”の出現率がアップし、よりたくさんのコインを入手できるようになるとのこと。Mr.アンブラを撃つと爆弾を投げてきて、ためたコインがムダになってしまうので、撃たないように! こちらは100コインから楽しめる。
一方の“ラッピースロット”は、1人用スロットマシン。ラッピーをテーマにしたさまざまな演出を楽しめる。こちらは普通のスロットとは異なり、基本はボタン連打で遊べる。ただ、特定タイミングでジャストアタックのような入力は求められるようだ。“歌うラッピー”がそろうと、“ラッPSEバースト”が発生。なお、スロットには状態がいい時もあるようだ。このゲームは1コインから楽しめる。
カジノで稼いだコインは、景品交換カウンターでさまざまなアイテムと交換可能。ここでしか手に入らない武器迷彩や、レアエネミーに必ず会える“レアエネミートリガー”などが用意されている。“レアエネミートリガー”は、クエスト受注時に誰か1人が使用すれば、エリア1にそのフィールドのボスレアエネミーが出現する。マルチエリアの場合は、部屋の親PTの誰かが使うことで、レアボスが確定で発生するように。
他にも、エリアにある風船に乗っての空中散歩や、隠しリリーパの探索も楽しめる。エネミーとの戦いにつかれたアークスにとって、憩いの場になりそうだ。
東京会場、大阪会場で公開されてきたアップデート内容についても再度公開された。なお、アップデートスケジュールは修正版が近々告知される。
7月下旬アップデート“ファンタシースター感謝祭2014ONLINE後編”Part.1のムービーが初出しとなった。“境界を切り裂く銀の鋼刃”は、遺跡のエネミーがオールスターで登場する内容で、マザーシップとは違ったエネミーが出るようだ。ボスエネミーはLv.70で、複数同時にボスが出現しやすいような仕掛けがある。
コラボボスとして、『シャイニング・フォース クロスエクレシア ゼニス』よりナイトギアが登場。レアエネミーは魔導騎士ナイトギアだ。盾で攻撃を防いだり、投げて攻撃してきたりと盾を使った豊富なアクションをしかけてくる。このナイトギアは多いと3体出てくるようだ。
ここで、木村ディレクターから、大阪会場で言い忘れた情報が公開された。スクラッチの仕様が変更され、ACスクラッチゴールドはコスチューム+アクセサリー、髪型などのセット売りになるようだ。武器迷彩2個セットなども含まれる。この仕様は“ファンタシースター感謝祭2014ONLINE前編”Part.3と同時に実装予定。キャストのパーツもセットで購入可能になるようだ。
また、初音ミク実装タイミングでは女性ボイスに博多弁が加わる。担当しているのは声優の阿澄佳奈さん。
地方会場限定で行われている“開発チームにこれが聞きたい!!”は、『PSO2』開発チームが、ユーザーからの質問にざっくばらんに答えるコーナーだ。以下でその内容をピックアップして掲載する。
Q:クラスバランスの調整についての告知はいつごろありますか?
A:今回はないです。これだけで20分以上かかるので、札幌の放送局内でたっぷり時間を使って行います。
Q:バウンサーの誕生秘話を教えてください! また、ここに注目してほしいというところは?
A:ジェットブーツはEP1時点で候補に挙がっていました。フォニュームが足でテクニックを出すモーションがあり、それはヒントになっています。それとは別に足で攻撃したいというアイデアも出ていました。EP2で候補に出て、なくなって、そして改めてEP3にて実装されました。もともと法撃の予定ではなかったのですが、菅沼のアイデアで今回の形になりました。なお、ジェットブーツ装備位置はユニットとは干渉しないようになっていて、普段はふくらはぎにあり、装備すると足に付きます。
Q:今後、ストーリーでロジオとレダの出番は?
A:EP1で隠れていたロジオですが、ルーサーがいなくなったので、出番はあります。白鳥さんの収録もありましたよ。
Q:モニカを『es』に登場させてください!
A:モニカのキャラクリは中村ディレクターが行っています。ドゥドゥの不評っぷりがひどくて、「失敗したら謝れよ」という声が多かったので、そこをヒントにモニカを実装しました。……で、『es』での実装についてはディレクターにリクエストを伝えておきます。
Q:東京決勝の入場方法は?
A:今年は1万人入る有明コロシアムで行うので、抽選などはなく、自由に入退場可能です。
Q:サントラ vol.3は発売されますか?
A:欲しいと思っていて検討中ですが、小林がEP3で詰まっています。それが終わったらやるのではないかなと。
Q:パラレルエリアの仕様改善は? 敵のレベルが65なのは……!?
木村:なるほど! ……気付かせていただきました。EP3には間に合わないかもしれませんが、仕様改善は実施します。
Q:パンツの上にスパッツをはかせてください。
A:ボディペイントの仕組みを作っているので、そこは難しいです。すぐには解決できないですが、人気はわかったので検討します。
Q:これからのまとめと意気込みを!
中村:EP2でやり残した、サポートパートナーのアップデートなどができたらいいなと。
木村:EP1、2、3と見てきましたが、僕はその先を見据えたものを考えるのが仕事です。1月以降の計画も練っており、3周年も盛り上がった形で終われるように頑張ります。
酒井:3年前に九州でイベントやった時は500人集まらなかったのに、今日は2,000人以上が来てくれています。来年は15周年でもありますし、こうやって広がってきたシリーズをさらに広げたいです。ぜひ、15周年で何かやりたいですね!
PS Vita部門のファイナルに進んだのは、ブレイバーとテクターの“マールー帝国の逆襲 EP5”対ガンナーとテクターの“obscure@gunばらない”。“obscure”はセミファイナルで使っていたブレイバーをガンナーに変更しての挑戦であった。
どちらのチームも決勝の緊張からか、マイザーを出現させるというミスがぼっ発。“マールー帝国の逆襲”は、ゾンディールでまとめた際に事故死してしまう。さらに、そこからもう一度力尽きてしまっていた。しかし、何とか食らいつきほぼ同時にブリュー・リンガーダに突入。ただ、ガンナーを投入した“obscure”がウィークバレットを活用して先に撃破。優勝を栄光をつかんだ。
PC部門で決勝に駒を進めたのは、“メロンきったよ。”と“10連FUNスクラッチください”。どちらも、ファイター×2、ガンナー、テクターという構成だ。
“メロンきったよ。”はバルバリリーパ戦で苦戦し、“10連FUNスクラッチください”が若干リードしてダーカーエリアへ。その後は、リードを守った“10連FUNスクラッチください”が優勝した。
なお、優勝した“10連FUNスクラッチください”にあやかり、10連FUNスクラッチの実装が決定。詳細な仕様は、中村ディレクターがこれから考えるとのことだ。
登壇したのは、『ファンタシースター ノヴァ』の都築靖之プロデューサーと山下浩平ディレクター。ここでは、イズナ(声:茅野愛衣)、セイル(声:松岡禎丞)、ルティナ(声:内田真礼)、フィルディア(声:沢城みゆき)という、本作に登場する4人のキャラクターについての情報が公開された。なお、クリエイトしたキャラの身長にあわせて、映像での目線が変わるという。
ルティナは、武器にフォトンをこめるのがニガテという設定を持つ。セガの格闘ゲームキャラのオマージュ的なセリフがあるようだ。イベントでもまわし蹴りをするなどフォースらしからぬ動きを披露している。“ルティナがテクニックを使えた”という部分が、物語のひとつのキモになるとのことだ。
フィルディアは、行動力のある姉御肌タイプのキャラ。主人公の上司にあたる存在で、元気に仲間を率いていく。衣装には“こだわりの壊れポイントがある”というので注目してみては?
セイルは、主人公のライバル兼パーティメンバー。俺様キャラだが、仲間のためには身体を張って戦う好青年キャラだ。わがままキャラではなく、まとめ役のようだ。プロモーションムービーでは主人公が出ないため、セイルが主人公だと勘違いされたエピソードも披露された。なお、イベントシーンではセイルの後ろに主人公がひっそり映っているという。ムービーでフィルディアに蹴り飛ばされるなど、ギャグ担当も兼ねているとか。
イズナは、セイルのパートナーとしてパーティに加わる。訓練校を飛び級で卒業するほどの才能を持つ反面、引っ込み思案であまりしゃべらない一面を持つ。とはいえ、セリフの収録はかなりしていることが発表されたので、楽しみにしておこう。
大勢のコスプレイヤーが参加したこのコーナー。今回も会場で見られたコスプレイヤーの一部を掲載する。
(C)SEGA
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