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2014年8月6日(水)

DMMゲームズ『HOUNDS』の新PvPモード“進撃戦”を徹底解説! プレイヤー、メカ、NPCが入り乱れる激しい銃撃戦がアツい!!

文:イトヤン

 DMMゲームズにてサービス中のPC用オンラインRPSゲーム『HOUNDS』。7月24日に実施されたアップデートでは、新たなPvP(プレイヤー対戦)モード“進撃戦”と専用マップ“工業団地”が追加された。今回、この進撃戦を実際にプレイした感想や、その具体的な特徴などをレポートしよう。

『HOUNDS』

●『HOUNDS』とは?

 『HOUNDS』は、RPG(ロールプレイングゲーム)とTPS(サードパーソンシューティング)が融合した新ジャンル“RPS”(ロールプレイングシューティング)をうたうPC用オンラインゲーム。シューティングゲームにキャラクターの成長要素が加わった新感覚のゲームシステムで、自分だけのオリジナル隊員を育成できるのが大きな特徴だ。さまざまな武器や多彩なスキルを駆使して、邪悪な地球外生命体“バチルス”との壮絶な戦いを描いたストーリーを仲間と一緒に楽しめるほか、プレイヤー同士が競い合うPvPモードにも挑戦できる。

『HOUNDS』
▲メインストーリーでは、地球外生命体“バチルス”に対し、プレイヤー同士で協力して戦いを挑むことができる。
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▲アサルトライフルやスナイパーライフルなど、さまざまな銃火器による射撃だけでなく、近接攻撃を繰り出して一撃で相手を倒すこともできる。

■進撃戦はプレイヤーとNPC兵士が渾然となって戦うチームバトル!

 7月のアップデートでPvPモードに追加された進撃戦は、最大8vs8のプレイヤーが2つのチームに分かれて戦うチーム戦だ。両チームが互いにマップを進撃して、敵陣地の上空にホバリングしている輸送ヘリコプターを破壊すれば勝利となる。

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▲進撃戦は、REDチームとBLUEチームに分かれて戦うチーム戦。現在のところ“工業団地”という名称の専用マップで戦える。▲敵陣地の上空にホバリングしている輸送ヘリを攻撃して、先に破壊したチームが勝者となる。

 進撃戦の特徴の1つが、プレイヤーだけでなく、両チームにそれぞれ5名から成るNPC兵士の部隊が加わっている点だ。

 NPC兵士は基本的に、マップの中央にある広い道を一団となってまっすぐ進撃していく。各種銃火器や盾を装備しており、カバーアクションを行ったりもするが、さすがにNPCだけあって人間のプレイヤーほど手強くはない。とはいえ、無闇に突撃すれば、敵のNPC兵士から集中攻撃を受けて倒されてしまうこともある。またNPC兵士が全滅しても、すぐに陣地から復帰して再び進撃を開始するので、プレイ中はほぼずっと、前線で敵味方のNPC兵士が小競り合いを続けることになる。

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▲拠点から出発したNPC兵士の部隊は、敵陣に向かってマップを進撃していく。そのため互いのチームが激突するマップ中央付近では、常に敵味方のNPC兵士が戦っている状態となる。
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▲個々のNPC兵士自体は、それほど強くはない。敵のNPCとの戦闘では適度な間合いをとってタイミングさえ計れば、銃撃や近接攻撃であっさりと倒すことができる。

 敵のNPC兵士だけなら初心者でもあっさりと倒すことができるが、敵プレイヤーも同時に進撃してくると、かなり厄介なことになる。NPC兵士に気を取られた隙を突かれて敵プレイヤーに狙われたり、逆に敵プレイヤーと戦っている横から敵NPC兵士に撃たれたりといった状況が、かなり頻繁に発生するのだ。このように、進撃戦はプレイヤーとNPC兵士が渾然一体となることで、実際に参加している人数以上に、乱戦の雰囲気を強く感じられるようになっている。

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▲NPC兵士かと思ったら、敵のプレイヤーだった! 近接攻撃を食らってあっさり死亡……。プレイヤーとNPCの見分け方は、名前の表示はもちろん、個性的なアバターのルックスや、機敏な動きなどに注意しておくことだ。

 また進撃戦では、敵プレイヤーやNPC兵士を倒すことで獲得したポイントを使って、このモード専用の特殊スキルを発動することが可能だ。特殊スキルを使用すれば、5秒間だけ無敵になったり、マーカーを投げた場所に爆撃を要請したりといった、さまざまな特殊効果を得られる。初心者プレイヤーでもNPC兵士を倒してポイントを稼ぎ、特殊スキルを発動すれば、チームに貢献することができるわけだ。

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▲通常、味方チームの仲間の位置だけが画面に水色で表示される。しかし“無人偵察”の特殊スキルを使うと、敵の位置が赤色で表示されるように。スナイパーが隠れている場所を探したり、敵の進撃ル-トを察知するのに便利だ。
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▲“特殊傭兵”のスキルを使用すると、ガトリングガンを装備した強力なNPC兵士を追加で呼び出せる。移動速度は遅めだが、圧倒的な火力を有しているのが特徴だ。

■キーパーロボ“タイタン”は強力無比! しかし破壊されると……?

 進撃戦ではNPC兵士の部隊だけでなく、敵味方に各2体のキーパーロボット“タイタン”が配備される。2体のタイタンは、ヘリコプター近くの陣地と、その手前の中央通路をそれぞれ警備しており、接近してくる敵を自動的に攻撃する。タイタンはガトリングガンとグレネードランチャーを装備しており、その正面にうっかり姿を見せると、グレネード弾であっという間に吹き飛ばされてしまうほどの強敵だ。

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▲プレイヤーの2倍はある巨体で、辺りをのっしのっしと歩き回るタイタン。その圧倒的な火力で、陣地防御の要となる存在だ。
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▲タイタンから発射されたグレネードが命中! 大ダメージを受けるだけでなく、豪快に吹っ飛ばされてしまう。立ち上がるまでは攻撃不能だ。

 まさに防御の要といった感じだが、それだけに自チームのタイタンが破壊されてしまうと、形勢は一気に不利になってしまう。

 じつは、2体のタイタンのうち最初の1体が破壊されると、それと同時に味方陣地の隣にある建物2階内部のシャッターが開く仕組みになっている。これによって、敵がこちらの輸送ヘリを直接攻撃できる通路が開いてしまうのだ。そのため、進撃戦の攻防ではいかに味方のタイタンを守りつつ、敵のタイタンを破壊するかというのが非常に重要になってくる。

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▲陣地そばの建物内部にあるシャッターは、戦闘開始時には閉鎖されている。だが味方のタイタンが1体破壊されると同時に、自動的にオープンしてしまう。
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▲シャッターが開くと、右前方の建物から突き出したコンテナの内部へと侵入可能に。この背後に輸送ヘリが飛んでいるため、コンテナを通れば輸送ヘリを直接攻撃できるポジションにつける。▲コンテナの出口に立つ敵を攻撃中。タイタンを破壊されてシャッターが開くと、このように味方の輸送ヘリのすぐそばにまで敵が迫ってきてしまう。

■2つの進撃ルートを選択せよ! それぞれの利点と欠点をレポート

 ここまで紹介してきた各要素を踏まえた上で、実際に進撃戦をプレイしてみた感想について語っていく。

 先に解説したように、マップの中央は道路になっており、かなり開けたスペースがある。障害物が配置されてはいるものの、基本的には見通しのよい場所だ。この一帯には敵味方のNPC兵士部隊が進撃してきて、激しい攻防戦が常に繰り広げられる。

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▲マップ中央のスペースは大きく開けていて、見通しがよい空間だ。敵味方のNPC兵士が常に小競り合いを繰り広げている場所でもある。

 一方、通路の両脇には2階建てのビルが並んでおり、プレイヤーが隠れられる場所もふんだんに用意されている。そのため、中央の通路スペースをNPC兵士のようにまっすぐ移動すると、両脇のビルの2階に潜んだ敵スナイパーから狙撃されるといった事態もしばしば発生する。

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▲マップ中央部は見通しがよいため、警戒もせずに突き進んでいると、敵のスナイパーに狙われて一撃で倒されてしまうことも。
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▲救助を要請している味方を助けにいったところ、敵に狙い撃ちされてしまった。『HOUNDS』ではけっこう見かける光景だが、いざ自分が食らってしまうとかなり悔しい(笑)。

 マップ中央部が敵に狙い撃ちされる場所となっている一方で、その両脇にある建物の2階に上がって道路中央を横切るブリッジを通れば、路上にいる敵からの攻撃を避けて、相手陣地の奥へ直接向かうことができる。タイタンを破壊してシャッターが開けば、ビルの内部を通り抜けてヘリまで到達することも可能だ。

 とはいえ、建物内部には死角が多く、待ち伏せている敵からの近接攻撃や地雷などの攻撃を受けやすくなっているので、進撃の際は注意が必要だ。

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▲敵味方のちょうど中間地点には、道路を横切るブリッジが存在している。ここを通れば、建物の2階を抜けて敵の陣地へ進撃できる。さらに、道路に展開する敵を頭上から攻撃することも可能だ。▲道路から建物の2階へ向かうには、屋内の階段だけでなく、道路脇にあるハシゴを利用してもOK。ただし、登っている途中で狙い撃ちされることも。
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▲建物2階を通ってブリッジに向かうと、そこに敵の姿が。マップ全体の中でもかなり重要なポイントだけに、ゲームの序盤から中盤にかけてはこの場所を中心に攻防戦が展開する。

 このように、進撃戦の専用マップ“工業団地”では、中央の道路をNPC兵士とともに進撃するルートと、建物内部をプレイヤーたちだけで突破するルートの大きく分けて2つの進撃ルートが存在している。その時々の局面に応じて、どちらのルートを選ぶのがベターなのかが変化するので、互いに相手の進撃ルートを読み合う、奥の深い攻防が楽しめるわけだ。

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▲陣地脇にある建物の2階は、シャッターが開くとヘリを狙い撃ちできる絶好のルートとなっており、敵プレイヤーが次々に押し寄せてくる。そのため、陣地で復活したプレイヤーは防戦のため、急いで建物内部の階段を駆け上がることに。

 さらに、時間が経過するに従って戦いの流れが変化していく点も、進撃戦ならではのおもしろさにつながっている。ゲームの序盤はNPC兵士を数多く倒してポイントを稼ぎ、たまったポイントで特殊スキルを発動させて、敵のタイタンを破壊する。そうして敵の防御を弱めたところで、ヘリに向かって突撃していくというのが、大まかな流れだと言えるだろう。

 そのため、ゲームの序盤ではマップ中央付近で乱戦が発生。その後、どちらか一方のチームに流れが傾くと、劣勢なチームの陣地脇にある建物の内部で激しい攻防が繰り広げられる、といった具合だ。

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▲建物内部を進撃するルートは、NPC兵士がやってこない一方で、敵プレイヤーによる待ち伏せも多々ある。互いに激しい戦いを繰り広げた結果、相打ちになってしまうといった状況も……。

 今回、筆者が進撃戦をプレイした範囲では、両チームとも輸送ヘリの破壊までには至らなかった。互いにギリギリの攻防を繰り広げた結果、どちらかのワンサイドゲームになることが比較的少なく、最後まで接戦を楽しめたのだ。その意味で、進撃戦のゲームバランスは良好だと言えるだろう。

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▲建物内部を通り抜けて、敵の輸送ヘリに肉迫! 銃撃でダメージを与え続けたものの……。▲輸送ヘリがホバリングしている場所は、敵プレイヤーやNPC兵士がリスポーンしてくる位置でもある。そのため、一斉攻撃を受ける羽目に。
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▲結局、両チームともヘリを破壊することはできなかった。その場合、敵のヘリにより多くダメージを与えていたほうが勝利する。この時は残念ながら敗れてしまった。

 筆者のような低レベルの初心者では、ハイレベルな武器やスキルを持つプレイヤーにはなかなか太刀打ちできなかった。しかし、進撃戦にはNPC兵士が存在しているため、そちらを倒すことでポイントを獲得し、偵察スキルなどを発動することでチームに貢献できるのは、かなりうれしい。

 デスマッチをはじめとする通常のPvPと違って、ややルールは特殊だが、ここで紹介したポイントをあらかじめ把握した上で行動すれば、PvPに慣れていないプレイヤーでも、十分に楽しめるはず。『HOUNDS』をプレイしたことがない人や、普段は協力プレイでストーリーミッションを中心に遊んでいる人にも、ぜひチャレンジしてもらいたい!

Published by (C)DMMゲームズ
Copyright (C) CJ NETMARBLE Corp. and REBORN GAMES Corp.

データ

▼『HOUNDS』
■メーカー:DMMゲームズ
■対応機種:PC
■ジャンル:ARPG
■正式サービス開始日:2014年4月29日
■価格:無料(アイテム課金)

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