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2015年6月30日(火)

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』ブルームを目指す桑原由気さん、高坂知也さん、高田憂希さんにインタビュー

文:まり蔵

 スクウェア・エニックスが配信するスマートフォン用RPG『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(以下、ロストゼロ)』の新企画『ロストゼロ候補生~Road To Bloom~』について、関係者にインタビューを行いました。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

 “ロストゼロ候補生”は、5月29日に放送された公式ニコ生『ロストゼロ情報局 #5』で発表された新企画。『魔法科ロストゼロ』の世界に新たに足を踏み入れた候補生の声優3名が本作をプレイし、Twitterや映像でその魅力を伝えます。

 本日6月30日21:30より“ロストゼロ候補生”のキックオフ放送が、同社のオンライン・ストリーミング・チャンネル“SQUARE ENIX PRESENTS”で配信! 詳細は“ロストゼロ候補生”特設サイトをチェックしてください!

 今回は、『魔法科ロストゼロ』プロデューサーであるスクウェア・エニックスの椎名崇徳さんと、企画に参加する桑原由気さん、高坂知也さん、高田憂希さんにインタビューを行いました。活動内容をはじめ、3人の人となりについてたっぷりお話を伺いましたので、ご覧ください!(※インタビュー中は敬称略)

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』
▲左から椎名プロデューサー、高田憂希さん、桑原由気さん、高坂知也さん。

桑原由気さん(@yuuki_0624
高坂知也さん(@NOT_TAKASAKA
高田憂希さん(@sunflower930316

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

■濃ゆ~い3人が『魔法科ロストゼロ』新たな旋風を巻き起こす!

――“ロストゼロ候補生”の企画を立ち上げた経緯や理由を教えてください。

椎名:『魔法科ロストゼロ』は、9月で配信1周年という節目のタイミングを迎えます。その節目を迎えるにあたって新たな波乱を巻き起こしたいなと思いまして。

 現在、ニコニコ生放送『ロストゼロ情報局』のMCである内山夕実さん(千葉エリカ役)と巽悠衣子さん(北山雫役)をはじめ、いろいろな方に『魔法科ロストゼロ』を愛していただいて、本作の魅力を広めていただいています。それとはまた別の角度から、本作の違った一面を見せていきたいなと思いまして、今回の企画を立ち上げました。より多くの人に本作に触れてもらい、ずっと遊んでもらうために候補生を作ってみたらおもしろいだろうと。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

――それでは、企画に抜擢された3名に伺います。まずは自己紹介をお願いします!

高坂:高坂知也(こうさか ともや)です。あだ名は“フェアリー”です。昔から声に特徴があったので、声を生かせる仕事をと思い声優を目指しました。

椎名:フェアリー……そのあだ名は、定着させたいの?(笑)

高坂:みんな僕のことをフェアリーと呼ぶので……。意外と本名を覚えてくれないんですよ。以前も結構な回数を撮った番組で「たかさかさん」って呼ばれてしまって。そこからもうあだ名でいいかなと。

桑原:名前は桑原由気(くわはら ゆうき)です。あだ名は“桑ちゃん”です。お笑いが好きで、自分でもコンビを組んでやったりします。……ですが、おもしろくないそうです。

椎名:そうなんだ(笑)。お笑いにもジャンルがあるけど、何が好きなんですか。

桑原:漫才が好きですね。特に好きな芸人さんはノンスタイルさんなんですが、TVだけでなく現在劇場などで頑張っている芸人さんにも注目している方がたくさんいます。

高田:高田憂希(たかだ ゆうき)です。“ゆっきー”と呼んでください! まだ事務所に入って半年くらいなんですが、映像番組もさせていただけるということでとてもうれしいです。

椎名:どうして声優になろうと思ったの?

高田:声優に入ったきっかけは、『美少女戦士セーラームーン』です。「私もあんな風になりたい!」と思って目指しました。

――椎名プロデューサーがこの3名を起用した理由は?

椎名:“ロストゼロ候補生”は『ロストゼロ情報局』の姉妹番組として考えていて、アプローチの仕方としてはMC自身のキャラクターや個性が全面的に出る番組にしたいなと考えています。そのほうが盛り上がりますしね。3人がそれぞれ出ているアニメや番組を見た時に「この子だ!」とピンときて、番組の様子が想像できましたね。ただ、この3人は僕が想像している以上に濃かった……。

――声優さんたちの第一印象はいかがでしたか?

椎名:高坂さん……あ、フェアリーさんか。男性声優はたくさんいらっしゃいますけど、彼のパーソナリティは独特なんですよ。この独特さは今後“ロストゼロ候補生”内でぜひ括目していただきたい。まさに僕の求める個性でしたね。また、彼は役に転じた時にものすごくイケているんです。僕がキュンとしてしまうほどです(笑)。

 桑ちゃんは『魔法科ロストゼロ』の敵キャラとして出ていたのですが、ものすごくおとなしい方だなというのが第一印象ですね。ただ、話をしてどんな人柄なのかを深堀りいく中で、彼女から「私、結構おもしろいと思うんですよね」という言葉が出たんですよ!このセリフ、なかなか言えないですよね(笑)。いや、実際おもしろいんですよ。先ほど本人も言っていましたが、コンビを組んで漫才もやっている。そんな彼女のギャップにやられました。声優としても役にハマるといろいろな役柄をこなせそうな幅の広さを感じましたね。ちなみに彼女は“ネタ帳”を持っているそうで、これは今後の放送で一度開いてみたいですね(笑)。

 ゆっきーは、この中で一番年齢が若いということでピチピチさを出そうと思ってお願いしたんですが、この子もワケありなんです(笑)。正統派に見えつつ、特徴的な自己紹介を持っていたり……。これは記事よりも映像で見ていただきたいですね。とにかくポジティブかつアグレッシブなので、そこを見てほしい。……これだけでどんな番組になるのか、誰も想像できないですよね? それがいいんですよ。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

――では、声優の皆さんが“ロストゼロ候補生”の企画をオファーされた時の率直な感想と、椎名さんの第一印象を教えていただけますか?

高坂:昔からゲームが好きで、RPGを主にプレイしていました。もちろんスクエニさんのRPGのナンバリングタイトルも遊んでいます。ゲームで仕事ができたらいいなと思っていて、思わぬところで夢がかなってウキウキしました。

 椎名さんに関しては、タレントの方がきたのかなと思いました。とても素敵な方なので、一緒に番組を作らせていただけるのはうれしいですね。

桑原:本当に椎名さんは素敵な方だと思います。私がお笑いの話をした時に、「それはどういうことなの?」とかたくさん聞いてくださるのがうれしくて、好きになりました(笑)。

 番組に関しては、『魔法科ロストゼロ』で元々敵キャラの声で参加していたので、そのゲームの企画に携われるというのが純粋にうれしかったです。アニメの現場とは違うので、大変そうですが……。

高田:このオファーをいただいた時はすごくびっくりしました。どうして選んでいただいたのかという疑問や不安、漠然とした驚きがわっときて……。でも実際に椎名さんとお話したら「あぁ、私の魅力的なものがどこかで伝わっていたのかな」と思いました(笑)。

 椎名さんの印象は、優しくて笑顔がきらきらしている方ですね。きさくに話しかけてくださいますし、私の自己紹介にもすごく拍手をしてくれたのでうれしかったです。精一杯頑張りたいです!

――椎名プロデューサーが声優の皆さんに期待することや、こうしてほしいなどの希望はありますか?

椎名:私たちは候補生だからと、事前に知識を蓄えて立派に話さなきゃという風にかまえないでほしいですね。むしろ、まっさらな状態からプレイしてもらって、素の部分を出しながら楽しんでほしいです。それぞれ十分に個性を出してほしい。それだけです。

――皆さんはまだ『魔法科ロストゼロ』をプレイされていないそうですが、原作の『魔法科高校の劣等生』にはどのようなイメージを持っていますか?

高坂:今読み進めているのですが難しい単語がいっぱいで、とても設定が作りこまれているなと。

桑原:ゲームではオリジナルのキャラクターもいるんですか?

椎名:いい質問ですね。いますよ。

桑原:なるほどー。『魔法科高校の劣等生』は世界観がゼロから作られているのがすごいですよね。今頭をフル回転させながら読んでいます。司波兄妹の行く末が気になります。

高田:私は兄がいるんですけど、司波兄妹みたいになりたいと思いました。こんなに誰かを想って動けるのはすごい。そういうのは見ていてすごくときめきますし、キュンときます。

――“ロストゼロ候補生”の最終的な目標を教えてください。

椎名:この3人を通して、未プレイのお客様にも『魔法科ロストゼロ』っておもしろそうだなと感じてほしいです。同じゲームを遊んでいても、自分なりの楽しみ方で3者3様になってくると思うんですよ。その違った角度から『魔法科ロストゼロ』を知ってもらえれば、“ロストゼロ候補生”は十二分にいい企画になったかなと感じられるんじゃないでしょうか。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

■高坂さん、桑原さん、高田さんのパーソナリティに迫る!

――“ロストゼロ候補生”では動画番組に出演される他、Twitterで活動を報告することになりますが、普段SNSではどのようなことを書き込まれたりしているのでしょうか?

高坂:あれが美味しいだとかいい天気だねとか、世間的によく出る話をしています。他の2人はもっとおもしろいことを書いているんじゃないでしょうか。

椎名:ハードルを上げていくねー(笑)。

桑原:私は、どこか遊びに行った時の写真や着ぐるみと一緒に撮っているものが多いです。

高田:私も画像をアップしたり、自分のイラストとかを上げたりしています。私の笑顔を皆さんにお届けしています!(笑)

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

――皆さんは普段ゲームはプレイされますか?

高坂:『ドラゴンクエスト』はやります。自分のキャラクターがどんどん強くなっていくのが楽しくて。

椎名:フェアリーってあんまり乱暴な言葉使わなそうなイメージだけど、戦っている時に汚い言葉とかでたりするの?

高坂:そんなにはでないですけど「回復遅いよ~(プンプン)」とかは言います。

椎名:一緒にやってみたいなぁ(笑)。

高坂:ぜひ。回復しますから♪

桑原:小学生の時が一番ゲームをしていました。その時やり込んだのが、『スーパーマリオサンシャイン』と『キングダム ハーツ』です。『キングダム ハーツ』は攻略本を片手にプレイしたんですが、道に迷って行先がわからなくなって2つ目のステージまでしかいかなかったです……。

椎名:それはある意味伝説だわ…。

桑原:なのでどんな世界がこの後広がっているのかな~と攻略本を読みながら思いを馳せていました。ボスは倒しているのに道がわからないんですよ。プレイはうまくないのかもしれない……。

高田:私は1人でコツコツプレイするゲームが好きですね。『牧場物語』とか『どうぶつの森』とか。アプリゲームも最近やり始めて、『実況パワフルプロ野球』でサクセスをしています。

椎名:高田さんのマイチームには“高田憂希”という名前がずらっと並んでいる気がするね(笑)。

高田:そんなことはないです! 自分の好きなキャラクターの名前とかも入れていますよ!

――皆さんが最近はまっていることや趣味を教えてください。

高坂:ドリンクの『ソルティライチ』に最近ハマっています。以前飲んだ時よりも美味しい気がするんですよ~。あの美味しさ、革命ですよね。

桑原:『魔法科高校の劣等生』の原作を読んだことがきっかけで、本を読む楽しさに気付きました。最近ではお茶を飲みながらベランダで読んでいます。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

高田:私はヒトカラです。机を移動させて、自分だけのステージを作って、目の前にお客さんがいると想像して歌っています。ロックな曲が好きなんです。アニメ『魔法科高校の劣等生』のオープニングとかも好きで……。それもいつか披露できたらな~。

椎名:え、この番組で!?

――将来的に、どのようなタイプの声優を目標にしていますか?

高田:歌って踊れる声優さんですね。人前で何かをするのに憧れているので、そういう機会があればうれしいです。具体的には水樹奈々さんのようなずっと愛される女性声優さんを目指して頑張りたいと思います!

桑原:声優としては、おばあちゃんになっても愛されることです。どれだけ年を重ねても、桑原さんを使いたいといってもらいたいです。いろいろなものを表現していける役者になりたいなと。

 芸人としては、今度参加予定のイベントで時間をいただいて何かやりたいなと。今監督に交渉中なんです。1人でもできるフリップ芸とかをやって、お客さんとコミュニケーションをとっていければなと。

椎名:それもう芸人じゃん!

高坂:心がけていることなのですが、いつまでも慢心せずに続けていきたいですね。作品には原作を作っている方、監督や作画さんがいて、それに自分がかかわらせていただき一緒に作っていくというスタンスで作品にかかわっていきたいです。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

――椎名さんから声優さんの皆さんに聞いてみたいことはありますか?

椎名:“ロストゼロ候補生”として『魔法科ロストゼロ』を知ってもらうのですが、その中で3人の持ち味を企画でも生かしていきたいと思っています。そこで、実現するかは置いておくとして、たとえば番組内で5分ほどの1コーナーを与えられるとしたらどんなことをやってみたいですか。

桑原:やったことないことにチャレンジをやってみたいです。一発ギャグとか……。2人を巻き込んで構わないのでしたらコントもしてみたいです。あと、イラストを出してもらって、それに声をあてて演じるみたいな。

高坂:僕は、見てくださっている方に触れ合う形で一緒に何かをやってみたいですね。どんな人が見てくれているのかを知りたいです。そして、いろいろな自分を知ってもらいたいです。

高田:私もお客さんと何かともにやれるようなことがしたいですね。Twitterを使って、お客さんと掛け合いをしたいです。あと、5分あるなら歌いたいです。

椎名:『魔法科ロストゼロ』のテーマソングを歌ってみなよ。歌詞作って。

高田:そういうのもアリですか!?

椎名:スタッフは自分で集めてきてね(笑)。

高田:1人でもいけますよ! そんな感じで、皆さんと楽しめるようなものにしていきたいです。

椎名:いやー、3人がしたいことを聞いたらめちゃめちゃわくわくしてきましたね。オープニングからなんの番組かわからないくらいのタイミングでショートコーナーをかませたいなぁ(笑)。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』

■これからも楽しみ方が増える『魔法科ロストゼロ』に期待!

――『魔法科ロストゼロ』で今後予定されていることがありましたら、お答えください。

椎名:ユーザーさんの中でもう少し違う遊びがしたいなと聞いていたので、これまで実施したイベントについても少し仕様を変えていきたいと思っています。戦略をはじめ、それぞれキャラクターの個性を生かせるような新イベントを投下していく予定です。

 コラボに関しても、『魔法科高校の劣等生』を違った側面から見せる上で非常にいい機会だと思っています。前回の放送でGREEの『デュラララ!! the Underside』とコラボさせていただくと発表しましたが、実は他にも数本仕込んでいます。準備でき次第ご紹介しますので、お楽しみに!

――それでは、新企画への意気込みをお聞かせください!

高坂:ゲームをやらせていただくお仕事に憧れがあったので、このゲームを一生懸命頑張って、盛り上げていきたいです。

高田:私もこうした企画は初めてなので、プレイヤーの皆さんとSNSや番組を通して楽しみたいです! それぞれのいろいろな魅力をお届けできるように頑張りますので、よろしくお願いします。

桑原:私たちはまだゲームに触れない状態で、番組内で初めてプレイをします。先輩プレイヤーの皆さんに支えてもらいつつ、一緒に成長していきたいですね。そして1人でも多くのユーザーさんが増えたらいいなと思います。誰でも楽しめるような番組にしていきたいです。

――最後に、椎名プロデューサーから『魔法科ロストゼロ』ファンへメッセージをお願いします。

椎名:新企画“ロストゼロ候補生”を通して、新しい波乱を作りながら『魔法科ロストゼロ』を盛り上げていきます。この番組だけでなく、1周年のイベントも含めて引き続き楽しんでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 また、“ロストゼロ候補生”をぜひご覧いただいて、この3人と一緒に『魔法科ロストゼロ』をプレイしていただきたいですね。プレイヤーの方々が、この子たちに「こうプレイするとうまくなるよ」と教えてあげられるような、そういう関係性を番組で築いていければなと。まさに学校の仲間のような関係ですよ。そういった形で楽しんでもらえればと思います。

『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』
▲個性的すぎる若手声優3名による新企画“ロストゼロ候補生”。一体どのような内容になるのか、今から非常に楽しみです!

(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
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