2014年11月4日(火)
11月3日に行われた、TVアニメ『Hi☆sCoool! セハガール』のテーマソングCD発売記念イベントについてレポートする。
TVアニメ『Hi☆sCoool! セハガール』は、セガハード擬人化プロジェクト“セガ・ハード・ガールズ”を題材にしたアニメプロジェクト。“セガ・ハード・ガールズ”のドリームキャスト、セガサターン、メガドライブの3人が登場し、“セハガガ学園”卒業するために、さまざまなゲーム世界に入っていくことになる。同社の作品やキャラなど、さまざまなセガネタが披露されることが話題となっている作品だ。
テーマソングCD『Blooming!! / 若い力 - SEGA HARD GIRLS MIX - 』の発売を記念し、AKIHABARAゲーマーズ本店、アキバ☆ソフマップ1号店、アニメイト秋葉原店にて発売記念イベントが行われた。各店舗ではドリームキャスト役のM・A・Oさんと、『セガ・ハード・ガールズ』の中山雅弘プロデューサーが登壇しトークショーが行われた後、M・A・Oさんの握手会が開催された。
ここでは、アニメイト秋葉原店の模様をお届けする。「セーハー!」という最初のあいさつに続いて、トークコーナーがスタート。12月17日に発売される『Hi☆sCoool! セハガール』サウンドトラックには、ドリームキャストのソロ曲『きっと、大丈夫です!』も収録されている。ドリームキャストちゃんらしい、カワイイ歌詞になっているが、キーが少し高かったため、不安もあったことをM・A・Oさんは明かした。
ドリームキャストちゃんには“スタートダッシュが苦手”という欠点がある。その理由について中山さんは「セガハードの歴史を見てもらうと分かるかと……」と苦笑いしながら語っていた。そのため、アニメに出てくるたびに、つまずくようだ。
本作のサウンドトラックが12月17日に発売されることが決定。サントラにはオープニングテーマである『セハガガガンバッちゃう!!』が初収録されている。ボリュームたっぷりのCDになると中山さんは説明していた。
12月2日に『Hi☆sCoool! セハガール』BDが発売されることを記念して、都内某所にてイベントが開催されるとのこと。セハガールソングを楽しめるライブやトークなどが予定されているので期待しておこう。
また、今月11月22日に行われるイベント“ANIMAX MUSIX 2014”に、セガ・ハード・ガールズも参加。イベント参加者には、『チェインクロニクル』で使用可能なSR“ドリームキャスト”のシリアルコードがプレゼントされる。『チェインクロニクル』をかなりプレイしているM・A・Oさんは大興奮であったが、先日携帯電話を移行させた際に引き継ぎコードを発行し忘れてしまったため、データを失ってしまったことを明かした。
▲イベント中には、参加者の持ち込んだドリームキャストのコントローラを使い、検索する場面も。参加者の脳内では、接続時のSEが流れていたのではないだろうか!? |
▲ドリームキャストのうずまきのマークには、“エクスプロード”というテーマがあり、人と人をつないで、希望を拡散させるという願いがあるとのこと。ライブではぜひ思いを“爆発”させてほしいと話していた。 |
アニメでM・A・Oさんが好きエピソードは、2bitの“コンボでつなげ 熱い気持ち”。収録はまず最初に声を収録して、後から映像を作るプレスコという技法が使われている。対戦の掛け声をギャグよりの軽めにしていたところ、収録が終わった際に「真剣モードでもう一度」というオーダーがあり、録り直したという。放送を見ると本当にカッコいいシリアスなシーンになっていたため、驚いたようだ。
1日で3店舗でのイベントを行ったM・A・Oさん。大変だったが、ファンの方と接することができてうれしかったとのこと。「皆さんに幸せ~が~、訪れますように!」という決めゼリフでトークショーは終了となり、握手会へと移っていった。
▲1人1人とあいさつしていくM・A・Oさん。「直接お会いできて、よかったシーンを言ってもらえてうれしかったです」とコメントしていた。 |
また、イベント終了後には簡単なインタビューを行えたので掲載する。なお、インタビュー中は敬称略。
――本日、イベントを行われていかがでしたか?
M・A・O:アニメの収録時について話せましたし、握手会で直接感想をいただけてうれしかったです。これから放送されるエピソードを言いたくなるのをこらえていました。
――ドリームキャストちゃんの第一印象はどうしたか?
M・A・O:前向きなんですが、抜けているところがあるという印象でした。収録が進んでいくと「ちょっと……黒いかな!?」と感じるシーンがありましたね。天真爛漫に毒づくキャラで、気付いていない間に、周りから腹黒だと判断されているキャラです。
――そんなドリームキャストちゃんとご自身が似ているところはありますか?
M・A・O:何もないところでつまずいたり、ちょっと抜けているところですね(笑)。スマホとリモコンを間違えたことがあって、「マンガみたいだ!」って自分で思いました。そういうところです。
――レコーディングについてお聞きしますが、何か印象的だったことがあれば教えてください。
M・A・O:歌と一緒に掛け声を収録したんですよ。歌っている時もドリキャスちゃんのつもりでやっているんですが、掛け声をやることでよりキャラっぽくなる気がしました。それが入ることで、より“セハガールズ”になれたように感じられてうれしかったです。あと、ちょっと入りが難しいところがあって、収録時にハマってしまったところもありました。
中山:ドリキャスなんで、一発目が苦手なんですよ。
M・A・O:でも前向きなので、「大丈夫です、次は行けます!」と言いながら収録していました。
――プレスコで苦労したことなど、印象的だったことはありますか?
M・A・O:皆がおもしろいから笑ってしまうんで、それをこらえています。突っ込む時はセリフにかぶせたいんですが、絵を作るのが大変なので、間を開けているんですが、楽しくなってくると、ついついかぶせたくなってしまいますね。そこを抑えながらやるのが難しいです。
――実際に出来上がった映像をご覧になられていかがですか?
M・A・O:こんなに細かく動いていることに感動しました。2等身もカワイイし、8等身もいいです。ドリームキャストは特に喜怒哀楽が出て、いろいろな表情を見せてくれるのもうれしいですね。
――プロジェクトが発表され、アニメが放送されました。反響はいかがですか?
中山:10分少しの番組ですが、何も考えずに楽しんでいるという声を聞いています。1~2話はセガネタが満載でした。3話目以降はキャラのよさを見てもらっています。「擬人化してよかった」という反響をいただいていますね。
――アニメのドリームキャストちゃんで印象的なシーンは?
中山:セガサターンが4bitで「私のこと、バカにしている?」って聞いてくるのに対して、ちょっと抜けた感じで「そんなことないんですよ」と返すシーンです。かわいらしい声がでないと、ああいうキャラにならないので、いい芝居をしていただいていると思いました。
――そもそも、アニメ化の狙いはどこにあるのでしょうか?
中山:擬人化プロジェクトがスタートしてから長いんですが、セガハードを回顧的に楽しんでいただける人はもちろん、多くの人に見てもらうのはアニメだろうと。見る人が見て楽しんでもらえればいいと思い、尺も短くして今回のような配信形式にしました。トムス・エンタテインメントさんがいいスタッフをそろえてくれてよかったと思います。
――ファンの人、記事を見ている人にメッセージをお願いします。
M・A・O:おもしろいと言ってもらえてうれしいです。まだまだいろいろなコラボがあるので、これからも楽しんでもらえるとうれしいです。ちょっとした時に見ていただける作品なので、気軽に見ていただければうれしいです。これからも楽しみにしていてください!
中山:「このゲームをやってほしい」とすごいリクエストがきています。『電撃マ王』ではコミックをやっていて、ドラマCDもあり、いろいろと切り口を変えてネタをやっていきます。僕自身としては、業界のいろいろな人から反響があるのがとてもうれしいです。“セガ・ハード・ガールズ”はいつでもオファーを待っています! 一緒にセガハードを愛でましょう!!
▲会場には、センター先生の姿も! |
■アニメ『Hi☆sCoool! セハガール』概要
【放送局】ANIMAX
【配信サイト】ニコニコ動画/Gyao!/dアニメストア/バンダイチャンネル/J:COMオンデマンド/ビデオパス/U-NEXT
【キャスト】※敬略称
ドリームキャスト:M・A・O
セガサターン:高橋未奈美
メガドライブ:井澤詩織
他
【スタッフ】※敬略称
原作・監修:セガ(“セガ・ハード・ガールズ”)
監督・シリーズ構成:菅原そうた
脚本:岐部昌幸、菅原そうた
原作キャラクターイタスト:KEI
CGキャラクターデザイン:キオ、菅原そうた
CGディレクター:渡辺誠之(ジーニーズ)
MMDディレクター:ポンポコP(6次元アニメーション)
アニメーション製作:トムス・エンタテイメント、ジーニーズ
(C)SEGA/セハガガ学園理事会
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