百合系ADV『白衣性愛情依存症』のキャストが発表！ 田村ゆかりさん、今井麻美さん、原由実さんらが出演

文：喜一

　工画堂スタジオは、4月30日に発売するPS Vita用ソフト『白衣性愛情依存症』について、各キャラクターのキャストや主人公・大幸あすか、その妹・大幸なおのエピソードを公開した。

　本作は、『ソルフェージュ』や『白衣性恋愛症候群（白恋）』といったタイトルを送り出した、工画堂スタジオ・しまりすさんちーむ制作の恋愛ADV。前作『白恋』で好評を得た部分を踏まえた後継作であり、物語の舞台や登場人物を一新した完全新作となる。女性同士の友情や絆、つながりを描く“百合”をテーマとしている点が特徴だ。

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～大幸あすかのエピソード～

　持ち前のお気楽な気質もあり、ゆるゆるとクラゲのように流されながら学生生活を過ごしてきた大幸あすか。のんびりとした性格は、進路選択にも影響し、高校生活の後半に差しかかってもあすかには具体的な将来の目標がなかった。

　高校3年のある日、進路を決めかねていたあすかは、困った末の現実逃避として自分の部屋の片づけを始めた。そんな時、押し入れにしまい込まれていた1冊の絵本“ほしをおうひと”が目にとまる。小さいころにお気に入りだったその絵本を開いてみると、最後のページに幼いころの自分の文字で、“かんごしになる！”と書かれていた。

　あすかは、なぜ当時の自分が看護師になりたいと思ったのか、その動機がまったく思い出せない。自身が小さいころに木から落ちて大怪我を負ったのが原因なのか、幼少期の記憶が非常にあいまいなのだ。もしかしたら、その怪我の治療体験に動機があるのかもしれないけれど、そのあたりもうまく思い出せない。

　それでも、何もないよりは、手探りで夜空の星に手をのばすように――かつての自分があこがれた“かんごし”を目指してみる。絵本に背中を押されたのか、看護学校への進学を決意する。

　妹・なおの強烈なバックアップを受けて勉強し、物語の舞台となる帝都看護専門学校の門をくぐることになる。

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～大幸なおのエピソード～

　手をかざすことで患者の痛みを和らげ、傷を癒す――。そんな不思議な力“癒しの手”を持つ人が極々まれにいるらしい。それは一種のおとぎ話。実際にお目にかかれるものじゃない。ただ、大幸なおには、“お姉ちゃん”限定で、特別な力が備わっている。

　毎年、梅雨時に偏頭痛に襲われるあすかのために、なおはおまじないをかける。すると、まるで魔法のように、あすかの痛みは去っていく。

　「――ケデント・ニ・マーヤ・ノイタイ・ノイタイ――」

　姉妹でおでこをくっつけて、おまじないの言葉を唱える。「これじゃ癒しの手じゃなくて、癒しのおでこだね」と笑いあう。他の頭痛で困っている人に試しても、効果が出たことは一度もない。

　毎年恒例のこの光景は、2人がともに帝都看護専門学校に進学し、学園寮で生活し始めてからも続いている。

■大幸あすか＆なおを演じる浅倉杏美さんと加隈亜衣さんのコメント

　本作の主人公・大幸あすかを演じる浅倉杏美さんと、その妹・大幸なおを演じる加隈亜衣さんよりコメントが届いた。

▲浅倉杏美さん（大幸あすか役）。		▲加隈亜衣さん（大幸なお役）。

――担当キャラクターの魅力と、演じてみての感想を教えてください。

浅倉杏美さん（大幸あすか役）：あすかは、ふわふわゆるゆるしているがゆえに、“クラゲ系”と言われておりますが、そのふわっと感がなんとも魅力的な女の子です。明るく素直ないい子なので、一緒にいたら絶対楽しいだろうな、と思いながら演じていました♪

加隈亜衣さん（大幸なお役）：お姉ちゃんが大好き。お姉ちゃんがすべて。なおは、お姉ちゃんでできています。と、言っても足りないくらいにお姉ちゃんLOVEなところが、なおちゃんの魅力だと思っています。お話が進むにつれて、台詞に「お姉ちゃん」がない時は「あれ？　なんだか物足りない……」と感じるようになっていました。

――印象に残った作中のエピソードはありますか？

浅倉：恋心エピソードは、どれも本当に“濃い!!”です（笑）。そして、バッドエンドとなると本当に……同じ作品かな？　というくらいの衝撃が……（笑）。あますところなく、全ルート見ていただきたいです。

加隈：なおちゃんにしかできないお姉ちゃんへのおまじないがあるんです。そのおまじないを、なおちゃんにねだるお姉ちゃんがとてもかわいらしいんですよね。何度かおまじないのシーンがあるのですが、ドキドキするような時もあるので、お楽しみに！

――自分のキャラクター以外で魅力的に思ったキャラクターと理由もあれば教えてください。

浅倉：全員違った魅力があるので迷ってしまいます！　一途さ・真っ直ぐさという点で妹のなおちゃんかなぁ……。

加隈：お姉ちゃん！　本当にダメダメな人なんですけど、本当に残念な人なんですけど、本当にどうしようもない人なんですけど……そこも含めてかわいいんです。魅力的なんです。愛くるしいんです。

――ユーザーに向けてひとことお願いします。

浅倉：少女たちの甘く、そしてほんのちょっぴり切ない恋を、ぜひ見届けてくださいね。看護学生として、そして1人の人間として、どんどん成長していくあすかを応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします！

加隈：皆さんがどんな視点でこの物語を見ていくのか、どんな物語だと想像しているのか、気になるところが沢山あります。お姉ちゃんの視点で最初に見た人は、なおちゃんの気持ちになってもう一度この物語に触れていただければと思っています。おまじないもお楽しみに！

※画像はすべて開発中のもの。
(C)2015 KOGADO STUDIO,INC.

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