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2015年2月28日(土)

『伝説のレギオン』は全滅すると経験値ナシのガチ仕様。一手の重みが重要なSRPGをレビュー

文:チーム・JADE

 コアゲームスより配信予定のiOS/Android用アプリ『伝説のレギオン』。じっくり腰を据えて遊べる正統派シミュレーションRPGをプレイした感想をレビューとともにお届けします。

『伝説のレギオン』

■『伝説のレギオン』の3つのポイント

1:本格的なシミュレーションバトルが堪能できる
2:敵を説得することで仲間を増やせる
3:バトルが楽しいから素材集めも苦じゃない!

『伝説のレギオン』
▲バトルは、ユニットの状態や敵のHPを確認しつつ戦うのがポイント。後で詳しく説明しますが、フィールドには地形効果と呼ばれるものもあり、それを最大限に活用することも重要になってきます。
『伝説のレギオン』
▲敵の中には説得すると一定確率で仲間になるものもいます。
『伝説のレギオン』
▲敵を倒すと武器の強化に必要な素材が手に入ります。できる限りフィールドの敵を倒して素材をゲットしましょう。

■アプリで堪能できる本格的なシミュレーションバトル

 本作は主人公の赤髪の少女“アン”が仲間たちと一緒に、世界を冒険しながら次第に壮絶な戦いへと巻き込まれていく物語です。

 各ストーリーで発生するバトルでは、“敵を全滅させる”や“あるマスまでユニットを移動させる”、“特定のアイテムを○個入手する”などさまざまな勝利条件があります。

 ステージは平原や洞窟などのフィールドが用意されており、草むらの中にいると防御力や回避率が上昇したり、回復に補正がついたりといった地形効果も実装されています。地形効果を利用しながら攻撃すればかなり有利に戦えるので、バトルではなるべく活用したいところですね。

『伝説のレギオン』
▲ステージ内には、回復アイテムや資金となる“銀貨”などが埋まっていることがあります。キラキラ光ってる場所までユニットを移動させると、埋まっているアイテムを入手できます。

 バトルは敵味方関係なくレベルの高いユニットから行動していきます。味方ユニットが行えるコマンドの1つ“行動順位の変更”は、その名の通り自分の行動順を変えられるものです。自分の行動順の1つ後か、ターンの一番最後にできるコマンドなので、効率よくバトルを進めていくためには必要な手段となります。

 行動順位の変更が生きる場面は、誰もダメージを受けていない状態で回復できるユニットの行動順がきてしまった時です。そこで行動順位の変更を行い、回復できるユニットの行動順をターンの最後にしておくことで、そのターンにダメージを受けてしまっても無駄なく回復ができますよ。

 本作は1ステージは大体10~15分でクリアができます。また、マップ攻略中にすべてのユニットが倒れてしまうと、そのマップで手に入れた経験値やアイテムはマップ開始前の状態に戻ってしまう“オールオアナッシング”のルールもあります。昔ながらの緊張感あるシミュレーションRPGが楽しめる本作は、じっくりと腰を据えてプレイしたい人におすすめです。

『伝説のレギオン』
▲戦闘開始時の演出はスキップ可能。サクサク遊ぶこともできます。

 ステージをクリアすると、銀貨や“RP(ランクポイント)”が手に入ります。ランクポイントがたまるとプレイヤーの“ランク”がアップし、APの最大値が増加します。素材集めやレベル上げでステージを周回するためにもAP(行動ポイント)が必要となるので、RPはどんどん稼いでいきたいですね。

■ユニットを組み合わせて最高の編成を!

 ユニットには8つのクラスがあります。それぞれのクラスの役割を理解してバトルに挑みましょう。

●クラスの種類

コマンダー:バランスのとれたパラメータで攻守に優れています。剣を装備可能。
ウィザード:ステータスのエーテルが高く魔法攻撃に長けています。ロッドを装備可能。
フェンサー:平均的に成長するが、命中率が少し低い。剣を装備可能。
ストライカー:ディフェンスは高くないですが、高いスピードとテクニックが魅力。ナックルを装備可能。
ガンナー:平均的に少し低めな能力値ですが、遠距離攻撃に長けています。ライフルを装備可能。
ヒーラー:移動能力は低いですが、遠距離回復や治療もできるユニットです。クレストを装備可能。
ローグ:鍵のかかった宝箱も簡単に開けてしまうユニットです。短剣を装備可能。
ヘビーアーマー:移動能力は高くありませんが、高いディフェンスを誇る強靭なユニットです。アームを装備可能。

 序盤は仲間のベスティア(モンスタータイプのユニット)“ラスティ”がヒーラーを担ってくれます。しかし筆者は、序盤なら回復しなくても攻撃していればいけるでしょ! と、軽視しておりました。

 しかし、序盤でも油断しているとかなり追い詰められてしまい、ヒーラーがいない状態では、ステージクリアが難しい場面が何度もありました。

 ヒーラーをパーティに加え、行動順位の変更を活用しながらステージ攻略に挑んだら、安全にクリアできました。プレイした教訓は、序盤でも回復できるユニットが重要だということ。そのうちストライカーやヘビーアーマーのような特定のステータスに特化したクラスも必要になってきそうですね。

『伝説のレギオン』
▲ステージに出撃させられるユニットは最大で6体。ユニットはストーリーを進めることで増えていきます。

 バトルに出現する敵のベスティアの中には、名前の隣に“澄瞳”や“魔力”といった言葉が入っています。この言葉が入っているベスティアは、味方のベスティアが“説得”をすることで仲間にできます。

 説得方法は対象のベスティアに味方ユニット(ベスティア)が隣接し、“説得する”というコマンドを選択するだけ。説得に成功すれば、敵だったベスティアが一定確率で仲間になってくれます。

 人タイプのユニットはストーリーを進めると増えていきます。ただ、序盤は人タイプのユニットを仲間にする機会がないので、ステージごとに登場するベスティアを説得して仲間にすることが重要になります。人タイプのユニットが増えるまでは、説得できるベスティアを仲間にして、育てながらストーリーを進めていきましょう。

『伝説のレギオン』
▲序盤では味方のベスティアはラスティしかいません。ラスティでどんどん説得して味方のベスティアを増やしていきましょう。

 説得の成功率は、ベスティアのステータス“チャーム”に依存しています。チャームの数値が高いほど成功しやすくなり、説得したいベスティアにダメージを多く与えておくことで、より成功率が上昇しますよ。

 ユニットは、出撃して攻撃するか仲間を回復することで経験値を獲得し、レベルアップしていきます。戦闘で行動することでしか経験値を得られないので、お気に入りのユニットはどんどん攻撃させましょう。

 今回は体験できませんでしたが、ユニットはクラスチェンジや進化もできるとのことです。姿がどうなるのかやどのくらいパワーアップするのかなど、気になる部分だらけ! 配信後はクラスチェンジもチェックしたいところですね。

■ユニットに装備させる武器を強化しよう!

 武器は“道具屋”で購入したり、“森の探索”をしたりと、さまざまな入手手段があります。武器を装備できるのは人タイプのユニットのみで、ベスティアは装備できません。

 入手した武器は、必要な素材さえあれば“鍛冶屋”で強化できます。素材は敵を撃破すると手に入ることがあるので、ステージを周回して集めていきましょう!

『伝説のレギオン』
▲武器を強化する際は銀貨も必要になります。強力な武器ほど必要な銀貨が高くなるので、素材と一緒に銀貨集めもしていくことになりそうですね。

 武器には一定の確率で攻撃力がアップするものや、被ダメージが減少するものなどの“武器スキル”が備わっていることがあります。なるべく武器スキルが備わっている武器を装備させて、キャラクターを強化したいところです。

『伝説のレギオン』
▲森の探索で入手できる武器はランダムです。ここで入手できる武器には武器スキルが付加されていることがあります。

 装備している武器は攻撃するごとに耐久度が減っていき、0になると攻撃力が3分の1になってしまいます。耐久度は鍛冶屋で銀貨を支払うことで回復できます。バトルが終わるたびに、こまめなチェックをしておきましょう。

■筆者の気になったシステムをご紹介!

 筆者が気になったシステムをご紹介。本作にはストーリー以外にも、酒場でいろいろな依頼をこなすクエストを受けることができます。

 酒場ではストーリー同様、勝利条件を達成するクエストや特定のアイテムを渡す納品クエストの2種類の依頼が受けられます。納品クエストの報酬は、回復アイテムや銀貨だけでなく、武器ももらえることがありますよ。納品クエストのラインナップは実際の日付で変更されるので、毎日チェックするようにしたいですね。

『伝説のレギオン』
▲クエストは納品クエストとは異なり、ストーリーを進めていくと次第に解放されていきます。

■事前登録で頼りになる武器を!

 事前登録を行うと、“金塊”5つと主人公のアンが装備できる“豪華なスパタ”をゲットできます。序盤をサクサク進めたい人は必ず手に入れておきましょう。

※画面は開発中のものです。
(C)KOA Games Ltd.

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