News

2014年12月27日(土)

アニメ『グリザイアの果実』の最終回直前キャストコメントが到着。雄二や天音を演じた感想は?

文:喜一

 TVアニメ『グリザイアの果実』が12月28日に最終回を迎えるにあたり、キャスト陣からのコメントが公開された。

『グリザイアの果実』

 本作は、美少女ゲームブランド・フロントウイングの設立10周年記念タイトルとして発売されたADVシリーズ第1弾をアニメ化したもので、最終回を目前に大きな盛り上がりをみせている。

 アフレコが終了してキャストの皆さんは何を感じたのか。櫻井孝宏さん(風見雄二役)、田中涼子さん(榊由美子役)、田口宏子さん(周防天音役)、水橋かおりさん(松嶋みちる役)、たみやすともえさん(入巣蒔菜役)、清水愛さん(小嶺幸役)のコメントを確認してほしい。


※インタビュー中は敬略称

――『グリザイアの果実』アフレコが無事終了しました! 自身の役を演じてみた感想をお聞かせください。

櫻井:収録開始当初から変わらない印象なんですが、とても不思議な人でした。ノリがいいというか、順応性が高いというか。結局、うまく説明できません。一体どういう人生を送ってきたんでしょう。そもそも何者だったんでしょう。雄二はどこから来てどこへ向かうんでしょう。終わった気がせず、気がかりです。

田中:長かったようなあっという間だったような……そんな『グリザイアの果実』の収録でした。3話まではパンチラ学園モノ(笑)だと思ったら、ヒロインたちの話に入った途端に劇的な展開連続! 特に由美子編は原作とはまたひと味違ったお話ですごかった! 面白かったです。

田口:もっとみんなといたかった! 楽しい現場でしたし、やりがいのあるキャラクターを演じさせていただいたとも思っています。キャラクターの過去を聞けば聞くほど、手を抜いて演じることはできないな、と。毎回気を引き締めながら取り組んでいました。

水橋:みちるは最後までみちるらしかったので、演じていておもしろかったです。これでもかと動いていて、みちるは愛されているなあと思いました。

たみやす:蒔菜ちゃんは、「こんな演技やってもいいのかな?」と思うような引き出しをガンガンあけてくれた役でした。私なんて不器用なのでひたすら試行錯誤して、それでも後から「ああ~、こんな喋りかたで本当によかったのかな」と不安だらけなんですが、ゲームが世に出る度に「いいぞ、そのまま行け! 蒔菜!」と、『グリザイア』を知る皆さまと、作者の藤崎さんにも(笑)受け入れてもらえて、役者冥利につきました。嬉しかったなぁ……。ありがとうございました!

 アニメでは、そんな蒔菜のお話で……皆のところに戻ることができました! この結末を真剣に悩んで作り上げてくださった制作スタッフの皆さまには感謝の気持ちしかないです。

清水:幸はとても好きな役なので、テレビアニメで激しく動く姿や、かわいい表情・仕草をたくさん見ることができて名前の通り“幸せ”でした。早口での長台詞が多く、達成感が強いです(笑)。

――今、作品を振り返って『グリザイアの果実』ファンの皆さまに一言お願いします!

櫻井:疑問が謎に変わり、謎が謎を呼び、そして結末を迎えてしまいました。学園に漂う空虚感と、個々のキャラクターがみせる間に、妙な心地よさを感じたのは僕だけでしょうか。“甘い闇”とか“静かな狂気”なんて表現が似合う、そんなコアな作品でした。ありがとうございました。

田中:『グリザイアの果実』、皆さんに楽しんでいただけたら何よりも嬉しいです。

田口:どのキャラクターのお話も、収録の度に私たち演者が「なるほど」と唸るほどの素晴らしい出来になっていると感じています。収録中は、休憩などの合間に感想や意見を話してみたりと、本当に楽しい雰囲気でした。皆さまにも楽しんで見ていただけると嬉しいです。最終話までよろしくお願いします!

水橋:繰り返し視聴していただいて、何度でも『グリザイア』の世界を楽しんでもらえたら幸いです。

たみやす:ずっとご声援をありがとうございます! いよいよ最終話です……! 主人公の周りに女の子がたくさん出てくる学園モノとしては、壮絶な出来事が多くあったこの物語を少し驚きながら見ていてくださったことと思います。私たち皆でラストシーンを迎えましょう! 最終回、お見逃しなく! 蒔菜ちゃんの活躍にも期待していてください!

清水:いい意味で、すごくアクの強い作品だと思うので、『グリザイア』を好きになってくださり応援してくださる皆さまは(何の、かは明言しませんが)上級者さんです! 今後とも、何卒よろしくお願いいたします☆

(C)Frontwing/Project GRISAIA.

データ

関連サイト