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2014-11-08 15:00

心を凍らせた隻眼の忍・霧乃助を演じた近藤隆さん独占インタビュー! 明治吸血奇譚『月夜叉』神無月の巻 霧乃助

文:ガルスタオンライン

 血を吸わなければ生きられない――日本の吸血鬼“夜叉”が紡ぐ和風吸血鬼譚『月夜叉』。悲しくも美しいシチュエーションCDシリーズの第1弾となる、『神無月の巻 霧乃助』で霧乃助を演じた近藤隆さんに、CDの内容にまつわるお話を伺った。

『月夜叉 近藤隆さんインタビュー』

――演じられた霧乃助の第一印象は?

 ビジュアルは、当然ですがかっこいいなと思いました。舞台が時代の過渡期である明治で、彼の和洋折衷な服装が世界観を象徴していますね。霧乃助は火を操るという特殊な能力があり、ほかのキャラとは少し毛色が違います。これは、物語でもちゃんと生かされていますよ。彼の能力は幕末の混乱が終わったあとの世では必要のないものですが、それを持っていることに意味があると思います。

――演じられたご感想はどうですか?

 夜叉は吸血鬼のような存在で、生き物の血を吸って生きながらえてきました。シリーズの始まりとなる作品なので、まだまだ彼らについて語られていないバックボーンがあります。本作はこれから世界観を知っていく、導入部としては申し分のないできだと思いますよ。恋愛面では夜叉と人間は、似て非なる存在。そのため霧乃助は、主人公を変な言い方ですが人間扱いしないです。もちろんそれだけでなく、いろいろあるのですが、聴いて楽しんでいただきたいので隠しておきます。

――吸血シーンなど、収録のこだわりは?

 ダミーヘッドマイクということで、アニメとは違ったアプローチの方法をしています。収録前もディレクターさんたちと話をして、よい形でみなさんに聴いていただけるようにこだわって作りました。吸血シーンは本来音がないと思うんですが、そうもいかないですよね。そのため落語でお蕎麦をすするように、リップノイズ多めに演じています。あとはマイクの位置や距離感でニュアンスがうまく出ているといいですが、なかなか難しいですね。

――夜叉は血がないと生きていけません。ご自身の“なければ生きていけない”ものは?

 仕事に対するモチベーションがなくなったら、死んでしまいますね。役者としてとかカッコいいことじゃないですが、仕事への想いがなくなったら僕の人生は終わりかな。

――読者にメッセージをお願いします。

 夜叉という和風の吸血鬼もので、明治という時代の過渡期のなかで物語が展開していきます。第一弾の霧乃助から始まり、これから世界が広がって夜叉についても語られていくはずです。まずは霧乃助を聴いていただいて、今後の展開も楽しみにしていただけたらなと思います。


 好評発売中の電撃Girl’sStyle11月号では、11月26日に発売される第2弾『霜月の巻 レイガ』(声:下野 紘)のジャケットイラスト完全版を掲載中。11月10日発売の12月号には下野さんのインタビューも掲載予定なので、お楽しみに!

データ

▼明治吸血奇譚「月夜叉」神無月の巻 霧乃助 CV.近藤 隆
■メーカー:Rejet
■発売日:2014年10月29日発売予定
■価格:2,000円+税
 
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