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2015年8月21日(金)

『Forza 6』のウェットコースはシリーズ最高難度! シリーズ500時間超えプレイヤーが語る雨の恐怖

文:megane

 9月17日に日本国内でも発売を迎えるXbox One用ソフト『Forza Motorsport 6(Forza 6)』。本作のgamescomバージョンを触る機会を得られたので、そのレビューをお届けする。

『Forza Motorsport 6』

 『Forza 6』は、アメリカの開発会社・Turn10が制作を担当するレースゲーム。2005年に初代Xboxにて1作目が発売され、そこからきっちりと2年周期で新作が登場し続けている。『Forza』シリーズの特徴を一言で言うと、“ガチ”なレースゲーム。ここで言うガチとは、難しいレースゲームというわけでなく、リアルのレースに対して真剣に近づけようとしている姿勢にある。

 そんな本作から導入された要素の1つが、雨が降りしきる中のレースとなる“ウェットコース”だ。このウェットコースを表現するにあたって、開発チームは収録コースを正確に測定したり、過去のレース映像を見たりすることで、すべての水たまりを完全に再現しているという。もちろん、これはリアルに存在するコースの場合である。

『Forza Motorsport 6』
▲Xbox Oneのパワーを利用して、ウェット路面をシミュレートすることが可能になった。

 このウェット要素の収録には、インディカードライバーのジョセフ・ニューガーデン氏の協力があるという。その様子は以下の動画で見ることができる。

コースがウェットになると路面は最凶の敵へと変化する

 それではさっそく『Forza 6』のウェットコースの模様についてお伝えする。なお、時間の関係で1コースしかプレイできなかったのと、gamescomバージョンであって製品版ではないことをご了承いただきたい。

『Forza Motorsport 6』

 レースカー“2014 Volvo #1 Volvo Polestar Racing S60 STCC”に乗り込み、イギリスに実際にあるサーキットをウェットコンディションで走る。後輪駆動、420馬力というスペックで走るウェットコースは、ドライコンディションでのレースの常識など何一つ通用しない世界だった。それはタイムが計測され始めた直後に現れた。

 スタート直後の1コーナーをクリアした直後、私が運転するS60は激しくスピンした。この1コーナー“パドック・ヒル・ベント”は下り坂で、2コーナーに向けて上り坂になっているのだが、そこに大きな水たまりができていた。スピンの原因はその水たまりに片輪が乗ってしまったからだった。

『Forza Motorsport 6』
▲フロントガラスやサイドガラスを流れる雨、フロントガラスのワイパー。この表現は一見の価値あり。

 本来であればレコードラインとして通るべきルートだった。しかし、ウェットコンディションにおいては、そのレコードラインが牙を剥いて襲いかかってくる。というのも、レコードラインは理想のルートとして多くの車が通るため、逆に轍となって水がたまりやすくなるのである。

 とにかく水たまりがヤバい。水たまりに入らなくてはいけない場合は、水たまりに対してまっすぐ入り、ハンドルを切らず、アクセルもおさえる。さもなければ一瞬でスピンしてしまうことだろう。

 リワインドをして水たまりに入る前の状況に戻り、コースを進んでいくと普段なら通りたくなる場所に水たまりができている。水たまりに入らなくても、路面が濡れていて滑りやすくなっているのでドライビングに気が抜けない。レコードラインは信用できない。まさしくドライコンディションとは異なる戦い方が必要となる。

『Forza Motorsport 6』
▲真っ赤になったレコードライン上に水たまりが広がっているのがわかるだろうか。

 日本国内で本作のプロダクトマネージャーを務める南雲氏によると、水たまりの位置は固定となり、レース状況によって変化はしないので、何よりもまず水たまりの位置を覚えるのが大事とのこと。なお、四輪駆動で286馬力の“Audi TTSクーペ”をドライブした場合では、トラクションを四輪にかけていられることから、S60の時よりもシビアではないようだった。

『Forza Motorsport 6』
▲他車の存在も大きな脅威。他車の予測もつかないスピンが自分の行く手を阻む!

 『Forza 6』のウェットコースにおいては、車の特性がドライコンディションのコースよりも難易度に響くだろう。また、選べるタイヤの種類としてウェットタイヤがあるのかどうか……今回のバージョンはイベント用のデモバージョンということで、細かいセッティングまでを見ることはできなかった。

 なお、このウェットコースはほぼすべてのコースで用意される予定とのこと。また、ウェットコースかつナイトコースというシチュエーションはなく、すべて日中になる。

 ちなみに『Forza 6』の収録コースについて「日本のコースは今回も入らないのでしょうか?」という質問を南雲氏に投げかけたところ、現時点では予定されていないとのこと。しかし、コミュニティサイト“forzamotorsports.net”には、新たなコースを望むスレッドが用意されている。

 このスレッドでの声をTurn10は見ているとのことなので、『Forza』に日本コースの復活を期待する人は、英語ではあるが書き込んでみるのもいいかもしれない。すでにいくつか日本コースへの要望もあるようだ。

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