2015年4月15日(水)
バンダイナムコオンラインのPC向けオンラインゲーム『ガンダムジオラマフロント』の特集第2回では、前回の“ジオラマ作成編”に引き続いて、戦闘のポイントを登場するユニットの性能とともに解説していきます。
▲特集担当の1人・てけおんはシャイニングガンダムを開発中! まだ1日以上残っていますが、しょっちゅう残り時間をチェックしているようです。 |
ガンダムゲーム史上初の“PCガンダムジオラマシミュレーション”となる本作。基本無料で時間がない人でも遊べる手軽さや、オンライン上の相手を気にせず楽しめる気楽さで、ガンダムファンからオンラインゲーマーまで注目の1作です。
それではさっそく、本作の大きな魅力の1つ(もう1つはもちろんジオラマベースの構築です)となっている“戦闘”について解説していきましょう。本作における戦闘は、ライバルの基地に攻め込んでいく“制圧戦”と、基地に攻め込んできたライバルを撃退する“防衛戦”にわかれています。
制圧戦は、東アジア戦線やオセアニア戦線といった地域ごとにわかれており、その地域での戦闘をすべて終えると、結果によってボーナスがもらえる仕組み。無差別に戦うわけではなく、エリアの中に表示された相手を選んで戦うことになります。基本的にちゃんと自分にあった相手とマッチングされているので、防衛施設が強すぎて勝てないといったこともなさそうです。もちろん、ちゃんと戦略を練って部隊を作っておかないと返り討ちにあいますが……。
なお、制圧戦に勝利していくとボーナスミッションやチャレンジミッションが発生。これらは勝つと大量のボーナスがもらえるので、なるべく勝利したいところです。もっとも、防壁がガチガチにかためられていたり、普通のジオラマベースよりも攻め落とすのは大変ですが……。
▲MSは思考タイプによってオートで動きますが、どこに配置するか、どんな部隊にするかで戦局は大きく変化。プレイヤーの判断力が問われます。 |
▲戦う相手も同じくプレイヤー。当然ながら、攻め落とされないように防衛施設もガッチリかためてきているはず。相手のジオラマ構成は戦闘前に把握できるので、攻め落とせそうな部隊を編制してから挑みましょう。 |
防衛戦は、制圧戦と違って相手に攻め込まれた時に発生する戦闘。これは、オフライン中などに自動で発生し、ジオラマベースに配置しているエース機と防衛兵器が自動で敵に応戦してくれます。
防衛線では自分で操作することはできませんが、戦闘の流れはイベントログから確認できます。防衛戦で敗北が続く時は、ログを見て敵の動きを観察すると、自分のジオラマベースが持つ弱点が見えてくるかもしれません。
ちなみに、防衛戦が発生すると資源と資金を奪われてしまいますが、1回だけリベンジ戦が可能。リベンジ戦はペナルティがなく、負けても資源や資金をある程度は取り返せるので、どんどんリベンジすべき。また、防衛戦に負けても施設が破壊されることはありませんし、奪われて奪い返して、ギスギスしない程度の緩い対人戦が楽しめるのも、本作のおもしろいところではないでしょうか。
制圧戦は、画面の右下にあるアイコンをクリックすればいつでも出撃可能。ジオラマを作ったら、すぐに制圧戦を行いたくなるかもしれませんが、まずはその前に部隊を編成する必要があります。
シミュレーションの部隊編成といっても、本作の場合はまったく複雑ではありません。基本的に部隊を運ぶ戦艦と、ズバ抜けた力を持つエース機、同時に複数出撃できる量産機3種類で部隊を構成するだけで、誰でも自由に編成することができます。
▲戦艦とエース機、量産機を組み合わせて部隊を編制。それぞれのタイプや優先攻撃目標などを考慮に入れて、バランスよく部隊を編制することが勝利への近道です。 |
戦艦は直接敵のジオラマを攻めることはありませんが、それぞれ専用の武装を持っています。1回だけ施設を砲撃できたり、自部隊を回復できたりと、かなり便利なので、積極的に活用していくといいでしょう。建造代金がかなり高いのでカンタンには作れませんが、そのぶん、新しい戦艦を作ると自軍が強くなったことを実感できてうれしくなりますよ。
MSはエース機と量産機にわかれており、基本的な攻撃タイプや思考は共通していますが、性能が思いっきり違います。エース機はHPが多く、パイロットが持っている特殊能力「Gバースト」を使えるという部隊の切り札。出撃させるだけで大活躍してくれますが、落とされると一気にピンチになってしまいます。修理にはリアルの時間(課金で短縮可能)がかかってしまうので、なるべくダメージを受けないように運用するのがポイントです。
もう一方の量産機は、エース機に比べるとHPや攻撃力が低め。その代わり、一度に複数出撃させられるのが利点です。エース機と違って破壊されてもペナルティはないので、ガンガン出撃させられるのも便利ですね。
この他にもMAスタンドを建設することで強力なモビルアーマーも作れるようになりますが、開発できるのはゲームに慣れて資金にも余裕が出るころ。最初は、戦艦とMSの使い方を覚えておけば、問題なく戦えると思います。以下で、MSの性能を紹介していくので、それぞれの性能を考慮に入れながら自分だけの部隊を作りましょう!
▲戦闘で戦っていくと機体がレベルアップし、性能が強化されたり同時に出撃可能な量産機の数が増えたりします。 |
出撃には資金が必要ですが、戦闘で勝利すれば報酬をもらえますし、戦えば戦うほど強くなっていくので積極的に出撃していくといいでしょう。場合によっては、得られる報酬よりも出撃で消費する資金のほうが多いこともあるので注意が必要ですが。エース機は、傷つくと修復までに時間がかかります。しかし、レベルアップすると時間がかからずにHPが全回復するので、修理に時間をかけずに戦うことができます。
▲ガンダムなどの主役級機体はエース機であることが多いです。スペックが非常に高く、1機で敵のジオラマベースに大打撃を与えてくれます。 |
モビルスーツには、近距離戦が得意なものや遠距離戦で輝くものなどいくつかのタイプが存在しています。タイプによって戦い方が変わるので、似たようなユニットを集めた部隊がいいのか、オールラウンドに戦える部隊がいいのか、攻め込むジオラマに応じて組み合わせを変えるのがポイントとなります。それでは、どんなタイプのユニットがいるのか見ていきましょう。
Warrior:近距離タイプ。近接攻撃で対象に攻撃を行います。リーチが短いですが、その分攻撃力が高く、特にエース機はメインアタッカーとしての活躍も期待できるでしょう。汎用性の高いユニットです。
▲ゲーム開始時に渡されるWarriorタイプ。クセがなく使いやすい点が特徴です。 |
Shooter:遠距離タイプ。遠距離攻撃で対象に攻撃を行います。Warriorタイプが砲台や敵をひきつけている間に、遠距離から攻撃するのが主な役目ですね。逆に敵のWarriorタイプに近寄られると……。
▲上のアッガイと比べると、射程が大きく違っていることがわかると思います。上手に投入すれば、無用なダメージを受けずに遠間から施設を破壊してくれます。 |
Guardian:HPが高く、盾役として活躍できるタイプ。エース機はもちろん、量産機もHPが高いのですが、出撃できる数が少ないという弱点もあります。
▲簡単に言うと、“固くなったWarrior”。速度が低いところが難点ですが、オトリとして使うにはバッチリ。 |
Crasher:拠点を優先的に攻撃するタイプ。現状のバージョンではエース機ではなく、量産機にしか存在していませんが、拠点を狙ってくれるので確実に勝利したい時に出撃させると便利です。
▲防壁に対しての突破力が非常に心強いハイザック。ブ厚い壁に悩まされた時は、頼りになる存在です。 |
Booster:HPが低い代わりに、移動速度が速いタイプ。攻撃を受けずに迅速に施設を破壊したい時などに役立ちます。Guardianようにオトリとして活躍できる機体と組み合わせて、敵基地を荒らすように使うといいかもしれません。うまく使えば戦場をひっかきまわす存在になってくれます。
▲他のタイプと使う時には、移動速度の差をしっかり考えないと予想もしない大打撃を受けてしまうことも……。注意して運用したいところだ。 |
Flier:空中から攻撃を行うタイプ。迎撃には空に対応した防衛施設(射撃タワー、滞空迎撃ミサイルなど)が必要になるので、対空防衛兵器がおろそかなジオラマを攻めるのに向いています。あくまで現時点での話ですが、かなり強力なユニットといえるでしょう。
▲ヘヴィバルカンや迫撃砲ではダメージを与えられないFlierタイプは、基地攻略の強い味方! 逆に基地を作る際は、Flierのことをしっかり考えておかないと、ひどい目にあうので要注意! |
【ここにも注目!】優先攻撃対象について
各ユニットには、上で説明したタイプとは別に、優先攻撃対象が設定されています。例えば優先攻撃対象が“無差別”なら、一番近い目標に攻撃。“拠点優先”なら、フロントコアを優先的に狙います。
他にも生産施設を優先的に攻撃する“生産優先”の機体や、敵の防衛兵器を攻撃する“砲台優先”などがあり、機体のタイプと合わせて、優先攻撃対象も考慮に入れないと、実戦で思うように動いてくれないことも……。
防衛兵器に撃たれているのに施設ばかり攻撃して全滅していた、なんて経験がある人は、優先攻撃対象を見て、部隊を組み替えたほうがいいでしょう。
部隊を編成したら、いよいよ実戦! ライバルの拠点を選んで出撃すると、それぞれが作ったジオラマベースで戦闘が始まります。戦闘では時間内にフロントコアを破壊すれば勝利となり、施設を壊せば壊すほど得られる資金や資源が増えるので、できるなら100%の破壊を目指したいところです。
対人戦ということで遠慮してしまうかもしれませんが、相手の拠点を破壊しても、資源と資金を奪うだけで施設がなくなるわけではありません。気にせず攻撃しちゃいましょう。
▲戦闘はオートなので、事前の部隊編成と自分の配置が重要。どんなに強い部隊を作っても、味方機の性能を生かせるように配置できなければ、勝利をつかむことはできません。 |
なお、プレイヤーにできるのはユニットの配置まで。配置したユニットは、オートで優先攻撃対象などに攻撃を加えていきます。一度配置したユニットは回収できないので、ジオラマのウィークポイントになりそうな場所を狙って量産機とエース機を配置することが重要です。
特にエース機は、一定時間経過すると“Gバースト”という特殊能力を使用できます。攻撃速度や移動速度が上がり、より効率的に攻められるので、条件を満たしたら積極的に使っていくことが大事ですね。
アクションゲームのように自分で操作する作品に慣れている人にとっては、最初はもどかしく感じるかもしれませんが、部隊編成や配置など、自分の策略がキレイにハマった時などは、思わずにやりとしてしまうと思いますよ。
▲Gバーストを発動すると、カットインとともに移動力アップや攻撃力アップの効果が発生。ここぞという場面でエースを投入し、Gバーストで一気に攻め落としちゃいましょう! |
戦闘が終わるとリザルトで報酬がもらえます。地域にあるすべてのジオラマを制圧すれば、ボーナスとともに次の地域へと転戦。コレを繰り返して、ジオラマ作成のための資金や資源を稼ぐのが基本的な流れになります。
▲エリアを制圧した結果によって、入手できるボーナスも変わります。連勝すれば、当然たくさんのボーナスがもらえますし、どうせなら完全勝利を目指したいところですね。 |
戦えるだけ戦って資金と資源を稼ぎ、エース機が攻撃されて修理しなければならなくなった時は、その間にジオラマを作成。修理が終わったら戦場に出撃……と、こうやって、ジオラマ作成と戦闘を繰り返して遊ぶのが本作のだいご味です。
気軽に遊べますが、気が付くと戦闘とジオラマ作りを繰り返してしまう魅力がある『ガンダムジオラマフロント』。基本無料ということで課金を心配する人もいそうですが、課金要素は時間短縮のみになっているので、課金をしなくても本作をガッツリ遊ぶことが可能です。集中して一気にジオラマ作成や機体修理を行いたい時は課金で時間短縮。忙しくて時間が取れない時は無課金でまったりと、自分のプレイスタイルで自由に遊べるのも本作のいいところですね。
そんなわけで、電撃オンラインでは今後も『ガンダムジオラマフロント』を大特集! 実際に遊んだライターたちによる無課金プレイでの日記と課金プレイでの日記など、本作の楽しさをお届けしていきたいと思います。では、次回もよろしく!
(C)創通・サンライズ
※画面は開発中のものです。
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