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2015年4月6日(月)

『2014年度 エンタテインメントの未来を考える会』大賞授与ならびに受賞コメントが到着!

文:電撃PlayStation

 2015年3月9日に開催された『黒川塾(二十四)』(レポート記事はこちら)で決定した“2014年度 エンタテインメントの未来を考える会大賞”。このたび盾の授与が行われ、受賞者のコメントが公開された。

『黒川塾』 『黒川塾』
▲受賞盾。向かって左から『テラバトル』『イングレス』『OculusRift』『プロジェクト モーフィアス』『P.T.』

【エンタテインメントの未来を考える大賞 受賞タイトル】

―ハードウェア部門―

“Oculus Rift”
“Project Morpheus”

―コンテンツ部門―

『P.T.』
『Ingress』
『テラバトル』


―エンタテインメントの未来考える会大賞“ハードウェア”受賞―

■1.『Project Morpheus』 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント

 3月の“GDC(Game Developer’s Conference) 2015”でアップデートされた情報が公開されました。発売は2016年上半期となりました。『VR(バーチャルリアリティ)』における世界観の可能性を感じさせるヘッドマウントディスプレイのハードウェア・デバイスとしての大きな存在感を感じさせました。

受賞のコメント
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
ワールドワイド・スタジオ プレジデント 吉田修平 氏

 エンタテインメントの未来を担うと期待されているプロダクトに送られるこの賞を昨年のPlayStation(R)4に引き続き今年『プロジェクト モーフィアス』にもいただいたということで、PlayStationチームの取り組みに対して非常に高い期待をいただいている事をひしひしと感じ、光栄と同時に大きなプレッシャーを感じます。VRの高い技術を使いやすく、誰でも手軽に楽しめるよう、システムとソフトを商品化に向けて頑張って作っていきます。

『黒川塾』

■2.『Oculus Rift』

 2012年のE3(Electronic Entertainment Expo)でのプロトタイプの発表を経て、Kickstarterによる開発費募集、2013年に開発者向けキットが出荷されています。2014年の3月には開発キットの第2弾であるDK2が導入されマイナーチェンジが図られました。インディー系ゲーム開発者にとって新しい可能性を感じさせるバーチャルリアリティ (VR) に特化したヘッドマウントディスプレイとして大きな賛同を受けています。

『黒川塾』

受賞のコメント
Oculus VR.LLC. CEO Palmer Freeman Luckey パルマー・ラッキー 氏

 We’re honored to have been chosen for the Thinking About the Future of Entertainment 2014 Award. Thank you very much. We’re committed to building the best VR platform in the world, and we're very grateful to have the support of Japan’s developers and communities.

 エンタテインメントの未来を考える会2014年度大賞にご選出いただき誠にありがとうございます。最高のVRプラットフォームを創るために日々努力しておりますので、これからも日本の開発者およびコミュニティの皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。(翻訳)


―エンタテインメントの未来考える会大賞“コンテンツ”受賞―

■1.『P.T.』 株式会社コナミデジタルエンタテインメント

 事前情報や開発者などの従来のセオリーにとらわれずに敢えて謎めいたものとしてコンテンツをダウンロードできる状況で導入。開発も少人数で行い、グラフィックのクォリティーもインディーズゲーム風に仕上げ、特徴的なプロモーション施策を評価するとともに、実際のコンテンツ内容も最恐という評価をいたしました。

『黒川塾』

 エンタテインメントの未来を考える上で、2014年度の優れたコンテンツとして『P.T.』を選出していただき、ありがとうございます。“ゲームだからこそ実現可能な「遊べる予告編」”という制作者の意欲的な試みを評価頂きましたこと、嬉しく思います。ありがとうございました。 

受賞のコメント
株式会社コナミデジタルエンタテイメント 広報担当

■2.『テラバトル』 ミストウォーカーコーポレーション

 一般からの賛同をもとに資金を調達する「クラウドファンディング」の仕組みをゲームの運営や進化形態に取り入れた「ダウンロードスターター」という新たな取り組みを取り入れたこと。正統派ゲームの世界観や演出を用いながらも誰もが遊びやすいパズルタイプのゲームとして昇華したことを高く評価いたしました。

受賞のコメント
ミストウォーカーコーポレーション CEO 坂口博信 氏

 エンタテインメントの未来を考える会・2014年度大賞をいただきまして、ありがとうございました。『テラバトル』は人(スタッフ)ありきで、彼らの才能を少人数チームの中で自分自身がたっぷりと味わいながら、充実感をもってつくれた作品です。ある意味、濃い色のでているものに仕上がったと思っております。そのぶん、評価していただいたこともひときわ嬉しく、非常に感じ入っております。本当にありがとうございました。

『黒川塾』

■3.『Ingress(イングレス)』 ナイアンティック・ラボ

 グーグルならではのビッグデータやマップデータなどを有効活用したコンテンツ。また歩くという行動を取り入れることで健康という要素をエンタテインメントコンテンツに取り込んでいることにより、幅広いユーザーへの訴求の可能性がさらに広がるコンテンツという評価に至りました。

受賞のコメント
ナイアンティック・ラボ創業者 ジョン・ハンケ 氏

 ナイアンティック・ラボを代表して、この度はイングレスに優秀賞をいただけたことを感謝いたします。私達ナイアンティック・ラボのミッションはインタラクティブなエンターテイメントの限界を屋内という境界を超えて、現実の外の世界へと押し広げていくことです。私達はテクノロジーが人々と周りの世界との現実での個々のつながりを作ることができると信じています。イングレスが生まれてから2年に渡り、サポートしてくれたすべての人に感謝します。そして最も重要なこと、世界の何百万人ものスニーカーを履いて、外へと踏み出し、新しい道を共に探索するという挑戦し続けてくれているプレイヤーたちに感謝します。今年もイングレスでは、胸を躍らせる新しい事が沢山ありますので、エージェントの皆さん、是非楽しみにしていてください。

『黒川塾』
※受賞盾は、ナイアンティック・ラボ アジア統括マーケティングマネージャー須賀健人様に受領いただきました。

【選定協力ならびに当日ゲスト】

林克彦:株式会社KADOKAWA エンターブレイン ブランドカンパニー 週刊ファミ通編集長
西岡美道:株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス ブランドカンパニー 電撃プレイステーション 編集長
佐藤和也:朝日インタラクティブ 株式会社 CNET Japan編集記者
黒川塾主宰 黒川文雄
会場参加者
フェイスブックコミュニティ『エンタテインメントの未来を考える会』(会員数3996人 4月3日現在)


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