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2015年5月17日(日)

ゲーム業界一大就活イベント“HEAT渋谷”レポート。DeNAなど10社が合同開催

文:そみん

 5月16日に東京・渋谷ヒカリエのDeNAオフィスでゲーム業界一大就活イベント“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”が行われました。

“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”

 “HEAT渋谷”はゲームデベロッパー10社と大学・専門学校が合同で行う就職活動イベント。各社・各学校がブースを設けて出展や個別説明会を行った他、各社のデザイナーによるポートフォリオ講評会などが行われました。

 就職活動イベントと聞くと少し堅苦しく感じますが、企業と会社のブースが隣接して距離感が近いこともあり、活発な交流が行われていました。扉が開けられたままでオープンな企業ブースには入れかわり立ちかわりで多くの学生が訪れ、企業説明などを受けていました。

“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲10の企業と8の大学・専門学校が参加。ブース内では参考出展作品が展示されている他、企業説明会も随時行われていました。

●出展した企業
・アールフォース・エンターテインメント
・アクセスゲームズ
・ヴァンガード
・ヘキサドライブ
・マトリックス
・モノビット
・ランド・ホー
・リズ
・ワンダープラネット
・DeNA

●出展した大学・専門学校
・アミューズメントメディア総合学院
・太田情報商科専門学校
・神奈川工科大学 情報メディア学科 白井研究室
・総合学園ヒューマンアカデミー
・東京工科大学
・東京コミュニケーションアート専門学校
・トライデントコンピュータ専門学校
・名古屋工学院専門学校

 参加資格は大学生、院生、専門学校生(学年は不問)、ゲーム業界や企業関係者となり、基本的には事前のエントリー制でしたが、当日には飛び入りでのゲーム関係者も多数訪れたようで、会場はかなりにぎわっていました。

“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲CEDECやニコニコ超会議でも注目を集めた神奈川工科大学 情報メディア学科 白井研究室も出展。3Dディスプレイの技術を使うことで、裸眼とメガネをかけた時で異なる映像を見せる多重化映像システム“ExPixel”が展示されていました。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲人間の動きをトレースしてマンガ的な表現を行う“MangaGenerator”も出展。まるで自分自身がコミックの世界に入り込んだかのような体験を味わえます。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲少人数で顔を突き合わせて行う企業説明会は、かなり細かい部分まで突っ込んだ質問ができると好評でした。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲太田情報商科専門学校のブース風景。“ゲームキャンパスフェス2014”に入賞してPlaystation Mobileで配信されている『VENGEANCE BOSS(コンテンツ部門大賞)』と『影忍(企画部門最優秀賞)』、『TWIN BLASTER(コンテンツ部門審査員特別賞)』を出展していました。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲名古屋工学院専門学校のブースに展示されていた作品。PCやPS Vita用ゲームを展示しているブースも多かったです。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲アミューズメントメディア総合学院のブース写真。ゲームやイラストなど、さまざまなポートフォリオが展示されていました。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲総合学園ヒューマンアカデミーのブースには、企画・シナリオ専攻やプログラム専攻など、カテゴリごとにポートフォリオが用意されていました。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲ブース出展した10社は大きめの部屋での企業説明会も行いました。マジメな話だけでなく、会社付近の食事事情なども交えたフランクな説明もあり、各社の個性が出ていた感じです。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲“社長トーク”のコーナーでは、DeNAの馬場保仁プロデューサ兼採用担当の司会のもと、4人の社長の熱いトークが展開しました。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲参加したのはアールフォース・エンターテインメントの横山裕一社長、ヴァンガードの杉山智則社長、ランド・ホーの塚本昌信社長、リズの磯野貴志社長。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲“HEAT渋谷”というイベント名が示すように、かなり熱量が高い就活イベントでした。真剣にゲーム業界を目指す人にとって、とてもためになるイベントだと感じました。次回の開催は未定ですが、気になる方はぜひチェックしてみてください。
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
“HEAT渋谷 ~ゲーム会社合同説明会”
▲イベントの最後には参加した企業や学生の方々で記念写真。

◆参加企業の会社説明と説明会の登壇者


●アールフォース・エンターテインメント
・登壇者:代表取締役 兼 ゲーム職人 横山裕一
・主な開発タイトル:『ミクフリック』シリーズ、『三国志パズル大戦』、『HELLO KITTY COIN』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『ポストペット』などフルパッケージ開発320タイトル以上
・会社紹介
 1999年、元喫茶店コックと元雑誌ライター兼プログラマーの2名が、ゲームの未来をネットと携帯電話に見つけ、起業した泥臭くスタイリッシュなゲーム会社。
 ゲームとテクノロジーの未来を信じ、お客様の人生を変えるゲーム制作をモットーに、私たちと世界一のゲームをともに創ろう!


●アクセスゲームズ
・登壇者:プロデューサー 安浪宗彦
・主な開発タイトル:『D4: Dark Dreams Don’t Die』、『ドラッグ オン ドラグーン3』、『戦国BASARA クロニクルヒーローズ』、『エースコンバットX2 ジョイントアサルト』、『レッド シーズ プロファイル』など
・会社紹介
 大阪を開発拠点にして、ワールドワイドに向けてコンソール機向けフルサイズのアクションゲームを中心に開発実績を重ねてきました。
 Xbox Oneで新規オリジナルIPのKinectミステリーアドベンチャー『D4: Dark Dreams Don’t Die』を創出するといったオルタナティブなチャレンジを続けているスタジオです。


●ヴァンガード
・登壇者:代表取締役社長 杉山智則/採用コーディネーター 甲斐恵子
・主な開発タイトル:『戦国やらいでか -乱舞伝』、『JKヴァンパイア~運命のフェスタ~』、『13人の謎 -Fake Social Network-』、『三国志乱舞』など
・会社紹介
 私たちヴァンガードは、コンシューマやオンラインゲームの開発で培った経験を元に、現在はスマートフォンアプリに注力しております。
 お客様視点やマーケティング戦略を踏まえ、ゲームの企画立案から運営まで、お客様に楽しんでもらうために必要とする関連作業をすべて完成させられるように構成されたワンストップ型でスマートフォンゲームを提供しています。


●ヘキサドライブ
・登壇者:開発部 マネージャー 奥田仁一郎
・主な開発タイトル:『ランページ ランド ランカーズ』、『ファイナルファンタジー零式HD』、『ダイコン王の野望ッッッン!!』、『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』など
・会社紹介
 コンシューマー、スマートフォンのゲーム開発に加え、オリジナルゲームの開発も積極的に行っています!
 各分野のスペシャリストが集うゲームクリエイターの集団として“新しいゲーム創り”にチャレンジしています。


●マトリックス
・登壇者:コンテンツ事業部 プロジェクト管理課 主任 高﨑奈美
・主な開発タイトル:『ファイナルファンタジーレジェンズ 時空ノ水晶』、『はちゃめちゃ!グレムリンうぉーず』、『クレーン&モンスターズ』、『LINEパズルボブル』、『ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境』など
・会社紹介
 当社は、家庭用ゲームやスマートフォン・ソーシャルゲームの開発を行う開発会社です。ジャンルやプラットフォームをにこだわらない幅広いゲーム制作を強みとし、大手メーカーからの受託開発をメインに数々の有名タイトルを手掛けています。
 マトリックスだからできることを会社説明会でお話しますので、ぜひお越しください。


●モノビット
・登壇者:代表取締役社長 本城嘉太郎
・主な開発タイトル:『モノビットエンジン』など
・会社紹介
 2013年に設立された当社は今年で3年目を迎えます。現在はネットワークゲーム(コンシューマ、スマホ、ブラウザ)の開発・運営と自社開発のリアルタイム通信エンジンである『モノビットエンジン』の開発・販売・サポートに力を注いでいます。
 今後はスマートフォン向けのゲームはもちろんコンシューマゲームの自社タイトル開発にも力を入れていきます!


●ランド・ホー
・登壇者:営業部 部長 深田崇裕
・主な開発タイトル:『サカつくシュート!』、『オーナーズリーグ』、『パズルサッカー』、『ポケモンカードゲームガチャ』、『ナレルンダー!仮面ライダードライブ』など
・会社紹介
 ゲーム業界の構造やどんな企業で成り立っているなどの話をかみ砕いて説明をし、“ゲーム業界=有名大手パブリッシャー”だけではないことや開発会社の種類や仕事内容、就職する際のゲーム会社選びのポイントについてもお話したいです。
 弊社の実績から入社したあとの新人研修のお話を挟んで、募集に際してどのへんに重きを置いて採用しているかなどのアドバイスをしたいと思います。


●リズ
・登壇者:代表取締役 磯野貴志
・主な開発タイトル:『PSYCHO-PASS 公式アプリ』など
・会社紹介
 1998年設立。コンシューマゲーム、アーケードゲームの開発を中心に、ガラケー、3Dアニメ、映画などなど、おもしろそうなコンテンツには積極的に手を出してきた会社です。
 ここ数年はスマートフォン向けゲームを中心に開発、運営を請け負って参りました。そして2015年。今年パブリッシング予定のゲームが2~3本あります。乞うご期待!


●ワンダープラネット
・登壇者:取締役CTO 村田知常
・主な開発タイトル:『クラッシュフィーバー』など
・会社紹介
 設立2012年9月のスタートアップ企業。名古屋を拠点に構え、スマートデバイス向けフルネイティブアプリ・ゲームの企画・開発・運営・販売を行っています。
 現在は新ゲームタイトルの開発に注力中。先日“新作ゲームのリリース発表”や“LINE社からの資金提供発表”をさせていただき、アクセル全開で頑張ってます!


●DeNA
・登壇者:プロデューサー兼採用担当 馬場保仁/新卒採用グループリーダー 常樂寺宏行
・主な開発タイトル:『ファイナルファンタジー レコードキーパー』、『戦魂-SENTAMA-』、『パズ億』、『パズル戦隊デナレンジャー』、『ONE PIECE グランドコレクション』、『三国志ロワイヤル』など
・会社紹介
 DeNAはスマートフォン向けのゲーム開発、マンガボックスや、SHOWROOMといったアプリ開発、横浜DeNAベイスターズとDeNA Running Clubの2つのプロスポーツチームの運営などをしてます。
 今年から、本気で、熱く、おもしろいゲーム開発に携わるゲームクリエイター人材を募集しています! ブース出展、ポートフォリオ講評会、社長トークに参加します! ぜひお越しください!


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