羽多野渉さんのほっこりする幼少期の思い出も♪ 『SACRIFICE Vol.4 ケイト』インタビュー完全版
不思議な世界“SACRIFICE(サクリファイス)”で、6人の幼なじみととびきりピュアな初恋を体験できるシチュエーションCD『SACRIFICE』。シリーズ第4弾で由科ケイトを演じた羽多野渉さんの収録後インタビュー完全版をお届け!
――ケイトはどんなキャラクターでしたか?
ノエル編とユキ編のときに初登場したのですが、そのときは顔見せ程度だったので、ケイトが何か抱えているのかなど、深い部分は想像するしかありませんでした。そんななか、10月に行なわれた「RejetFes.」のミニドラマコーナーで、ケイトを演じたときに初めて彼の内面の部分を知ることができたんです。こんな黒いキャラだったのかと驚きました(笑)。
そして今回、ケイト編をダミーヘッドと向き合ってじっくり演じさせていただきましたが、彼が大事にしている部分や心に秘めていた部分などが垣間見えてきました。でも、それは人間誰しもあることなのかなと思ったので、そういう意味では彼のことを身近に感じました。
――「RejetFes」では大活躍だったそうですね。
僕ら「SACRIFICE」チーム以外の先輩方も一緒だったので、だいぶ個性が強いメンバーが集まるなか、何か爪痕を残さないといけないなと思っていたんです。「SACRIFICE」チームのなかでは僕が年上だったので、少しでもお客様の印象に残ってくれればいいなと思いました。無事に終わってよかったです。
――役作りではキャラクターをすぐに掴めましたか?
最初から自由にやらせていただいていたので、キャラクターへの入り方は非常にスムーズだったと思います。とても楽しく演じさせていただきました。個人的には黒ケイトくんのほうがやりやすかったです(笑)。そのあたりは楽しみにしていてほしいですね。
――作品の世界観や物語はいかがでしたか?
小さい子が好きな子宛てに手紙を贈るなんて、かわいいですよね。しかも、成長してもそのことを大事に覚えているなんて、夢のあるお話だと思いました。切なさもありつつ幸せもいっぱい感じられる物語になっているのが、この作品の魅力なのではないでしょうか。「SACRIFICE」という言葉が強いので、悲劇なのかなと思う方もいると思うんですけれど、心がジーンと温まりますよ。
――その「SACRIFICE」は犠牲という意味ですが、羽多野さん自身が犠牲にしているものはありますか?
僕は都市伝説が大好きで、そういう本をよく買うんですけれど、最近はいろいろ仕事の準備があったりして読む時間がとれていないです。コンビニとかで都市伝説の本を見つけると、つい買ってしまうんですよね。家の本棚にズラーっと並んでいるんですが、全部読めてないので、休みがあったら都市伝説漬の日々を送りたいと思います。でも、忙しいのはありがたいです!
――都市伝説の魅力はなんでしょうか?
見えていることだけが真実ではないかもしれない、というところですね。1つのことに対していろんな角度からものを考えることができるので、おもしろいですよ。
――幼なじみはいらっしゃいますか?
家のすぐ近くに住んでいた幼なじみがいますね。1個下の男の子なんですけれど、何をするにしてもいっしょに行動していました。その子は雷がとても苦手で、雷が鳴ると「渉く~ん」って家に来るんです(笑)。僕とその子の両親は共働きだったんですが、僕のほうは家に祖母がいたので、僕の家でおやつ食べたりすることが多かったですね。とても平和な思い出です。
――「SACRIFICE」は、主人公が男の子たちからラブレターをもらうところからはじまりますが、手紙にまつわるエピソードはありますか?
この仕事をしていると、応援してくださる方から手紙をいただくことが多いので本当にありがたいです。イベントでも、たくさんのお手紙をいただいています。やっぱり直筆って想いが伝わるのでいいですよね。時間はかかりますがすべて読ませていただいているので、ぜひ「SACRIFICE」の感想なども送っていただけるとうれしいです。これからもよろしくお願いします。
――最後に読者の方へメッセージをお願いします。
あけましておめでとうございます! ケイト編を収録したときはまだ2014年ですが、みなさんが聴くのは年を越してからになりますね。ケイト編では、「優しいお兄さん」な彼の秘められた部分というのが魅力なんじゃないかなと思います。ケイト以外の登場人物も出てきますので、ぜひたくさんの方に聴いていただきたいです。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします!
(C)2014 Rejet
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