2014年10月20日(月)
スクウェア・エニックスは、運営中のMMORPG『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』について、パッチ2.4に関する情報を公開した。
パッチ2.4情報は、現在アメリカ・ラスベガスにて開催されているファンフェスティバル内のプロデューサーレターLIVEにて公開されたもの。プロデューサーレターLIVEにて、パッチ2.4の実装日が10月28日と発表された他、新クラス&新ジョブの双剣士/忍者に関する情報も数多く公開された。本記事ではプロデューサーレターLIVEで発表された情報のまとめをお届けする。
なお、前日に行われた基調講演では、拡張ディスクにあたるパッチ3.0情報として正式タイトル『蒼天のイシュガルド』とその概要が発表された他、発売時期が2015年春として明かされている。
→拡張ディスク『蒼天のイシュガルド』速報記事はこちら
→電撃の旅団・Oshoによる現地レポート記事はこちら
プロデューサーレターLIVEには、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏とバトルプランナーの権代光俊氏の2人が登場。吉田氏と権代氏は前日に行われた開発者パネルにて、パッチ3.0で追加される新ジョブ情報として、ダークナイト(暗黒騎士)の追加を示唆する発言を行っていたが、それについて後で怒られたというエピソードを披露。今回はパッチ3.0の新ジョブに関する情報は一切出しませんという前置きから、プロデューサーレターLIVEがスタートした。
まず明らかになったのはパッチ2.4の実装日。10月に実装することがすでに明かされていたパッチ2.4だが、正式に10月28日(火)に実装されることが公開された。
また、すでに公開されているトレーラー動画には、パッチ2.4で実装される蛮神・シヴァの映像も収録されているが、映像には「雰囲気と合わなかった」ということでシヴァと戦う際のBGMは収録されていなかったという。ということで、会場ではロック調のサウンドに女性ボーカルの声を載せたシヴァ戦のBGMが流された。なお、このBGMはとあるフェーズを越えないと流れないとのこと。
・パッチ2.4の実装日は10月28日(火)
・シヴァ戦の最終フェーズのBGMはロック調&女性ボーカル
続いての話題は、パッチ2.4で追加される高難易度コンテンツ“大迷宮バハムート:真成編へ。フォーラムで寄せられた質問や要望の中に「戦利品をトークン制にしてほしい」というものがあった。これについて権代氏は「他のMMORPGなどでトークン制にしているものがあるのはわかっているし、検討している。しかし今回はこれまでと同様にアイテムドロップのままになる」とコメントした。なお、トークン制は拡張ディスクでのレイドコンテンツからの実装を検討しているとのことだ。
さらに日本だけでなく全世界から寄せられている要望として「クリアフラグによる制限をなくして、手伝いをできるようにしてほしい」というものが紹介された。これについて吉田氏は、パッチ2.45もしくはパッチ2.5からクリアをした週でも再び参戦できるようにする予定と語った。しかし、手伝いとして入る人数によっては宝箱が入手できないなどの措置も検討しているとのこと。
なお、大迷宮バハムート:真成編の難易度についての情報もいくつか公開。権代氏は、1層についてはパッチ2.4が始まってすぐに取れるような装備でクリアが可能だろうとコメント。しかし、2層はそのままのレベルで難しいかもしれないとのこと。
・大迷宮バハムート:真成編の装備はドロップ制
・パッチ2.45もしくは2.5からクリア週の手伝いが可能に
・1層はパッチ2.4すぐの装備でクリア可能。2層は難しいかも。
・3層と4層のボスは情報をネットであまり見ないで行ったほうがよい
・防衛システムのミニオンやマウントも検討?
パッチ2.4で実装される双剣士および忍者の情報が公開。忍者になるためのサブクラスは格闘士と明かされた。レベル30の双剣士とレベル15の格闘士を習得すると、忍者になるためのクエストが受注できるようになると思われる。また、アディショナルアクションとして追加できるクラスは槍術士であることも公開された。
なお、蛮新装備などについては、新たに双剣士/忍者用のものが追加される。その他、双剣士と忍者の攻撃力に直結するメインのパラメータはDEXとなることも公開された。
・忍者となるためのサブクラスは格闘士
・アディショナルアクションは槍術士のものが使用できる
・装備はモンクと共用
・イフリートやガルーダ、タイタンなどの蛮神装備も追加
・メインのパラメータはDEX
パッチ2.4で追加される事件屋クエストについての情報も公開。すでにテュポーン&オルトロスの登場が明かされているが、その戦闘シーンの動画が流された。BGMが『ファイナルファンタジーVI』の『決戦』となっていたが、まさかそのままとは思えないのでアレンジBGMが本番で流されることに期待したい。
吉田氏は事件屋クエストで戦うバトルコンテンツについては、エンドコンテンツではないので難しくするつもりはなく、みんなでワイワイと笑えるようなコンテンツになっていると語った。
なお、現在開発中のコンテンツとして8本腕のギルガメッシュとも戦えるバトルをパッチ2.5で追加する予定とのこと。このバトルについても高難易度なものにはしないという。
パッチ2.5で完結となる事件屋クエストだが「プレイヤーやファンからの反応によってはパッチ3.0以降も登場するかもしれない」と吉田氏。ここで会場から大きな歓声が贈られたが、この事件屋クエストについては旧『FFXIV』の時に宿屋が追加される際に、何かエピソードがあった方がいいんじゃないか、というものから追加されたもので、ここまでのものになるとは正直思っていなかったとのこと。開発陣もどういう方向に進んでいくのか予想ができないという。
・事件屋クエストはパッチ2.5で完結
・テュポーン&オルトロス戦BGMは『FFVI』の『決戦』?
・8本腕のギルガメッシュとのバトルもパッチ2.5で予定
・ファンからの反応次第でパッチ3.0にも登場?
・ヒルディブランドの母親はプロットの時点では存在していた
パッチ2.2でアラガントームストーン:戦記が追加された時と同様に、新たなアラガントームストーンの追加に伴って、アラガントームストーン:神話が撤廃される。これにより、神話を使用して交換していた装備や素材は今後交換できなくなる。
なお、戦記が導入された際に撤廃されたアラガントームストーン:哲学は、詩学の導入と同時に完全に消去される。パッチ2.4導入前は哲学を神話に交換できるので、まだ持っている人は忘れずに行っておこう。
詩学と交換できる装備についてはいくつかのイラストが紹介された。アイテムレベルなどの詳細については、今後の情報公開に期待しよう。なお、詩学装備は戦記装備と同様にアイテムレベルが低いものと交換して、その後強化素材と合わせることで強化できるとのこと。
▲実際のどの装備が詩学で交換できる装備になるのかは不明だ。 |
・アラガントームストーン:詩学が追加
・神話は撤廃になり、神話が必要だった部分は戦記に変わる
・哲学が完全に消去されるので神話への交換は早めに
・詩学装備の強化は戦記装備と同様のシステムに
ハウジングエリアに待望の拡張が行われる。ハウジングエリアはパッチ2.1での実装当初1区から5区までが用意され、その後パッチ2.3で6区が追加、パッチ2.38で7区と8区が追加されていた。
パッチ2.4にて、1~8区のすべてに拡張区として31番~60番が追加される。ただし、ウルダハ、リムサ・ロミンサ、グリダニアの各都市のエーテライトから拡張区へは直接飛べず、ハウジングエリア内の簡易エーテライトから飛べるようになる。
・1区~8区に31番から60番までが追加
・エーテライトから直接飛べず、エリア内の簡易エーテライトから移動できる
・自宅へのテレポは可能
ゾディアックウェポンの入り口にあたるクエスト“英雄の武器を求めて”で要求される12種類のアートマ。指定地域のF.A.T.E.をクリアすることで低確率で手に入るこのアートマだが、全世界でアートマのドロップ率の向上が求められていたという。
前日に開催された開発者パネルにて権代氏がアートマのドロップ率の緩和を明言していたが、パッチ2.4にて緩和されることが明らかになった。ドロップ率は現在の2倍と言わず、それよりも高くなっているという。個人的にはゼニス武器を装備していなくても取得できるようになるのと、だいじなもの扱いになるかスタックできるようにもして欲しいところだ。
また、古の武器・アートマを取得した後に待ち受けるクエスト“黄道十二文書”について、本の交換に必要だった神話が撤廃に伴って戦記に変更される。なお、交換に必要な数は戦記になると同時に減っているという。現在、1冊の交換に神話1500が必要だが、実際に必要な数については明かされなかった。
・アートマのドロップ率が2倍よりもはるかに上昇
・黄道十二文書は戦記で交換に
・神話の時よりも必要な数は減っている
・今後も段階的に緩和していく
吉田氏から「伝え忘れていたことがあった」ということで、チョコボレースとゴールドソーサーに関する続報も語られた。
実際の画面写真を見せながらチョコボレースの解説をしていた吉田氏から、パッチ2.5の後半部分でゴールドソーサーとチョコボレース、トリプルトライアドが同時に実装されることが明らかになった。
▲チョコボレースの様子。 |
・チョコボレースはパッチ2.5 Part2で実装予定
・ゴールドソーサーやトリプルトライアドも同時に実装
リアルマネーを使用したアイテムの販売が10月28日より開始される。まず最初に用意されるのは幻想薬、パンプキンヘッド4種類、ハウリングスピリット2種類、ミニヨン3種類(ヤ・シュトラ、イダ、パパリモ)、マウント・スレイプニル。
こうしたアイテムの販売について吉田氏は「強さに関連するアイテムの販売はしない」と語っていた。
・大迷宮バハムート:侵攻編の難易度緩和は、邂逅編の緩和と同様にまず週制限解除&8人でのCF申請から。その後状況を見て1人CFや超える力の実装を予定
・都市外のレストエリアでのクラスチェンジペナルティの解除
・パッチ2.5でユウギリが新種族であることが公開される?
・非戦闘時の全体ストンスキンの実装を検討中
・ナイトメアのマウントのドロップ率をパッチ2.4で調整
・極リヴァイアサンで入手できる水鏡のドロップ率も調整
・パッチ2.4でPvPランクの上限が上がり、リワードも追加
・PvPでのジョブバランスの調整が2.4で行われる
・パッチ2.5でPvPの新たなルールが追加。その後新マップも登場予定
・エターナルバンドはパッチ2.45で実装予定
・12月のファンフェスティバルでは拡張ディスクの映像も公開予定
なお、10月25日にはイギリス・ロンドンにてファンフェスティバルが開催される。このファンフェスティバルにて、拡張ディスク『蒼天のイシュガルド』に関するさらなる情報も公開される予定だ。さらに12月20日~21日には東京にて『新生FFXIV』1周年の締めくくりともなるファンフェスティバルが開催。東京でのファンフェスティバルでは『蒼天のイシュガルド』での映像も公開予定とのこと。
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