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2015年10月7日(水)

“913祭5”ではカイザコールやトントン相撲を実施! 『バトライドウォー 創生』に村上幸平さんの出演が発表

文:kbj

 9月13日に東京・ロフトプラスワンにて開催されたイベント“340 presents SPECIAL 913祭5”の模様をレポートする。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 “913祭”は、『仮面ライダー555』にて草加雅人を演じた俳優・村上幸平さんが主催する、仮面ライダーカイザのためのイベント。カイザの変身コードが9、1、3であることから、「9月13日は“カイザの日”にさせてもらう」と村上さんが宣言したことがきっかけでスタートした。

 速報でお届けしたように、当日の会場ではPS4/PS3/PS Vita用ソフト『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』の仮面ライダーカイザを村上さんが演じることが発表された。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 MCの鈴木美潮さんの呼びかけで起こったカイザコールで村上さんが壇上に登場。イベントは乾杯からスタート。村上さんが「9、1、3、ENTER」と言うと会場のファンが「COMPLETE」と返す。この時の「COMPLETE」は猛る気持ちを抑えて、カイザドライバーの音声のようにやや低めでいうのがポイントだという。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 乾杯に続いて始まったのは、村上さんのライフワークであるザリガニトーク。先日行われた“第3回 Zari-1 Gurand Prix. URABANDAI”にて村上さんは優勝をはたし、ウチダザリガニ釣り世界チャンピオンになった。世界チャンピオンという肩書きをプロフィールに加えてほしいと所属事務所に伝えたそうだが、流されていることが明かされると会場からは笑いがあがった。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 さらに村上さんはザリガニのブームが来ていることを熱弁。鈴木さんもピンと来ていないようであったが、村上さんは最近は“ゴースト”というザリガニブームが来ていることを説明。ゴースト、そう、最新の仮面ライダーと同じ名前だ。これには、鈴木さんと会場のファンも納得したようであった。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 自称・ザリ家のトップだという村上さんによる「立てよ、ザリ国民!」という掛け声で、「ジークザリ!」と参加者がコールし、このコーナーは締めくくられた。

 村上さんは今回行われたイベント“913祭5”について語り始める。今年の“913祭”は、開催前後に舞台が行われることに加えて、カイザのスーツアクターを務めた伊藤慎さんの引退もあり、実施しないつもりであったという。

 しかし、周囲の人からの「やったほうがいい」という応援のメッセージや、社長からの「スケジュールは確保する」という後押しがあり、「皆の笑顔が見たい!」と開催を決意したことを明かした。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 イベント実施を決めた村上さんが連絡をしたのは、『仮面ライダー555』にて木場勇治(ホースオルフェノク)を演じた泉政行さん。「それは乾巧ってヤツの仕業なんだ!」「なんだって! それは本当かい?」という画をイベントで披露したいと思った村上さんは、もし体調が平気だったらイベントに参加してほしいと、泉さんに7月22日にメールを送ったとのこと。しかし、残念ながら7月28日に泉さんは35歳という若さで亡くなられてしまった。

 泉さんの両親は息子の復帰を最後まで望んでいたという。村上さんは「多分、泉くんもこの会場に来てくれていると思う」とコメントした。

 “913祭”で行われているカイザコールは、劇場版『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』のクライマックスで、エキストラが行う壮大なオーガコールから来ている。「俺はずっと泉くんを追い続けていたのかもしれない」と心境を明かした後、亡くなられた泉さんに改めて献杯を行った。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 村上さんは最近の舞台について報告。9月23日まで行われていた『FLYING PIRATES ネバーランド漂流記-featuringGUY’S-』ではキャプテンフックに挑戦。それに際してヒゲを伸ばしているとのことだ。今年は舞台の仕事が多いようで「舞台、舞台、舞台、ザリという感じですね」と近況を明かし、会場は笑いに包まれた。

 ここで、『仮面ライダー555』にて海堂直也(スネークオルフェノク)を演じた唐橋充さんからのメッセージビデオが公開された。会場のファンからは期待にも似たどよめきが上がった……が、自身の個展についての告知ばかりで、村上さんとイベントへのあいさつは一言だけであった。予想の斜めうえをいく内容に村上さんは苦笑いしつつ「芸術家の考えていることはわからない」とコメントした。

 実は村上さんが最初の舞台『恋の骨折り損?』で共演したのは唐橋さん。さらに2012年に公演が行われた『ベースボーーール ハムレット!』には泉さんと出演し、唐橋さんがゲストで登場する回も存在した。もし、機会があれば唐橋さんと一緒の舞台に今後立ちたいと、村上さんは自身の希望を口にした。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 続いて動画が公開に。映像は速報でもお届けした『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』で、続いて村上さんがカイザの声を演じることが発表された。オファーをずっと待っていた村上さんは「また草加をやれてうれしいです! 買ってくれますよね?」とコメント。さらに「ソフトを買って、友だちの家でやってください」と続けた。

 “913祭”を開催するに際して、以前から村上さんは何かを発表したいと思っていたという。今回はバンダイナムコエンターテインメントの計らいで新発表をお披露目できたということで、映像やパワーポイントを提供してもらったことに謝辞を述べた。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 ちなみに9月13日当日、村上さんは“よみうりランド”にある太陽の広場ステージにて行われた“草加雅人9分13秒間トークショー”に出演した後、イベント会場であるロフトプラスワンに入っている。“よみうりランド”のイベント裏では、スタッフが村上さんにウェットティッシュを差し出し、『仮面ライダー555』を連想されるシーンがあったという。

 『仮面ライダー555』が放送され、すでに12年が経っている。草加雅人はひどいやつだが、今なお愛されていることを、当日いろいろなシーンで村上さんは確認したようだ。

 続いて“草加クイズ”が行われた。このクイズは、あるシーンを村上さんが再現し、その後に続くセリフを一語一句間違えずに答えるというもの。正解者には、村上さんのサイン色紙が贈られるが、一語一句すべてしっかり再現する必要があるため、ハードルは高い。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 ここで村上さんは、スペシャルゲストとして“マリちゃん”を紹介。ファンは園田真理(マリ)役の芳賀優里亜さんの登場を期待したが、村上さんはマリ(毬)を取りだしたため、会場からはブーイングがあがった。

“340 presents SPECIAL 913祭5” “340 presents SPECIAL 913祭5”

 ちなみにここではマリ(毬)に夢中になる村上さんを、鈴木さんが正気に戻して、「俺は何をしていたんだ? これもすべて、乾巧ってヤツの仕業なんだ!」「なんだって! それは本当かい?」というお約束のシーンが繰り広げられた。

“340 presents SPECIAL 913祭5” “340 presents SPECIAL 913祭5”

 クイズは、真理に「君には俺が必要である」と自分の必要さを訴えるシーンや、車中で真理との会話のシーン、さらには『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』からも出題され、頭を悩ませる人が続出した。

 会場には来られなかったが、村上さんが“草加の父”と呼んでいる井上敏樹さんからのメールが読みあげられた。井上さんは、家でケーキを焼きつつカイザごっこをしながら村上さんがイベント後に来るのを待っているという。「2人で灰になろう」という一文が読まれると、会場からは大きな歓声があがった。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 休憩を前に、村上さんは草加雅人のテーマソング『Red rock』を熱唱。ファンも全身全霊で村上さんにコールを送り、応援した。

“340 presents SPECIAL 913祭5” “340 presents SPECIAL 913祭5”
▲会場前や休憩中には限定グッズが販売され、多くのファンが購入していた。

 休憩後に公開されたのは、澤田亜希(スパイダーオルフェノク)を演じた綾野剛さんからのメッセージビデオ。綾野さんはスケジュールがあえば、会場に駆けつけようとしていたそうだが、当日も撮影が入ってしまったために、映像での出演となった。

“340 presents SPECIAL 913祭5” “340 presents SPECIAL 913祭5”

 映像に続いてトントン相撲のコーナーがスタート。これは、番組外で草加が北崎とトントン相撲バトルをやったことから行われた。イベント参加者が村上さんが勝負して、参加者が勝利した場合、サイン入りのグッズが贈られた。

“340 presents SPECIAL 913祭5” “340 presents SPECIAL 913祭5”

 イベント当日の9月13日はカイザの日であると同時に、『仮面ライダー555』のヒロインである園田真理の誕生日でもある。誕生日ケーキのロウソクを一緒にフーフーする幸せそうな村上さんとマリ(毬)。

 しかしフーフーしたがために、マリ(毬)の空気が少し抜けているのに村上さんが気付く。空気を入れようとし「僕は君だけを見てきた。だから目をそらさないでほしい」と宣言すると、周りの目もはばからずマリ(毬)に空気を入れ始める。

“340 presents SPECIAL 913祭5”
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 あまりに長かく、そして濃かったため、鈴木さんが「村上くん、戻ってきて!」と声をかける。すると再度「俺は何をしていたんだ? これもすべて、乾巧ってヤツの仕業なんだ!」「なんだって! それは本当かい?」という様式美のような展開を見ることができた。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 再び村上さんのところに届いたメールが読みあげられた。メールの送り主は“もう1人のカイザ”と言える元スーツアクターの伊藤慎さんだ。伊藤さんはカイザがここまで愛されるキャラになるとは思っていなかったようだが、村上さんが濃い芝居と独特の雰囲気で草加を作り上げたことが、人気を獲得したポイントだと想像しているようであった。

 最後に「これからのカイザこと、村上くんを大きな愛で応援してほしい」とイベント参加にメッセージを送っていた。

“340 presents SPECIAL 913祭5”

 いよいよ、9月13日の9時13分が迫ってきていた。ここで改めて、村上さんの口からこれから行うことについて解説された。10秒前からカウントダウンがスタートし、終わると同時に「カイザー!」と叫んて手をクロスさせる。そして魂を込めたカイザコールを行う。

“340 presents SPECIAL 913祭5” “340 presents SPECIAL 913祭5”
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 このイベントはまさにこの瞬間のためにあることを村上さんは宣言。参加者と村上さんは、カイザへの愛と、泉さんへの想いを込め、魂の限り叫び続けた。

 カイザコールに続けて村上さんはカイザへの変身ポーズを披露。カイザフォンをうまく操作できず、リテイクを出してしまったように見えたが、そんなことがあるはずはない。もしあったとしても、それもきっとすべて、乾巧ってヤツの仕業なのだろう。

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 ポーズが決まり大きな歓声があがり、ファンが盛り上がるなか、熱きファンたちが参加する熱いイベントはもう少しだけ続いていった。

“340 presents SPECIAL 913祭5” “340 presents SPECIAL 913祭5”

 イベントでも発表された『仮面ライダー バトライド・ウォー 創生』について改めて説明する。最新の仮面ライダーである“仮面ライダーゴースト”に加えて、昭和の仮面ライダーが参戦。テレビシリーズ全26作品の主人公の仮面ライダーと、平成のテレビシリーズ作品で仲間として活躍した仮面ライダーたちも数多く操作可能となり、プレイアブルライダーは前作比2倍以上になるとのこと。

 物語では昭和から平成、仮面ライダーの起源に迫るオリジナルストーリーが展開する。PS4/PS3/PS Vita用ソフトとして開発され、発売は2016年予定だ。気になっている人はぜひチェックしておこう。

(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
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※画面は開発中のもの。

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