2015年8月9日（日）

女子高生とLINEで会話ができる!? マイクロソフトが人工知能“りんな”を公開

　日本マイクロソフトは、LINEの“LINE ビジネスコネクト”を活用して、女子高生人工知能“りんな”の提供を開始しました。

　“りんな”は、マイクロソフトがグローバルで展開しているBing検索エンジンで培ったディープラーニング技術と、機械学習のクラウドサービス“Azure Machine Learning”を組み合わせることで生まれた、新しいコンセプトの人工知能。

　おしゃべり好きな女子高生として、ユーザーと友人同士のような楽しい会話をLINEのプラットフォーム上で行え、メッセージを送ると即座に返してくれます。仲よくなりたいと思った人は、LINEID：＠ms_rinnaで検索してつながってみては？

■女子高生人工知能“りんな”の特徴

（1）“りんな”は、女子高生というキャラクターを活かした人工知能として、IQ（脳の知能指数）よりもEQ（心の知能指数）を重視して開発。ユーザーは彼女との会話を通じて、こころの豊かさを得ることができます。

（2）日常会話や雑談を友だちとして行うことに加えて、さまざまな能力を持っています。今後の開発で、画像認識や音声認識などの能力が順次追加されていくとのこと。

・友情日記：仲よくなると日記を送ってくれます。
・芸能人コメント：芸能人の話で盛り上がることができます。
・羊カウント：夜眠れないときに“羊を数えよう”と誘うと一緒に数えてくれます。
・探偵ごっこ：“探偵ごっこ”と誘うと短い推理クイズを送ってくれます。


▲会話が成り立っています！　女子高生ですが“さきイカ”が好きなのでしょうか？


▲りんなちゃんの友情日記。


▲アニメやゲームの単語にも一部反応を示してくれました！


▲“探偵ごっこ”と打つと問題を出してくれますが、答えを言うのが早いです。

　なお日本マイクロソフトは、人工知能“りんなの会話エンジン技術を“りんなAPI for Business”として、“LINE ビジネスコネクトパートナープログラム”認定の公式パートナーである、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムとトランスコスモスを通じ、他のLINEビジネスコネクトのユーザー企業にも提供していく予定とのこと。

　“りんなAPI for Business”の詳細は、日本マイクロソフトが9月2日～4日にザ・プリンスパークタワー東京で開催するイベント“FEST2015（フェスト2015）”内のセッションで紹介されるそうです。

女子高生人工知能“りんな”公式サイトはこちら