2014年7月26日(土)
セガは、本日7月26日に北海道の札幌コンベンションセンターにて『ファンタシースターオンライン2』のファン感謝祭“ファンタシースター感謝祭2014”札幌会場を開催。そのステージイベントを中継したニコニコ生放送『PSO2放送局』で発表された新情報を掲載する。
『PSO2』シリーズプロデューサー・酒井智史さん、『PSO2』シリーズディレクター・木村裕也さん、ディレクター・菅沼裕さんが、新要素について発表した。
▲新クラスのバウンサー、新武器のデュアルブレードとジェットブーツ、新惑星・ハルコタン、新ロビー・カジノエリアなどが追加されるEP3。8月27日についに始まる。 |
EPISODE3が8月27日に開始されることが発表された。ちょうど1カ月後になっているので、それまでゲームを楽しみつつ準備しておこう。
あわせてアークスロビーがリニューアルされる。ショップエリアは南国風になる他、カタパルトが設置されて移動が楽になる。他にも、さまざまな変更点があるという。
インターフェイスの改善要素が公開された。スクラッチ景品にプレビュー機能、アクセサリーやロビアクのプレビュー機能、シンボルアートのスタンプなど、さまざまな要素が追加・変更される。また、オーダーアイテムの説明がわかりやすくなったり、HP/PPの頭上表示可能になったりなどもあるようだ。
自分だけのこだわりキャラを作成できるキャラクタークリエイトがさらに進化。4つ目のアクセサリーが装備可能になる他、位置調整も可能に。また、男女に“スッキリ顔”の追加や、体型調整時に服が自動で脱げないようになるなどが変更される。
続いて、プレイヤーとクエストの改善要素が公開された。ダッシュ時の移動速度上昇や“マイセット装備”機能の追加、市街地緊急クエストがリニューアルされ“市街地奪還作戦”に集約、“PSE”予兆がわかりやすくなり、さらに効果を上方修正される。また、既存緊急における1エリア目が廃止され、マルチパーティーエリアに合流しやすくなるといった改善も行われるとのこと。
▲他にも判明した、既存要素の発表された改善点がこちらだ。遊びやすさが今まで以上によくなっているのがわかる内容だ。 |
ここで、現在の『PSO2』が抱えるバランスにおける問題点が解説された。開発陣は近接クラスの戦闘能力の低さ、PA/テクニックの強さの偏り、スキルツリーの選択肢の狭さに問題があると考えている。
近接クラスのせん滅速度が遅い点を改善するべく、全スキル/全PAテクニックの威力を見直しして、特に近接クラスの威力がアップするようだ。ナックルを除く打撃系のモーション速度があがったり、一部の射撃系の操作感が向上されたりなども変更される。これにより、近接クラスがもっとも高いせん滅力を発揮できるようになり、遠距離クラスは特化すれば匹敵できるバランスになるようだ。
PA/テクニックの強さの偏りについて解決するために、大部分のPA/テクニックの威力と挙動が見直される。フォトンアーツは全120種中105種が、テクニックは全42種中28種が上方修正される。下方修正されるのはフォトンアーツはコスモスブレイカ―とサテライトカノンの2種、テクニックはイルメギドとイルバータ、イルグランツの3種が下方修正される。またLv1~16で極端な変化をしないような調整を心がけているという。
スキルツリーの選択肢の狭さを解決するために、序盤の基本スキルの初期習得や、個性を出しやすいツリー構成への変更が行われる。また、新スキル追加による各クラスの特性強化や、必要SPが一部引き下げられ、自由度を高めるなどがあるようだ。これらにより、同じクラスでもツリー構成で違いが出るようになる。また、余剰SPで戦術の選択肢が広がるという狙いもあるようだ。
続いて、各クラスの調整要素がスクリーンに映し出された。以下は箇条書きで紹介する。
【ハンターのバランス調整について】
●コンセプトは攻守を備えしオールラウンダー
●攻撃モーション、硬直フレームを速め、攻撃範囲を向上
●防御を高まる方向に特化可能
●エネミーを引き付ける盾役となり仲間を守り、自身も強化
●ハンターPA 29種上方修正
●スキルツリーの調整方針は、各種ギアを分離し、すぐに獲得可能に。攻撃型と防御型を整理して特化しやすくする
●新スキル“ウォーブレイブ”:引きつけた敵の数に応じて威力がアップ
●新スキル“ヒーリングガード”:ジャストガード時にHPを回復
【ファイターのバランス調整について】
●コンセプトは近接戦、攻めのエキスパート
●攻撃モーション、硬直フレームを速め、攻撃範囲を向上
●リスクと引き換えに戦闘力を高める
●新スキルによるコンボ性能が強力
●高度制限を緩和(白ノ領域のみで、他は順次対応予定)
●ファイターPA 27種上方修正
●スキルツリーの調整方針は、各種ギアを分離し、すぐに獲得可能に。前提SPの無駄をなくして、系統ごとに整理。
●新スキル“テックアーツJAボーナス”:異なるPA、テクニックをJAで繰り出すと威力アップ
●新スキル“リミットブレイク”:HP上限を大きく下げ、打撃力を大幅アップ
【ブレイバーのバランス調整について】
●コンセプトは神速のオールレンジアタッカー
●バレットボウの立ち回りを改善
●カタナとバレットボウを使い分け、あらゆるレンジからの攻撃を可能に
●ブレイバーPA 14種上方修正
●スキルツリーの大きな変更点はなし。技量アップ2を初期から獲得可能に
●新スキル“チャージシュート”:チャージ通常攻撃の威力と弾速がアップ
●新スキル“アタックアドバンス”:通常攻撃の威力アップ
【レンジャーのバランス調整について】
●コンセプトは戦局を優位に導くスナイパー
●各種トラップをスキル化。リキャスト後に再使用。敵を妨害して仲間を支援
●特殊バレットでエネミーを弱体化、ダメージの飛躍化で活躍
●地上時ランチャー発射速度向上
●レンジャーPA 16種上方修正、2種下方修正
●スキルツリーの調整方針は、前提SPの無駄をなくし、系統ごとに整理。射撃アップを分離、初期から獲得可能に
●新スキル“バレットキープ”:特殊バレットをレンジャー武器ならキープ可能。
●新スキル“グラビティボム”:周囲のエネミーを集めることができる。
【ガンナーのバランス調整について】
●コンセプトは瞬間火力が光るトリックスター
●チェイン主軸の戦闘が可能に
●ツインマシンガンPA 8種上方修正。ライフルを含むと17種が上方修正、1種下方修正
●スキルツリーの調整方針は、ギアを分離し同系統で離れていたスキルを整理。前提取得が必要なスキルが減るように修正
●新スキル“トワイスチェイン”:チェイン数が倍速で上昇
●新スキル“チェインFボーナス”:チェイン数に応じて、リキャスト時間短縮
【フォースのバランス調整について】
●コンセプトは高威力を誇るテクニックマスター
●威力上昇ツリーと属性特化ツリーを分離
●フォトンフレアと属性特化でトップクラスの威力を発揮
●テクニック 28種上方修正、3種下方修正
●スキルツリーの調整方針は、フォトンフレアなどのアクティブスキルと炎、氷、雷の属性特化を分離し、自由度を拡大
●新スキル“チェージエスケープ”:エスケープしてもチャージ状態をキープできる
【テクターのバランス調整について】
●コンセプトはパーティ支援のスペシャリスト
●テリトリーバーストがパッシブ化
●ウォンドラバーズをスタンス化。通常攻撃と法撃爆発の威力向上
●効果はそのままに支援系スキルの最大レベルを引き下げ、支援特化に必要なSPを緩和
●新スキル“シフタストライク”により、全員の威力が大幅に向上
●テクニック 28種上方修正、3種下方修正
●スキルツリーの調整方針は、ウォンドラバーズなどのアクティブスキルと風、光、闇の属性特化を分離し、自由度を拡大
●新スキル“シフタストライク”:シフタの効果中、さらにダメージがアップ
●新スキル“デバンドタフネス”:デバンドの効果中、HP上限がアップ
【バウンサーの特徴について】
●コンセプトは高機動な攻撃と支援のハイブリッド
●多彩なアクティブスキルを使える
●エネミーとの距離を素早く詰める機動力
●戦闘中に自動支援発動で仲間をサポート
●支援フィールドを展開し戦況を変える
最後に今後のバランス方針についての方向性が公開された。今度追加されるスキルやフォトンアーツについては、単純なパワーアップの方向ではなく、戦術を広げて新しい遊びをできるようなものを提供するようだ。
なお、これらの詳細な情報は後日『PSO2』プレイヤーズサイトなどに掲載されるとのこと。
(C)SEGA
データ