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2014年12月9日(火)

『龍が如く0』は街並み、バトル、プレイスポットがこれまで以上に熱い! 体験イベントのインプレッションを掲載

文:電撃オンライン

 2015年3月12日にセガから発売予定のPS4/PS3用タイトル『龍が如く0 誓いの場所』。本作をいち早く遊べるスペシャル体験イベントが、12月7日に東京秋葉原で開催されました。今回はシリーズをずっと追いかけ続ける編集Oが、その体験イベントでプレイできるゲーム内容の触り心地についてインプレッション形式でお届けします。

『龍が如く0 誓いの場所』 『龍が如く0 誓いの場所』

 本作はタイトルに“0”とナンバリングされているように、時代は1988年と1作目の『龍が如く』よりも前のエピソードが描かれます。主人公は、黒田崇矢さんの演じるおなじみ桐生一馬と、宇垣秀成さんが演じる真島吾朗の2人。桐生は東京・神室町、真島は大阪・蒼天堀を舞台に暴れ回ります。会場ではどちらかの主人公を選び、街歩きやバトル、プレイスポットなど『龍が如く』に欠かせない遊びをいろいろ体験できたので、要素別にそのプレイ感覚や見どころをお伝えしていきます。

■リアルな雑多さが際立つ街並みに引き込まれる

『龍が如く0 誓いの場所』 『龍が如く0 誓いの場所』

 まずプレイをスタートして引き込まれたのが神室町、蒼天堀の街並み。80年代の歓楽街が持っていたであろうギラギラした街の熱気や、一般人が足を踏み入れたらヤバいような危険な匂いが、画面からヒシヒシ伝わります。体験イベントはPS4版で遠景までクッキリ描写されるため、ネオンがきらめく夜の街の迫力に圧倒されました。

 また、そこらじゅうにゴミ袋や新聞、雑誌が散らかり、道路には水たまりが残っていて……! 画面から臭いが漂ってきそうなリアリティって、なかなかないですよね(笑)。シリーズで散々歩いてきた神室町と蒼天堀のはずなのに、まったく新しい街を初めて歩いているかのような、街歩きのワクワク感をあおってくれます。

 そんななかで個人的に注目したのは神室町。街のシンボルでもあるミレニアムタワーがまだ建設されておらず、その場所にはアーケード街が広がっています。建物の高さや店の構造がガタガタで、今ではありえない区画になっていて、この時代ならではの色がとても強く出ていて新鮮でした。シリーズのその後の姿を想像しながら街歩きできるのも、ファンにはたまらない楽しみの1つでしょう。

『龍が如く0 誓いの場所』
▲体験イベントでは神室町の夜、蒼天堀の夕方をプレイできる。いろいろと整備される前の時代だからこその街並みを探索できるのは、『龍が如く0』ならではの醍醐味!

■3つのスタイルを切り替えて戦うバトルがとにかく気持ちいい!

 『龍が如く』の醍醐味といえば、ド派手な演出の大技を簡単操作で繰り出せるバトル。本作ではさらにそれに磨きがかかっています。『龍が如く0』は成長や遊びなどあらゆる要素に“金”が絡むのですが、殴る、蹴る、投げるなどのアクションを決めると、経験値となる札束が舞い散りまくり! そんなバブリーな演出にテンションが上がらない人がいるでしょうか?(笑) 

 演出面での気持ちよさをまず語りましたが、操作時の気持ちよさも語らずにはいられません。今回の桐生は“チンピラ”、“壊し屋”、“ラッシュ”、真島は“喧嘩師”、“スラッガー”、“ダンサー”という3つのスタイルを切り替えながら戦います。スタイル切り替えは『龍が如く 維新!』と同じ十字ボタンで行う仕組み。

『龍が如く0 誓いの場所』 『龍が如く0 誓いの場所』

 個人的に操作して気持ちがよかったのは、桐生だと“壊し屋”、真島は“ダンサー”でしょうか。桐生の“壊し屋”はパワーで押すタイプで、攻撃中に武器として使えるものが周囲に落ちていると、自動で拾って攻撃するスタイルです。自分で武器を拾う必要がなく、ボタン連打で高威力の攻撃を繰り出せるのはいいですね。道にたくさん武器が落ちている街中で“暴れ回る”という感覚を、一番強く味わえるスタイルだと感じました。これまでの桐生とは一味違った荒々しさを感じられるのも、すごく新鮮でしたね。

 一方の真島の“ダンサー”は動きがとにかく変則的。流れるように、文字通り“踊り”ながら攻撃します。トリッキーな動きで最初は戸惑うかもしれませんが、複数の敵に囲まれた時ほど映えるスタイルなので、ぜひとも使いこなしたいところ。ちなみに、バトルが終了すると戦いの評価にあわせてお金が得られるのですが、例えば「300円の牛丼が1,000杯食える」みたいに、当時の値段での評価が出るお遊びも仕込まれていました。こちらは膨大な種類がありました。こういった小ネタも『龍が如く』らしくていいですね。

『龍が如く0 誓いの場所』 『龍が如く0 誓いの場所』
▲桐生はオールラウンダー、真島はスピード&トリッキーというのがシリーズ通してのバトルスタイルだった2人。『龍が如く』の時代へと繋がる本作では、どんな成長を見せるのか注目したいところだ。

■世相を反映した遊びを体験できるプレイスポットにハマる!

 『龍が如く』といえば、ストーリーを進めることを思わず忘れてしまうほど豊富なプレイスポットも魅力の1つ。もちろん今作にも88年の世相を反映した、遊び応えバツグンのプレイスポットが用意されています。

『龍が如く0 誓いの場所』

 体験イベントではテレクラ、カラオケ、ディスコが遊べたのですが、その中でも一番熱かったのがテレクラ。かかってきた電話を取る、女の子の会話に合わせて質問を選ぶ、容姿を聞いて最終的に待ち合わせるという流れで進めるのですが、彼女たちのやり取りが……アレすぎて、人前でプレイするのが恥ずかしくなりました。テーマの1つに“女”を謳っているのはダテじゃないなと。「これ、開発の誰か実際に遊んでいたでしょ!?」と突っ込みたくなるぐらい、リアリティがありすぎですよ(笑)。

『龍が如く0 誓いの場所』 『龍が如く0 誓いの場所』
▲どのプレイスポットも『龍が如く』テイスト全開の演出が満載。時には笑ってしまって、プレイに集中できないほど(笑)。

 というわけで、体験イベントのインプレッションをお届けしたわけですが、ほんのちょっとしか触れないのにボリューム、遊びの幅の広さを存分に感じることができました。12月22日の大阪会場では、体験会に加えて竹内力さんをゲストに迎えたトークも行われるとのこと。いち早く遊びたい方は、ぜひ大阪のスペシャル体験会に足を運んでみては?

(C)SEGA

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