2014年11月13日（木）
スマホで遊べる『FF』アプリまとめ。『VI』『レコードキーパー』『Gバイク』レビューも
『FF』といえば、日本の大作RPGの金字塔として言わずと知れた『ファイナルファンタジー』シリーズのこと。ファミコン時代から続く人気シリーズですが、気が付けばスマホでもたくさんの作品が配信されています。
なんとなくノスタルジックな気分になって調べ始めてみたところ、実は『FFVI』がスマホ用にカスタマイズされてリメイクされていたり、じっくり遊べる完全新作がたくさんあったりと、気になるゲームだらけでした。
というわけで、アプリを中心としたスマホで遊べる『FF』を一挙に紹介していきます。個人的にハマったイチオシタイトルについては、レビューも一緒にお届けします！
→最新アプリ『FFレジェンズ 時空ノ水晶』と『FFブレイブエクスヴィアス』のゲーム紹介はこちら
■FINAL FANTASY VII G-BIKE
（ファイナルファンタジーVII Gバイク）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：基本無料/アイテム課金
1997年にプレイステーションで発売されたシリーズ7作目『ファイナルファンタジーVII』のミニゲームをモチーフにしたチェイスアクションです。
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自動で走行するバイクをタップで車線変更したり、スワイプで障害物をよけたりしながらゴールを目指しましょう！ 出現するモンスターは、武器や“マテリア”による魔法で撃破。『FFVII』ではおなじみの必殺技“リミットブレイク”も健在です。
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ミッションをクリアすれば、武器の強化に必要な素材を入手できます。また、シリーズには欠かせない召喚獣や、主人公クラウドの頼れる仲間たちが登場することも！
●レビュー：レースというより良質なアクションRPG！
『Gバイク』と言えば、かつて遊び込んだ『FFVII』のミニゲーム。特にゴールドソーサーでは延々と遊び続けたものです。
そんな『Gバイク』がスマホで復活ということで、正直なところ、最初は“？”でした。レースゲーム部分を中心にしたミニゲームだと、さすがにボリューム不足なんじゃ……と不安に思っていましたが、実際に遊んでみたところ、いい意味で別作品に生まれ変わっていました！
まず、基本的にはタッチ操作でポジショニングをする感覚で、普通のレースゲームよりも非常にテンポがよいところがナイスです。それに加えて、下にスワイプで障害物をくぐり抜ける、上にスワイプで障害物をジャンプで避けるという、アクション的に気持ちがいい要素がアクセントとなっています。
敵とのバトルは、基本的に敵がいる場所をタッチする形で、位置取りとアクションを兼ねているところがポイントです。また、敵を攻撃するためにバンバンとタッチ操作を連打する感覚も、“攻撃している感”があって、とても楽しいんですよ。レースゲームでありながら、感覚的にはアクションRPGといった感じですね。
今、RPGという言葉を使いましたが、武器やバイクのカスタマイズもなかなか楽しくて好印象です。マテリアを使って、武器に“ファイア”などを付与でき、自分好みのバトルスタイルで遊べます。さらにティファなどの仲間のサポートを受けられるので、なんだかパーティバトルのような感覚まで味わえちゃいます。
レースゲームはちょっと……という人には、むしろアクションRPGとしてオススメできますので、ぜひ一度プレイしてみてください！
(C)1997,2014 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
■FINAL FANTASY ARTNIKS DIVE
（ファイナルファンタジー アートニクス ダイブ）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●プラットフォーム：GREE
●対応端末：iOS/Android/フィーチャーフォン
●料金：基本無料/アイテム課金
『ファイナルファンタジー アートニクス』の流れを受け継いだゲームで、11月10日に配信されたばかりの最新作です。
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本作は『FF』の世界観でダンジョンを探索するRPGです。主人公は闇に覆われたクリスタルの謎を解き明かすため、酒場で依頼される調査を進めていきます。多彩なジョブやアビリティ、歴代『FF』キャラクター・召喚獣・装備を組み合わせて自分だけのパーティを作ることができます。
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バトルなどで入手したカードは、セットすることでコマンドを強化！ どの能力を強化するかで戦術も一変するなど、スリリングなバトルを楽しめます。
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. / GREE, Inc.
■FINAL FANTASY AGITO
（ファイナルファンタジーアギト）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：基本無料/アイテム課金
2011年にPSPで発売された『ファイナルファンタジー零式』と世界観を共有するスマホ専用タイトル。魔導院に入学した主人公（プレイヤー）を操作して、『零式』のキャラクターたちと交流を重ねながら多彩な任務に挑むことになります。
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アビリティや魔法を駆使して敵を倒し、そこで得られる素材を集めて装備を強化することが大きな目的です。バトルは自動で展開しますが、攻撃重視や防御重視といった指示を仲間に出せるなど、シンプルながら奥深いシステムを楽しめるようになっています。
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毎週末にはプレイヤー全員で戦える巨大なモンスターが出現。見事討伐に成功すれば、レアな報酬やポイントを獲得できます！
●レビュー：アクション要素が強いバトルが◎
PSPで発売された『FF零式』と同じ世界観で展開する作品ですが、基本的にはオリジナルキャラを中心に進むので同作を知らなくても問題はなし。ただ、『FF零式』のキャラクターもかなり登場するので、知っていればより深く楽しめるのはたしかです。来年には『FF零式』のHD版も発売されるので、このアプリで興味を持ったらぜひ遊んでみてください。名作です！
ゲームは、任務でキャラクターを育成しつつ、集めた素材で装備品やアビリティを強化していくという流れ。最初は要素が多くて複雑そうに感じますが、少し遊んで目的が見えてくれば、すんなりと遊べるはずです。
アクション風のバトルは、カメラ操作とアビリティの発動タイミングが重要です。とはいえ、アクションが苦手な人でも十分対応できる作りになっています。このバトルがシンプルながらテンポがよく、戦術性もあってなかなか楽しいんですよね！ やっぱりRPGにおけるバトルのおもしろさは大切だと再認識しました。
(C) 2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■FINAL FANTASY ALL THE BRAVEST
（ファイナルファンタジー オール・ザ・ブレイベスト）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：基本無料/アイテム課金
『FF』シリーズのキャラクターやモンスターが画面狭しと大軍勢で登場するスマホ専用タイトル。『FF』の世界観をベースしたゲームで、誰でも気軽に楽しめます。
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最大40人という大規模なパーティを編成して敵をタコ殴りにする、というのがゲームの主な内容です。攻撃準備が完了したキャラクターをフリックすることで行える攻撃は、最大40人という数もあいまって爽快感バツグンのバトルになっています！ なつかしのバトル音楽が流れるところもポイントです。
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シンプルなゲーム性を中心にしつつ、キャラクター図鑑やモンスター図鑑といったコンプリート欲を刺激する収集要素もバッチリ。iOS版にはバトルの得点を全国のユーザーと競うランキング機能も搭載されています。
(C)2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■THEATRHYTHM FINAL FANTASY
（シアトリズム ファイナルファンタジー）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS
●料金：基本無料/追加楽曲・追加キャラクターは課金あり
リズムにあわせて画面をタップ＆フリック！ ニンテンドー3DSで2012年に発売されたリズムゲームの移植版。歴代『FF』シリーズの楽曲を楽しめるシリーズ初の音楽ゲームです。
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もちろんゲーム内の楽曲は、歴代シリーズの名曲ばかり。さらに、戦闘シーンのBGMを使ったバトルミュージックステージとフィールドのBGMを使ったフィールドミュージックステージが用意され、異なるゲーム性で楽しむこともできます。譜面データをエディットできるところは、家庭版の『シアトリズムFF カーテンコール』にも実装されていない、iOS版だけのオリジナル要素です。
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iOS版では、『片翼の天使（FFVII）』『ザナルカンドにて（FFX）』の2曲を無料でプレイでき、その他の楽曲やキャラクターは追加で購入することができます。
(C)2012 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. Developed by indieszero Co.,Ltd.
■FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争
（ファイナルファンタジータクティクス ししせんそう）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS
●料金：1,400円＋税
1997年にプレイステーションで発売されたゲームの移植版。当時はシリーズ初のシミュレーションRPGで、トップクリエイターたちの集結なども話題となった作品です。
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当時の『FF』シリーズとは異なり、国家間の政治問題や貧富の差など、社会派のストーリーが展開するところもポイント。シリーズでも異彩を放つ物語設定も魅力となっています。システムは、シリーズでおなじみのジョブシステムを中心としたもので、本格的な戦術バトルを楽しめます。
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本作は、2007年にリメイクされたPSP版をベースにしており、新キャラや新ジョブ、ムービーシーンなどが追加されたもの。基本的なゲーム内容はPSP版と同じですが、操作性はスマホ向けに最適化されています。
※Android版はSQUARE ENIX MARKETでの配信となります。
(C)1997,2007,2011 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
(C)2011-2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■PICTLOGICA FINAL FANTASY
（ピクトロジカ ファイナルファンタジー）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：基本無料/アイテム課金
画面の数字をヒントに、さまざまなイラストを完成させるイラストパズル。そのイラストが『FF』シリーズのキャラクターで、さらにバトルも楽しめるスマホアプリ専用タイトルです。
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イラストを完成させるパズル要素だけでなく、パズルを解くことで敵を攻撃できるなど、RPG要素を楽しむこともできます。そんなバトルには、特殊な効果が発動するアビリティや、キャラクターがパワーアップするリメントブレイクなど、ゲームを盛り上げる要素も多数盛り込まれています。
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敵を倒してクエストをクリアしていけば、武器を強化するために必要なアイテムを入手できるなど、RPG的な成長要素もバッチリ！
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. Developed by Jupiter.
■ファイナルファンタジー ブリゲイド ブレイク ザ シール
（FINAL FANTASY BRIGADE BREAK THE SEAL）
●メーカー：スクウェア・エニックス/DeNA ●プラットフォーム：Mobage
●対応端末：iOS/Android/フィーチャーフォン
●料金：基本無料/アイテム課金
クラウドやユウナといった『FF』シリーズの歴代キャラクターたちでパーティを組めるタイトルです。
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“仲間のために戦うRPG”というコンセプトをもとに、主人公であるプレイヤーを中心とした大飛空艇団を結成して、さまざまなクエストへと挑んでいくことに。もちろん、『FF』シリーズには欠かせないジョブシステムや、おなじみの武具や魔法も登場します。
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ユーザー同士で協力することで強大な敵も撃破できるなど、ソーシャル要素も存分に楽しめます。
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. (C)DeNA Co., Ltd.
■ファイナルファンタジー レコードキーパー
（FINAL FANTASY Record Keeper）
●メーカー：スクウェア・エニックス/DeNA
●対応端末：iOS/Android
●料金：基本無料/アイテム課金
ゲームオリジナルの主人公デシを操作して、絵画に封印されていた『FF』の記憶を取り戻すゲームです。シリーズでおなじみのキャラクターで5人パーティを組める、かなり本格的なRPGです。しかもバトルは、コマンド選択タイプのアクティブタイムバトル！
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偉大なる物語の“記憶”が秩序と安定をもたらすという伝説が残る、とある王国。そこでは、ビッグブリッヂの死闘やザナルカンドといった歴代『FF』の戦いの記憶が封印されていました。という世界観のもと、なつかしの音楽やグラフィックとともに、シリーズの物語を追体験できるゲームになっています。
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アクティムタイムバトルやアビリティ、召喚魔法といった『FF』らしさを残しつつも、歴代の人気キャラクターたちとパーティを組めるなど、ファンにはうれしい要素のオンパレード！ スーパーファミコン時代をほうふつとさせる描きこまれたドット絵も大きな魅力です。
●レビュー：ドット絵世代に突き刺さるお祭りゲー！
歴代『FF』キャラで自由にパーティを編成して各作品のエピソードを追体験できるというスペシャルな作品です。ゲーム中のサウンドもなつかしのオリジナル音源が使われていて、音楽を聴くだけでも思い出がよみがえります。ナンバリングタイトルをほぼ全作プレイしてきた自分としては、とにかく“懐かしい！”という気持ちの連続でした。
また、オリジナル版では3Dで表現されていた『FFVII』のクラウドやティファなどがドット絵になって登場することにも、いい意味で衝撃を受けました。3Dの『FF』も好きですが、2D時代の『FF』って、やっぱり僕らのような30代の世代にとっては“特別なもの”なんですよね。ここでドット絵を使ってくるなんて、ずるいです（笑）。
そして、個人的にありがたいのが、キャラを増やす条件が比較的難しくないこと。基本的にはメインのイベントを遊んでいけば増えていきますし、期間限定のイベントの報酬となっている時も、ある程度頑張ればなんとかなります。と書きつつ、『FFVII』のエアリスは入手しそびれましたけど（笑）。
余談ですが、今の自分のパーティは、オリジナルキャラのデシ、『FFIV』のカイン、『FFVII』のクラウド、『FFVII』のティファ、『FFII』のヨーゼフです。ティファとヨーゼフが格闘系でかぶっているのですが、どちらも好きなので、泣く泣く『FFVI』のカイエンを外してヨーゼフを選びました。やっぱり、パーティに1人はおっさん枠が必要なので！
(C)SQUARE ENIX CO.,LTD.
(C)DeNA Co.,Ltd.
■FINAL FANTASY LEGENDS 光と闇の戦士
（ファイナルファンタジーレジェンズ ひかりとやみのせんし）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：iOS 無料/シナリオ課金/Android 1,700円＋税
2010年にフィーチャーフォンで配信されたタイトルの移植版。スーパーファミコン時代の『FF』シリーズの世界観を彷彿とさせる世界を舞台で、主人公ソールたち8人の光と闇の戦士たちの物語が展開します。なお、スマホアプリ版ではシナリオが再構築されており、章の構成などがフィーチャーフォン版とは異なります。
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アクティムタイムバトルやジョブチェンジシステムなど、『FF』ファンならば遊び慣れたシステムが採用されているため、シリーズファンには特におすすめです。プロデューサーが『FF』シリーズでおなじみの時田貴司氏ということもあり、もし2Dの『FF』が今も続いていたら……と感じさせる完成度となっています。
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iOS版は序章を無料でプレイでき、以降の章を課金する形で物語を進めることができます。Android版は全章をまとめて購入する形になるので、アプリさえ購入すればゲームのすべてを楽しめます。
●レビュー：SFC時代を思い出す高品質な完全新作
古くからの『FF』ファン、とりわけスーパーファミコン時代にハマった『FF』ファンには懐かしいことこのうえない雰囲気ですね。もちろん、スマホ向けにグラフィックはグラッシュアップされているものの、この雰囲気の新作を今再び遊べるのは感動です。
システムも、バトルは“ATB”だし、“ジョブシステム”も『FFV』にかなり近く、かつて慣れ親しんだプレイ感を味わえます。やっぱり、今プレイしても楽しい“ジョブシステム”は、ある種完成されたシステムなんだと再認識しちゃいました！
個人的には、レンジャーのアビリティ“援護”（仲間の通常攻撃にあわせて追撃をする）が楽しくて多用してました。行動が遅いキャラでも、行動が早いキャラの攻撃にあわせてバンバン追撃してくれるところが爽快でした。攻撃用のフュージョンアビリティ“ファイナルヘブン”や“ギガフレア”にもお世話になったなあ。
とにかくボリュームがあり、普通にクリアするだけでも50時間以上はかかりました。物語の構造的にも、序盤でパーティが2分割され、それぞれ異なるジョブを入手していくところもユニークです。
余談ですが、リチャードとかマトーヤとか、往年の『FF』ファンならニヤリとしてしまう名前のキャラが出てくるところもよいですね。ちなみにシドは悪役として登場しますが、後半にはいろいろと熱いシーンがあってグッときます
(C)2010-2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■FINAL FANTASY WORLD WIDE WORDS
（ファイナルファンタジー ワールドワイドワーズ）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：基本無料/アイテム課金
フリック操作による文字入力でバトルを行う、スマホならではといえるスマホ専用アプリ。文字入力の素早さと正確さがバトルの勝敗を左右します。
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バトルでは、モンスターの横に表示されたワードを正確に入力することで攻撃！ ワードは一般的な言葉はもちろん、『FF』シリーズに登場した単語やファンならニヤリとできるマニアックな言葉など多数用意されています。
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攻撃だけではなく、回復魔法などのアビリティや召喚魔法も文字入力で発動可能。また、バトル時に出現するチョコボの捕獲に成功するとチョコボ牧場でアイテムを掘り出してもらえるなど、文字入力でさまざまな遊びを実現しています。
●レビュー：フリック入力が上達していくのが楽しい！
フリック操作を練習したい人には、手放しでオススメしたいアプリです！ 単にフリック操作が練習できるというだけでなく、ゲーム性もかなりしっかり作りこまれていて、本当に楽しみながらフリック操作を学べる内容になっています。
バトルで入力する単語も、“神羅カンパニー”や“ファルシ”など、『FF』シリーズにちなんだワードが多いので、『FF』ファンならニヤリとできること間違いなしです。特にギルガメッシュのようなおなじみの敵が登場する時は、敵の名ゼリフなども出てくるので、しっかりファン心理をとらえています。
そして、本作をよりおもしろくしている独自の要素が“デコレーション”。これは、“強い”、“爆誕”といった修飾語をキャラやアビリティに装備できるシステムで、例えばアビリティの“ファイア”に“強い”をセットすれば“強いファイア”となって威力が上がるなど、言葉遊びの要素も楽しめるわけです。言葉の順番も自由に変更できるので、いかに性能を上げるワードを作れるかが攻略のカギになっていて奥深いです。
ただ、作ったワードを発動させるには使用時にワードを入力する必要があるので、“強い覚醒ファイア”なんてワードは強力だけど、文字数が増えて入力が大変になるという、ワードのバランスを考える要素もはらんでいるわけです……。このあたりは非常によく考えられています。自分はまだまだフリック操作が苦手なので、『FF』も遊べてフリック操作も上達していくという、すばらしいゲームに出会えてよかった！
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by SmileBoom
■FINAL FANTASY
（ファイナルファンタジー）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：iOS 900円＋税/Android 800円＋税
1987年12月18日にファミコンで発売された記念すべきシリーズ第1作の移植版。4人の光の戦士が4つのクリスタルをめぐる冒険を繰り広げていきます。
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システム的にはサイドビューでキャラクターが動くバトルシーンや、ジョブ（職業）を選んで自分好みのパーティで遊べる部分などが話題を呼びました。その楽しさはスマホアプリ版でも健在です！
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移植のベースになっているのはPSP版なので、今遊んでもグラフィックに古さは感じません。なお、iOS版にはPSP版での追加要素が収録されています。
(C)1987,2010 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)1987,2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■FINAL FANTASY II
（ファイナルファンタジーII）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：iOS 900円＋税/Android 800円＋税
1988年にファミコンで発売されたシリーズ2作目の移植版。主人公フリオニールを中心に、反乱軍とパラメキア帝国の戦いを描いた重厚な物語は、当時のユーザーを虜にしました。
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また、レベルや経験値の概念がなく、熟練度によって武器や魔法のステータスが強化されていく独特なシステムは、これ以降の作品にも大きな影響を与えてました。ちなみにゲームバランスは調整されており、ファミコン版よりも遊びやすく進化しています。
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1作目の移植版と同様、こちらもPSP版のリメイクがベースとなっており、追加ダンジョンである“ソウル・オブ・リバース”と“秘紋の迷宮”を遊ぶことができます。
(C)1998,2010 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)1998,2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■FINAL FANTASY III
（ファイナルファンタジーIII）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：iOS 1,600円＋税/Android 1,400円＋税
1990年にファミコンで発売された作品の移植版。このスマホアプリ版はニンテンドーDSで発売されたリメイク版をベースにしており、グラフィックやシステムなど、ファミコン版から大幅なアレンジが加えられています。見た目的にも、キャラが3Dになっているところがポイントですね。
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闇がすべてを覆い尽くし、光が失われていく世界を舞台に、クリスタルに選ばれた4人の少年たちの冒険が描かれます。1作目のジョブシステムを発展させ、いつでもジョブの変更が可能な“ジョブチェンジシステム”や、のちのシリーズの定番となる“召喚魔法”が初登場するなど、シリーズの源流を作ったといえる作品です。
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他機種版に比べ、グラフィックがより繊細になっていたり、タッチパネルによる直感的な操作など、アプリ版ならではの魅力も数多く用意されています。
(C)1998,2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)1990,2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■FINAL FANTASY IV
（ファイナルファンタジーIV）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：1,800円＋税
1991年に発売された、シリーズ初のスーパーファミコン作品の移植版。ニンテンドーDSで発売されたリメイク版がベースになっており、3Dポリゴンや自動で戦ってくれるオートバトルが採用されています。
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強力な軍事国家、バロン王国の飛空艇団“赤き翼”の隊長セシルを中心に、世界をめぐるクリスタルの物語が展開します。その練りこまれた世界観や仲間たちとの絆を描くストーリーは、今なお根強く支持されています。
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また、『FF』シリーズの代名詞でもある“アクティムタイムバトル”が搭載されたのも本作から。スピーディーかつスリリングなバトルを楽しむことができます！
(C)1991,2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)1991,2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
■FINAL FANTASY IV THE AFTER YEARS －月の帰還－
（ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ つきのきかん）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：1,800円＋税
携帯アプリとして2008年に配信された『FFIV』の外伝。のちにWiiやPSPにも移植されましたが、このスマホアプリ版は同作を初のフル3Dでリメイクしたもので、より迫力あるイベントやバトルを楽しめます。
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『FFIV』から十数年後を舞台に、前作の主人公セシルとローザの息子であるセオドアを中心とした物語が展開します。ヤンの娘なんかも出てきますし、地底世界で戦ったカルコブリーナが仲間になるなど、往年のファンがニヤリとできる展開が満載です。セオドアの他に、前作のパーティメンバーであるリディア視点の物語など、全部で10以上のオムニバスシナリオが収録されています。
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アクティムタイムバトルのおもしろさはそのままに、3Dになったことでカメラワークなどの演出が強化。さらに、仲間同士のアビリティ（特殊能力）を組み合わせる新システム“バンド”も用意されています。
(C) 2008,2013 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
■FINAL FANTASY V
（ファイナルファンタジーV）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：1,800円＋税
1992年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたシリーズ5作目の移植版。主人公バッツを中心に、3つの世界をめぐるクリスタルの物語が展開します。
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『FFIII』のジョブシステムを進化させ、各ジョブのアビリティを付け替えることができるなど、“ジョブシステム”の1つの到達点に達したとも評価されたシステムは健在です。自由なジョブチェンジで、自分だけのパーティ、戦術でゲームを楽しんじゃいましょう！
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本作は2006年に発売されたゲームボーイアドバンス版がベースになっており、同作で追加されたジョブの剣闘士、ネクロマンサー、予言士、砲撃士も収録されています。
(C)1992,2006,2013 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION : 1992,2006 YOSHITAKA AMANO
■FINAL FANTASY VI
（ファイナルファンタジーVI）
●メーカー：スクウェア・エニックス
●対応端末：iOS/Android
●料金：1,800円＋税
1994年にスーパーファミコンで発売されたシリーズ第6作の移植版。洗練されたストーリー、システムは、日本のみならず海外でも強い支持を受けている人気作です。
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ファンタジーな世界観に近未来の雰囲気が加えられたのも本作からで、その独特な世界観はのちの多くの作品に影響を与えました。また、これまでが主人公＋仲間というパーティ形態が主だったのに対し、本作ではパーティメンバー全員が主人公という群像劇になっており、これまでと異なるドラマティックな展開を楽しめます。
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スマホ版では、すべてのグラフィックが描き直されている他、ベースとなったゲームボーイアドバンス版の追加要素もすべて収録されています。
●レビュー：2D『FF』の完成形は今遊んでもおもしろい！
『I』～『VI』のナンバリングタイトルの移植アプリはどれもできがよく、外部ゲームパッドに対応している『FFV』も非常に遊びやすくて好きなのですが、今回は最近遊び直した『FFVI』をイチオシさせてもらいます！
『FFVI』といえば、シリーズでも屈指の人気を誇る思い出のタイトル。当時、2Dの『FF』の完成形とも言われた本作をスマホで手軽にプレイできるだけでも、なかなかの感動です。サウンドがスーパーファミコン版と同じ音源というのも、懐かしさに拍車をかけてくれます。グラフィックはスマホ用に高精細なものへとリメイクされており、単なるベタ移植じゃないところがすごいですね。また、半リアルタイムの“ATB”がスマホ独自の要素で再現されており、白熱したバトルを楽しめます。
ストーリー的には、歴代『FF』の中でも珍しい群像劇スタイルとなっているのがポイント。個々のキャラクターへの感情移入がしやすく、じっくりと物語を楽しむことができます。やっぱり『FFVI』最大の魅力はストーリーだと個人的には思っているので、当時のままの感動を再び味わえるのはうれしいところです。
ちなみに、スマホ向けに遊びやすく調整されているところも好感触です。チュートリアルやナビ機能が追加されたおかげで、スマホで初めて『FFVI』を遊ぶ人でも安心です。むしろ、まだ遊んだことがないという人にぜひとも触れてほしい名作中の名作です！
(C)1994, 2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION : (C)1994 YOSHITAKA AMANO