『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』で新たな物語“エピソード デルタ”が展開

文：キャナ☆メン

　ポケモンが11月21日に発売する3DS用ソフト『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』について、新シナリオ“エピソード デルタ”や本作に登場する伝説のポケモンたちを紹介する。

▲“エピソード デルタ”のイメージアート。

　『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』は、2002年にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された『ポケットモンスター ルビー』と『ポケットモンスター サファイア』を元に制作されているシリーズ最新作。今作では、大自然に恵まれたホウエン地方を舞台に、メガシンカの謎（なぞ）に迫る壮大な物語が描かれる。

■ホウエン地方にまつわる新たな物語“エピソード デルタ”

　本作では、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』では描かれなかった物語“エピソード デルタ”が新たに展開。3,000年前の昔から紡がれるホウエン地方の歴史と、メガシンカの謎を主軸にした物語が描かれていく。物語にかかわる人物も多彩で、宿命を背負った女性“ヒガナ”やジムリーダーのミクリ、ダイゴ、マグマ団/アクア団の面々などが登場するという。また、レックウザとデオキシスが激しいバトルを繰り広げるのも“エピソード デルタ”の見どころとなる。

●物語のポイント　巨大隕石が接近！

　ロケット開発をはじめとした宇宙に関するさまざまな研究を行っている、トクサネ宇宙センター。隕石が接近していることを察知し、職員たちは慌てふためく。

　主人公は、この巨大隕石の接近を知らされ、ホウエン地方を宇宙の脅威から守るため、各地をめぐることになる。

●物語のポイント　カガリ/ウシオのたくらみ

　隕石が迫る中、マグマ団/アクア団が新たな動きを見せる。幹部のカガリ/ウシオがポケモンをメガシンカさせるために必要なキーストーンを狙い、トレーナーを襲っているというのだ。マグマ団/アクア団に占拠されてしまうトクサネ宇宙センター。カガリ/ウシオはいったい、何をたくらんでいるのか？

▲『ポケットモンスター オメガルビー』でのゲーム画面。マグマ団のカガリが立ちはだかる。

▲『ポケットモンスター アルファサファイア』でのゲーム画面。アクア団のウシオが登場する。

●物語のポイント　メガレックウザVSデオキシス

　主人公の前に、レックウザが突如、姿を現す。伝説のポケモンであるレックウザは、その特異な生態から、他のポケモンたちとは異なる特殊な方法でメガシンカを遂げると言われているが……。

▲主人公を背に乗せ、はるか彼方へと飛んでいくメガレックウザ。

▲飛び立ったメガレックウザとデオキシスが対峙する。上はそのイメージイラストだ。2匹の戦いの行方は、物語を進めることで明らかにされる。

＜デオキシスについて＞

　デオキシスは、隕石に付着していた宇宙ウィルスのDNAが変異して生まれたポケモン。知能が高く、超能力を操る。なお、ノーマルフォルムの他、アタックフォルム、ディフェンスフォルム、スピードフォルムと、計4つのフォルムにフォルムチェンジできる。その姿が変わる時、空にオーロラが現われると言われている。

デオキシス［ノーマルフォルム］

▲エスパータイプのわざ“サイコブースト”。デオキシスだけが覚えられるわざで、エスパータイプのわざの中で最高の威力を誇る。

【各フォルムの特徴】

ノーマルフォルム		アタックフォルム

▲攻撃・特攻・素早さが高いノーマルフォルム。		▲攻撃と特攻に特化したフォルム。その攻撃と特攻の高さは、全ポケモンの中でも最高クラス。

ディフェンスフォルム		スピードフォルム

▲防御・特防に特化したフォルム。HPを回復させるわざ“じこさいせい”を使えば、粘り強く戦える。		▲素早さを特化したフォルム。全ポケモンの中でも、最高クラスの素早さを持つ。

●“エピソード デルタ”の登場人物

　“エピソード デルタ”の物語に深くかかわってくるキャラクターのうち、ヒガナとミクリ、ダイゴの3名を紹介する。

宿命を背負った謎の女性
ヒガナ

「この せかいに とっての きぼうは ある ひとたちに とっての ぜつぼう ……わかる？」

　“エピソード デルタ”で物語のカギをにぎる人物。不敵な笑みを浮かべ、その正体は謎に包まれている。とある目的を果たすため、“シガナ”という名前のゴニョニョと一緒にホウエン地方を旅する。なお、ポケモンのメガシンカに必要となる不思議な石“キーストーン”がついた“メガアンクレット”を、右足首に装着する。

▲初めて会った主人公にも明るく話しかけるヒガナ。

▲「どこまで しんじつを しったうえで なにを じぶんの りそうと したうえで こうどう しているんだろうね？」。ヒガナは、主人公に意味深な問いかけをする。

▲「うちゅうから あらわれると よげん された きょうい……」。彼女の行動の目的は、その脅威と関係がある？

▲ヒガナの傍らにいるのは、彼女と一緒に旅をする“シガナ”という名前のゴニョニョ。

▲ヒガナはメガシンカの使い手。バトルでは、ボーマンダをメガシンカさせ相手に挑む。

ヒガナのポケモン
ボーマンダ

　翼がほしいと強く思い続けてきた結果、みごとな翼が生えてきた。ひとたび怒ると大暴れ。地上の野山を炎で焼き払う。

メガシンカした
メガボーマンダ

　メガシンカのエネルギーが翼に集中。2枚の翼がくっつき、巨大な三日月の形状をした1枚の翼に変化した。高速で飛行している時、翼は巨大な刃と化し、行く手を遮るものすべてを切り裂く。

ヒガナと一緒に旅するポケモン
ゴニョニョ

　普段はささやき声だが、危険を察知すると大声で泣き出す。耳のふたを閉じると、泣き止む。

ルネシティ・ジムリーダー
ミクリ

「ぞんぶんに おみせしよう わたしと ポケモンによる みずのイリュージョンを！」

　ルネシティのジムリーダーであるミクリは、みずタイプのポケモンの使い手。水のプリンスとも呼ばれ、上品な雰囲気をかもし出す。ホウエン地方に伝わる伝承について、何か知っているらしい。

▲ルネシティジムでミクリに挑戦する際のシーン。

▲『ポケットモンスター X・Y』で冒険の舞台となったカロス地方。ミクリのセリフからすると、ホウエン地方とも関係があるようだ。

▲“エピソード デルタ”で再び出会うミクリ。

ダイゴ

「ボクたちで とめないと せかいが たいへんなことに なってしまう！」

　“エピソード デルタ”でのダイゴは、隕石襲来の情報を入手し、ホウエン地方を守るため、いち早く動き出しているという。彼は、どのようにしてこの脅威に立ち向かうつもりなのだろうか？

■“マボロシのばしょ”に潜む伝説のポケモンたち

　“マボロシのばしょ”では、他の場所では登場しない珍しいポケモンが生息していたり、貴重などうぐが手に入ったりすることがある。“マボロシのばしょ”に登場することが判明している伝説のポケモンたちを、以下に紹介する。なお、登場する伝説のポケモンは、バージョンによって異なるものもいる。

ライコウ

　雷とともに落ちて来たと言われているポケモン。雨雲を背負っているので、どんなときでも雷を打ち出すことができる。

エンテイ

　火山のマグマよりも熱い炎を噴き出しながら、大地を駆け巡るポケモン。エンテイがほえると、世界のどこかの火山が噴火すると言われている。

スイクン

　滑るような身のこなしで大地を走り、一瞬で汚く濁った水も清める力を持つ。北風の生まれ変わりと言われているポケモン。

ユクシー

　ユクシーの誕生により、人々の生活を豊かにする知恵が生まれたと言われている。目を合わせたものの記憶を消してしまう力を持つ。

エムリット

　エムリットが飛び回ったことで、人々に生きるときの喜び、悲しみというものが生まれた。感情の神と呼ばれている。

アグノム

　あらゆる困難に立ち向かう強い心を人々に与えたと言われるポケモン。湖の底で眠り続け、世界のバランスを取っている。

コバルオン

　鋼の体と心を持つ。ポケモンを守るため人間と争った、伝説のポケモン。冷静沈着な性格。にらみつけるだけで、凶暴なポケモンも従わせてしまう。

テラキオン

　巨大な城壁を一撃で突破するほどの突進力。人間同士の戦争によって住処を失ったポケモンたちを守るため、人間と戦った。

ビリジオン

　頭のツノは鋭い刃。旋風のような動きで敵を翻弄して、素早く切りつける。仲間を守るため、人間に戦いを挑んだポケモン。

トルネロス

　時速300キロで空を飛ぶ。トルネロスのしっぽから吹き出したエネルギーが、大嵐を起こす。風は強すぎて、どんなものでも吹き飛ばしてしまう。

ボルトロス

　しっぽのトゲから電撃を撃ち出す。ボルトロスが通り過ぎた土地には、雷の落ちた無数の跡が焼け焦げとなって残っている。

ランドロス

　ランドロスが訪れる土地は作物がたくさん実るため、畑の神様と言われている。風や雷を取り込み変えたエネルギーが土に栄養を与えて、大地を豊かにするのだ。

クレセリア

　クレセリアの羽を持って寝ると、楽しい夢が見られるという。三日月に近い夜ほど、しっぽから伸びるオーロラは長く美しくなる。

●“マボロシのばしょ”以外でも伝説のポケモンと出会える！

　上に紹介したのは、“マボロシのばしょ”で出会える伝説のポケモンたちだが、下のヒードランのように、“マボロシのばしょ”以外で出会える伝説のポケモンもいる。なお、今作『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』と前作『ポケットモンスター X・Y』があれば、これまでに発見された伝説のポケモンたちをすべて集めることが可能だ。

ヒードラン

　マグマのように燃えたぎる血液が体を流れている。十字のツメを食いこませて、壁や天井をはい回る。火山の洞穴に生息しているポケモン。

●古代遺跡に残されたメッセージを読み解くと……？

　ホウエン地方の古代遺跡には、謎のメッセージが残されている。これを読み解くことで、伝説のポケモンであるレジロック、レジアイス、レジスチルに出会える。また、レジロック、レジアイス、レジスチルの3匹を集め、その他にある条件を満たすと、強力な伝説のポケモン“レジギガス”が目覚めるという。

レジロック

　全身が岩と石でできているポケモン。戦いで体の一部が削れてしまっても、自分で岩をくっつけて治してしまう。

▲砂漠にたたずむ古代遺跡。ここに残されたメッセージが意味することとは？

レジアイス

　氷河期にできた氷で体が作られている。マイナス200度の冷気を操る。

▲小島の横穴に入ると、ここにもメッセージが残されていた。中は冷気で地面が凍りついている。

レジスチル

　何万年も地底の圧力で固められた体は、傷ひとつつかない。固いだけでなく、伸び縮みする正体不明の物質。

▲古代塚に残されたメッセージ。解読のための手掛かりはあるのだろうか。

レジギガス

　特殊な氷山や岩石、マグマから、自分の姿に似たポケモンを作ったと言われる。縄で縛った大陸を引っ張って動かしたという伝説が残されている。

■通信交換でポケモンを集めよう！

　『ポケットモンスター オメガルビー』と『ポケットモンスター アルファサファイア』では、主人公の前に立ちはだかる組織や出現するポケモンに違いがある。そのため、10月15日の記事で紹介した通信機能“プレイヤーサーチシステム（PSS）”により、他のプレイヤーとポケモンを交換するのも本作の楽しみの1つだ。

▲PSSでは、ポケモンの交換や対戦など、通信を使ったさまざまな機能を楽しめる。

▲『ポケットモンスター オメガルビー』で出現するクチートと、『ポケットモンスター アルファサファイア』に登場するヤミラミを交換！

　なお、通信によるポケモンの交換は、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』同士だけでなく、『ポケットモンスター X・Y』とも行える。4つのソフトを合わせると、登場するポケモンは700匹以上。全国図鑑の完成を目指して、通信交換を積極的に活用しよう。

▲ゲームを始めたばかりのポケモン図鑑。まだ数が少ない……。		▲ホウエン地方のポケモンを集めていき、図鑑が段々とにぎやかに。

■特別体験版で手に入れたハガネールを連れていこう

　『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』特別体験版でハガネールを捕まえると、製品版に連れていく（※）ことができる。このハガネールは、メガシンカするために必要な“ハガネールナイト”を持っているとのこと。

※パッケージ版とダウンロード版がある場合は、パッケージ版が優先される。
※『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』製品版でダイナモバッジを手に入れるまで、このポケモンは言うことを聞いてくれない。

▲画面左下を見ると、“ハガネールナイト”と表示されているのがわかる。

▲特別体験版でハガネールを捕まえたところ。

ハガネール

メガハガネール

●ハガネールの受け取り方

　『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』特別体験版でハガネールを捕まえたら、以下の操作を行うことで製品版に連れていくことができる。

（1）特別体験版での操作

▲ポケモンセンターの前にいるダイゴに話しかける。

▲“せいひんばんに おくる”を選んでAボタンを押す。

▲送るプレゼントを選んでAボタンを押す。

（2）製品版での操作

▲タイトルメニューで“ポケモンリンク”を選び、Aボタンを押す。

▲“はい”を選んでAボタンを押す。

▲受け取りが完了するまでは、通信を切ったり、電源を切ったりしないように気をつけよう。

▲受け取りを完了すると、ポケモンがボックスに転送される。

▲ポケモンセンターの中央右側にあるパソコンを使うと、ボックスに転送されたハガネールを確認できる。

■映画館で手に入れたディアンシーを連れていこう

　今年の夏のポケモン映画で活躍した幻のポケモン“ディアンシー”。映画の上映館でディアンシーを受け取っていた場合、“ポケモンバンク”を使って『ポケットモンスター X・Y』から『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』にディアンシーを連れていくことができる。『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』で送られたディアンシーを手に入れた後、ポケモンセンターへ行くと、メガシンカに必要な“ディアンシナイト”をもらえる。

▲“ポケモンバンク”を使った通信交換で、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』にディアンシーを送ろう。

▲『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』にディアンシーを連れてきた後、ポケモンセンターで上の会話を発生させると、ディアンシナイトをもらえる。

■PGLの新アトラクション“マインカートアドベンチャー”

　連動Webサイト“ポケモングローバルリンク”では、『ポケットモンスター X・Y』と『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』でためたポケマイルポイントを使い、さまざまなアトラクションを楽しめる。そして、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』との連動が始まる11月21日には、新アトラクション“マインカートアドベンチャー”が公開される。

　なお、“マインカートアドベンチャー”をプレイするためには、『ポケットモンスター X・Y』か『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』のゲームシンクを行い、メダルを1枚以上獲得しておく必要がある。また、1プレイにつき20ポケマイルポイントを使用する。

（1）“はじめる”からアトラクションをスタートする

（2）トロッコを走らせるコースを3つの中から選ぶ

（3）トロッコを押して走らせる

▲ポケモンがトロッコを押す強さによって、走る距離が変わる。

（4）トロッコが止まった場所で落ちてくるきのみを集める

▲ガビゴンの振動で木からきのみが落ちてきた。

（5）ゲーム終了

▲集めたきのみの数に応じて、A～Eのランクが表示される。

（6）結果に応じてモンスターボールをもらえる

▲“マインカートアドベンチャー”からは、さまざまなモンスターボールを入手できる。

　このように、いろいろな種類のモンスターボールを入手できる“マインカートアドベンチャー”。本アトラクションは3段階のレベルに分かれており、レベルが上がるほど手に入るモンスターボールの数が増え、めずらしいモンスターボールを入手する確率も上がる。

▲上のレベルを遊ぶためには、さらに多くのメダルとポケマイルポイントが必要だ。

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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標。

• 『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』公式サイト