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2015年9月4日(金)

『LoV3』公式全国大会“OVER the LORD”で優勝した“poyboys ☆組”の4人への独占インタビュー!

文:電撃ARCADE編集部

 スクウェア・エニックスが贈るオンラインマルチ対戦型トレーディングカードゲーム『ロード オブ ヴァーミリオンIII(以下、LoV3)』。

 電撃ARCADEゲーム編集部がお届けするコラム記事第72回では、8月22日(土)に行われた公式全国大会“OVER the LORD~第7章 顯現せし次元の大聖~”の優勝チーム“poyboys ☆組”の面々、“飛鳥☆”さん、“おもち”さん、“ダメダメ”さん、“馬龍☆”さんに、興奮冷めやらぬうちに大会を振り返ってもらった。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲スクリーンの左から飛鳥☆、馬龍☆、ダメダメ、おもち(敬称略)

“poyboys”ってそもそも何!?

――決勝に勝ち進んだ2チームの名前についていた“poyboys”。だいぶ『LoV』界にインパクトを与えたと思うのですが、この名前についてお聞かせください。

飛鳥☆:端的に言うと、僕たちの所属しているギルドの名前ですね。

馬龍☆:仲のよかったメンバーで新しくギルドを作ろうってことで、まずよく川崎でプレイしている“ム   タ”や“ゆと@25”とかがギルドを作ったんですよ。

おもち:自分やダメダメが所属していたギルドがちょうど解散して、いい機会だなって参加しました。

飛鳥☆:それで、名前どうする? ってなったときに、ちょうどホットなネタとして『League of Legends (LoL)』の超有名プレイヤーの“Voyboy”が自分に似ている、という話があったんです。で、そこから名前をもじって“poyboys”にしようって誕生したギルド名ですね。メチャクチャ有名な方なので、気になる方は調べてみてください(笑)。

――よく飛鳥☆さんはそのギルド名にOK出しましたね(笑)。

飛鳥☆:いや、ホントなんでOK出したんだろ(笑)。

――では、大会のチーム名はどうやって決めたのでしょうか?

馬龍☆:ぶっちゃけ、チーム名の意見が何もなくて(笑)。

ダメダメ:困っていたところに、飛鳥☆さんが“仁義なき青井”さんと似たようなチーム名をつけて、ギルドとして出てるよーってのを主張しようって言い出して。結果、このわかりやすい名前にしようってなりました。

飛鳥☆:向こうも何も決まってなくてね。“~組”にしようかってのは“D.C.”さんと話して決めたんです。まあ、でも名前云々より前に仁義なき青井さんたちとは「決勝で当たれたらいいね」と話していたんですよ。

ダメダメ:昨年度の大会から“勝ちたがり”(※1)と“DATZ”(※2)で、同じことは話していたんですけれどね。去年はどっちも途中でこけてしまったんです。という悔しい想いをしたこともあって、決勝で“poyboys”同士で当たれたらかっこいいよね、って感じで自然と示し合わせたチーム名になりました。

――なるほど。今年は両チーム決勝まで勝ち上がることができて、しっかりと念願が叶ったということですね!

※1 昨年度“OtL”神奈川1エリア代表チーム。おもち、ダメダメ、YOMI、Zingaの4名。
※2 昨年度“OtL”東京4エリア代表チーム。飛鳥☆、仁義なき青井、たつを、D.C.の4名。

勝利のカギとなった“海皇”は意外な決まり方!

――それでは、この4人で組むことになったきっかけを教えてください。

おもち:飛鳥☆さんに誘われたからですね(笑)。

ダメダメ:同じく(笑)。

飛鳥☆:そうですね。基本的には自分が誘った感じです。いつも同じホームの“イミグランデ溝の口”でプレイしているおもちとは一緒に出たいとは話していたんです。で、ダメダメを誘ったのは“ヴァミフェス2”で逆サイドになったこの2人のタワーが鬼のように強くて、こいつらがいたら安心だなって思って。

おもち:言ってましたね(笑)。

飛鳥☆:方向性としてみんなが気兼ねなく意見を言えるようなチームにしたいと話していました。そしたら、最後はみんなと仲のいい馬龍☆しかいないだろうと。

ダメダメ:やはり、遠慮して言いたいことも言えないと、そのうち何も言えなくなっちゃうかなと。

――次に、それぞれのデッキはどうやって決めたのでしょうか?

ダメダメ:まず、決勝大会では自分とおもちのタワーにしようってのはすぐ確定して。この理由は、“魔海侯フォルネウス”と“コノハナサクヤ”のデッキが環境的にかなり強いから、チームに欲しいとなったためです。タワーで“キマ”が被ってしまうため、このデッキを使う飛鳥☆さんとおもちを分けなくてはならない。さらに、海種と馬龍☆さんの使う闇ノ者が組んでもタワーは安定しないですから必然とそうなりました。

おもち:自分は、使い慣れていて破壊力もある海種を使うってところまではすんなり決まっていました。デッキに関してはかなり迷っていましたが。

ダメダメ:で、俺は海種を隣に引いて安定するデッキにしようと思いました。「隣を完成させやすいディフェンダーってなんだろ?」ってなったときにまず“ブラフマー”はすんなりと決まりました。次に主力として集団戦に強い“オメガ”。となると残りの1枚の主力は、「マジシャンはおもちで足りているからアタッカーだな」となりました。「じゃあ、アルカナストーンの防衛とかに役に立つセイバーだな」ということであのデッキになりました。

おもち:自分は最終的に海皇にしたんですが、これはオメガが流行りはじめていたためですね。オメガ相手にタワーの上で戦ってはいけないから、遠距離から高火力で攻撃できる海皇に決めました。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』 『ロード オブ ヴァーミリオン III』 『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲ムー、ポセイドン、ダゴンが主力の海皇デッキ。おもちさんは2大会連続でこのデッキで出場!

飛鳥☆:海皇に決めたのはホント向こう見ずだったよね(笑)。チームのLINEを見直してたら、おもちが最終的に海皇に決めたのって、デッキ登録締め切りの30分前なんですよ(笑)。「やっぱり、海皇にします!」って。俺らはどっちがいいかなんてわからないから、おもちに委ねるしかなくて。

ダメダメ:おもち、前日は「ナグルファルどうすか!? ナグルファル熱くないですかね!?」ってさんざん言ってたんですけれどね(笑)。

おもち:ナグルファル、試してみたら完成が遅くて……。大会は完成系が強いデッキが多いかなって予想してました。それなら並べられて完成が早い。しかも戦闘も強い海皇にしようと。

馬龍☆:でもデッキに関しては、そこまでガッツリ相談したわけではなかったよね。流れで決まっていく感じで。俺ははじめから闇ノ者って決まっていたせいかもしれないけれど。

飛鳥☆:馬龍☆に関しては、“ウォドノス”を抜いて“ミリア”にしたくらいだよね。闇ノ者の完成の早さを生かしたいなと。

――闇の者は10コスト5枚かウォドノスを入れるかで分かれましたね。

馬龍☆:“poyboys”はみんな10コスト5枚って感じでしたね。早さ大事だろって。

飛鳥☆:で、自分に関しては、魔海侯フォルネウスとコノハナサクヤの相方最後の1枚は、風間仁やバアルが多かったんですが、レッドクィーンカークスがいたらいやだなということで対策になる伏姫にしました。これも全然使っていなかったので、ほぼ見切り発車でしたけどね(笑)。

――チームだからわかるメンバーのクセとかってありますか?

ダメダメ:クセといっていいのかわからないんですけれども、おもちがパワーライズを打ちそうなタイミングがわかるようになりました(笑)。急にマジシャンを全員シュータースタイルにしだしたから「ちょっと待て! お前がここでパワーライズを打つのは早いだろ!」って感じで俺がクイックドライブを打った試合がありました(笑)。

おもち:あったね(笑)。

ダメダメ:あとで聞いたら、「いやー、あそこでクイックドライブ使ってくれなかったら1秒後に俺はパワーライズ使ってたわ」って。

飛鳥☆:悪いとかではないんですが、おもちはパワーライズLv.2で使いたがるんですよね。でも、それはわかっていたから「今回はしっかり作って、後半にLv.3を使えば勝てるから!」って口を酸っぱくしてあらかじめ言ってました。

おもち:あと、「ムーは絶対にタワーを攻めるな!」とも言われてました(笑)。

飛鳥☆:馬龍☆は本来、闇ノ者の強い立ち回りであるゲーデスタートがなぜかうまくいかないことが多い。でも、逆に難しい立ち回りのはずの黄泉神スタートがすごい安定してたので、決勝大会は全部これで行きましたね。

ダメダメ:なんだかんだ、隣がどうしたいんだろうなって動きくらいはわかるようになりました。

大会の感想

――16チーム中、大会で1番注目していたチームはどこでしょうか?

馬龍☆:やっぱり“poyboys 城組”ですかね。

飛鳥☆:決勝で当たりたかったので、トーナメントの逆サイドを引きたい、と思っていましたからね。

おもち:あとは“ゴールデンチェリーズ”とか。というより、“レッドクィーンカークス”のいるチームですね。

ダメダメ:パンフレットを見て、うわ!ってなったのは、“蛭湖”さんのいる“七隈のペットと化した緑ハゲ君UC”ですね。“トンベリ”がかなり大会で強いですから。

飛鳥☆:本当に当たりたくないなぁってなったのはトンベリだよね。

――今大会でとくに意識していたことはありますか?

おもち:もう、ただただ“ムー”が死滅しないことですね(笑)。

馬龍☆:こっちはタワーを安定させることかな。

ダメダメ:どれだけおもちを引き立てることができるか、ですね(笑)。

飛鳥☆:あとは、どうしても真ん中タワーを取ったチームが有利に戦えると思っていたので、2試合目に真ん中タワーを先にとられてしまったとき、かなりイヤだったんです。けれど、その試合で左右にわかれても全然戦えることがわかったので、3試合目からは真ん中に固執しない、ってことをみんなでかなり意識しました。

――では、今大会で一番ヤバい! と思ったことはなんでしょうか?

飛鳥☆:2回戦のゴールデンチェリーズとの試合ですね。

馬龍☆:“れーな”さんのレッドクィーンカークスに、うまくリターンゲートを打たせられたと思ったんですけれど、そのおかげで逆サイドのおもちとダメダメがかなり危ない状況になってしまったんです。

おもち:で、自分たちは下がろうとしたんですけれども、自分が死にかけてしまったとき、ダメダメがクイックドライブを使用して、オメガが捨て身でフォローしてくれたため、なんとか主力を1枚も落とさずに逃げ切ることができました。そのおかげで、最後にパワーライズを使って勝てた、という試合です。

ダメダメ:正直、おもちを捨てようかな、とも思ったんですよね(笑)。でも、俺のオメガとおもち、どっちが残っていたほうがいいかってなったとき、そりゃおもちでしょって(笑)。

おもち:その判断を瞬時にしてくれてホント助かった。

飛鳥☆:クイックドライブを使ったオメガを捨てるって普通できないよね。そのあともしっかりセイバーで仕事してくれたし。ホントダメダメに感謝の試合でした。

馬龍☆:ヤバいと思ったし、なにより僕らのなかでもっとも印象に残っている試合にもなりました。

――では、優勝称号の色はどうやって決めましたか?

ダメダメ:自然に決まりました! 嘘、ごめん馬龍☆さん!

馬龍☆:いや、みんながんばってくれたから全然いいよ(笑)。

おもち:“碧双大聖”は海種の青色だったし、『Twin Lance』のロゴを気に入っていたこともあり、一番に選ばせてもらいました。

飛鳥☆:“紫迅大聖”も自分がすぐ選ばせてもらえました。

ダメダメ:“紅零大聖”は初代『LoV』ということで『LoV』のロゴ入りでカッコイイな、ということで馬龍☆さんも欲しがっていたんですけれど、ゴリ押しさせてもらいました。

馬龍☆:“黄鎖大聖”もかっこいいから別にいいんだけどね(笑)。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲優勝称号の紅零大聖、紫迅大聖、碧双大聖、黄鎖大聖。その中央には3.0から3.3までのバージョンのロゴが入っている。

大会を振り返って

――ズバリ、勝因はなんだと思いますか?

飛鳥☆:正直、デッキですね(笑)。

ダメダメ:俺と飛鳥☆さんと馬龍☆さんのデッキって、決勝大会でよく見たと思うんです。

馬龍☆:うん。なにより海皇が偉大でしたね。

ダメダメ:ぶっちゃけ、パンフレットを見たとき、「俺らやらかしたんじゃねーの!?」って思ってたんですよね(笑)。

おもち:思ったねー(笑)。海皇どこかしらのチームはいるだろー、と考えていてたのにどこもいなくて。

飛鳥☆:オメガにきっちり波動砲打たれたらHP半分になっちゃうから厳しいかなとは考えていたんです。で、決勝大会は、オメガとレッドクィーンカークスがたくさんいたから怖いなー、と思っていました。

ダメダメ:実際は、波動砲の範囲に入ることがあまりなかったですね。

馬龍☆:登録期間が短いなかで、おもちが海皇を選べたのは大きかったと思う。

飛鳥☆:あとは、おもちが無理できる範囲を知っていたのも大きかったね。パワーライズがあればレッドクィーンカークスとぶつかっても勝てる、とかアリスダークアリス伏姫とぶつかり合っても勝てるとか。

『ロード オブ ヴァーミリオン III』
▲優勝が決まった瞬間ハイタッチをするダメダメ、おもち両名。いつも冷静なダメダメがめずらしかったとチームメイトは語る。

――では、一番頼もしかったと思えるメンバーは?

ダメダメ:俺はおもちですね。というより、自分たちのチームは逆サイドのタワーメイトと合流するっていうのをあまり戦略に入れていなかったので、必然的にみんなとなりのメンバーになるかと。

一同:そうだね。

飛鳥☆:馬龍☆はきっちり決勝戦で波動砲を撃たれた自分をフォローしに来てくれたし、頼りになりましたね。

馬龍☆:立ち回りとしてもクイックドライブを持っている側が中盤までがんばって、終盤パワーライズを持っているメンバーががんばる、ってきっちり役割も分けられていたしね。

――大会でジンクスや願掛けってしていましたか?

飛鳥☆:1つだけ、1試合目が始まる前に、みんなに「落ち着いていこう」と声をかけたんです。それで、1回戦は勝てたからやらないで負けたらいやだな、ということで決勝まで毎試合やってました(笑)。

ダメダメ:俺はおもちを引き立てると決めていたので、「お前ならやれる!」と毎回言っていました(笑)。

――なるほど。チームの仲の良さ、そして絶対的な信頼感が優勝につながったわけですね。本日はありがとうございました!

『ロード オブ ヴァーミリオン III』

(C)2007-2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

データ

▼『ロード オブ ヴァーミリオン III』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:オンライン/カード対戦
■稼働日:2013年8月22日
■料金:1プレイ300円(税込)/コンティニュー200円(税込)
■備考1:初回プレイ時にはスターターパック(500円・税込)が必要。
■備考2:1プレイ終了後カード1枚排出
■備考3:店舗によりプレイ料金は異なる場合があります。
▼『ロード オブ ヴァーミリオン Re:3』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:オンライン/カード対戦
■稼働日:2015年予定

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