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2015年7月30日(木)

『聖剣のソードラビリンス』は超巨大な古代遺跡をめぐる骨太のダンジョン攻略譚!【電撃文庫新作紹介】

文:電撃オンライン

 間宮夏生先生が執筆する電撃文庫『聖剣のソードラビリンス』の紹介記事をお届けします。

『聖剣のソードラビリンス_書影』

物語の見どころ

消息を絶った父を探すため巨大なダンジョンへ
従者は超ワガママな女王さま1人――!?

 巨大なダンジョンでリアルに冒険したい!! そんな体験ができる物語をお探しの方、こちらの電撃文庫『聖剣のソードラビリンス』ならバッチリですよ♪ 舞台となるのは、大地に突き刺さる超巨大な古代遺跡≪聖剣グラム≫。この中は何層にも連なる広いダンジョンになっていて、さまざまな魔物が闊歩しているのだそう。

 その迷路に挑む若者が1人。17歳のアレクは若き“銀の鍛冶師”(シルバースミス)で、一瞬にして銀から武器やアクセサリーを作る特殊スキルを持っています。彼の相棒は、≪剣の女王≫を名乗る美貌のセレスティア。100年間も封印されていたこの美少女は、アレクに解放されたのが縁で冒険へ加わります。外見はうら若き乙女ですが、その正体は≪聖剣グラム≫のダンジョンマスター!! しかし、性格に難がありすぎて、お人好しのアレクを見下す発言ばかり。先が思いやられる匂いプンプンです!

 2人の目的は、10年前に最下層を目指して消息を絶ったアレクの父の行方を探すこと。アレクの父は皇帝直属の探索隊に選ばれるほどの人格者でしたが、ダンジョンの中で仲間を裏切って襲い掛かったという証言が……。真実はまさに迷宮の中なのです。

 セレスティアの浪費で軍資金が尽きそうになったり、迷宮に新たなダンジョンマスターが居座っていたり、モンスターと戦ったり、頼れる仲間と出会ったり。この世にダンジョンが存在したら、こんな冒険をしていただろうなと実感するほど臨場感あふれるシーンの連続に、思わずページをめくる手が早まります。旅館の料理もおいしそうでよだれが出ました……(もはや飯テロですよ、あれは)。若き鍛冶師とワガママな女王様と一緒に、未知の冒険の扉を開いてくださいね!

『聖剣のソードラビリンス_書影』

登場人物の見どころ

これは強気な美少女を描かせてもすごい間宮氏の罠か?
心の奥底に眠る読者のMっ気を刺激するセレスティア♪

 ここだけの話、作者の間宮氏ってMっ気があると思うのです……。でなければ、ワガママで浪費癖があって傲岸不遜で唯我独尊で毒舌の権化みたいなセレスティア様を愛らしく描けないと思うのです(力説)。……なんでこんなにカワイイのッ!?

 我らがセレスティア様は、銀の剣を飲み込んで力を発揮する≪剣の女王≫です。100年前はグラマラスな美女だったらしいのですが、封印されているうちに「胸が貧相になった!!」と本人が嘆くほどにロリ風味の美少女へ。今でも十分かわいいけれど、本人は全然気にいっていないみたい。

 女王と名乗るだけあって気位が高く、気に食わないことには“口撃”します。とにかく、言葉攻めがすごいんです。「お主の貧しい価値観なぞに我が合わせられるはずなかろうが」とか、容赦のない全否定……でも、憎めないから不思議。いつもツンツン全開なだけに、たまに褒められたりすると天にも昇る気分です。物語が進むにつれ、かわいい素顔や隠された過去が明らかになると、ますます惹かれてしまうはず。

 体は華奢で胸も小さいけど、態度はデカくて手におえない真の女王様――。あなたが仕えるのに十分なスペックを持った美少女がここにいます。本作をじっくり読んで、ご褒美にしてください♪

(C)間宮夏生/ KADOKAWA CORPORATION 2015
イラスト:小鳥遊啓

データ

▼『聖剣のソードラビリンス』
■著者:間宮夏生
■イラスト:小鳥遊啓
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:KADOKAWA
■発売日:2015年7月10日
■価格:590円+税
 
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