2014年8月22日(金)
狩人の“みだれうち”は健在! 『FFエクスプローラーズ』の連携システム・レゾナンスの他、新ジョブやプレイ動画が公開
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スクウェア・エニックスから発売される3DS用ソフト『FINAL FANTASY EXPLORERS(ファイナルファンタジー エクスプローラーズ)』。その最新情報やプレイ動画とあわせて、電撃オンライン独自の分析や考察を交えた記事をお届けする。
本作は通信機能を使った最大4人のオンラインマルチプレイも可能なアクションRPG。“ジョブシステム”や“召喚獣”といった“『FF』らしさ”と、ジョブの組み合わせや役割分担が重要となる“マルチプレイの醍醐味”を合わせた新しい試みが話題を呼んでいる。
最新情報では、2種類のジョブ(パラディン、狩人)や召喚獣シヴァの他、連携に関する新システムが明かされた。これらの最新情報とあわせて、電撃オンライン独自の分析や考察を交えた記事をお届けしよう。
■プレイ動画:3種類のジョブのプレイ動画が解禁
ナイト、モンク、黒魔道士のプレイ動画が公開された。ゲームのプレイ感覚やジョブごとの役割分担の重要性を実感しやすいものとなっているので、ぜひチェックしてほしい。なお、攻撃時などにはちゃんとボイス演出も用意されている。
●『FFエクスプローラーズ』ジョブ紹介動画:ナイト編
●『FFエクスプローラーズ』ジョブ紹介動画:モンク編
●『FFエクスプローラーズ』ジョブ紹介動画:黒魔道士編
■ジョブ:パーティの頼れる盾役と遠距離アタッカーが公開
新たに判明したジョブはパラディンと狩人。パラディンは守りに長けた前衛職で、狩人は後衛からの遠距離攻撃を得意とするジョブとなる。
●パラディン:防御力に秀でたタンク(オトリ&盾役)ジョブ
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高い防御力を有し、物理攻撃・魔法攻撃ともに優れた能力を持つパラディン。防御の構えを取って敵の攻撃を防ぐ“ディフレクト”や、自分とその周囲の味方を敵の攻撃から守る専用アビリティ“絶対領域”など、鉄壁の守りでタンク(オトリ&盾役)として活躍する。
従来のシリーズでは、ある程度の白魔法を使えることが多かった。今回もヒーラーを兼ねたジョブになるのだろうか?
なお、全般的に高い能力を持つが、移動能力が低いという弱点がある。パーティ内に移動速度をアップできるジョブを加えておくと、より円滑な動きができるはずだ。
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▲物理攻撃だけでなく、魔法攻撃も使えるらしい。 |
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▲ディフレクト:防御の構えを取っている間は、敵の攻撃を防ぐことができる。 | ▲スピニングエッジ:高速回転しながら攻撃するアビリティ。敵に囲まれた時に絶大な効果を発揮する。 |
◆えまぬえるの考察:今までのシリーズでは、主にナイトの別名として登場していたパラディン。ナイトとパラディンがそれぞれ独立して登場するのは、非常に珍しいこととなる。
装備できる武具に関しても、ナイトのものより荘厳に見えることから、防御力の高さが予想できる。ただ、移動能力が低いとのことなので動きをカバーできるプレイヤースキルが求められそうだ。
ナイトとの区別化は気になるところだが、どちらもタンク系となるので、いくつかのアビリティは共通となる可能性もある。シリーズでおなじみの“まもる”や“かばう”は、ナイトもパラディンもどちらも使えるのではないだろうか。
【ナンバリングタイトルにおけるパラディン】
・『FF1』:登場しない。
・『FF2』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF3』:火のクリスタルの入手後になれるジョブ。
・『FF4』:主人公・セシルが暗黒騎士からクラスチェンジする。
・『FF5』:登場しない。
・『FF6』:登場しない。
・『FF7』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF8』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF9』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF10』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF11』:エクストラジョブ“ナイト”の英語の略称として登場。
・『FF12』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF13』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF14』:剣術士と幻術士のレベルを上げるとなれるジョブ“ナイト”の英語の略称として登場。
●狩人:遠距離物理攻撃タイプのアタッカー
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弓矢を使って敵から距離を置いて攻撃ができることと、攻撃の手数の多さが狩人のメリット。“みだれうち”といったおなじみのアビリティの他、攻撃を当てた敵に状態異常を引き起こす“アビスショット”なども使用できる。
ただし、一撃の攻撃力は近接アタッカーより劣り、防御力も低いので、闇雲に攻撃するだけでは効率が悪くなることも。効果的な戦い方を意識した立ち回りも重要となる。
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▲狩人の特徴は、射程距離の長さと手数の多さとのこと。 |
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▲アビスショット:毒や麻痺の効果を付与した攻撃を放つ。頻繁に使うことはできないので、ここぞという時に使いたい。 | ▲アローレイン:空高く矢を放ち、隕石の雨を降らせる大技。タンクが敵を引きつけているところに打ち込むと効果的だ。 |
◆えまぬえるの考察:弓矢を使った遠距離攻撃の代表格というイメージがあるものの、実はナンバリングタイトルでの登場は少ない狩人。シリーズ作品によっては、“みだれうち”による攻撃面での強さが光るジョブだったが、『FFEX』ではどちらかというと状態異常などを駆使するテクニカルなジョブになるようだ。
一部の作品では、弓と矢が別枠の装備になっており、火属性が付与された“炎の矢”や石化効果が付与された“メデューサの矢”など、矢に特殊な効果が付与されていたこともあった。また、矢が消耗品扱いとなる作品もあったが、本作でどうなるのか気になるところだ。
【ナンバリングタイトルにおける狩人】
・『FF1』:登場しない。
・『FF2』:ジョブの概念が存在しないが、マリアは弓矢での攻撃を得意とする。
・『FF3』:火のクリスタルの入手後になれるジョブ。
・『FF4』:ジョブとしては登場しないが、白魔道士のローザは弓矢を装備できる。
・『FF5』:火のクリスタルの入手後になれるジョブ。
・『FF6』:登場しない。
・『FF7』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF8』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF9』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF10』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF11』:エクストラジョブとして登場。
・『FF12』:ジョブの概念が存在しないが、インターナショナル版では人馬宮のゾディアックジョブとして“弓使い”が登場。
・『FF13』:ジョブの概念が存在しない。
・『FF14』:クラスの“弓術士”やジョブの“吟遊詩人”が弓矢を装備できる。
■フィールド&タウン:ホームポイントの施設や新しいダンジョンの存在が判明
プレイヤーの冒険の舞台となるのは、地殻変動によって生まれた新島アモステラ。ホームタウンとなるリベルタスを中心に、さまざまなエリアが存在するようだ。今回は、リベルタスの施設と、水と氷に包まれた地下洞窟が公開された。
●ホームタウン(リベルタス):冒険に役立つ各種施設が存在
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プレイヤーであるエクスプローラーたちの拠点となる街“リベルタス”。中央の建物は“ユニオン”という機関が管理している施設で、エクスプローラーたちはここで仕事を請け負って各地へおもむことに。他にも、旅支度のためのアイテムショップや占い屋なども存在する。
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▲“ユニオン”が管理する施設。2人の受付嬢(?)がいるカウンターから仕事を請け負うのだろうか。 |
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▲アイテムショップ、工房、占い屋が軒を連ねている。占い屋の効果が気になるところだ。 | ▲モーグリを模したテントも存在。テントの前にはモーグリが立っている。 |
◆えまぬえるの考察:物語の舞台となる新島“アモステラ”では、どうやら“ユニオン”という組織が幅を利かせているようだ。エクスプローラーたちへの仕事の斡旋以外にも、メインストーリーにもからんでくるのかもしれない。
また、占い屋やモーグリのテントといった施設も登場。他のマルチプレイのゲームでは、冒険前に一時的に特殊能力を付与する施設があったが、そういった類の施設なのだろうか?
●ティンズ地下道:氷の女王の住処へと続く洞窟
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ティンズ湖へ続く場所。クリスタルのような結晶が隆起し、至るところで滝が流れ出ている。水棲モンスターが多く生息している地域でもある。
●ティンズ湖:シヴァが住処としている凍湖の洞窟
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ティンズ地下道を抜けた先に広がる、一面氷に覆われたエリア。中央には、玉座のような氷のオブジェが存在する。ここはシヴァの住処となっているらしい。
◆えまぬえるの考察:“シヴァ”と“湖”というキーワードで連想されるのが、『FF10』のマカラーニャ湖。ティンズ湖も氷でできた地形なので、イメージとしては近いものがある。他にも氷を使ったギミックがあるかもしれないが、はたして?
■バトル:立ちふさがる召喚獣とマルチプレイでの連携システムが公開
エクスプローラーの前に立ちはだかる、強大な力をもった召喚獣たち。今回は、召喚獣“シヴァ”と、仲間との連携要素の1つ“レゾナンス”が公開された。
●召喚獣 シヴァ:氷結の女王の異名を持つ美しき召喚獣
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『FF』シリーズではおなじみの“シヴァ”が公開。シヴァの最大の特徴は、相手を“凍結”させて動きを封じること。近づくだけで相手を“凍結”状態にできる、冷気のオーラをつねに身にまとっている。
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◆えまぬえるの考察:以前に公開されたイフリートと同様、シリーズではおなじみの召喚獣。『FF3』での初登場以来、ほぼすべてのナンバリングタイトルに登場している。
今回もセクシーなルックスで、我々の持つ“氷の女王”というイメージはそのまま継承。基本的に幻獣、または召喚獣として登場しているが、『FF12』では飛空艇、『FF13』ではスノウの乗るバイクとして登場したこともある。
●シヴァとの戦闘:多彩な攻撃と冷気のオーラで隙のない強敵にどう立ち向かう?
相手の動きを制限する“凍結”の他、攻撃パターンが多彩なシヴァ。“吹雪”による近接攻撃をはじめ、地面から範囲状に巨大な氷柱を撃ち出す“凍てつく世界”、そして氷属性魔法による遠隔攻撃であらゆる距離に対応。
もちろん、絶対零度の必殺技“ダイヤモンドダスト”も健在で、エクスプローラーたちも苦戦を強いられるだろう。
◆えまぬえるの考察:下の写真が“凍てつく世界”だろうか。攻撃範囲はかなり広そうだが、氷柱との間に隙間も見える。予備動作などがあれば避けられるのかもしれない。
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一方こちらは“吹雪”と思われる写真。前方への攻撃範囲は広いが、射程距離はさほど長くはなさそうだ。見た目からして高威力が予想される攻撃なので、きちんと防御や回避手段を確立したいところ。
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他にも、冷気のオーラをまとった突進攻撃や、前方広範囲の氷属性魔法を放つ写真もある。いかに冷気のオーラに触れずに立ち回れるか、そして近距離戦と遠距離戦をうまく使い分けられるかが、シヴァ戦における攻略ポイントとなりそうだ。
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●レゾナンス:パーティプレイの要といえる連携要素
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▲レゾナンスの発生前。画面左上のクリスタルには、数字が表示されていない。 |
パーティプレイで最重要となる要素が、仲間との“連携”。今回は、その連携を高める要素の1つ“レゾナンス”が公開された。
“レゾナンス”は、エクスプローラーたちのアビリティに呼応して発動するもので、敵味方を問わず何かしらのアビリティをヒットさせると、画面左上にあるクリスタルアイコンの上の数値が増加していく。攻撃だけでなく、回復系のアビリティでもレゾナンスは増加していくことがポイントだ。なお、通常攻撃となる“たたかう”では、レゾナンスは発動しない。
レゾナンスを継続して数値を引き上げていくことで、敵に与えるダメージ量や味方への回復量がアップする仕組みだ。
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▲クリスタルに表示された16や24といった数字。これがレゾナンスによって増加していくものとなる。 |
ただし、アビリティを連続でヒットさせることができずに時間が経過すると、数値はゆるやかに減少してしまう。このため、レゾナンスが途切れないように、アビリティによる連携を途切れさせずに戦うことがパーティバトルでのポイントとなる。
◆えまぬえるの考察:下は狩人がアビリティ“アビスショット”を使用しているところだが、使用した直後に右下の“アビスショット”が暗転している。以前に公開されたプレイ動画からも明らかだが、このバーはMMORPGなどでおなじみのクールタイムのようなもので、一定時間が経過しないと再使用できないようになっている。
このため、アビリティは闇雲に連続使用はできない。『FF11』や『FF14』のように、アビリティごとに再使用時間が異なるシステムなら、アビリティを連続ヒットさせるには味方のアビリティの再使用時間を加味した息の合ったプレイが必要不可欠となりそうだ。
また、数値減少のスピードにもよるが、周囲のザコで“レゾナンス”を引き上げておいてから強敵と戦えば、その分優位に戦えるはずだ。
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もう1点、敵にピンク色のマーカーが付いていることにも注目したい。プレイ動画などを見る限り、これはターゲットマーカーのようなもので、ターゲッティングした敵は自動的にカメラが向くようになっているようだ。
【おまけ】スクリーンショットの気になる箇所を徹底分析
最後に、今回公開されたスクリーンショットを見て気になったところを分析し、その情報を読み取っていこう。
戦闘シーンで目をひいたのは左下のアビリティと“奇跡”という表記。察するに、アビリティはLとRでパレットが切り替えられるようだが、L+Rで発動される“奇跡”とは?
ひょっとすると『FF7』リミットブレイクや『FF11』のスペシャルアビリティのような、一気に戦況をくつがえせるジョブ固有のアビリティなのかもしれない。
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続いて、パラディンが“ショック”というアビリティを使用している写真に注目。“ショック”といえば、『FF6』のレオ将軍やガウが使用できるアビリティ(剣による衝撃波で攻撃するもの)の他、『FF11』の魔法(雷属性の状態異常を与え、敵のHPが徐々に減少していく魔法)としても登場した。物理・魔法攻撃を得意とするパラディンだが、はたしてどちらの“ショック”なのだろうか。
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ちなみに狩人のアビリティにも、注目すべきアビリティが存在する。“ジャミング”は『FFTA2』に登場したアビリティで、銃や砲撃による攻撃を回避する効果があった。“アブソーバー”と“ショックショット”については『FF』シリーズには登場しないアビリティ。どういった効果があるのか、気になるところだ。
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[CHECK]8月28日に小西克幸さん出演の公式生放送を配信!
『FFEX』の公式生放送を8月28日の21時から配信します。番組名は“『FFエクスプローラーズ』公式生放送 Vol.1:小西克幸さん率いる召喚獣討伐隊がゆく!<電撃オンラインch>”です。
番組の司会を務めるのは、『FF』シリーズのファンでもある声優の小西克幸さん。小西さんといっしょにパーティバトルや召喚獣戦を見せながら、『FFEX』の魅力をあまさず紹介していく番組となります! 開発スタッフも出演し、初出し情報や実機プレイが満載の番組となる予定ですので、ぜひお楽しみに!
→『FFEX』公式生放送Vol.1(ニコニコ生放送)
→『FFEX』公式生放送Vol.1(Youtube Live)
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
イラストレーション:(C)天野喜孝
召喚獣イラスト:小林 元(GEN KOBAYASHI)
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