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2014年9月25日(木)

ゲーム性は高いが鬱シナリオは賛否両論。日本一の新作RPG『神様と運命覚醒のクロステーゼ』レビュー

文:L

 日本一ソフトウェアが9月25日に発売するPS3用RPG『神様と運命覚醒のクロステーゼ』。本作をプレイした3人のライターによる座談会形式でのレビューをお届けする。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

 『神様と運命覚醒のクロステーゼ』は、『ディスガイア』シリーズでおなじみの日本一ソフトウェアが手がける運命覚醒ダンジョンRPG。前作にあたる『神様と運命革命のパラドクス』から数年後の世界を舞台にしつつ、登場人物などは一新されているので、前作を遊んでいなくてもすんなりとプレイできる。

 レビューに参加したのは、編集者A(『神クロ』初心者)、ライターGp(天使ルートをプレイ)、ライターL(悪魔ルートをプレイ)の3人。彼らは『神クロ』にくだした評価は名作、それとも!?

◆初心者に優しいけど戦略は必須! 入門用に最適な“ローグ系”RPG

編集者A:今回はお集まりいただき、ありがとうございます。日本一ソフトウェアから発売されたRPG『神様と運命覚醒のクロステーゼ』の座談会を始めたいと思います。

ライターGp:よろしくお願いいたします。

ライターL:よろしくー。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

編集者A:『神クロ』は2013年1月24日に発売された『神様と運命革命のパラドクス』の続編にあたる作品で、ストーリーこそ直接のつながりはないものの、世界観やメインのシステムを受け継いでいるタイトルです。実は私は前作をプレイしていないのですが……。

ライターGp:遊んでなくても問題ないと思いますよ。クリア後のおまけ要素で前作のキャラ(前作の神様=主人公をサポートしていた天使たち)が登場しますが、ファンサービスの側面が強い要素ですし、未プレイ者でも99%楽しめると思います。

編集者A:前作と比べて難易度はどうなんでしょうか? 私の場合、4~5章くらいで行き詰まったというか、何度ダンジョンに挑んでもリタイアしてしまうようになったのですが……。

ライターL:ああ、ローグ系のRPGを遊び慣れていない人には、そのあたりが壁になるかも。敵が強くなるというか、複数の敵に囲まれてしまうシチェーションが増えるのが、そのあたりからだったハズ。

編集者A:最近はストーリー主体のRPGを遊ぶことが多かったので、この手ごたえに驚いたというか、なつかしい感じでした。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

ライターGp:いわゆるローグ系RPG、『トルネコの不思議なダンジョン』シリーズや『チョコボの不思議なダンジョン』シリーズ、『風来のシレン』シリーズなどに代表されるジャンルのRPGには共通のコツというかセオリーがあって、それを守らないと詰みやすいんですよ。

編集者A:レベルを上げて、なんとか乗り切ったのですが……。

ライターGp:あ、それが可能になったのが『神クロ』ならではの特徴というか、前作(『神パラ』)からの最大の変更点だったりします。普通、ローグ系のRPGは、ダンジョンに挑むたびにレベルを1から育て直す(ダンジョンクリア時にレベルがリセットされる)のが定番なのですが、『神クロ』は例外的にレベルが継承されるシステムになっています。

ライターL:そこが賛否両論かもね~。レベルが毎回リセットされないおかげで、戦闘不能などでリトライする際の手間が軽減されているんだけど、ローグ系RPG独特の緊張感というか、楽しさの核がゆるくなっちゃってるからね~。

編集者A:これまでは、やられるとレベルまで1からやり直しだったんですか? 持っていたアイテムが全部なくなっちゃうだけでも、結構厳しいシステムだな~と思っていたんですが。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

ライターL:そのアイテムも結局、先に進めばもっといい性能のものがゴロゴロ手に入るからね。そう割り切ってしまえば、やられてもやられてもリトライしてレベルを上げれば、いつかは突破できるハズ。

ライターGp:とはいえ、ゲームバランス的に多少レベルを上げた程度では、ダメな時はダメですよ。それより、行動や立ち回りに少し注意を払うだけで、劇的に探索が楽になると思います。

ライターL:独自要素の解説や操作関係のチュートリアルは充実してるけど、そういう定番テクニックを紹介する要素が用意されていないから、不慣れな人は戸惑うことが多いかもね~。

編集者A:そのテクニックとは?

ライターL:ローグ系RPGの鉄則は『神クロ』でも健在で、最大のポイントは“あらゆる手段を用いて複数の敵との戦いを避けること”。

 この場合の“手段”とは、主にアイテムの使用を指すんだけど、“こういう状況になったら、迷わずこのアイテムを使用する”といった、線引きの徹底も重要だよね。基本的に戦闘は通路で行い、2体以上の敵に囲まれそうになったら即逃げる、戦闘中は回復系アイテムより状態異常系アイテムを積極的に使う、などなど。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

編集者A:回復系アイテムはダメなんですか?

ライターGp:状況しだいだけど、ダンジョン内ではこちらが1回行動するたびに敵も行動するから、下手に守勢に回るとジリ貧になっちゃうんですよ。仮にHPを50回復したとしても、敵の目の前だと即殴られて30ダメージを受けたりするから、効率が悪すぎるんです。

 それくらいなら睡眠クリスタルとか鈍足クリスタルを使用して敵を足止めして、いったん待避してから回復→再攻撃したほうが、断然有利なんです。もちろんアイテムの数は限られているので、無制限に使えるわけではありませんが……。

編集者A:戦闘になったら、殴り合うことしか頭にありませんでした。

ライターL:さらにいうと、2体以上の敵と戦っていると、この一時離脱も容易じゃなくなるから、それもあって乱戦は厳禁なんだよね。普通にゲームを進めていると、1対1なら楽勝でも1対2だと苦戦、っていうパワーバランスが多くなると思うから、とにかく周囲の状況判断が重要になると思う。

 戦闘中も眼前の敵以上にレーダーで周囲の敵を警戒する必要があるし、手持ちのアイテムでどうピンチに対処するか常に把握しておかないといけないし……。こういった戦略や緊張感は、レベル引き継ぎ制になっても健在だね。

編集者A:いろいろ考えないといけないんですね。

ライターGp:そういう面ではRPGっていうよりは、SLGに近いかもね。状況を判断しつつ、不利でも進むか、あきらめて引き返すかを自問自答し続けるというか……敵やダンジョン以上に、自分との戦いといえるかもしれません(笑)。

編集者A:話を聞いていると、敷居が高いというか、ローグ系RPGに慣れている人しか手を出しにくい印象ですが……。

ライターGp:あ、そんなことはありませんよ。このジャンルでは断然遊びやすいし、“天使と悪魔との戦い”、“究極の選択(決断)”、“魂を共有している2人の女の子との絆”といった、ジュヴナイル的というかラノベ的というか、若い人にも受け入れやすい世界観だと思うので、ローグ系RPGへの入門用に最適なタイトルだと思います。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

ライターL:ぶっちゃけ、過去作品と比べると圧倒的にヌルい……やっぱり死んでも経験値が残るのがデカいね。既存タイトルみたいに全部が消える形だと、不注意で死んじゃった時にはコントローラをブン投げて3日間ほど遊びたくなくなるくらいダメージがデカかったけど、レベル(経験値)だけでも残るならまぁいいかと、リトライする気力がわいてくる。

ライターGp:あと、個人的には天使と悪魔の2つの属性を使い分ける“転神”システムが、いいスパイスになっていると思います。“天使の力と悪魔の力を使い分ける”というのが単純にカッコイイし、単調になりがちなザコ敵とのバトルも、有利な属性で攻撃(防御)するという要素が加わったことで、緊張感が増していると思います。

ライターL:攻撃については増加ダメージは誤差レベルなんだけど、防御面では受けるダメージが段違いに増減するから、ザコ戦でも気が抜けないよね。遠距離攻撃してくる敵も多いから、画面内に敵が出現したら、すぐに有利な属性に転神しておく必要がある。ただ、行動コストなしで何度も切り替え可能なので、不必要に重くないというか、ほどよいギミックとして機能してると思うよ。

編集者A:システムの根幹は王道的なローグ系RPGながら、世界観やキャラクターが今風で、オリジナル要素もしっかり追加されているわけですね。最初、初心者の私には少し難しいかなと感じましたが、2人のアドバイスを参考にすれば一気に進められそうですし……世界観であれキャラであれ、本作に少しでも興味を抱いている人がいたら、ぜひ遊んでみてください!

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

◆どっちを選んでもシビアな結果に!? 人々の運命を左右する神の選択肢

編集者A:ダンジョン探索で頭を使うことが多い本作ですが……ストーリー中での選択肢でも、かなり悩みますよね。何を選んでも後悔するというか、後味が悪いというか……。

ライターGp:序盤のシナリオは、特にその傾向が強いですよね(笑)。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

ライターL:どっちを選んでも鬱……基本的に“全員が助かる or 助からない”じゃなくて“Aだけが助かる or Bだけが助かる”というタイプの選択肢だから、正解なんてないんだよ。セーブ&ロードで両方の展開を試して、どっちもダメだった時は心底ヘコんだ! というか、二択じゃなくて第三の選択肢を選んでもいいじゃん! AかBかだけじゃなくて、全員助ける手段を探るとか!!

ライターGp:最初のうちは主人公もただの高校生なんだから、能力も限られているし、仕方ないかと……。そういう風に、自分の選択結果に苦悩するのが前半のシナリオのテーマですし、自然に感情移入できたと思います。それに、中盤以降は主人公も成長して、いろいろ状況も改善しますよ。

編集者A:ちなみに選択肢に正解はないとのことですが、天使サイドの選択肢を選べばジュピエルの、悪魔サイドの選択肢を選べばアルルの好感度のようなものが上がると考えてもいいのでしょうか? ジュピエル好きの私としては、悪魔サイドの選択肢はなんとなく選びにくいのですが……。

ライターGp:う~ん、どちらかというと天使・悪魔サイドの選択は、育成時のポイントがどっち側に入るか、という意味以上のものはない気がするね。シナリオ分岐とかは、例えば「どっちの部屋で暮らすか?」みたいな、重要なイベントの時の選択肢の内容そのものに依存している気がします。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

ライターL:まだ完全に極めたわけじゃないけど、何らかの累積値による分岐とかはないみたいなので、その時の判断で好きに選べばいいと思うよ。成長ポイントもレベルアップ時のものはどっちのサイドにも割り振れるから、バランス調整は可能だし。

編集者A:なるほど、それは安心しました。ちなみに、同棲相手はどちらにしましたか? 私は当然ジュピエルにしましたけど。

ライターGp:私はアルルにしました。

ライターL:アルルの部屋に一票。

ライターGp:アルル派の勝利か……あれ、Lさんはジュピエル好きなんじゃなかったっけ?

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』
▲絶妙に散らかっており、親近感がわくアルルの部屋。

ライターL:キャラ的にはジュピエルのほうが好みだけど、同棲するならアルルの部屋でしょ。あの部屋(ジュピエルの部屋)はありえん!

編集者A:わかる気がします。アルルの部屋、散らかり具合が編集部っぽくて、居心地がよさそうなんですよね(笑)。

 それでは、悪魔の襲撃を受けた時は? 私は天使サイドの選択肢、目の前の味方を助けるを選びました。でも、最終的に当の天使たちからボロクソに叩かれましたが(笑)。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』
▲少女趣味的なジュピエルの部屋。かわいいぬいぐるみなども置かれている。

ライターGp:同じく、目の前を味方を助けました。結果、天使長たちを殴り倒したくなりました。その場で自分にできることをしようとしただけなのに!

ライターL:敵の殲滅を優先……情に流されず、大局的な判断を優先させたぜ。天使たちを殴りたくなる展開に変わりはなかったけど!

編集者A:全員一致で、天使たちが一番ムカつくという結論で(笑)。

 魔界で捕虜を救出する時は? 私は全員で逃げるを選択しました。人間が人間(天使?)を選別するのは間違いだと思ったから。

ライターGp:一部を見捨てました。全員そろって逃げられなくなる危険性がある以上、助けられる者を確実に助ける決断が必要かと。

ライターL:奇跡、またはご都合主義的な展開に望みをかけて、全員で逃げた……結局、悲劇になったけどな!

ライターGp:ここはゲーム的にもテーマ的にも、正解はないでしょうしね。あえて突っ込むなら、置いていくなら置いていくで、ちゃんとトドメを刺してあげないと。そのまま放置が一番残酷(笑)。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

編集者A:自分以外の人がどう考えて、どの選択肢を選んだのかを聞くと、結構おもしろいですよね。自分が多数派なのか少数派なのかも興味深い。選ぶ時に、円グラフとかで統計が表示されるといいのに。

ライターGp:そうしたら、多数派の意見に流されちゃう人が続出しそう(笑)。

ライターL:このゲームをプレイしていて感じたのが、決断するということがいかに難しく、ストレスを伴うんだなということ。……仕事と重なって胃に穴が開きそう!

ライターGp:いきなり話が重そうなテーマに……そこはゲームなんだから、気軽に選びましょうよ(笑)。

ライターL:気軽にとは言うけど、結果がリアルでシビアだからな~。

編集者A:わかってても、やっぱり悩んじゃいますよね(笑)。では気軽に……ヒロインについては、結局どっち派になりましたか? ちなみに私はジュピエル派ですが。

ライターGp:アルル派。

ライターL:……エリ派。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』
▲主人公のクラスメイトである不知火エリ。

編集者A:そこは2人どっちかに決断してくださいよ!(笑)

ライターL:じゃあジュピエル派。……女子率が低くなってるのは、前作と比べて少しだけ不満かな~。いとうのいぢ先生の描く女の子、もっと見たかった!

ライターGp:それはクリア後のイベントで補完する方向で(笑)。他にも、いとうのいぢ先生つながりで『灼眼のシャナ』のシャナや、『涼宮ハルヒの憂鬱』のハルヒが登場するコラボイベントも用意されているので、全体的に見ればいとうのいぢキャラハーレムですよ!

編集者A:ゲームをクリアするモチベーションが、さらに高まりました!!

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』
『神様と運命覚醒のクロステーゼ』
▲いとうのいぢ先生の関連作品のキャラがゲスト出演!

◆装備強化で攻略がかなり楽に……さらなる次回作にも注目したい!!

編集者A:せっかくなので、気になっている点をいくつか質問したいのですが……時々現れるオバケみたいな敵に攻撃が当たらないのですが、放置しておくと忘れたころに殴ってくるし……アレにはどう対処すればいいんですか?

ライターGp:ミラージュ系、またはガイスト系の敵の話ですね。確かにヤツはウザい敵ランキング・ナンバー1の筆頭候補。壁を無視して追いかけてくるので、こいつに限っては例外的に通路では戦わず、部屋まで誘い込んで攻撃するのが得策かと。通路だと、なぜか攻撃が当たらないこともあるようですし。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

ライターL:あ、それは壁と同化してる時に殴っちゃってるからじゃないかな? 相手は平気で攻撃してくるからわかりにくいけど、壁の中への攻撃は、例え隣接していても空振りになっちゃうよ。

ライターGp:そうだったのか! 無効化状態の時は半透明になるとか、わかりやすいサインがあればいいのに……。

編集者A:接近すると逃げるくせに、放置すると一番イヤなタイミングで殴りかかってくる……何度ヤツが原因で涙を飲んだことか!

ライターL:通路上にいる時なら普通に攻撃が当たるから、遠距離攻撃可能な転神技とかでサクっと倒しちゃうのがオススメかな。下手に引き連れて動き回ると、大事故のもとになるし。

編集者A:さっそくリベンジしてみます! あとは、中盤くらいまで装備品の強化をスルーしてきたんですが、やっぱりやったほうがいいんですよね?

ライターGp:それはもう。武器と防具(盾)を一通り強化するだけで、一段階攻略が楽になると思います。

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

編集者A:具体的にはどうすれば? +(プラス)の数値を上げていけばいいのはわかるのですが……。

ライターGp:基本は+付きの装備同士を合体させて強化すればOKです。より優秀な武器が手に入ったら、それにこれまで使っていた武器を合体させて、+の数値を引き継いでいくイメージで。逆に+の付いていない装備や-(マイナス)が付いている装備は強化に使えないので、帰還するごとに売り飛ばして軍資金にすればいいと思います。

ライターL:あとは、スキル結晶で武器に追加効果を付けるのが効果的だね。個人的なオススメは連撃(ダブルアタック)。あとはマヒや毒効果も地味ながら効果絶大なので、スキル結晶(武器用が尖輝石、防具用が円輝石)を見つけたら、とにかくメイン武器のスロットいっぱいまで付けておくことをオススメする。

ライターGp:まあ、装備強化に手を出すと、必然的に攻略の難易度が上がってしまうんですが……。

編集者A:というと?

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

ライターL:装備自体はダンジョンの難易度に応じた適当な強さの者がゴロゴロ落ちてるけど、スキル結晶は貴重だから、負けられない=トライ&エラーはあり得なくなるのよ。強化した装備を持ち込む際は、事前にセーブしておいて、やられたらロードしてやり直しが基本。

ライターGp:なので、せっかくやられてもレベル(経験値)だけは引き継ぐという、『神クロ』ならではの救済(?)措置が無意味になっちゃうんですよ(笑)。まあ、新しいダンジョンに進んだばかりの時は本命装備は持ち込まず、様子見でトライ&エラーを繰り返してレベルを上げて、いよいよ最後まで攻略という時だけ、倉庫から本命装備を引っ張り出すのが無難だと思います。

編集者A:痛しかゆしですね……。ちなみに、オススメの武器は?

ライターGp:うーん、剣・槍・鈍器の3種類があるけど、大きな違いはないから、単純に攻撃力が高いものを選べばOKかな? グラフィックはそれぞれ違うから、好みの外見のものを鍛えてもいいと思います。

ライターL:ただ、転神する属性によっては、武器を含めて半身が固定グラフィックに変わるから、実はあんまり意味ないけどな。基本的にノーマル形態で戦う必然性はあまりないから、武器のグラフィックを見る機会はほとんどなくなっちゃう。

ライターGp:そんな、身もフタもない……。でも、せっかく最強クラスの装備はグラフィックも豪華なのに、あまり出番がないのは、もったいないですよね。

ライターL:ちなみに、移動時に未発見のワナの前で武器を振ると、ワナを発見できるっていうテクニックがあるから、覚えておくといいかも。新装備を入手したら、ワナ探知も兼ねて素振り推奨だぜ!

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

編集者A:ありがとうございます(笑)。では最後に、本作の魅力について。私はまだプレイ途中ですが、ほどよい難易度でダンジョンをクリアするたびに達成感があるのと、キャラクターが魅力的なのとで、かなりハマっています。本作をクリアしたら、前作の『神パラ』や、過去のローグ系RPGシリーズなども遊んでみたくなりました。

ライターL:レベル引き継ぎ制にするなど、ゲーム全体が初心者にも配慮した難易度になっているわりに、定番テクニック紹介が不十分といった問題点はあるけど……総じて遊びやすいのは高評価だよね。序盤のストーリー展開がストレスなのは好みが分かれるけど!

ライターGp:転神システムにしろ、究極の選択システムにしろ、世界観がゲームのシステムにうまくマッチしていて、おもしろいタイトルだなと思いました。RPGの古典ジャンルの1つとなってしまい、やや停滞感のあったローグ系RPGの久々の新作ですし……。

 個人的には、もう少しやり込み系の要素があってもよかったかも。派手なストーリー分岐とか!

編集者A:そこは、さらなる次回作に期待ということで……。皆さん、ありがとうございました!

『神様と運命覚醒のクロステーゼ』

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