2015年8月20日（木）

伊達とダンテがまさかの邂逅!? 舞台“戦国BASARA vs Devil May Cry”ゲネプロ公演の模様をレポート

文：kbj

　本日8月20日～30日に、アイア2.5シアタートーキョーにて開催される舞台“戦国BASARA vs Devil May Cry”。本作の関係者向けゲネプロ公演、並びに舞台あいさつの模様をお届けする。

　本舞台は、カプコンのゲームタイトル『戦国BASARA』シリーズと『Devil May Cry』シリーズのキャラクターが出演するコラボ舞台。

　『戦国BASARA』側キャストには、伊達政宗役に山口大地さん、真田幸村役に松村龍之介、前田慶次役に伊阪達也さんなど、過去の舞台に参加したメンバーが出演。一方の『Devil May Cry』側キャストはダンテ役に鈴木拡樹さん、ダンテの兄・バージル役に南羽翔平さん、オリジナルキャラ・黒騎士役に吉田友一さんといった面々が出演する。


▲左から小林裕幸さん、宇治川まさなりさん、吉田友一さん、階戸瑠李さん、柴小聖さん、南羽翔平さん、鈴木拡樹さん、山口大地さん、松村龍之介さん、伊阪達也さん、桜田航成さん、小谷嘉一さん、谷口賢志さん。

　公演に先駆けて行われたキャスト陣によるあいさつでは、ダンテ役の鈴木拡樹さんが、「この夏をささげてきました！」と舞台にかける意気込みを披露。また、『戦国BASARA』は10周年、『デビルメイクライ』は来年で15周年を迎えるということで、節目に行われる舞台に出演できる喜びを口にした。

　伊達政宗役の山口大地さんは、過去に行われた舞台“戦国BASARA”にも出演している。しかし、本舞台はここでしか見られない物語になっていることを説明し、「ぜひお越しいただき、歴史を見届けてください」とメッセージを送った。

　また、レディ役の柴小聖さんとトリッシュ役の階戸瑠李さんは、「男性陣に混じり紅ニ点、戦っているのでそこも見どころです」と自分たちをアピールしていた。

　小林プロデューサーは、6、7月に『デビルメイクライ 4 スペシャルエディション』と『戦国BASARA4 皇』が発売されることもあり、何か特別なことをやりたいと舞台を計画したことを明かした。難解なことばかりだったようだが、スタッフの力により、完成までこぎつけたという。

　また同氏は物語の設定について説明。『デビルメイクライ』のキャラは見た目は『4』準拠だが、設定的には『3』と『1』の間のパラレルワールドとなっているようだ。「ゲームとつじつまがあわないところもありますが、ゲームファン、舞台ファンに楽しんでもらえるものになっていると思います」と付け加えた。

　以下で舞台の冒頭部分について、写真を交えつつお届けする。なお、新鮮な気持ちで観覧したいという人は注意してほしい。

冒頭のフォトレポート

　悪魔退治専門の便利屋“デビルメイクライ”に、“シックス”と名乗るものからの間違い電話があった。その間違い電話に続いて、レディが店内に駆け込んでくる。彼女はダンテに、異世界に連れていかれる謎の遺跡“戦国遺跡”を調べてほしいと仕事の依頼をしてくる。

　何か裏がありそうだと感じたダンテとトリッシュだったが、仕事がなかったため、「一泊2日の観光に行くとするか」と、気楽にでかけることになった。

　場面が変わり、政宗と幸村のバトルがスタート。バトルの中で政宗は幸村から、織田軍に浅井長政と毛利元就が加わったことを聞く。

　長政と元就は、明智光秀とともに農民を虐殺していく。光秀はともかく、長政と元就の豹変ぶりに、横から見ていた前田慶次は驚きを隠せずにいた。

　光秀のあとをつける慶次の前に現れたのは、黒き鎧をまとった謎の武将。慶次は彼が手にしていた大きな大砲を、雑賀孫市の大筒と勘違いしてきりかかるが、「人間にしてはやる」とあしらわれてしまう。

　2人の間に割って入ってきたのは、バージル。しかし、彼も謎の武将にはかなわず、背を見せて逃げ出すことに。

　独眼竜王を目指す政宗の耳に入ってきたのは、“ダテ”を名乗る偽物が現れたという情報。眼帯もせず、銀髪というおかしなルックスにもかかわらず、ダテと名乗る武将に興味をひかれた政宗は、偽物が現れた場所に急ぐのであった。

　そこにいたのは、レディやトリッシュとはぐれたダンテ。そんなダンテに戦いを挑む政宗であったが、デビルハンターには歯が立たない。

　第六天魔王・織田信長を倒すまで、負けるわけにいかないと、六爪流になろうとする政宗をダンテが制止する。政宗の心意気を気に入ったようだ。そこに織田軍が出現。いつもとは違い、悪魔のような動きをする兵士を前に驚く政宗に対して、ダンテは自分の名前を告げると去ってしまうのであった。

　ここから、物語はどのような結末を迎えるのか……。

■舞台“戦国BASARA vs Devil May Cry”概要
【日程】2015年8月20日～30日
【会場】アイア2.5シアタートーキョー（東京都渋谷区神南2-1-1 国立代々木競技場渋谷プラザ）
【席種】全席指定 7,500円（税込）
※3歳以上有料。

【スタッフ】（敬称略）
　構成・演出：宇治川まさなり
　原作：CAPCOM（『戦国BASARA』シリーズ、『Devil May Cry』シリーズ）
　企画・原作監修：小林裕幸（CAPCOM）、山本真（CAPCOM）
　シナリオ協力：松野出、伊津野英昭（CAPCOM）
　プロデューサー：都田和志（エースクルー・エンタテインメント）、山浦哲也（エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ）

【キャスト】（敬称略）
　ダンテ：鈴木拡樹
　伊達政宗：山口大地
　バージル：南羽翔平
　真田幸村：松村龍之介
　前田慶次：伊阪達也
　浅井長政：桜田航成
　毛利元就：小谷嘉一
　レディ：柴小聖
　トリッシュ：階戸瑠李
　明智光秀：谷口賢志
　黒騎士：吉田友一

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