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2014年11月16日(日)

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』の次回大会は前向きに検討中? 発売記念イベント会場で開発者へインタビュー

文:皐月誠

 11月13日、セガからPS3/PS Vita用ソフト『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』が発売された。これを記念して、同日に東京都・クラブセガ秋葉原1号館にて抽選会が開催された。

 賞品には特賞の出演声優サイン色紙をはじめ、ICカードステッカーやマフラータオルなど豪華な品々がラインナップされており、多くの人が参加していた。あわせて販売されていた『セガ ラッキーくじ』も、早いペースで数を減らしていた模様だ。その他にも同店の4階では、PS3版を利用した電撃FIGHTINGガールズとの対戦会が実施された。

 会場には、本作に携わった野中竜太郎プロデューサーと寺田貴治ディレクター、そして電撃FIGHTINGガールズへのインタビューの場が設けられた。この記事では、その模様をお伝えする。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』 『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』
▲いつも以上に賑やかな装いとなった、クラブセガ秋葉原1号館の店頭。
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』 『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』
▲店内にはPS3版の試遊台が設置された。▲もちろんアーケード版も好評稼働中!

■『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』発売記念インタビュー

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』
▲左から高田亜鈴さん(アスナ)、高橋百合子さん(キリト)、野中竜太郎プロデューサー、寺田貴治ディレクター、十束祐梨子さん(美琴)、芦澤佳純さん(シャナ)。

――発売を迎えての率直な感想をお願いします。

寺田貴治ディレクター(以下、寺田):3月のアーケード版稼働から、全国大会などを経てようやく家庭用が発売され、集大成のような気分で感無量です。これからアーケード版への新要素の戻しもありますが、ゴールまでは辿り着いたかなという感覚です。

野中竜太郎プロデューサー(以下、野中):正直、今週の火曜日くらいまでは“発売が近い”という意識があまりありませんでしたが、発売が近づいて、特に昨日ぐらいから色々な声も聞こえ始めて、「やっと発売日だ」という感覚が湧いてきました。ネット対戦を楽しめる家庭用は発売されましたが、それでもアーケードで対戦されているかたがいらっしゃるので、どちらも皆さんに遊んでいただけたら嬉しいです。

――原作ファンである電撃FIGHTINGガールズの皆さまから見た、おすすめのポイントを教えてください。

芦澤佳純(以下、芦澤):私はシャナが好きで、ゲームでも使っているのですが、クライマックスアーツで再現された“決戦奥儀”などに「こういうシーンがあったなー」と思えるところが、ひとつの魅力じゃないかなと思います。あと、シャナが「うるさいうるさいうるさい!」って言う瞬間の顔もすごく好きです。そういう細かいところまで見ていただけたら、さらに楽しめるのではないかと思います。

高橋百合子(以下、高橋):私が一押しなのはサポートキャラの臨也さんです。技が原作に忠実で、Twitterのフォロワーのかたからも「あのシーンだよね!」と言われたほどすごくわかりやすいです。

十束祐梨子(以下、十束):アーケード版から遊んでいた私の視点で言うと、アーケード版ではストーリーが1つしかなかったのですが、家庭用だと“ドリームデュエル”という1キャラごとの掛け合いがあるところです。例えば“レベル5”の美琴ちゃんに対して黒雪姫の“レベル”はもっと高いという要素が会話に入ってきたり、静雄さんがもとのキャラにないような優しい言葉を智花ちゃんへかけたり、原作好きなファンとしてはクスッとできます。色々な作品が好きな人は楽しいと思いますし、1つの作品が好きな人にとっても確実にわかるネタがあるので、すごく楽しい作品になっていると思います。

高田亜鈴(以下、高田):同じくドリームデュエルに関してなのですが、例えばアスナさんでしたら他のキャラクターと会話をしている時でもキリトくんを思い出していて、『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』の中でもキリトくんのことをずっと想っているというところも見どころです。セルベリアさんやアキラさんとか、きりりんさんのクライマックスアーツとか、セガさんと電撃文庫さんのコラボレーションを見られることもグッと来ました!

――予約状況や売れ行きはいかがですか?

寺田:まだ実売本数は出ていませんが、受注面では非常に好調ですね。

野中:予約をけっこう入れていただきまして、若干の品薄が起こっています。意外にユーザーさんはダウンロード版を買っていただいているようで、皆さんいろいろ理解して遊んでいただいているのかなと思います。

寺田:ちなみに、一部で「ダウンロード版の方が快適に遊べる」と言われているかたもいますが、パッケージ版でもインストールは行うので、どちらもロードは非常に快適です。VSデモは途中の1/3で切れてしまうくらいですし、トレーニングモードのキャラ切り替えもすぐに行われます。ほとんど同じ感覚で遊べます。

 またダウンロード版を買いに行くと、PlayStation Storeに『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』のカスタムテーマが置いてあります。これを導入すると、立ち上げるたびに2人のキャラクターが並び、それがタイミングによって変化します。アイコンはキャラフレームバージョンとボールバージョンがあるので、その辺りも楽しんでもらえればと思います。

野中:あと、PS Vita版のユーザーが想像以上に多いですね。我々としては、PS Vita版だから遊びにくいとか画面が劣っているとかにはならないようちゃんと作っているのですが、圧倒的にPS3ユーザーが多いのかなとも思っていました。ですが、想像以上にPS Vitaのユーザーさんが多い印象ですね。

寺田:総数における割合という意味では多いですね。

野中:アーケードで遊んだかたが、帰りの電車の中で「あのコンボ、つながるんじゃね?」と思ったものを試しているという話を聞きました。なので、“むしろPS Vita版を買う”という人もいらっしゃるのかなと思います。

寺田:トレーニングモードでは動きを覚えさせられますので、自分のコンボを覚えさせて、抜けられるかとか弱点はどこだろうとか、“自分を倒す”ことを頑張っている人もいると聞いています。手軽に取り出せるので、研究はPS Vitaのほうがしやすいのでしょうね。

――家庭用で追加された新キャラクターをアーケード版へ投入する時期について、目処はついているのでしょうか?

寺田:目処はついていますよ(笑)。年内と言っていいでしょうか?

野中:年内かは……でも早いですよ。皆さんが思っているより早いと思います。追加しているサポートキャラクターもボスのセガキャラクターも非常に使い勝手がよくて、「アーケードで使いたい」という声は当然出てくると思うので、盛り上がっているうちに皆さんにお届けしたいと思っています。

寺田:ネット上でも、一方通行(アクセラレータ)を使っている人をよく見ますね。あと、「家庭用でキャラクターバランスをいじらないのですか?」と聞かれたのですが、家庭用で練習したものをすぐにゲーセンで遊べて、そこで実力を発揮して大会に出る……みたいな流れを作りたかったので、あえてバランスは変えません。

――家庭用の追加キャラクターは、そのままのバランスでアーケード版へ戻されるのですね?

寺田:そこで「強すぎる」という意見が起こった場合は調整の可能性もありますが、基本的には同じものにしようとしています。

野中:家庭用の追加キャラクターとして、サービスではないものの「強いほうが皆使うだろう」というところはありましたが、最終的には対策を練れるようなバランスになっています。家庭用を遊びはじめた直後は「追加3キャラ強いんじゃない?」という話にはなると思いますが、最終的にはどのキャラクターを使っても戦えるバランスにはなっています。最初は“わからん殺し”的なところはあるでしょうが(笑)。

寺田:今は一方通行が本当に強いですね。打ち止め(ラストオーダー)が長く残るので。

野中:わかっていても手を出してしまう(笑)。

――一方通行以外の2キャラクターはいかがでしょうか?

寺田:どちらも非常に原作の人気が高く、「何でこのキャラクターがいないんだ」と言われていたので、そこをフォローした形になります。臨也は先ほど高橋さんも話していましたが、ワル的な動きを堪能できるところで女性の人気があるのでしょうか? あのキャラクターは、目の前で強い攻撃が当たると「怖い怖い」と逃げて行きますので、そういう敵なのか味方なのかわからないけれど協力してくれる、そういう雰囲気を楽しめるキャラクターかなとも思います。静雄との掛け合いも楽しんでいただきたいです。

 ドクロちゃんはバットでどんどん殴りまくって敵を血まみれにするところがおもしろいのですが、それ以上に使い勝手がよく、遠距離戦から近距離のコンボまで使えます。そして出し方はまだ公表できませんけれど、“第3の技”もあります。そこはユーザーさんんが見つけてほしいですね。

野中:この3キャラは、最初は実装する予定がありませんでした。アーケード版がリリースされて、追加キャラクターが出て……という流れの中で、その3キャラクターを望む声が多く出てきました。「なんとかして入れたい」という話になって、スケジュールを相談して、「最後は家庭用でなんとか間に合うだろう」ということで入れました。

寺田:入れるとなると、絵素材やその他諸々を用意しないといけないのですが、音声もギリギリまで収録をやっていました。この3キャラクターを入れてもいいと言われて、「じゃあ打ち止めも入れちゃおうか」みたいな案を出した時は「お前、本当にやるのか?」みたいなことを言われました。ですが、ユーザーさんが期待する部分だと思いましたので、しっかりとやりました。

野中:日高里菜さんには、延珠のアフレコをした次の週に「打ち止めの声をやってください」と言って、もう一度来ていただきました。

寺田:最初の時、一緒にやってもらえば本当はよかったのですけどね(笑)。

野中:千葉紗子さんは久しぶりにドクロちゃんを演じるということで、最初に1回しゃべっていただいたのですが、朝10時からすごいテンションを演じられていて、千葉さんのすごさを感じるアフレコでした。

 キャラクターを追加すると、既存キャラクターとの組み合わせや演出、ゲームバランスのことを考えなければいけません。なんとかギリギリ入ってよかったですが、サラッとできたわけではなく、色々なことがありました。

寺田:新たなサポートキャラクターの追加で、自分の使用キャラクターはどういう戦術が可能になるか、家庭用の中ではキャラクターごとのテクニックを編み出すのもおもしろいと思います。

――オフライン専用での“壊れキャラ”のような、家庭用ならではと言える要素を追加実装する予定はありますか?

寺田:今のところ考えていないですね。家庭用で得た技術を、ゲーセンで発揮していただきたいという想いが強いので。ただ評判とか人気とかが高いと、可能性はゼロではないですね。

野中:僕の印象ですが、格闘ゲームの中でも『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』はバランスに長けていて、そういうゲームを好きな人が遊んでいるという部分があります。荒れたキャラクターバランスが好きな人に向いたタイプのゲームもあると思うのですが、『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』ではバランスが変わるとユーザーの好みとも変わってくるかな……と思っています。

――ガールズのみなさんへ質問です。家庭用で新しく触ってみたキャラクターはどれですか?

芦澤:サポートで出てくるアリシアちゃんの見た目が好み過ぎる、セルベリアさんです。シャナの時はヴィルヘルム、桐乃ちゃんの時は黒猫ちゃんと、いつも原作キャラクターの組み合わせでプレイしているので、セルベリアを極めておっぱいを見ながらアリシアちゃんを愛でようかなと計画を立てています。

高橋:臨也さんが好きなので、臨也さんだけで敵を倒してみたいです!

寺田:可能なのだろうか……?(笑) 時間が切れるかな?

高橋:愛で頑張ります!

十束:私はもう3カ月間、美琴ちゃんと頑張ってきたので、もっと美琴ちゃんを極めたいという気持ちが強いです。サポートはやっぱり一方通行さんが強くて……特殊な掛け合いも確かありますよね?

寺田:ありますね。美琴が一方通行を呼ぶ時は、特殊なボイスになります。

十束:すごくカッコよかったので一方通行さんを使いつつ、深雪とお兄さまも練習しています。お兄さまの使用率がすごく低いので、お兄さまを1位にすべく奮闘しようと思っています。

高田:私はまだまだ初心者で、今日も対戦をさせていただきましたが、「わっ」と驚いて手を離してしまったり、興奮して何がなんだかわからなくなったりばかりでした。今までぼっちでしたが、今日からはオンラインの皆さんと対戦できるので、アーケード版でも堂々対戦できるくらいの実力を目指します。私は『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』が初めての格ゲーだったのですが、ここから色々極められたらと思います。

――今後の展開への期待をお聞かせください。

芦澤:私は今日みたいな、一般の皆さんとの対戦をまたやってみたいです。地方のかたって、なかなか秋葉原まで来られないじゃないですか。私も地方出身で、疎外感を感じて悲しいというのがわかるので、家庭用のインターネット対戦でそういう企画が実現したら嬉しいです。

高橋:私も芦澤さんと一緒で、色々なかたと対戦してみたいと思います。初心者ですが、今日もいろいろな人と戦って改めておもしろいと感じました。

十束:私はオーディションの時から「100人組手をやりたい」とずっと言っていて、そろそろ強くなってきたので、もうちょっと頑張って開催できればと思っています。あと、今の私たちは完全にゲームの人気に頼って生きているので、自立できるよう4人でニコ生とかをやりたいです。もっと自分たちを前に出していかないと、そろそろ自然消滅するので(笑)。細く長く生きたいです!

野中:今日は「ガールズの皆さんが頑張って戦っているので、早く来て助けてあげてください」と言われて来たのですが、“開発の人間よりガールズと対戦したい”というオーラが漂っていましたね。

セガ広報:そういった機会も、近々に儲けたいとは考えています。

高田:私もやっぱり、皆さんと対戦したいと思っています。私はまだ全然弱いので、なかなか難しいと思うのですが、私みたいな格闘ゲームの初心者という人たちも楽しめるような機会があったら嬉しいです。あと、『電撃文庫FIGHTING CLIMAX2』が出たら嬉しいと思います。インデックスさんも入れてほしいです。

――続編は、実際いかがでしょうか?

野中:「このキャラクターを使ってみたい」という声は本当に皆さんからいただいているので、続編も出したいですよね。

寺田:そうですね。僕の最終的な夢としては、色々なレーベルさんを集めて“スーパーノベル大戦”をやりたいですね(笑)。

――今後の大会開催について、展望はありますか?

寺田:自分で言うのも何なのですが、前回の大会は非常にユーザーさんを大切にできたと感じます。入場で盛り上げたりとか、コスプレ枠で電撃文庫ならではの楽しみを出したりとか、「ユーザーさんに楽しんでもらおう、中心でいてもらおう」という意図が見えたと思いますので、次もそういうところは外さずにやりたいと思っています。

 セガのAMの連中は「そういうところは絶対大事にしないといけないんだ」という人たちなので、次もそういう風にやってくれると思います。大会はまたやりたいですね!

野中:具体的にどうなるかはわかりませんが、ぜひやりたいです。アーケードへの追加キャラクターのフィードバックも予定していますので、それを使ったらどうなるのかという点も興味あります。8月の大会もすごく盛り上がったので、家庭用から入った人も迎えてまたお祭りみたいなことをやりたいと思っています。

寺田:次は家庭用で遊んだかたも来てくれると思うので、ひょっとしたらより盛り上がるかもしれませんね。

野中:全員アキラになっていたらどうします?(笑)

寺田:アキラ対セルベリアが決勝だったり(笑)

野中:そういう、野望が膨らむ部分もありますね。

芦澤:前回の大会は私たちのお披露目で、「これからよろしくお願いします」みたいな形で終わってしまったので、イベントの合間に戦ってみるとか私たちも大会に出てみるとか、もしくは初・中級者大会のようなミニ大会ができたらいいなと思いますね。

寺田:前回の大会ではま~さんが劇みたいなことをさせられていたじゃないですか。ああいう風に、セガは本当に危ない会社なので、下手したら演劇をさせられますよ(笑)。

野中:オーディションに受かってからの初お披露目があの大会でしたが、今はもう皆さんにもある程度は認知していただいているかなと感じています。あの時点では「この子たちはどういう子なんだろう」という状態だったと思うのですが、次はもっと色々なことをやれると言うか、やらされると言うか、あるんじゃないかなと思います。

寺田:次の大会があったら、僕たちも出ますよ。

野中:俺も!?

寺田:もちろんコスプレもしますよ!

――他社のゲームでは、開発者専用のIDと対戦をすると特別な称号が付くという企画もありますが、ガールズに特別なIDを持たせる……というのはいかがでしょうか?

野中:おもしろいですね。技術的にできるかどうか、調べてみます。

寺田:何かマジメな話になってしまいましたね(笑)。

十束:個人的にはコスプレ枠で大会に出たいですね。

寺田:もう出られるだけの実力はあると思いますよ。

野中:ただ、コスプレ枠もけっこうレベルが高いらしいですが。

――女性専用大会でしたらいかがでしょうか?

寺田:女性ファンも多いタイトルなので、いいですね! コスプレ枠で出ても、“女子が独り”の可能性がありますし……。

高田:私、寺田さんが「女の子に歌を唄わせたい」と仰っているのを、インタビュー記事でオーディションを受ける前に拝見していたのですが……。

寺田:挿入歌を歌うのもいいのではないかという話がありました。“JGLステージ”みたいなのがあって、その背景で4人が唄っていて、BGMがそれ……みたいな。できなくはないですね(笑)。

――その他にはいかがでしょうか?

高橋:セクシー斉藤さんばりの実況をしてみたいです! あそこまで声は出ないですが、盛り上げ役として出演したいです。

野中:いつもセクシーさんだと、飽きるかもしれないですしね(笑)。

――最後に、プレイヤーへのメッセージをお願いします。

高田:家庭用の発売を機にメキメキと成長していって、アーケード版でも皆さんとちゃんと対戦できるレベルになりたいと意気込んでいます。私と同じ初心者のかたも、一緒に楽しめるようになって行けたらと思っています。現行プレイヤーの皆さんも、マッチングした際はよろしくお願いします。

十束:私は全国の全員と戦うぐらいの廃人と化してやりこむので、ぜひ皆さんも同じくらいやりこんでください! 初心者も玄人も楽しめるゲームだと思いますので、プレイヤーさんと実際にゲーセンで顔を合わせて、楽しさを伝えられたらとも思います。

高橋:私はただのファンなので、Twitterなどで皆さんと楽しさを共有していきたいと思います。よろしくお願いします。

芦澤:家庭用の発売で一区切りつきましたが、ここからが新しいスタートだと感じています。プレイ歴の差は“愛の力”で超えて行けることだと思うので、家庭用から始めたかたも、アーケード版をプレイしているかたより強くなるかもしれません。私たちも、皆さんと一緒に成長していきたいと思っています。

寺田:家庭用が発売されましたが、先ほどもお話したように本作は比較的早い段階でアーケード版へ追加された内容を返していきます。なので、家庭用をやりこんで培ったテクニックをゲーセンで披露し、大会に出ていただき、家庭用のプレイヤーたちとアーケード版のプレイヤー、皆で一緒になって『電撃文庫FIGHTING CLIMAX』という祭りを盛り上げて行きたいと思っています。皆さん、家庭用でもゲーセンでも楽しんで下さい! そこからまだどこかでお会いしましょう!

野中:今までの話の中では格闘ゲーム的なニュアンスの部分が多かったと思いますが、基本的には電撃文庫さんのキャラクターが集合して皆でワイワイとバトルをする、そういうお祭りゲームだと思っています。格闘ゲームというところで、やっぱり「自分にできるのだろうか?」と思ってしまうかたもいらっしゃると思うのですが、キャラクター同士の会話であったり言動であったり、細かいネタなどプレイするだけで楽しいところがいっぱいありますので、この“祭り”に参加していただきたいと思っています。

 家でネット対戦をしているだけでも非常に楽しいですし、ゲームセンターに来ていただければ新しいコミュニティもまた広がりますので、皆さんと一緒に盛り上がっていただければと思います。よろしくお願いします!

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