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2014年8月8日(金)

進化した“バイオハザード・ザ・リアル2”をいち早く体験! グッズにフードに『バイオハザード』づくしの1日をレポート

文:ゴロー

 大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて、本日8月8日から開催される“バイオハザード・ザ・リアル2”。その本イベントのプレス向け体験会が前日の8月7日に行われた。

“バイオハザード・ザ・リアル2”

 “バイオハザード・ザ・リアル2”は、8月8日~11月9日の期間限定で開催されるシューティング型サバイバルホラー・アトラクションの第2弾。カプコン監修のもと、ユニバーサル・スタジオの映画技術を用いて『バイオハザード』の緊迫感と世界観が再現される。昨年の第1弾は“生還率0.002%”という驚異の難易度で話題となったが、第2弾はさらにグレードアップしている。

“バイオハザード・ザ・リアル2” “バイオハザード・ザ・リアル2”

 プレスオープンでは、先行体験のために特別に招待された約200名のゲストが、進化した“バイオハザード・ザ・リアル2”に次々とチャレンジしていた。特にアナウンスはされなかったが、前回よりもゾンビやクリーチャーとの遭遇率がアップしているそうなので、生還できた者は恐らくいないだろう。

“バイオハザード・ザ・リアル2”
▲アトラクション内でゲストがゾンビと対峙している一幕。挑戦する側は8~10人ほどでチームを結成し、ショットガンを駆使して敵を撃退しながらラクーンシティからの脱出を図る。

 ゲストが体験している間、『バイオハザード』シリーズのプロデューサーであり、本アトラクションの仕掛人でもある川田将央さんへの囲み取材が行われた。この後に筆者を含めた報道陣も“バイオハザード・ザ・リアル2”へチャレンジできるため、貴重な事前情報を仕入れるチャンスにも。なお、インタビューでは先日発表された『バイオハザード HDリマスター』のことも言及している。

“バイオハザード・ザ・リアル2”
▲インタビューに応じていただいた川田将央さん。

――“バイオハザード・ザ・リアル2”がいよいよオープンするということで、感想をお願いします。

 今回も『バイオハザード』の世界観がいい形で再現できたと思います。暗がりの中を進んでいく怖さだったり、突如襲ってくるゾンビだったりと、持ち味をうまく表現できました。クリーチャーの造形にも凝っていますし、シリーズの楽曲を実際に使うなど音楽にもこだわっています。

――昨年よりもパワーアップした点というのは具体的にどこになるのでしょうか?

 まず、ゾンビとの遭遇率が上がっています。どこから襲ってくるのか? という怖さよりも、次から次へと襲ってくる絶望感に重点を置いているところが前回との大きな違いです。

“バイオハザード・ザ・リアル2”

 さらに今回は、「大丈夫かな」と不安になるくらい、きわどい距離まで敵が近づいてきます。あと、体験時間についても、前回と比較してほぼ倍にボリュームアップしています。

――実際の体験時間はどれくらいになるのでしょうか?

 人によって異なりますが、大体7~8分ぐらいです。より濃密な『バイオハザード』を体験できると思います。

――一般的なお化け屋敷と違う点はどこになるのでしょうか?

 暗がりの中でゴールを目指すところは一般的なお化け屋敷と同じですが、敵から逃げるだけでなく、立ち向かっていけるところですね。それによって、仲間を助けるために戦うという行動も生まれますし。ストレスをため込むだけでなく、倒して発散できるのは大きな魅力だと思います。

――制作にあたって苦労したところはありますか?

 前回積み上げたもの以上を目指すという点で、いろいろことに苦労しました。どう見せればもっと怖く感じるかを制作スタッフのみんなで意見を出し合って決めたので、各シチュエーションにおける演出は大幅にクオリティアップしていると思います。

――先日、『バイオハザード HDリマスター』が発表されましたが、どのような作品になるのでしょうか?

 過去に発売した『バイオハザード』のリメイク版を、さらにリマスター化したものになります。特殊な作り方をしていたので移植は不可能と言われていましたが、ファンの情熱にお応えするべく、なんとか実現に漕ぎつけました。対応機種ごとにグラフィックやBGMを細かく修正していて、単なる移植に留まらないクオリティを目指しています。

 PS3/Xbox 360版は11月27日に発売されます。それよりも後に、PS4とXbox Oneでも発売する予定です。ぜひ期待していてください。

“バイオハザード・ザ・リアル2”
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■恐怖の閉鎖空間“バイオハザード・ザ・リアル2”に初挑戦!

 体験した感想を書く前に、“バイオハザード・ザ・リアル2”のルールを簡単に説明しよう。挑戦する側は複数人でチームを組み、それぞれがショットガンを持ってゾンビやクリーチャーを撃退しつつ脱出を目指すのが目的。銃には感染度を示すインジケーターが取り付けてあり、これはゾンビやクリーチャーに近づかれることで上昇する。限られた弾数の中で、いかに感染しないで脱出できるかが生還するポイントだ。なお、アトラクション内では“U.B.C.S.隊員”が誘導してくれるため、基本的に道に迷うことはない。

 使用するショットガンは本格的に作られており、手に取った瞬間にずっしりとした重みを感じた。ポンプアクション式のため1発撃つたびに弾を装填する必要があるのだが、リロードする時に引くフォアエンドが中々に固い。女性は厳しいのでは? と思ったが、女性や子ども向けのショットガンがしっかりと用意されていた。

“バイオハザード・ザ・リアル2”

 今回の体験ではチーム内に女性が数人いたため、勇敢にも前線に立って戦った……まではよかったが、ものの1分で感染度が半分以上に。ゾンビたちは四方八方の物陰から次々と襲ってくるので、すぐに撃退しないとあっという間に感染してしまう。物陰や壁からいきなり襲ってくるとわかってからは、どの場所も疑わずにはいられず、かなりの緊張感が味わえた。隊員の1人がクリーチャーに引きずり込まれるのを見た時は、思わず身震いが。

 体験した中でも、ネメシスに目の前30cmくらいのところまで迫られた時が一番の恐怖だった。その後に別室へ逃げることになったのだが、心拍数も感染度もMAXでパニック状態に。自分1人だけ全然別の方向に走り、隊員に「そっちじゃない!」と怒鳴られてしまった。これが現実なら、間違いなく自分はゾンビの仲間入りだ。

“バイオハザード・ザ・リアル2”
▲見上げるようなデカさでゆっくりと迫ってくるネメシス。ここで筆者は恐怖のあまり、弾を撃ち尽くしてしまった。

 なんとか全員が最終地点にたどり着けたものの、ブラインドガラスには“You Are Dead”の文字が。どうやら、我々のチームは生還できなかったようだ。今回から、感染度を下げる“グリーンハーブ”や弾薬の補給ポイントが随所に用意されているのだが、それでも足りないと思うぐらいにゾンビやクリーチャーとの遭遇率が高かった。

 ゾンビやリッカーの動き、タイラントやネメシスの造形、そして危機迫る感じでエスコートするU.B.C.S.隊員の人たちなど、まさに“リアル”な『バイオハザード』の世界を体験できた。アトラクションとしてもかなり歯ごたえがあるので、生還者第1号を目指してチャレンジしてみてはいかがだろうか。

“バイオハザード・ザ・リアル2”

■『バイオハザード』グッズ&コラボフードをフォトレポート

 パーク内では、『バイオハザード』グッズのショッピングやコラボフードも楽しめる。“バイオハザード・ザ・リアル2”の会場に隣接するショップ“ワンダー・ピックス”は、8月7日よりオープンしており、『バイオハザード』をテーマにしたTシャツやランドリーバッグなどを取りそろえている他、合成写真の記念撮影も行える。

“バイオハザード・ザ・リアル2”
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▲販売されているグッズは、Tシャツやランドリーバッグ、マフラータオルやドッグタグなどさまざま。
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▲クリスやネメシスの精巧なフィギュア、発売中のパッケージ版『バイオハザード』シリーズなどが展示されていた。
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▲合成写真の背景は複数のパターンがある。こちらは、今回の“バイオハザード・ザ・リアル2”で一番の恐怖を与えてくれたネメシスとの3ショット。▲アンブレラの社員証を模したネックストラップ。購入すると、自分の証明写真を入れてくれるといったサービスも。

 ラクーンシティ・フードカートにて、『ラクーンシティ・グリーンハーブ・ラップ』(750円)と『グリーンハーブ・ドリンク ~レモンソーダ~』(500円)が販売されている。セットで購入すれば50円お得。

“バイオハザード・ザ・リアル2”

 『ラクーンシティ・グリーンハーブ・ラップ』は、大きめのチョリソをチリソース&バジルソースで味付けしたラップサンド。少し辛めでボリュームもあるので、“バイオハザード・ザ・リアル2”へ挑む前にこれで体力を蓄えておこう。『グリーンハーブ・ドリンク ~レモンソーダ~』は、星型のナタデココが入った、ほどよい甘みのレモンソーダ。かき混ぜると鮮やかな緑色に変わる。

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▲ラクーンシティ・フードカートの場所は、パーク内にあるルー・ワッサーマン氏の銅像が目印だ。

■恐怖体験の後は神秘的な魔法の世界へ

“バイオハザード・ザ・リアル2”

 『バイオハザード』の世界をひと通り堪能した後は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんのご好意で“ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター”を体験させてもらった。こちらは『ハリー・ポッター』の世界を再現したエリアで、7月15日にグランドオープンしたばかりとなる。

 さらに、“ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー”にも乗ることができた。映像と融合した新感覚のアトラクションで、まるで自分が空を飛んでいるような気分が味わえる。ハリー・ポッターといっしょにホグワーツの空を冒険したい人は、ぜひ1度お試しあれ。

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▲エリア内で販売されていたバタービールが大盛況だった。ビールと言ってもアルコール抜きなので、子どもにも大人気。炭酸とフローズンの2種類がある。

■“バイオハザード・ザ・リアル2”概要
【開催期間】2014年8月8日~11月9日
【開催時間】パークオープン1時間後からパーククローズ1時間前まで
※ハロウィーン・ホラー・ナイト開催日は12時からパーククローズまで
【場所】ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ニューヨーク・エリア内 パレスシアター

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

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