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2015年10月7日(水)

『Hearthstone』をプレイしてみよう。日本語版の配信前に基本情報を確認

文:喜一

 Blizzardが提供するiOS/Android/PC用無料オンラインTCG『Hearthstone(ハースストーン)』。その日本語版の配信が決定したのは以前お知らせしたとおりだ。

『Hearthstone(ハースストーン)』

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 本作は、ヒーローと呼ばれる固有のパワーを持つキャラクターを軸に遊ぶオンラインTCG。現在、9人のヒーローが存在しており、30枚のデッキを組んで対戦するのがオーソドックスな遊び方となっている。

 この記事では、日本語版の配信を前に本作がどんなゲームなのかを簡単に紹介したいと思う。

※情報は編集部調べ

日本語版が配信される前に遊びたい人へ

 日本語版の配信前に少し本作を遊んでおこうというプレイヤー諸氏も多くいると思う。まず、プレイ前にはBlizzardが運営するBATTLE.NETと呼ばれるメンバーズサイトへの登録が必要となるので、気をつけてほしい。

 無事登録が済んだら、次はサーバーの選択などを行う。現在選べるのはAmericas、Europe、Asia、Chinaの4つ。1つのサーバーに1つのデータといった具合に、サーバー間のデータ共有はできないので注意してほしい。

基本ルールは意外と簡単

 現時点(2015年10月6日)で日本語版は配信されていないので、英語版をベースに基本的なゲームルールを紹介する。特に昔カードゲームを遊んでいた人や今も遊んでいる人は簡単に理解できると思う。

 もちろん、カードゲームをプレイしたことがないという人もルールさえ覚えてしまえば、気持ちよくプレイできるので安心してほしい。

 ルールは簡単で、相手のライフ30点を先に0にしたほうが勝ち。先攻、後攻は自動で決められる。カードをプレイする際には1ターンに1ずつたまっていくマナを必要とするため、先攻のほうが一見有利に思えるのだが、後攻側には0マナでそのターンだけ使用マナを1増やせるカードがゲーム開始時に手札に加えられる。

『Hearthstone(ハースストーン)』

 ちなみに、最初の手札が気に入らなければ変えることもできる。

●カードの種類

 なんとなくターンでたまっていくマナを使用して、カードをプレイし、ゲームを進行していくという流れをつかんでもらえたと思う。

 次はゲーム中に使用するカードの種類について一部を紹介する。アップデートによっては新たな種類のカードが出てくるので、ここで紹介するのは2015年10月6日時点で登場しているものに限る。

 また、本作にはどのヒーローでも扱える共通のカードに加え、特定のヒーローしかデッキに組みこめないカードも存在する。そのカードがヒーローごとの色を出すのだ。

・Minion(ミニオン)カード

 一番代表的なカード。フィールドに召喚して、相手を攻撃したりプレイヤーを守ったりしてくれる。基本的に召喚したターンは攻撃できないが、Charge(速攻)を持つカードは出したターンにすぐ攻撃できる。この他にも、カードによっていろいろな特性を持つ。

・Spell(スペル)カード

 いわゆる呪文カード。相手のミニオンやヒーローにダメージを与えたり、自分のMinionを強化したりと使い勝手の幅が広い。これをうまく駆使することで、難局を乗り切ることもできる。逆に一気に相手を追い詰めることも可能だ。

・Weapon(ウエポン)カード

 ヒーロー自体に使用できる装備カード。装備したヒーローは、そのカードに応じた回数だけ攻撃ができる。

・Secret(シークレット)カード

 かなり特殊なカード。使用した際、相手に効果がわからないまま、場にセットされる。相手が自分を攻撃、もしくはミニオンを召喚などのタイミングで効果が発動する。Secretカードは、Mage、Paladin、Hunterのヒーローしか使用できない。

9人の中から自分好みのヒーローを選ぼう

 最初はMageを使うことになるが、Solo Adventures(ソロアドベンチャー)モードのプラクティス(ノーマル)で各クラスを倒せば、いろいろなヒーローが使えるようになる。

 使用するヒーローにはレベルが設けられ、10レベルまではレベルが上がるとヒーローに応じた基本カードが手に入る。まずは10レベルまで上げるのがオススメだ。

 また、各ヒーローにはマナを消費して使える固有のパワーがある。これらをうまく駆使することもプレイのうえでは重要になる。

Mage(メイジ)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Mageは、とても扱いやすいヒーローの1人。Mageの名の通り多種多様なスペルカードを使って相手を追い詰める戦法が得意だ。強力なカードを弱体化したり、相手のミニオンを行動不能にしたりと、敵のゲームプレイを妨げるのが得意。

 固有のヒーローパワーはFireblast。2マナを使用してミニオンかヒーローのいずれかに1ダメージを与えられる。

Hunter(ハンター)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Hunterは、Beastという種族のミニオンカードとの相性がよく、うまくプレイできれば1ターンで大きなダメージを与えられる。ヒーローパワーとうまく組み合わせてダメージを確実にとるのが得意。

 固有のヒーローパワーは、Steady Shot。2マナ消費で相手のヒーローのみが対象だが、2ダメージを与えられる。

Paladin(パラディン)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Paladinは、ミニオン同士の強化が強みなヒーロー。他にも強力なウエポンカードを持つなど、プレイの際には少しテクニックがいる場面も多い。基本的なゲームの流れを把握してきたら使ってみるといいかもしれない。

 固有のヒーローパワーは、Reinforce。2マナ消費で攻撃1、体力1のトークンを召喚できる。

Worrior(ウォーリアー)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Worriorは、守りが固いヒーロー。自身のライフを減らされないようにアーマーをはれるのが特徴だ。守りを固めて、準備が整ったら一気に攻勢へというゲームの流れが得意である。

 固有のヒーローパワーは、“Armor Up!”。2マナ消費で2点ぶんの攻撃を防げるアーマーをはれる。

Druid(ドルイド)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Druidは、マナを増やしたり、2つ持った能力のうち1つを選択したりするカードを持つヒーロー。マナを増やした中盤以降などに真価を発揮する。

 固有のヒーローパワーは、Shapeshigt。ヒーロー自身に攻撃力1とアーマー1を与える。

Warlock(ウォーロック)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Warlockは、多種多様なプレイができるヒーロー。低コストのミニオンを主体としたデッキや手札をためて終盤に高コストを展開するデッキが特徴的だ。ヒーローパワーとあわせたデッキ展開を意識したい。

 固有のヒーローパワーは、Life Tap。2マナ消費でカードを1枚引けるが、代わりに2ダメージを受ける。WarlockはLord Jaraxxusというカードを召喚した時のみヒーローが置き換わり、ヒーローパワーも“INFERNO!”という攻撃6、体力6のミニオンを召喚できるものに変更される。

Shaman(シャーマン)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Shamanは、豊富なカードの種類を持つヒーロー。強化やウエポン、ダメージ系スペルなど、ひと通りのカードを使えるのが強みだが、ココといった強みがないため、少々扱いが難しいとも言える。

 固有のヒーローパワーは、Totemic Call。2マナ消費で、さまざまな効果を持つ4種類のTotemミニオンからランダムで1体が召喚される。

Priest(プリースト)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Priestは、回復が長所なヒーロー。弱いミニオンを回復して長期運用できたり、除去系のスペルを持っていたりと場のコントロールにも長けている。

 固有のヒーローパワーは、Lesser Heal。2マナ消費で、ヒーローやミニオンの体力を2回復できる。スペルカードのShadowformを使用すると、2ダメージを与えるヒーローパワー“Mind Spike”に変更される。“Mind Spike”に変更された状態でShadowformを使用すると与ダメージが1増える。

Rogue(ローグ)

『Hearthstone(ハースストーン)』

 Rogueは、瞬間的な火力が魅力のヒーロー。除去カードやドロー系のカードを持ち、1ターンで大ダメージを与えることが容易なデッキを組める。

 固有のヒーローパワーは、Dagger Mastery。2マナ消費で、攻撃力1、使用回数2のウエポンを装備できる。

お気に入りのヒーローが決まったらガンガンプレイしよう

 かなり簡単な紹介となってしまったが、お気に入りのヒーローは決まっただろうか。あくまでも上記の解説は筆者がプレイして受けたイメージなどを反映したもので、それがそのヒーローのすべてはない。

 まだ誰にも見つかっていない強み、デッキなど新たな可能性などがねむっていると思う。最初はネットなどでいろいろな人のデッキを参考に、自分のデッキを組んでみるのもよいが、少し慣れてきたら自分だけのオリジナルデッキを作るのも一興だ。

 それでは、よい『Hearthstone』ライフを。

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※画像は公式サイトをキャプチャしたもの。
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