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2014年9月12日(金)

『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』主演・DAIGOさんに直撃! 映画を100倍楽しめる撮影秘話から主題歌への想いまでを語る

文:ファイ

 こんにちは! TCG担当のファイです。今回はなんと! 『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』の実写パート『3つのゲーム』で主演されたDAIGOさんご本人に、撮影でのエピソードや映画の見所やカードゲーム『カードファイト!! ヴァンガード(以下、ヴァンガード)』の面白さを語ってもらいました。『ヴァンガード』を知らなくても楽しめる映画になっているので、カードゲームを知らない人もぜひご覧ください。

『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』

■実写パート『3つのゲーム』について聞く

『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』

――はじめに『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』に出演された経緯を教えてください。

 もともと『ヴァンガード』が始まってから、CMイメージキャラクターをやらせてもらっていました。もうすぐ4年になるのですが、その縁でスペシャルドラマ(2012年5月放送、『STAND UP!ヴァンガード』)に出演しました。今回の映画の実写パート『3つのゲーム』は、その続編ということで引き続きの出演という事になりました。

――今作では教師役で出演されていますが、どのような点を意識しましたか?

 今作は前作(前述のスペシャルドラマ)の続きということで、キャラ作りはできていたのですごくやりやすかったですね。ダイゴ先生(劇中での役名)は、基本的にすごく熱血漢で正義感溢れる、だけどたまに熱くなりすぎて空回りをしてしまう。そんな、すごくピュアでストレートな大人の教師になるようにしました。

――オープニングにスロー再生されているようなシーンがありますが、実は実際にゆっくり撮影したと伺いました。ほかに撮影中の面白い話や、共演者とのエピソードがあれば教えてください。

 撮影は今年の1月に結構短い期間で行いました。期間が短い分、1日の撮影がすごく長かったのを覚えています。あるすごく寒い日に、お腹に貼るカイロを使っていたのですが、貼り方が甘かったのかどう見ても四角いものがお腹から浮き出ているというのがありました。本番では剥がしましたが、僕は寒いのが苦手なので大変でしたね。

 ちゃんと貼れたまま撮影できた日もあったので、どこかのシーンでお腹が盛り上がっているのがあれば、「カイロを忍ばせていたんだな……」と思っていただければと。いろいろと厳しい撮影でしたが、そういう部分も超えてできあがった映画になったのではないかと思います。

――劇中で『ヴァンガード』のイベント会場のシーンがありますが、このシーンは実際の“新春トリオ祭2014”の会場で撮影されていました。周囲のファイターは撮影されていることを知らないままでしたが、こういうシーンでの撮影はいかがでしたでしょうか?

『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』

 例えば会場を埋め尽くすエキストラさんを集めると本当に大変なことになってしまうと思いますが、あのイベント会場がリアルなものだったことで「あれなんだろう?」とこっちを見ている人がいたりとか、すごくリアルな撮影ができたんじゃないかなと。会場に来てくれた全員が盛り上げてくれて、すごいスケールのシーンになったと思いますね。

――大河内警部役の高知東生さんはどんな方でしたか?

 高知東生さんはこの作品をきっかけに『ヴァンガード』を手に取ったと聞きました。カードの取り扱いもすごく上手でしたね。映画をご覧になって頂ければわかると思いますが、すごくしびれるファイトシーンになったと思います。堅い役柄とは真逆のすごく気さくな方で、一緒にお仕事ができて楽しかったです。

『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』

――スギちゃんの出演シーンを探すのが大変でした。

 スギちゃんはほんとに一瞬ですね。トータルで20秒程度だと思います。実は敬礼するシーンがあるはずだったのですが、スギちゃんが本番で敬礼がとんじゃって。敬礼がずっとしたかったと彼はいっていたのですが、忘れちゃったものはしょうがないし、何よりそれでOKが出てしまったのでそれが全てかな、と(笑)。

――スペシャルドラマ時からダイゴ先生は三森すずこさん演じるマリア先生にアピールをしていますが、なかなか進展がないように思います。この先、DAIGOさんとしてはどうなっていくと思いますか?

『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』

 徐々に距離は近くなってきていると思います。ほんと、徐々にですけど。少しずつ信頼も得ているかなという感じはしますので、そうですね……あと20作くらい続けばゴールインってこともあり得るのではないでしょうか(笑)。

――ダイゴ先生は意外と猪突猛進な感じもするのですが、20作も待たないでグイグイいってしまわないのでしょうか?

 うーん。多分ですけど、男が一番わからないのが女性の心だと思います。なのでダイゴ先生もそのへんわかってないかなと。すごく好きだって想いを全面的にダイゴ先生が出していると思うのですが、決定的なアタックができないという意味で慎重なところがありますよね。

 あとやはり同僚ですから。もし上手くいかなかったら職場で気まずいですし、もし上手くいってもその先で別れたらさらに気まずいとか(笑)。『ヴァンガード』と一緒で、いろんなパターンの展開をイメージしているのではないでしょうか。

■カードゲーム『ヴァンガード』の魅力とは?

――現在、電子ゲームなど様々な遊ぶためのツールがありますが、アナログゲームである『ヴァンガード』の魅力はなんでしょうか?

 正直な話ですが、僕自身もカードゲームというのは『ヴァンガード』がある意味初めてやりました。子供の頃にカードを集めたりしたことはあるのですが、対戦をしたことがなくて。CMがきっかけで始めた『ヴァンガード』ですが、僕が一番面白いと思うのは一生懸命頑張って作ったデッキ(対戦するために選んだ50枚のカード)にトライアルデッキ(初心者向けにすぐ対戦できる50枚のカードになっている商品)で挑んでも、勝てちゃったりもするというところですね。

 子供から大人まで、世代に関係なく勝ち負けが付いたり、初心者でもベテランに勝てることがあったり、そういう運も大事な要素になっているゲームだなと思います。ルールを知っている人との対戦はほんとうに夢中になります。興味があるけどルールを覚えるのはちょっと……と思う人もいると思いますが、実際に対戦するとあっという間に覚えますね。

 今の時代、電子ゲームや携帯アプリなど、ゲームはたくさんありますが、アナログな部分で楽しめるというのは、目に悪いこともないし、パワーの計算も自分でやるので計算速くなったりしますし。そういう意味では健全というか、健康に楽しめるゲームじゃないかなと思います。戦略を練るには頭も使いますし、健全に楽しめるゲームがヴァンガードだと僕は思いますね。

――アニメの『ヴァンガード』では本人役として出演していましたが、実写とアニメでの違いのこだわりを教えてください。

 アニメはほんとに“DAIGO”役としてそのままで出演させてもらいました。実写では“ダイゴ”役として出演しているので、作品としてのダイゴという感覚があります。これは自分の中で持っているこだわりで、見ている人にはその差はわからないかもしれません。ただ、わからなくても人それぞれの見え方があると思うので、それでいいかなと思っています。

――劇中では『ヴァンガード』ファイターには見逃せないネタがちりばめられていましたが、特に『ヴァンガード』ファイターに注目して欲しいシーンを教えてください。

『劇場版 カードファイト!! ヴァンガード』

 ファイトシーンですね。実はもっと細かく撮影していました。しかし、映画としての見やすさや尺の問題などでカットされてしまったシーンもあったりします。ですので、シーンとシーンの間が飛んでいても、何があったのかをみなさんでイメージしてもらいたいです。あとは「これはもう無理だろう」と思われているシーンでも諦めずに戦い続ける姿というものを感じてもらえれば嬉しいです。

――『ヴァンガード』は世界中にファイターがいますが、映画の世界進出はあるのでしょうか?

 そこはもうお任せしています。作品ができあがったら僕らの元から離れていって、映画を見てくれた人たちのリアクションが全てだと思っています。でも広がっていって欲しいですね。『ヴァンガード』は世界中にファンがいますし、カードゲームの実写映画って他に見ないですからね。ただ、いつでも世界進出の準備はできています

■主題歌『CHANGE!!』に込められた想い

『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』

――劇中では心にグッと響く台詞がたくさんありましたが、DAIGOさんがお気に入りの台詞やシーンはどこでしょうか?

 今回は主題歌も歌わせてもらっていて、歌詞は撮影したあとに書きました。歌詞を書く際にいろいろなシーンに感銘を受けて、「希望を実現する世界を俺はイメージできる」とか、『ヴァンガード』にもピッタリだし、人生そのものにも通じるものがあると思いますよね。他にもいろんな台詞から受けた印象を歌詞にちりばめられたと思います。

――台詞から感銘を受けて歌詞を書いたという主題歌の『CHANGE!!』という曲を作る上で、楽曲に込めた想いを詳しくお願いします。

 『ヴァンガード』の世界観を大事にしたかったので、曲調も疾走感のあるメロディアスの曲にしました。映画の世界観に通じるような歌詞にしたかったですが、映画を見ていない人でも共感してくれるように書きました。すごく落ち込んだときやつらいとき、絶望的な状況に追いやられた時こそ、ネガティブをポジティブに“CHANGE!!”させて生きたいくことが大事なんじゃないかなという想いが込められています。『ヴァンガード』をやっているとどう考えても劣勢でも、そこから巻き返す意識というのが大事だと思うし、ここで逆転したら自分が格好いい!というポジティブな考え方をする方法があると思います。それってやはり人生にも通じるものですよね。

――ちなみにDAIGOさん自身が“CHANGE!!”したことやしたいことはなんでしょうか?

 そろそろしっかりやらなきゃなと思うのは、僕も36歳になったので体をしっかり保っていかなきゃなってことですね。筋トレとかすごく嫌いでやりたくなかったのですが、意識を“CHANGE!!”して腹筋とか始めました。腹筋がしっかりしているとすごくいい声が出せるし、ある程度はあった方がいいなって思いましたね。ただ、すごいマッチョになりたいというわけでもないのでその辺は加減しています(笑)。

■人生の先導者、それが『ヴァンガード』

――DAIGOさんにとって『ヴァンガード』とはなんでしょうか?

 いろいろな景色を見せてくれたもの、でしょうか。CMをやらせてもらって、主題歌を担当させてもらって、出演もして、世界が広がりました。皆さんも『ヴァンガード』を通じて出会えた人たちとかたくさんいると思います。僕にとっては、僕の人生も先導してくれた、そんな存在だと思いますね。

――ところで、現在放送中のアニメ『LOVE STAGE!!』では、『ヴァンガード』の先導アイチ役の代永翼さんと共演されていますが、なにかエピソードはありますか?

 代永さんとは『ヴァンガード』仲間というか、すごくいると落ち着くような存在になっています。縁もあって別の現場での一緒にお仕事させて貰っていますし、代永さんの声もすごく素敵ですよね。『ヴァンガード』を通じて知り合うことができて本当によかったなと思える仲間のひとりです。

――最後に映画を楽しみにしているファンの人たちへのメッセージをお願いします。

 本当にこの作品は実写もアニメもすごくテンポのいい作品になっています。僕が出演している実写版に関しては『ヴァンガード』が好きな方はもちろん、知らない方でも楽しめる作品になっていると思いますので、これをきっかけに『ヴァンガード』の世界に足を踏み入れてくれたら嬉しいです。すごく前向きになれる映画になっていますので、ぜひ劇場に足を運んで見て貰えれば嬉しいです。

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 いかがだったでしょうか。映画で注目したいシーンだけでなく、『ヴァンガード』の魅力についても熱く語っていただきました。実写パートでDAIGOさんが主演となる『劇場版カードファイト!! ヴァンガード』は9月13日(土)から全国の劇場で公開されます。ちなみに、こちらに僕が試写会に行ってきた際のレポートもあるので参考にしてください。それではまた!

(C)bushiroad All Rights Reserved.
(C)劇場版ヴァンガード製作委員会
配給:松竹

データ

▼『カードファイト!! ヴァンガード VG-MBT01 ムービーブースター ネオンメサイア』
■メーカー:ブシロード
■発売日:2014年9月24日
■希望小売価格:1パック150円+税(1ボックス15パック入り)
 
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▼『カードファイト!! ヴァンガード VG-MTD01 ムービートライアルデッキ 凶星の根絶者』
■メーカー:ブシロード
■発売日:2014年9月24日
■希望小売価格:1,000円+税
 
■『カードファイト!! ヴァンガード VG-MTD01 ムービートライアルデッキ 凶星の根絶者』の購入はこちら
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