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2015年8月31日(月)

『ザクセスヘブン』声優対談第3弾。原優子さんが2度驚いた古島清孝さんの演技とは?

文:イトヤン

 バンダイナムコオンラインとセガゲームスが贈るiOS/Android用アニメーションRPG『ザクセスヘブン』。配信中の本作で大空(おおぞら)ショウの声を演じている古島清孝さんと、水無月(みなづき)アンナの声を演じている原優子さんの対談をお届けする。

『ザクセスヘブン』
▲古島清孝さん(左)と原優子さん(右)。

 『ザクセスヘブン』は両社が共同で制作し、展開していくマルチメディアプロジェクト。配信が始まったばかりのスマートフォン向けのアニメーションRPG『ザクセスヘブン』をはじめ、PC用ブラウザゲームやコミック、小説、グッズなど、さまざまなメディアミックス展開が行われる。

 なお、『ザクセスヘブン』に収録されているアニメのクオリティは、以下の動画から確認できるまだ見ていない人はぜひチェックしてもらいたい。

 そんな本作では、5つの学園が物語の舞台となっている。今回の対談では、蒼の学園“蒼鋼(そうこう)工業高校”のメインストーリーで主人公となる大空ショウ役の古島清孝さんと、ヒロインとなる水無月アンナ役の原優子さんのお2人が登場。ゲームやキャラクターについて、自由に語っていただいた。

『ザクセスヘブン』
『ザクセスヘブン』
▲これまであまりゲームを遊んだことがなかったという原さん。無事本作を楽しむことはできたのだろうか?

 なお、大空ショウや水無月アンナをはじめ、蒼鋼工業高校に属するキャラクターの紹介記事を掲載中。他にどんなメンバーが登場するか気になる人は、記事をご一読いただきたい。

大空ショウは“いたって普通”のはずが……実はかなり強かった!

――まずは、ご自身が演じているキャラクターについての印象を聞かせてください。

古島さん:初めてキャラクターのイラストを見た時、「なんで髪が伸びるのかな?」と思いました。能力が関係するというお話を聞いて、「どんな能力なんだろう?」と思ったことを覚えています。

『ザクセスヘブン』
▲蒼鋼工業高校の2年生で、心身を鍛えるため応援団に所属している。優しくて争いごとはきらいだが、困っている人や誰かが傷つくことを見過ごせない。

 設定には“ケンカの仲裁に入ってはなぐられて帰ってくる”と書かれていたので、頼りないヤツなのかな、と思っていたんですけど、アニメのショウは芯がしっかりしている、強い男の子として描かれていましたね。

『ザクセスヘブン』
『ザクセスヘブン』
▲髪が伸びるだけでなく、鎧を身にまとうことも! 秘められた能力が覚醒したショウは、敵だけでなく、自らが持つ暴力への衝動とも戦うことになるという。

――続いて原さんから見た、水無月アンナの印象は?

『ザクセスヘブン』
▲チアリーディング同好会に所属しているアンナ。ポニーテールが印象的な、活発な性格の元気娘で、対象となる相手の治癒力を増幅させるザクセス能力を持っている。

古島さん:そういえば、アンナの声って(※対談収録時)聞いたことないんだよね(笑)。

原さん:アニメパートだとアンナはすでに誘拐されて、氷漬けにされた状態で登場しますから。

 音響監督さんからは「いわゆる王道ヒロインでお願いします」と言われました。でも私は、そういう普通の女の子をあまり演じたことがなかったので、ちょっと新鮮な感じでしたね。

――アンナと原さんご自身とで、似ているなと思う部分はありますか?

古島さん:あっ! その髪型!?

原さん:髪型はこの取材に合わせて、アンナに寄せてきました(笑)。どちらかというと一本気なところは、自分に近いですね。

『ザクセスヘブン』
『ザクセスヘブン』

――ショウと古島さんご自身とで、似ていると思う部分は?

古島さん:資料には“いたって普通の男の子です”と書いてあったので、“それなら親近感がわくなぁ”なんて思いながら収録にいくと、アニメではすごく強かったんですよ。

原さん:アニメだと日常パートがなくて、ほぼ戦闘シーンでしたからね。

古島さん:「オレに力を使わせるな!」とは言うものの、変身しちゃうし、実は強い。テストの時に「勉強きらいなんだよね」なんて言いつつ、イイ点を取っちゃう子みたいな感じですよね(笑)。

――キャラクターを演じていて特に印象に残っている点や、注目してほしいポイントは?

古島さん:収録中にはとにかくずっと「アンナ!」って叫んでいました。あんなに1人の女の子の名前を叫び続けたのは、人生で初めてですね。

原さん:私もショウの名前を呼んだり、ショウを応援したりするセリフがほとんどだったので、なんだか2人でラブラブしているな、という印象ですね(笑)。

古島さん:ショウの能力が覚醒すると、“言葉にならない咆哮(ほうこう)”みたいなお芝居も多かったんです。共演者の友人から「ノドが弱いのに大丈夫?」って言われたりもして、「弱くないわっ!!」って思いながら演じてました(笑)。

原さん:でも、すごくカッコよかったんですよ。「うわあああああああああ!」って叫ぶところ。古島さんが「テストの時はちょっと抑えてもいいですか?」って言ってたので、本番はどうなるんだろう? と思っていたら、本っ当にスゴかったです。

古島さん:テストで全力を出し切ってしまって、本番で声が出なくなってしまうと逆にご迷惑をかけてしまうので……。それくらい叫びっぱなしのシーンだったんですよ(笑)。

――原さんが古島さんのお芝居に立ち会われていたということは、お2人で一緒に収録されたんですか?

古島さん:ゲームパートの収録は個別だったんですけど、アニメパートの収録はTVアニメみたいに、キャスト全員が1つのスタジオに集まって収録しているんです。

原さん:なので、ゲームパートの収録を1人で演じるのは、ちょっとさびしかったですね。

“復讐劇”をテーマにした物語は、青年誌的で重厚な雰囲気に

――お互いのキャラクターに対する印象は?

古島さん:“アンナ、しゃべらないなぁ”っていうのが最初の印象ですよね(笑)。“オレのヒロインはどこにいるんだ!”って。

原さん:氷の中にいますから(笑)。ショウの最初の印象は……“暗いなぁ”って思いました。

古島さん:ショウは初登場の時点で、敵に拘束されて叫んでいるっていう悲惨な状態だったので。

原さん:そもそも蒼の学園のアニメって、明るい場面があんまりないんですよね……。

古島さん:それは、蒼の物語全体に流れているテーマのひとつが“復讐劇”だからかな。なので、雰囲気がちょっと暗いんですよ。

原さん:御剣カイエン役の諏訪部順一さんが、“青年誌”って言ってましたね。漫画雑誌で例えると。

――この取材の前に、ゲームを実際に遊んでもらいましたが、いかがでした?

原さん:絵がすごくキレイ!

古島さん:それは僕も感じましたね。僕が持ってるスマホでも、“本当にこんなにキレイに表示されるのかな?”って思ったぐらいですよ。

原さん:私は最近になって、スマホでいろんなゲームを遊び始めたんですけど、画面をタップするだけでどんどんと戦っていけるるのがイイですよね。これなら私でもずっと遊び続けられるって思いました。

古島さん:サクサクとテンポよく進んでいけるのが、爽快でした。もっとやりこんでいくと、敵もどんどんと強くなって、難しくなっていくのかもしれないですけど。

原さん:私はゲームをぜんぜんやったことがなかったんです。でも、こうしてゲームのお仕事をやらせてもらうようになったので、最近になって初めてゲームを遊び始めました。

 スマホのゲームって、1つ遊んでそれに慣れると、他のゲームもなんとなく分かるようになるんですよね。さっきも『ザクセスヘブン』の説明を教えてもらいながら、「これならわかる!」と、すこしうれしくなりました。

――古島さんは普段、アプリのゲームを遊ぶことは?

古島さん:もちろんありますけど、いろんなものに手を出すというよりは、1つのゲームをじっくりと長く遊び続けるタイプですね。

『ザクセスヘブン』

ゲーム初心者の原優子さんが、実況プレイにチャレンジ!?

――『ザクセスヘブン』にはいろいろなポイントがありますが、ご自身が特に、ここが目玉だと思うところを教えてください。

古島さん:やっぱり150人以上もいるキャラクターでしょうね。しかも全員に、それぞれが主役となるストーリーが用意されていると聞いて。

 それで気になるのは、各学園の主人公ではない脇にいるキャラクターを、ゲームの中でどこまでメインとして活用できるのかなって。そこは楽しみですよね。

原さん:プロローグのムービーで、國立幸さんがナレーションで「ザクセスを持つ若者たちを戦わせて、勝ち残った者を“神の器”にする」って言ってますよね。その設定がすごくおもしろいなと思ったんです。

 この設定があるから、ただ単にキャラクターを育てて戦うっていうだけのゲームじゃないんだって思ったので、今後ゲームにどう関わってくるのか、すごく気になりますね。

古島さん:蒼、紅、緑って、各学園でそれぞれのストーリーが進んでいるじゃないですか。それが将来、どんなふうに交わってくるのかなっていうのが、とても楽しみですね。

『ザクセスヘブン』

――『ザクセスヘブン』で今後やってみたい企画、またはやってほしい企画は?

原さん:さっきゲームを遊ばせてもらいながら“これはゲーム実況ができる”って思ってました。

古島さん:実況するの? ゲームをやりながら!?

原さん:私はまだゲームを遊び始めたばっかりなので、実況の生放送を見ている人に、コメントでゲームの遊び方を教えてもらうっていう企画がいいですね。

 このあいだ、リアルにそれをやってたんですよ。友達に横でいろいろ教えてもらいながらゲームを遊んでいて、「なんでそこでそうやるかなぁ」とかいろいろ言われたんですけど、でもすごく楽しかったんです。

――古島さんがやってほしい企画は?

古島さん:ガシャを引くとスーパーレアとかのカードが出るじゃないですか。スマホのゲームを遊んでいて、あのカードの実物が欲しいなって、いつも思うんですよ。

 なにしろ僕は、ビックリマンシール世代なので(笑)。だから、カードゲームやトレカになるとうれしいですね。あとはやっぱり、TVアニメ化してほしいかな。

原さん:その時は、ぜひ蒼の学園メインでお願いします(笑)。

――では最後に、電撃オンラインを見ている皆さんに、メッセージをお願いします。

古島さん:僕もプレイヤーとして皆さんに「もしや!?」と思わせるようなユーザー名でゲームに参加していると思いますので、ぜひ見つけてみてください。ゲーム内で何か交流ができればと思いますので、一緒に楽しみましょう!

原さん:私もこの『ザクセスヘブン』を、皆さんと一緒に楽しめたらいいなと思っています。私はまだゲームを遊び始めたばかりなので、もしなにかわからないことがあったら、皆さんから教えてもらえると嬉しいです!

『ザクセスヘブン』

――どうもありがとうございました。

→“緑の学園”前野智昭さん&志田友美さんの対談はこちらから

→“紅の学園”阿部敦さん&鳥部万里子さんの対談はこちらから

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