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2014年9月11日(木)

『バイオハザード リベレーションズ2』ではクレアとバリーの娘・モイラが謎の孤島を探索する――新クリーチャーや舞台背景などの情報が公開!

文:皐月誠

 カプコンは、2015年初頭に発売するPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト『バイオハザード リベレーションズ2』の新情報を公開した。

 本作は、“原点回帰”をコンセプトに掲げた『バイオハザード リベレーションズ』の続編にあたるタイトル。舞台や設定などは、従来の『バイオハザード』シリーズから大きく異なるものになるという。

『バイオハザード リベレーションズ2』

 すべてのバイオテロの始まりとなった、ラクーン事件における数少ない生存者のひとりであるクレア。

 彼女はその後、バイオテロや薬害を告発し、被害者を支援するNGO団体“テラセイブ”に所属し、多忙な日々を送っていた。

 2011年――。

 テラセイブの本部が突然の襲撃を受ける。クレアと、彼女の友人であり新入職員でもあるモイラは、何者かに拘束されてしまう。

 孤島に打ち棄てられた収容所で目覚める2人。状況も掴めぬうちに彼女たちが目にしたのは、人ならざる物に無残に殺されてゆく仲間の姿だった……。

 絶望的な状況から、クレアとモイラの脱出劇が始まる。

『バイオハザード リベレーションズ2』
▲物語の舞台となる孤島。どのような島なのか、なぜクレアたちは連れて来られたのか、なぜクリーチャーが存在しているのか――すべてはまだ謎に包まれている。

■『バイオハザード リベレーションズ2』1stトレーラー動画

■序盤のストーリー

●襲撃を受けるテラセイブ本部

 その日、テラセイブ本部ではパーティが催されていた。晴れてテラセイブの一員となったモイラは、クレアとの再開を楽しむ。しかし、パーティの賑やかな談笑はヘリの爆音にかき消された。そして、パーティ会場は瞬く間に特殊部隊に制圧されてしまう。

「クレア・レッドフィールド。機密情報漏洩、スパイ嫌疑で拘束する」

 見に覚えのない嫌疑を告げられ、クレアとモイラは捕らえられてしまう。

『バイオハザード リベレーションズ2』 『バイオハザード リベレーションズ2』

●監獄で目覚めるクレア

 捕らえられ眠らされたクレアが目覚めたのは、古びた独房の中だった。その腕には、緑色に光るブレスレットがはめられている。不可解な状況だが、クレアはまずモイラの行方を探す。

『バイオハザード リベレーションズ2』

●モイラとの合流

「誰か助けて!」

 叫び声を頼りに、モイラを見つけ出したクレア。タイミングを見計らったかのように檻が解錠され、2人は合流を果たす。まるで何者かに観察され、誘導されているかのように……。

『バイオハザード リベレーションズ2』

●2人の脱出行が始まる

 収容所らしき建物は、いたるところに死体や血痕が存在し、まともな場所とはとても思えない。クレアとモイラは脱出すべく、探索を始める。

『バイオハザード リベレーションズ2』

●協力して生き延びろ

 数々の死地から生還してきたクレアは、刃物や銃器の扱いに長けている。しかしモイラはそのような経験がまったくないため、武器を持って戦うことができない。クレアはコンバットナイフ、モイラはライトを手にし、互いをサポートしながら進むこととなる。

『バイオハザード リベレーションズ2』

●クレアとモイラの使い分け

 クレアとモイラの操作はリアルタイムに切り替えられる。クレアは入手できるすべての武器を使用可能。敵に不意をつかれても血路を切り開ける。通常はクレアを中心としてプレイすることになるだろう。

 一方のモイラは、前述の通りライトが主な装備。ライトは隠されたアイテムの探索に必須となる他、光量が強力なためクリーチャーの目眩ましに使える。武器は使えないようだが、他に使える道具はあるのだろうか?

『バイオハザード リベレーションズ2』 『バイオハザード リベレーションズ2』

●未知のクリーチャー“アフリクテッド”との遭遇

 収容所内の探索を進める2人は、異形のクリーチャー“アフリクテッド”と遭遇する。明確な殺意をもって襲いかかるアフリクテッドから辛くも逃れるクレアたち。このクリーチャーは収容所内にどれだけの数が徘徊しているのだろうか? ここには想像した以上の危険が潜んでいる。

『バイオハザード リベレーションズ2』
『バイオハザード リベレーションズ2』

●地上へと辿り着く2人、そして……

 ようやく地上へとたどりついた人だが、そこはまだ収容所の内部だった。そんな時、腕輪からカフカの詩が聞こえてくる。

「夜の恐怖。夜ではない恐怖……」

 何者かが彼女たちを観察し、もてあそんでいるかのようだ……。

『バイオハザード リベレーションズ2』 『バイオハザード リベレーションズ2』
『バイオハザード リベレーションズ2』

■登場キャラクター

●クレア・レッドフィールド

 すべてのバイオテロの始まりと言われる、1998年に発生したラクーン事件での数少ない生存者。その後、NGO団体テラセイブ幹部の“人々をバイオテロから救うための組織”という言葉に共感し、身を置くことになる。以来、世界中を飛び回る多忙な日々を送っている。

 テラセイブ本部で襲撃を受けて収容所に監禁されてしまい、脱出の糸口を探るが……。

『バイオハザード リベレーションズ2』 『バイオハザード リベレーションズ2』

●モイラ・バートン

 バリー・バートンの娘。親友であるクレアに憧れ、若干20歳にしてテラセイブに入った。

 快活で男勝りな性格をした、少々クチが悪いイマドキの女の子である。クレアとともに収容所へ監禁され、狂気の光景を目の当たりにする。

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●アフリクテッド(Afflicted)

 収容所をさまようクレアとモイラへ襲いかかる、異形の狂人たち。生きている人間を見つけると獣のように襲いかかり、命が失われるまで容赦なく痛めつける。なぜ存在するのか、どうしてこのような姿になったのかは、謎に包まれている。

『バイオハザード リベレーションズ2』

■ストーリー背景

●“テラセイブ”とは?

 クレアが所属するNGO団体。1998年のラクーン事件以降、爆発的に世界に広まったバイオテロや、薬害の根絶を目指して組織された。被害者の支援活動や一般市民への啓発、バイオテロや薬害を秘匿する 政府や企業の告発も行っている。

『バイオハザード リベレーションズ2』

 初登場は、2008年に公開されたフルCGアニメーション作品『バイオハザード ディジェネレーション』。この作中におけるクレアは、すでにテラセイブの一員として活躍している。

・『バイオハザード ディジェネレーション』ストーリー

 ラクーンシティでの忌まわしい事件から7年。惨劇は再びアメリカ中西部工業都市の空港で起ころうとしていた。

 バイオテロや薬害の被害者救済を行なうNGO“テラセイブ”に所属するクレア・レッドフィールドは、薬害企業への抗議活動のために訪れた空港でバイオテロに遭遇する。

 t-ウイルス感染による人々のゾンビ化に加え、機内感染が発生した旅客機の着陸失敗。刻々と悪化してゆく状況の中、テロリストは大統領へある要求を突き付ける。

 事態の収拾を図るべく、ホワイトハウスは直轄のエージェントであるレオン・S・ケネディを派遣した。

 生存者の救出とテロ鎮圧にあたるレオンとクレア。やがて彼らはテロリストの背後にいる黒幕の存在に気づくのだった。

『バイオハザード リベレーションズ2』 『バイオハザード リベレーションズ2』

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(C)2008 カプコン/バイオハザードCG製作委員会

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