2014年8月17日(日)
“ファンタシースター感謝祭2014”決勝大会で最速タイムを叩きだしたのはこのチーム! EP3後のロードマップやアルティメットクエストも判明
セガは、『ファンタシースターオンライン2』のファン感謝祭“ファンタシースター感謝祭2014”アークスグランプリ決勝大会を、8月16日に東京都にある有明コロシアムにて開催した。
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このイベントは、全国で開催されてきた入場無料のファン感謝イベント内で行われてきた、タイムアタックイベント“アークスグランプリ”の決勝大会。ステージには、『PSO2』シリーズプロデューサー・酒井智史さん、『PSO2』シリーズディレクター・木村裕也さん、ディレクター・菅沼裕さんが登場。続いてゲストとして、『PSO2放送局』から放送局長の桃井はるこさん、副局長の会一太郎さん、声優の榎本温子さん、“PSO2アークス候補生!”である高野麻里佳さん、小原莉子さん、高木友梨香さんも登壇した。
イベント名通り、“アークスグランプリ”の決勝大会が行われたが、その合間に“PSO2放送局感謝祭SP”や特別ゲストも登場した“ハーフタイムショー”などのコーナーも存在。エピソード3の続報もあったため、タイムアタックに自信がないというアークスでも楽しめる内容になっていた。
■PSO2放送局
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会場で新たに公開された、アップデート情報について掲載していく。新スクラッチ“ゴールドラッシュフィーバー”は8月29日14:00から販売される。エピソード3開始と同時に販売が始まった場合、ユーザーが混乱するかもしれないので、あえてずらしているとのことだ。バウンサーイメージのコスチュームに加えて、カジノエリアのディーラーコスもある。
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続けて9月上旬のアップデートが判明。オーダーやビンゴで手に入るお月見ビンゴやお月見シーが登場する。新たなスクラッチ“ミスティックムーン”は、2代目クラリスクレイスやルーサーのコスと髪型が登場。神主や巫女のコスもあるようだ。
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クーナに新たなコスチューム&ライブが登場。新曲の『終わりなき物語』は、ロックでいい曲になっていると、開発メンバーは説明した。さらに新たな要素として搭載されるアンコールは、各ブロックごとに行われ、見事に発生すると何かが起こるという。
新たなタイムアタッククエストとして、ウォパルの走破演習が登場。前半はカタパルトで飛ぶ仕組みがあり、後半はスイッチを押すことがカギとなるようだ。最後に登場するオルグブランとビオル・メデューナは、工夫することでショートカットできるとのこと。
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ハルコタン初の緊急クエスト“黒に染まる領域”は、エネミー・パジャドゥリンを追いかけ、エネミーが付けていく灯籠の火を消していくことに。灯籠に火がつくと瘴気が満ちて、黒の民が強くなるので、負けずに消しておこう。
「報告したいことがある」と菅沼さんが切り出したのは、PS Vita版のパッチについて。8月27日のアップデートのデータは約5GB。会場にあがったざわめきについて、菅沼さんはこの理由を説明し始める。
今回のアップデートには、これまでのパッチデータを圧縮する特別なプログラムが収録されているという。現在は約10GB分のパッチデータがあるが、次のパッチを適用すると今回のを含めて約8GBになるようだ。もし、5GBの容量を確保できない場合は、一度インストールデータを消去して、再度落としてほしいと補足していた。
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また、今後のロードマップが公開となった。エピソード3配信後にはシップ対抗戦第2弾を開催予定。こちらは、第1弾の反省をふまえたものになっていると木村さんは語っていた。秋には新フィールドや新ストーリークエストに加えて、マグのレベル上限が190まで解放される。
さらに、冬には大型アップデート“世壊の刻、禍律の刻”が控えている。そこには、新たなコラボスクラッチや機能改善などが含まれているようだ。
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▲他にもいろいろなキャンペーンがある。詳細はプレイヤーズサイトを参照のこと。 |
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シリーズの原点をリメイクした『ファンタシースター ジェネレーション:1』『2』が、PS3用サービスである“PlayStation2アーカイブス”にて発売決定。8月20日に2作同時配信となり、価格は各800円(税抜)だ。
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▲開発チームからは、スタッフ募集のお知らせが。企画スタッフやゲームマスター、チェッカーなどを募集している。 |
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また、アプリ『PSO2es』についても、情報が公開された。8月27日のエピソード3配信にあわせて、新クラス・バウンサーや新武器、“受け取りカウンター”の実装など、アプリでもさまざまな要素がアップデートされる。また、レアボスを討伐する“緊急クエスト”が発生するように。1分間の間にボスのHPを削りまくるもので、最大10人の仲間に救援依頼が可能。討伐すればレアアイテム入手のチャンスとなる。
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さらに、新たなチップも登場。アザナミとジョーゼフ、イオ、クロトが続々配信予定だ。また、“BIG3キャンペーン”が実施決定。第1弾はログインキャンペーンで、第2~3弾は後日に公開される。
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スペシャルゲストとして、セガの小林秀聡さんと光吉猛修さんが登場。小林さんからは『ファンタシースターオンライン2オリジナルサウンドトラックVol.3』が12月24日に発売されることは明かされた。CD4枚のうち、2枚が“採掘基地防衛線”のBGMになるという。
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光吉さんの口からは、8月30・31日に東京ビッグサイトTFTホールにて、アーケード用ゲーム『maimai』のイベント“maimaiLIVE2014 洗濯祭”が行われることが告知された。豪華アーティストが登場するこのイベントに参加すると、さまざまな入場特典をもらえる。イベントチケットはCNプレイガイドにて発売中だ。
さらに、その形状から「洗濯機」と揶揄(やゆ)された『maimai』が、なんとSHARPのプラズマクラスター洗濯機とコラボを実施。会場では、プラズマクラスター洗濯機(maimai Ver.)と撮影できるので、この奇跡のコラボを見逃さないように!
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イベントの最後には、酒井さんが「エピソード3は始まりますが、それはまだ入り口です」とコメントし、今後の新要素が詰まったとっておきの映像を公開。映像では、“残された【敗者】(ルーサー)の遺産”という気になるキーワードや、ウォパルの新フィールド“浮上施設”についてを確認できた。さらに、今冬にはアルティメットクエストが実装されることが判明した。
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最後に酒井さんは「来年で『ファンタシースターオンライン』が15周年を迎えます。いろいろと考えているので、これからもシリーズをよろしくお願いします!」とファンに向けてあいさつした。
■ハーフタイムショー
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アークス候補生と、光吉さん&小林さんによる、クーナの曲『Our Fighting』がライブ演奏された。TheSketchbookにてアーティストとして活動する小原さんは担当するギターで、小林さんはキーボードでの登場となった。会場のアークスは携帯電話のライトを使って一体となり、ライブを満喫していた。
最後の曲(といっても2曲しかないが)は『PSO2』とのコラボも開催された『バーニングレンジャー』のOP『Burning Hearts ~炎のANGEL~』。原曲を歌っていた光吉さんに加えて、アークス候補生もコーラスで参加し、会場を熱狂された。
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なお、アークス候補生による特別番組が、9月9日20:00から生放送されることが決定。3人の候補生と菅沼さんがエピソード3の魅力をお伝えする番組になる……予定だ。候補生3人が集まる初の番組になるので、楽しみにしておこう。
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クーナ役の喜多村英梨さんからのメッセージに続いて、9月に配信される『終わりなき物語』のライブ映像が先行で公開された。楽曲の途中で合いの手が入るという、これまでにない曲に仕上がっていたので、チェックできなかった人はゲーム内に実装されるのを楽しみにしておこう。
■PS NOVA情報局
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このコーナーには、『ファンタシースター ノヴァ』の都築靖之プロデューサーが登壇。現在配信されているバトル体験版について、いろいろな意見が来ているとコメントした。それらの意見を参考に、問題点は製品版にできるだけフィードバックしたいと考えているため、「ぜひ体験版をプレイして、意見を寄せてください」とメッセージを送った。
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また、これまでに「用意していない」と明言されていた『PSO2』との連動が判明。『PSO2』をプレイしているPS Vitaで『ファンタシースター ノヴァ』をプレイすると、ゼノ、アフィン、エコーがゲームにゲスト参戦する。彼らと一緒に冒険に出られるが、あくまでゲスト参戦で物語にはからまないとのこと。各キャラは『ファンタシースター ノヴァ』のエンジンで作り直しされているため、デザインが変更されているようだ。
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初回封入特典は3種類のコード。『ファンタシースター ノヴァ』プロダクトコードは、全種族用のコスチュームレシピと消費アイテム“経験値ブースト2倍”のレシピだ。“『ファンタシースター ノヴァ』友だち紹介プロダクトコード”は、紹介したユーザーがソフトを30%割引で購入できるもので、『PSO2』アイテムコードは『PSO2』で使えるアイテム用のコードとなっている。
また、ここで『PSO2』について木村ディレクターから補足説明が入った。現在、全種族が着られるコスチュームはカラーチェンジできないが、人型が着るものと、キャストが着るものをわけることで、今後はカラーチェンジできるようになるという。『ファンタシースター ノヴァ』に収録予定のアイテムコードも、その機能が実装されるとのこと。
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関連商品として、オリジナルポーチの発売が決定。外側はアークスのロゴを使ったシンプルなものだが、内側にはラピ子(二代目)がデザインされている。
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あわせて、東京ゲームショウ2014に『ファンタシースター ノヴァ』がプレイアブル出展されることが明らかに。会場では、“新ギガンテス戦”と“絶望の体験”を体験可能。“新ギガンテス戦”は、体験版とは異なるギガンテスとのバトルが展開する。“絶望の体験”は現在配信しているマイルドに調整されたアグリオスではなく、強いアグリオスとのバトルを楽しめる。
■アークスグランプリ決勝大会
●1stステージ
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決勝大会は、各会場を勝ち抜いたメンバーに加えて、当日予選を勝ち抜いたチームによって競われた。1stステージはこれまで行われてきた“アークスGP2014予選”を使用。タイム上位の4チームがセミファイナルに進むことができる。各チームともに、これまで練習してきたテクニックを披露した。
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PS Vita部門は2人しかいないため、“ブリュー・リンガーダ”戦だけではなく、道中でのわずかなミスもタイムに影響してしまう。上位4チームとして勝ち進んだのは“レアドロップなんて無かった”、“所持金が不足しています”、“Clover Club”、“ぶた”であった。
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PC部門はどこも接戦に次ぐ接戦。最初にプレイした“Chaser”が、いきなり1:52:42という大会最速タイムを叩きだす。その後も、2分10秒を切る好タイムが続出。“Chaser”、“TACO”、“魔法熟女いぬじる★ミツコ”、“ちくわ。”がセミファイナルに駒を進めた。
●セミファイナル
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セミファイナル以降のクエストは会場で発表されるために、初見のクエストとなる。そのために、一太郎さんとアークス候補生がセミファイナルのクエストに挑戦した。クエストの場所は採掘基地で、ダーカー100体組み手が展開する。100体組み手は、昔から菅沼さんがやりたかった内容だという。ほぼすべてのダーカーが登場して、最後にはダーク・ビブラスが姿を見せる。
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押し寄せるダガンを倒していくと、カルターゴ、リューダソーサラー、ディカーダが登場。後半になると、敵の攻勢が増す作りになっている。複数の厳しいダーカーが現れるため、どう対処していくかが重要となる。堅いダーカーに続いて、力押しをしてくるダーカーが登場する。かなりの数のダーカーが押し寄せてきたが、一太郎さんと腕を上げた候補生はそれらを撃退し、8:29:42でクリアした。
セミファイナルは、全チームによるタイムアタックではなく、勝った方が決勝戦に進むタイプとなる。なお、このクエストはエピソード3と同時に一般配信されるとのこと。
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PS Vitaのセミファイナルに残ったチームの多くは、ブレイバーとファイターという組み合わせであった。ファイターがダーカーをまとめて、ブレイバーが撃破していくスタイルだ。ダーク・ビブラス戦では展開に大きな差は出ず、それまでの100体のダーカーを先に処理できた“Clover Club”と“ぶた”が勝利をつかんでいた。
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PC部門は、2戦とも白熱した展開に。先行した”TACO”に対して、ファイター2人を要する“魔法熟女いぬじる★ミツコ”は、敵をまとめてからフォトンアーツのオーバーエンドで一気にせん滅して、逆転に成功。そのまま、先にダーク・ビブラス戦に突入した。左足を攻撃してダウンさせ、弱点を攻撃した“魔法熟女いぬじる★ミツコ”が、3:04:37でいち早くクリアした。
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もう一方の“ちくわ。”vs “Chaser”のバトルは、ほぼ差がないまま、撃破数50体を突破。ここで少し差が見え、“Chaser”が堅いダーカーが登場するウェーブに先行して突入した。“ちくわ。”も追い上げたが、ダーク・ビブラス戦に約3分で突入した“Chaser”が、3:17:03で決勝に進んだ。
●ファイナル
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ファイナルのクエストは連戦形式となっていて、炎タイプのアポス・ドリオスに続いて、ダークファルス・ルーサーが登場。なお、ダークファルス・ルーサーのAIは固定されている他、条件を平等にするためにミラージュが入らなくなっている。
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PS Vita部門決勝に残ったのは、ファイター&ファイターの“Clover Club”と、ガンナー&ファイターの“ぶた”。どちらのチームも、まずはアポス・ドリオスを倒す必要があるが、“ぶた”がいち早くアポス・ドリオスを倒す。“Clover Club”は“審判の柱”の破壊に苦労していたが、遅れてアポス・ドリオスを倒した。
“ぶた”は、ダークファルス・ルーサーの腕に続いて、コアを攻撃。“Clover Club”も必死でダークファルス・ルーサー戦に入るが、“ぶた”はカタストロフ・レイの攻撃を完全に対応。そのままナックルで押し切り、3:17:38という圧巻のタイムでクリアした。
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PC部門のファイナルに挑んだのは、“魔法熟女いぬじる★ミツコ”と“Chaser”という、大会の常連である2チーム。“魔法熟女いぬじる★ミツコ”はブレイバー2人&ファイター&ガンナーで、“Chaser”はテクター&ファイター2人&ガンナーという組み合わせ。4本ある“審判の柱”を破壊した際の1回のダウンでアポス・ドリオスを倒してしまうのではないかと、開発陣は予想していた。
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しかし“Chaser”は“審判の柱”を壊さずに直に本体を撃破。まさかの展開に開発陣も驚きを隠せなかった。さらに“Chaser”はダークファルス・ルーサー戦でも落ちてくる場所に待機して、弱点のコアが出るや攻撃するというテクニックを披露。弱点部位を狙えない相手の攻撃中も空中で攻撃を続けた“Chaser”は、クリアタイム3:43:82という記録で優勝を果たした。
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優勝チームには、ACやルームグッズに加えて、水野画伯直筆のイラストに出演者のサインが寄せられた色紙が手渡された。
■第2回コスプレコンテスト
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今回のコンテストには、40組以上のコスプレイヤーエントリーしていたとのこと。背中側までこだわりぬいたコスチュームやネタっぽいものまでたくさんあり、会場は大きな歓声に包まれた。特別賞に選ばれた8名には10,000ACと記念のルームグッズが、最優秀賞者には20,000ACと記念のルームグッズが贈られた。
(C)SEGA
データ
- ▼『ファンタシースターオンライン2』(ダウンロード版)
- ■メーカー:セガ
- ■対応機種:PS Vita
- ■ジャンル:RPG(オンライン専用)
- ■サービス開始時期:2013年2月28日
- ■プレイ料金:無料(一部有料アイテムあり)