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2015年12月27日(日)

PS2名作集。おすすめゲームを編集/ライターが選出【プレイステーション2 15周年記念】

文:電撃オンライン

 2000年3月4日に発売され、国内外問わず数多くのゲームファンを熱狂の渦に巻き込んだPlayStation 2(プレイステーション2)。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 PS2の発売15周年企画として“編集部が選ぶPS2名作選”をお届けします。本企画では、編集/ライターがそれぞれ選んだピックアップタイトル1本に加え、15周年にちなんで15本の名作リストを掲載。

 紹介するタイトルの中には、現在もPlayStation StoreのPlayStation2アーカイブスで配信されているものもありますので、気になったタイトルがあったらぜひプレイしてみてください。なお、掲載の並びはピックアップタイトルの五十音順になっています。

『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』 文:TDB

 “神ゲー”として、自分の中で燦然(さんぜん)と輝く作品。主人公である人間の少女・アリーシャの魂には、戦乙女シルメリアの魂が宿っています。人間と戦乙女が共闘して神と戦う中で生まれる苦悩と葛藤、その描写が極上!

 最初はただ生き残るためだけに戦っていたアリーシャが、その身に世界の運命を背負い、それでもなお自立して戦う姿が、神々しいほど美しいのです。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 アーリィ、アリューゼ、ブラムス、レザード、そしてレナス……。前作ファンおなじみのキャラたちが絡み合い織り成す重厚な物語。そのラストシーンのカタルシスは、筆舌に尽くしがたい。

 戦略的なバトルシステムも本当によくできていて、今でも続編を待ち望んでいます。

“編集部が選ぶPS2名作選”

■TDBの名作15本
『大神』
『キングダム ハーツ』
『グローランサーIII』
『式神の城』
『スターオーシャン -Till the End of Time-』
『零~刺青の聲~』
『第2次スーパーロボット大戦α』
『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』
『ドラッグ オン ドラグーン』
『バイオハザード4』
『ビートマニア IIDX 16 EMPRESS + PREMIUM BEST』
『ファイナルファンタジーX』
『ペルソナ4』
『ラジアータ ストーリーズ』
『ワイルドアームズ the Vth Vanguard』

『大神』 文:ハセガワ

 「こんなのがやりたかった!」と、口にしたゲームの1つです。日本画のような、紙芝居のような温かみのあるグラフィックが本当に美しい! 走り回っているだけで楽しく、爽快感のある日本のお伽話の世界に見入りました。

 主人公は、守護神像の姿を借りて現世に復活した真っ白な伝説の神様・アマテラス。かつて災厄を封じるために失われた力を、再び訪れた世界の危機のために取り戻していくのですが、この神の力“筆しらべ”が本当に新感覚で面白い!

“編集部が選ぶPS2名作選”

 世界を絵のように切り取り、筆で線や図形を描くことで風や火など森羅万象を操ることができます。筆しらべを使っての謎解きが、幻想的で忘れられません。

 シナリオもほろりと切なく、登場人物たちが敵も味方も愛おしくカワイらしい、大好きなゲームです!

“編集部が選ぶPS2名作選”

 筆しらべの力で妖気から世界の一部が浄化される瞬間の“大神おろし”が本当に感動……! 妖気で汚染されたおどろおどろしい里山の風景が、元のほのぼのとした美しい風景に戻る瞬間の気持ちよさ、ぜひ味わってみてください!

■ハセガワの名作15本
『大神』
『キングダム ハーツ』
『キングダム ハーツII』
『ボクと魔王』
『ダーククロニクル』
『ダーククラウド』
『チュウリップ』
『エンドネシア』
『ICO』
『九龍妖魔學園紀』
『RULE of ROSE』
『サイレントヒル シャッタードメモリーズ』
『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』
『流行り神2 警視庁怪異事件ファイル』
『流行り神3 警視庁怪異事件ファイル』

『オーディンスフィア』 文:ごえモン

 本作をひと言で表現するなら“美しいゲーム”。グラフィックや演出、ストーリー、5人いる主人公それぞれの愛がとにかく美しいんです。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 1つ例に挙げたいのは、声の反響。シーンと静まり返ったホールの中で、上質な舞台劇を観賞しているような感覚に陥ります。実際には存在しない“場の空気”が感じられるからか、台詞や人物たちの思いがスーっと心の中に入ってきて感情移入できるんです。

“編集部が選ぶPS2名作選”
▲よく言われる、台詞回しが舞台劇っぽくて少々仰々しいだとか、アクション部分の処理落ちがとか、僕は全然気になりませんでしたね。

 キャラ的にはオズワルドとグウェンドリンが好き。でも、いつも思い浮かぶのがメルセデスのとあるイベント。

 能登麻美子さんの可憐で弱弱しい声をしたメルセデスが、いろいろな経験を経て弓を手に取り力強く発するあのセリフ。当時、このシーンで鳥肌がブワァーっと立って、涙が出ました。今思い出しただけで泣けます。

 預言書の内容に関係した最終決戦のとあるシステムも狂おしいほど好き。その結果のラストシーンは拍手しちゃうレベルで感動しました。

■ごえモンの名作15本
『シャドウ オブ メモリーズ』
『オーディンスフィア』
『シャドウハーツ II』
『ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~』
『機動戦士ガンダム戦記』
『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』
『BUSIN ~Wizardry Alternative~』
『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』
『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章』
『Ever17 ~the out of infinity~』
『スーパーロボット大戦IMPACT』
『ファイナルファンタジーX』
『風雨来記2』
『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』
『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』

『かまいたちの夜2 ~監獄島のわらべ唄~』 文:黒船Mk-II(マークツー)

 アドベンチャーゲームはもう進化しないだろうと思っていた自分に衝撃を与えたのがこちらのタイトルです。

 アニメーションする背景、『1』の青いシルエットらしさを保ちつつ、動くことで臨場感の増した3Dポリゴンのキャラクター、童歌という懐かしさを感じつつおどろおどろしさを備えるコンセプト。どれも秀逸でした。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 中でも、見た目のインパクトが個人的にはすごかったです。いろいろなところで言われていますが、“官能篇”で桃尻を振りまくるみどりさんには、プレイしながら「ちょっと! ちょっとちょっと!!」と思わず突っ込んでしまいました。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 あとは、殺人シーンがしっかりと描かれているところもポイントです。シルエットにもかかわらず思わず目をそむけたくなるような凄惨なテキストに、「次に孤島に行く時は注意しなければ」と気を引き締めました。

■黒船Mk-II(マークツー)の名作15本
『真・三國無双2』
『かまいたちの夜2~監獄島のわらべ唄~』
『Ever17 -the out of infinity-』
『Shinobi』
『バイオハザード アウトブレイク』
『フロントミッション4』
『ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国』
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』
『BLACK』
『大神』
『戦国BASARA2』
『炎の宅配便』
『仮面ライダーカブト』
『ドラゴンボールZ スパーキング!メテオ』
『キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛』

『キングダム ハーツII』 文:あべくん

 僕のこれまでの人生において、間違いなく5本の指に入るタイトルです。たくさんのディズニーのキャラクターと一緒に冒険できるのはもちろん、何より各ワールドの作りこみがすばらしい!

 『蒸気船ウィリー』のワールド“タイムレス・リバー”では画面全体がモノクロになりますし、『ライオン・キング』の“プライド・ランド”ではソラがライオンの姿になっちゃう! ディズニー映画の世界に入り込んだかのような感覚で遊べることに大興奮したのを覚えています。

 『リトル・マーメイド』の名曲“パート・オブ・ユア・ワールド”がしっかり歌声付きで流れた時もテンション上がりまくりでしたし、海賊、ジャック・スパロウの再現度もすごかった……。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 そんな僕の一番のお気に入りキャラは『美女と野獣』のビースト。『KHII』ではダンスホールのシーンで着ていた衣装に身を包んでいるのですが、それがとてもカッコいいんですよ~。『KHIII』も本当に楽しみだ!

“編集部が選ぶPS2名作選”

■あべくんの名作15本
『鬼武者』
『Killer7(キラー7)』
『キングダム ハーツ』
『キングダム ハーツII』
『グランツーリスモ3 A-spec』
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』
『真・女神転生III NOCTURNE マニアクス』
『スーパーロボット大戦Z』
『デジタル・デビル・サーガ ~アバタール・チューナー~』
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』
『バイオハザード4』
『ファイナルファンタジーX』
『メタルギア ソリッド 2 サブスタンス』
『龍が如く』
『ワールドサッカーウイニングイレブン2008』

『九龍妖魔學園紀 再装填(re:charge)』 文:長雨

 仲間と學園生活を過ごす青春群像劇と、記紀神話をモチーフにした遺跡を探索する冒険譚を一度に楽しめるお得な作品。本作に登場するキャラクターは、かなりエキセントリックな人物ばかりです。

 俊足のオカマとか、石を偏愛する少年とか、鎖を身につけているヒロインとか……。見た目も中身も濃すぎるメンバーがそろっていますが、中身は皆いい子で誰をパーティに入れるか毎回悩んでました。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 そんな中で、不動のレギュラーを務めていたのが親友の皆守。彼には、本当にお世話になりました。彼の部屋からレトルトカレーを盗んだりとか、カレーを食べさせてもらったりとか……。

 もちろん、ちゃんとした思い出も残せるのでご安心を! 変わった仲間たちと熱い青春を過ごしたいなら、まず間違いのない名作です。

“編集部が選ぶPS2名作選”

■長雨の名作15本
『九龍妖魔學園紀 再装填(re:charge)』
『東京魔人学園外法帖血風録』
『リリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士3~』
『幻想水滸伝III』
『ペルソナ3』
『金色のコルダ』
『サモンナイト3』
『ヴィーナスアンドブレイブス~魔女と女神と滅びの予言~』
『シャドウ ハーツ II ディレクターズカット』
『ボクと魔王』
『遙かなる時空の中で3』
『真・三國無双2』
『テイルズ オブ ジ アビス』
『無双OROCHI』
『Zill O'll ~infinite~』

『グランド・セフト・オート:サンアンドレアス』 文:イトヤン

“編集部が選ぶPS2名作選”

 『グランド・セフト・オート(GTA)』は、PS2で3Dアクションゲームとなったことで飛躍的な発展を遂げました。いろいろな乗り物に乗って広大なフィールドを駆け回れるその自由度の高さは、初めてプレイした時は衝撃的でした。

 本作の主人公・CJは、アメリカ西海岸のどこにでもいそうな青年です。なにしろゲームが始まると、街を自転車で走り回っているのですから。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 本作がスゴイのは、“たまたまギャングとなってしまった”青年の日常を再現したライフ・シミュレータとなっている点です。食事を食べ過ぎて太ったらエクササイズでダイエットするといった日常生活のディテールへのこだわりは、シリーズでも随一でしょう。

 そして、そんな普通の青年であるCJが紆余曲折の末にたどり着くのは(あくまで架空の設定とはいえ)あの“LA暴動”の現場なのです。本作は人間の日常生活と社会とのかかわりをゲームとして描いた、極めて野心的な傑作です。

■イトヤンの名作15本
『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』
『メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦』
『プリンス・オブ・ペルシャ ~時間の砂~』
『バーンアウト3:テイクダウン』
『MERCENARIES(マーセナリーズ)』
『Fahrenheit ファーレンハイト』
『ロード・オブ・ザ・リング / 王の帰還』
『ENTER THE MATRIX』
『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット』
『パチパラ14 ~風と雲とスーパー海IN沖縄~』
『SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE地球防衛軍2』
『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』
『新世紀エヴァンゲリオン2』
『ラーゼフォン 蒼穹幻想曲』
『スーパーロボット大戦MX』

『ゴッド・オブ・ウォー』 文:hororo

“編集部が選ぶPS2名作選”

 アクションゲームの革命……というと大げさですが、少なくとも個人としてはそれほどの衝撃を受けた作品、それが『ゴッド・オブ・ウォー』です。簡単で爽快、しかし油断すればやられてしまうくらいの難易度。文字にすればありきたりですが、水準がものすごかった。

 そして、豪快&残虐なアクションはかなり新鮮でした。とにかく敵を殴って殴ってひるませてフィニッシュ! この流れがとても気持ちイイんです。

 このフィニッシュ演出がそれぞれの敵に用意されているのがまたニクイ。敵の武器を奪い取って両断したり、大きな口をつかんで力任せに引き裂いたりと、新しい敵が出るたびに「どんな倒し方をするんだろう」とワクワクしっぱなしでした。

 とくにボス戦の迫力が凄まじい! 昨今はQTEを嫌う人も多いですが、『GOW』のCSアタックは演出がすばらしいので、ぜひ体験してもらいたいですね。

“編集部が選ぶPS2名作選”

※画面写真はHDバージョンのものです。

■hororoの名作15本
『アーマード・コア 2』
『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』
『SDガンダム ジージェネレーションスピリッツ』
『GLADIATOR ROAD TO FREEDOM』
『ゴッド・オブ・ウォー』
『GOD HAND(ゴッドハンド)』
『侍』
『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』
『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』
『戦国無双2』
『第3次スーパーロボット大戦α -終焉の銀河へ-』
『ファイナルファンタジーX』
『ファイナルファンタジーXI』
『ラジアータストーリーズ』
『ワンダと巨像』

『SIREN(サイレン)』 文:麦茶ん

 ホラーゲームの楽しさを教えてくれた最恐の作品です。自分にとっては『SIREN』以上のホラーゲームはないと思いますし、今後もそれは変わらないと思います。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 本作は通常のホラーゲームとは異なり、なるべく戦闘を避けて目標地点を目指すのが基本です。武器を拾って戦いを挑んでも返り討ちにあうこともしばしば……。「敵を倒したから、これでスムーズに探索できるぞ!」と油断していたら、すぐに復活して追いかけ回されることも。

 また、本作の最大の特徴であるのが“視界ジャック”。プレイヤー以外の視界を共有できる能力で、謎解きや戦闘を避ける場合に役立ちます。

 “視界ジャック”した敵がプレイヤーをとらえていたときの焦りは尋常ではなく、これが「どうあがいても絶望」か、と思いながらプレイしていました。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 『SIREN』シリーズは現在3作品が発売されていますが、もうそろそろ新作を遊びたいですね! あー待ち遠しい!

■麦茶んの名作15本
『SIREN(サイレン)』
『SIREN2』
『真・三國無双4』
『鬼武者3』
『NARUTO-ナルト-ナルティメットヒーロー2』
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』
『バイオハザード4』
『デビル メイ クライ 3』
『ペルソナ4』
『キングダム ハーツ』
『キングダム ハーツII』
『ファイナルファンタジーX』
『ファイナルファンタジーX-2』
『ファイナルファンタジーXII』
『モンスターハンター2(dos)』

『シャイニング・フォース イクサ』 文:kbj

 トウマとシリルの成長を描きつつ、各地を冒険していくワクワク感を随所に散りばめていた本作。仲間との絆や敵軍とのやりとりは、ベタながらも王道の展開で先を読みたくなり、夢中でプレイしました。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 味方と協力しつつ闘うバトルは、そこまで難しくなく爽快なのですが、たまに防衛戦でつまることがあります。そんな時に戦況を振り返り、それに対応してクリアできた時、キャラだけでなくプレイヤーも成長できたような感覚を味わえて、その気持ちよさがたまりませんでした。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 世界観にも属することなのですが、キャラのデザイン、声優に加えて、本作はオープニングとエンディングもすばらしいです。ソフトを起動する度にOPを2回くらい見てからプレイしていました。『電撃PS』に付属していたメイキングCDもよかったです。

■kbjの名作15本
『はじめの一歩 VICTORIOUS BOXERS』
『風のクロノア2~世界が望んだ忘れもの~』
『ICO』
『実況パワフルプロ野球9』
『SDガンダム ジージェネレーション NEO』
『零~紅い蝶~』
『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』
『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』
『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』
『真・三國無双4』
『モンスターハンター2(dos)』
『ファイナルファンタジーXII』
『ファンタシースターユニバース』
『龍が如く2』
『シャイニング・フォース イクサ』

『真・三國無双2』 文:みょん

“編集部が選ぶPS2名作選”

 私が一番プレイしたゲームは『真・三國無双2』です。歴史ものなので最初は難しいイメージがあったけれど、いざ遊んでみると諸葛亮孔明がビームを出したり、美少女姉妹が扇で戦ったりと、キャラクターたちの戦い方が個性的!

 それがおもしろくて、いろんなキャラのアクション見たさに全キャラ一通りプレイしちゃいました!

“編集部が選ぶPS2名作選”

 そして『無双』シリーズといえば、敵を撃破する爽快感ですよね! 私がよく遊んだステージは“南蛮夷平定戦”かなぁ? 異国の雰囲気が楽しかった! いろいろなステージがあるけど熱いのはやはり“赤壁の戦い”ですね。蜀と呉の共闘は熱いものがあります!

 無双モードを遊びつくしたら今度はチャレンジモード! 己の記録を塗り替え、過去の自分を超えた時の感動……。隅々まで遊べて今でもおすすめのゲームです!

■みょんの名作15本
『実況パワフルプロ野球9 決定版』
『真・女神転生III NOCTURNE マニアクス』
『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』
『ペルソナ3 フェス』
『ペルソナ4』
『戦国無双2』
『真・三國無双2』
『真・三國無双3』
『無双OROCHI 魔王再臨』
『牧場物語 Oh!ワンダフルライフ』
『トロと休日』
『大神』
『戦国BASARA2』
『ファイナルファンタジーX』
『シャイニング・フォース イクサ』

『SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE地球防衛軍2』 文:まさ

“編集部が選ぶPS2名作選”

 『THE地球防衛軍2』の魅力といえば、『SIMPLE2000シリーズ』とは思えないほど遊びごたえのあった前作を遥かに凌駕する大ボリューム!

 全71のミッションに2タイプの兵科、300種類以上の武器に5段階+αの難易度と、2,000円でこんなにサービスを盛るだなんてこのメーカーは頭がおかしい(いい意味で!)と、発売当時は本気で心配したものです。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 また、EDFは処理落ちを恐れない(いい意味で!)と言わんばかりに画面を埋め尽くす敵は数もサイズも大ボリュームで、そこからくる絶望感のハンパなさは、あらゆるアクションゲームの中でも最凶クラスだと言えるでしょう。

 巨大生物をバカスカ撃ち抜くサディスティックな爽快感と、不可能にも思えるミッションを攻略するマゾヒスティックな達成感が同時に味わえる作品であり、まさにSIMPLE2000詐欺(いい意味で!)な一本です。

■まさの名作15本
『OZ -オズ-』
『塊魂』
『ガングレイヴ O.D.』
『ギガンティック ドライブ』
『絢爛舞踏祭』
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
『ゴッド・オブ・ウォー II 終焉への序曲』
『SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE地球防衛軍2』
『デストロイ オール ヒューマンズ!』
『ドラッグ オン ドラグーン』
『ダーククロニクル』
『武刃街 -BUJINGAI-』
『BLACK』
『ゆめりあ』
『RING OF RED』

『真・女神転生III NOCTURNE マニアクス』 文:まさん

“編集部が選ぶPS2名作選”

 仕事に関係なく、体調を崩しかけるほど何十周も遊んだのがコレですね。弱点を突くと攻撃回数が増えるプレスターンバトルは本当に革命的で、全滅しやすいバランスと相まって本当に夢中になって遊びました。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 人類が絶滅して、東京がボルテクス界になってしまった退廃的な空気も最高のひと言。シリーズの中では異色の雰囲気なのですが、無印の時から全ルートを制覇するくらい大好きでした。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 そこに、シナリオの補完や新規ダンジョン(にしては大きすぎる)アマラ深界。魔人やカプコンの『デビル メイ クライ2』からのゲスト・ダンテが加わった本作は、神ゲーから進化した唯一神ゲーと言ってもよいのではないでしょうか!?

 このプレスターンバトルの後継作でもある『デジタル・デビル・サーガ ~アバタール・チューナー~』もそうですが、雰囲気もゲーム性もハイセンスで、今でも見劣りしません。

 お願いですアトラスさん。一刻も早く、ゲームアーカイブスで出してください!!

■まさんのメイ作15本
『真・女神転生III NOCTURNE マニアクス』
『アンリミテッドサガ』
『エルヴァンディアストーリー』
『大奥記』
『カンブリアンQTS~化石になっても~』
『サモンナイトグランテーゼ 滅びの剣と約束の騎士』
『ギガンティックドライブ』
『くまうた』
『建設重機喧嘩バトル ぶちギレ金剛!!』
『SIMPLE2000シリーズVol.104 THE ロボットつくろうぜっ! 激闘!ロボットファイト』
『四八(仮)』
『ドリームミックスTV ワールドファイターズ』
『炎の宅配便』
『名探偵エヴァンゲリオン』
『レッスルエンジェルス サバイバー2』

『零~刺青の聲~』 文:そみん

“編集部が選ぶPS2名作選”

 ジャパニーズホラーゲームの中でも有名な『零』シリーズ。全作を遊んだ中でもイチオシしたいのが、この『零~刺青の聲~』です。

 キャッチコピーの“侵蝕する恐怖”が示す通り、主人公が暮らす自宅が徐々におかしくなっていくところがたまりません。

 カーテンから霊の足だけが見えていたり、玄関から謎の音が聞こえたり……見慣れているはずの日常が壊れていく違和感って、和風ホラーの1つの特徴かと思っています。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 シナリオ的には、死んだ恋人の影を追う女性カメラマンが主人公となっており、せつなく泣ける物語が描かれます。

 初代『零』と2作目『紅い蝶』のキャラクターたちのその後が描かれ、ある意味で初期三部作の集大成・完結編として楽しめるところもポイントですね。

■そみんの名作15本
『零~刺青の聲~』
『サイレントヒル4 -THE ROOM-』
『ザ・フィアー』
『SIREN(サイレン)』
『くまうた』
『グランディア エクストリーム』
『ワイルドアームズ Advanced 3rd』
『グローランサーV ジェネレーションズ』
『ウルトラマン Fighting Evolution 3』
『ブレス オブ ファイアV ドラゴン クォーター』
『ポップンミュージック10』
『魔界戦記ディスガイア』
『カオス レギオン』
『.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで』
『スーパーロボット大戦 Scramble Commander the 2nd』

『戦国BASARA2』 文:ヨウ

“編集部が選ぶPS2名作選” “編集部が選ぶPS2名作選”

 『戦国BASARA』シリーズは、私が全国行脚を始めるきっかけになった作品でもあります。なかでも『2』は前作のクール&コミカルなノリを引き継ぎ、超ド派手なバトルをする個性豊かに描かれた戦国武将たちがたまらなくカッコイイ!!

 本作からは前田慶次、豊臣秀吉をはじめ、個性的なプレイヤー武将が一気に7人も増加し、より熱い物語を楽しむことができるようになりました。

 また全プレイヤー武将にストーリーが用意されているため、お気に入り武将の新たな一面の他、武将たちの横のつながりなどが深く描かれていた点もたまりません!! なかでも個人的には、前作では敵武将として登場していた長曾我部元親や毛利元就がプレイヤーとして選べるようになったことに大歓喜!

 繰り返しプレイして、レベルをカンストさせたのも今ではいい思い出です。

“編集部が選ぶPS2名作選”
▲『戦国BASARA』シリーズといえば、やっぱり伊達政宗ですよね! 『2』でもクールかつ熱い言動で伊達男の名を欲しいままにしています。中井和哉さんの声がピッタリはまっていて、ムダに技を連発させたりしながらプレイしました。

■ヨウの名作15本
『GUILTY GEAR X Plus』
『遙かなる時空の中で4 コーエーテクモ the Best』
『乙女的恋革命★ラブレボ!! ベスト版』
『薄桜鬼 黎明録』
『金色のコルダ3』
『緋色の欠片 愛蔵版』
『戦国BASARA2』
『トロと休日』
『暴れん坊プリンセス』
『ときめきメモリアル Girl's Side』
『此花2 ~届かないレクイエム~』
『最終兵器彼女』
『ファンタスティックフォーチュン2』
『サモンナイト3』
『学園ヘヴン BOY'S LOVE SCRAMBLE!』

『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』 文:スズタク

“編集部が選ぶPS2名作選”

 数ある『ドラゴンクエスト』シリーズの中でも、トップクラスの愛着があります。テンションシステムや錬金釜など、後の作品に与えた影響も大きく、客観的に見てもシリーズのターニングポイント的なタイトルだったのではないでしょうか。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 ストーリー、システム、キャラのどれもが魅力的なのですが、個人的に最も心に刺さったのは“等身大の『ドラゴンクエスト』が遊べる”こと。俯瞰(ふかん)視点でプレイしていた過去作からうって変わり、本作では鳥山明さんの描くキャラをリアル頭身で動かせます。

 主人公の目線はそのままプレイヤーの目線となり、画面の中の『ドラゴンクエスト』ワールドに本当に入り込んだかのような陶酔感を得られました。最初の町“トラペッタ”の門を出た後、見渡す限りの世界を前にして感動したのは僕だけじゃないはず!

 シリーズ最新作『ドラゴンクエストXI』でも、この興奮をもう一度味わいたいですね!!

■スズタクの名作15本
『鬼武者』
『ファイナルファンタジーX』
『キングダム ハーツ』
『ファイナルファンタジーX-2』
『SIREN(サイレン)』
『みんなのGOLF 4』
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』
『ロックマンX8』
『ゴッド・オブ・ウォー』
『キングダム ハーツII』
『デビル メイ クライ 3 スペシャルエディション』
『大神』
『シャイニング・フォース イクサ』
『ペルソナ4』

『ドラッグ オン ドラグーン』 文:サガコ

 人と竜が織りなす復讐劇……暗鬱と絶望をこれでもかと詰め込んだシナリオを体験できる無類のアクションRPG、それが『ドラッグ オン ドラグーン』です。ニッチでありながらもコアな人気を集める本シリーズですが、やはりシリーズ一作目の壊れっぷりは今も忘れることができません。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 なかなかストレスのかかるゲーム性&狂気のシナリオの合わせ技により、随所でプレイヤーに埋め込まれるトラウマがもう最高。

 倫理観とか良心が崩壊しつつも、耐えて耐えてラスボスにたどり着いた時の喜びたるや! そして! ラスボスと戦い始めた後に唖然とさせられ、襲いかかる絶望に次ぐ絶望たるや!! 絶望の彼岸に愛が見えてくる良作です。

“編集部が選ぶPS2名作選”

■サガコの名作15本
『ICO』
『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』
『大神』
『GOD HAND(ゴッドハンド)』
『デジタル・デビル・サーガ ~アバタール・チューナー~』
『ドラッグ オン ドラグーン』
『NiGHTS into Dreams...』
『ファイナルファンタジーX』
『ファイナルファンタジーXI』
『フェイト/ステイナイト[レアルタ・ヌア]』
『ペルソナ4』
『ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇』
『みんな大好き塊魂』
『モンスターハンター』
『ワンダと巨像』

『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』 文:まり蔵

“編集部が選ぶPS2名作選”

 都市伝説を題材にしたホラーアドベンチャー、それだけで発売前から楽しみでしょうがなかったタイトルです。

 徹夜でプレイして次の日一睡もせずに出社するというのを、2日連続で敢行した思い出のゲームでもあります。まぁ、当時はまだ若かったので。

 本作では、チェーンメールやコックリさんといった都市伝説に関連する事件が起こります。これを科学的に解明するか、それともオカルト的なアプローチをするかで、まったく異なる物語が展開。

 最終的に結果(犯人)が明らかになるミステリーと違って、本作では必ずしも真相が明らかになるわけではありません。しかし、シナリオを読み終えた時に襲われる不気味な余韻や恐怖感が、とんでもなくクセになるのです。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 あと、特筆すべきは“データベース”。ゲームに関係あるネタからちょっとした雑学まで、さまざまな都市伝説にまつわる情報が詰まっていて充実しすぎ。このためだけに本作を買ってもいいと断言できますね。

■まり蔵の名作15本
『ICO』
『ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇』
『かまいたちの夜2 ~監獄島のわらべ唄~』
『Ever17~the out of infinity~』
『探偵 神宮寺三郎 Innocent Black』
『SIREN(サイレン)』
『ミッシングパーツ sideA the TANTEI stories』
『零~紅い蝶~』
『CROSS+CHANNEL ~To all people~』
『塊魂』
『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』
『影牢II -Dark illusion-』
『大神』
『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』

『ファイナルファンタジーX』 文:ゴロー

“編集部が選ぶPS2名作選”

 「泣くぞ すぐ泣くぞ 絶対泣くぞ ほら泣くぞ」

 ええ、10回クリアして10回泣きました。ゲームでこれだけ泣けるって、後にも先にも『FFX』だけ。特にエンディングの飛空艇での一連の流れは、必ずといっていいほど涙腺が崩壊します。あれ反則。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 ストーリーもさることながら、スフィア盤の成長システムやモンスター訓練所のやり込み要素など、ゲーム性も100点満点です。雷平原の落雷連続200回避けでイライラしたことも、ようじんぼうに全額払った結果が脇差でガッカリしたこともありましたが、いろいろな意味で“夢”の詰まった作品でした。

 ところで皆さん、召喚獣の名前って変更していました? 自分は基本的に変えないのですが、何かの気の迷いで友だちのあだ名に統一したことがあったんです。しかも、召喚獣の見た目にあわせた人選で。

 そこをたまたま遊びに来た本人に見られ、「おい、どういうことだよ!」と冗談交じりに怒られたことも。召喚獣はどれもカッコイイのですが、ピンポイントでメーガス3姉妹だったのがいけなかったんでしょうかね。

■ゴローの名作15本
『ファイナルファンタジーX』
『ペルソナ3』
『BLOOD THE LAST VAMPIRE(上巻/下巻)』
『ローグギャラクシー』
『バーチャファイター4』
『アーマード・コア 2』
『真・三國無双』
『グローランサーII』
『真・女神転生III NOCTURNE』
『キャッスルヴァニア』
『みんなのGOLF 4』
『桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!』
『シャドウハーツ II』
『戦国BASARA』
『聖剣伝説4』

『ファイナルファンタジーXI』 文:たすん

 「人生に影響を与えたゲームといえば?」と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶタイトルが『ファイナルファンタジーXI』です。

 『FF』シリーズ初のMMORPGとして登場した本作は、とにかく広大で冒険心を駆りたたせるようなフィールド、つい熱くなってしまうバトルシステムなどに惚れこみ、始めた当時は学生ながら夢中でプレイしていたのはいい思い出。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 本作はゲーム性だけでなく、MMORPGだけに実際の人との出会いや、別れ(引退)があることも含めてとてもいいゲームです。かなり頑張らないと手に入らない武器を作ったり、仲間と試行錯誤しながらクリアしたコンテンツだったりと、苦しいながらも楽しい思い出がたくさんで、本当にこのゲームに出会えてよかったと思います。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 11月10日に『FFXI』の集大成“ヴァナ・ディールの星唄”最終章が実装されました。現在はログインをしていませんが、最後のストーリーは気になるので復帰を考え中です!

■たすんの名作15本
『オーディンスフィア』
『ファイナルファンタジーXI』
『ファイナルファンタジーX』
『ファイナルファンタジーX-2』
『ドラッグ オン ドラグーン』
『ダーククロニクル』
『デビル メイ クライ』
『ICO』
『ロマンシング サガ ミンストレルソング』
『ゴッド・オブ・ウォー』
『鬼武者』
『ゼノサーガ エピソードI[力への意志]』
『ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]』
『イリスのアトリエ エターナルマナ』
『ユーディーのアトリエ ~グラムナートの錬金術士~』

『ペルソナ4』 文:ミゲル

 シリーズの中でも特に、明るい青春群像劇という甘い包装の中に、目を背けたい真実への啓蒙を隠す『ペルソナ4(P4)』。そんな本作のテーマの1つが“情報”だ。SNSが日常生活へ密接に関与する現在こそ、そのテーマは2008年の発売当時よりプレイヤーに深く突き刺さるものがある。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 SNSを利用する中で、ふと“与えられた情報を聞きたいように聞き、受け取りたいように受け取って”はいないだろうか。嫌いなものを嫌いでいるために、自分の下世話な欲求を満たすために、盲目になってはいないだろうか。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 誰だって、自分に都合のいい解釈を情報に求める。本作はそんな頑なな信仰を捨て、耳障りな真実をも受け入れる意志の強さや他人を純粋に信じる勇気を与えてくれる。『P4』は“7年前の名作”ではない。『P4』はいつだって、“今”への啓蒙を発信すると同時に私の背中を押してくれる、これからも私が愛し続ける“現在の名作”だ。

“編集部が選ぶPS2名作選”

■ミゲルの名作15本
『ICO』
『真・女神転生III NOCTURNE マニアクス』
『ペルソナ3』
『ペルソナ4』
『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』
『真・三國無双』
『アンジェリーク トロワ』
『アンジェリーク エトワール』
『遙かなる時空の中で~八葉抄~』
『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』
『機動戦士Zガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』
『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』
『式神の城II』
『戦国BASARA』
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』

『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』 文:Z佐藤

“編集部が選ぶPS2名作選”

 『メタルギア』シリーズの中で一番のお気に入りですね。1964年のソ連を舞台に、第二次世界大戦(1939年~1945年)、キューバ危機(1962年)、アメリカとソ連の宇宙開発競争といった歴史上の事実を織り込んで構成されたストーリーが秀逸ですし、そこで描かれるBIGBOSS誕生にまつわるエピソードも見ごたえたっぷり!

 まるで1本の映画を見ている感覚で、仕事を忘れてプレイしました。電撃PSで記事を作成する際、当時の歴史や宇宙開発史などを調べまくったのもいい思い出です。

 システム部分では動植物を入手して食べるとスタミナが回復するフードキャプチャーが印象的。特に“キノコを食べるとバッテリーが回復するのか?”について、無線通信で交わされるやり取りがおもしろくて、プレイしながら笑い転げました。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 ザ・ボス、オセロット少佐、ヴォルギン大佐といった登場人物たちの思惑が複雑に絡み合う重厚なドラマも目が離せませんね。個人的にはミステリアスで危険な香りのする女スパイ、エヴァが大好きでした。

■Z佐藤の名作15本
『絢爛舞踏祭』
『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』
『ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇』
『ギャラクシーエンジェル』
『ワンダと巨像』
『機動戦士ガンダム戦記』
『ファイナルファンタジーXII』
『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』
『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』
『ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-』
『ラブひな ごーじゃす ~チラっとハプニング!!~』
『キングダム ハーツ』
『キングダム ハーツII』
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
『重装機兵ヴァルケン』

『モンスターハンター2(dos)』 文:ナベッティ

“編集部が選ぶPS2名作選”

 老若男女が気軽に楽しめる『モンスターハンター(MH)』ですが、シリーズで一番やりごたえがあったのは『MH2』だと思っています。

 『MH2』は文字通り『MH』ナンバリングシリーズの2作目で、ガンランス、太刀、狩猟笛、弓が初登場。また、私が好んで使用していたハンマーは、頭部に攻撃を与えていくとモンスターが気絶するようになりました。

 最も危険な正面から頭部を攻撃するというハイリスクハイリターンが、私のゲーマー魂に火をつけることに。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 モンスターも多数追加されましたが、どいつもこいつも個性的でタフなやつばかり。なかでも目玉である古龍種は圧巻でした。風をまとうクシャルダオラ、炎をまとうテオ・テスカトル、姿が見えないオオナズチ、浮遊する巨大なヤマツカミなど、すべてが未知の世界で強さもハンパじゃなかったです。

 当時のあの怖さと手探り感は、狩り慣れしてしまった今ではもう味わえないかもしれないですね。

■ナベッティの名作15本
『モンスターハンター』
『モンスターハンター2(dos)』
『サクラ大戦 ~熱き血潮に~』
『サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~』
『サクラ大戦5 ~さらば愛しき人よ~』
『ソウルキャリバー II』
『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!’04』
『エキサイティングプロレス4』
『エキサイティングプロレス5』
『ワールドサッカー ウイニングイレブン7 インターナショナル』
『桃太郎電鉄USA』
『ハイパーストリートファイターII アニバーサリー エディション』
『ドラゴンボールZ』
『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』
『マーヴル VS. カプコン 2 ニューエイジ オブ ヒーローズ』

『龍が如く2』 文:コール

 「目の前で女殴られて引き下がれるほど、大人じゃあねぇんだ……」

 くぅ~、シビれる! ついつい桐生一馬の名ゼリフから入ってしまいました。と言うのも、本作を語るうえできっても切れないのが“桐生一馬という男の生き様”なのですから!

“編集部が選ぶPS2名作選”

 関西の近江連合の凶弾に倒れた寺田の遺志を継ぎ大阪に向かった桐生は、東城会の過去の事件への復讐に巻き込まれていってしまうのです。

 でも桐生は“自分を育ててくれた場所を守る”という理由から、巨大な近江連合に単身立ち向かっていくんです。その姿がカッコイイのなんの!

“編集部が選ぶPS2名作選”

 そして近江連合といえば、“関西の龍”こと郷田龍司の存在を忘れてはならないでしょう。この男も桐生とはまた違った男臭さがあり、魅力的な人物の1人です。この2人がビルの屋上でお互いの信念をぶつけ合う場面は、今思い出しただけでも鳥肌が立ってしまうほど僕の脳裏に刻み込まれています。

■コールの名作15本
『キン肉マン ジェネレーションズ』
『剣豪2』
『幻想水滸伝V』
『侍~SAMURAI~』
『真・三國無双4』
『真・三國無双5 Special』
『テイルズ オブ ジ アビス』
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』
『ドラゴンボールZ Sparking!』
『ペルソナ3』
『ペルソナ4』
『メタルギア ソリッド 2 サブスタンス』
『メタルギア ソリッド 2 サンズ・オブ・リバティ』
『龍が如く』
『龍が如く2』

『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』 文:アツゴロウ

 SFCで『ロマサガ』を死ぬほどプレイした自分にとって、当時の最新技術でリメイクされた本作の登場は、まさしく至上の喜びでした。しかも自由度満点のフリーシナリオシステムはそのままに、追加要素がてんこ盛り。

 10種のディステニィストーンをすべて手に入れたり、周回プレイで三邪神のシェラハと戦ったりと、SFCでできなかった要素が楽しめたのは、いちファンとして感涙ものでしたね。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 戦闘では技を閃いて覚えたり、技連携が使えたのがうれしいですね。他の『サガ』シリーズで追加された要素がしっかりフィードバックされているのも、シリーズの集大成的な感じがして最高でした。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 忘れてはいけないのが、熱いBGMの数々。本作には『ロマサガ』のBGMのアレンジバージョンと新曲が使われていて、どれも聞きごたえ十分。名曲と名高い四天王戦のバトル曲など、サントラCDで何百回聞いたことか……。

 全主人公でのクリアなど、やり残したことはまだ多いです。暇を見てプレイ再開といきますか!

■アツゴロウの名作15本
『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』
『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』
『グローランサーII』
『サモンナイト3』
『実況パワフルプロ野球11』
『実況パワフルメジャーリーグ』
『真・女神転生III NOCTURNE マニアクス』
『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』
『デビル メイ クライ 3』
『ファントム・ブレイブ』
『ビューティフルジョー2 ブラックフィルムの謎』
『POISON PINK』
『魔界戦記ディスガイア2』
『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』
『ワイルドアームズ the Vth Vanguard』

『ワイルドアームズ the Vth Vanguard』 文:マスクド・イマイチ

“編集部が選ぶPS2名作選”

 PSを代表するRPG『ワイルドアームズ』シリーズ。その最新ナンバリングとなっているのが、この『ワイルドアームズ the Vth Vanguard』。それまでのシリーズ同様、トータルゲームデザインとシナリオは金子彰史氏が担当しています。

 金子氏といえば、熱いシナリオとキャラクターが魅力で、最近ではアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズにも深くかかわっており、『ワイルドアームズ』シリーズおなじみ、語尾の「~ッ!」に代表されるセリフ回しがアニメにもしっかり生かされて、熱い作品に仕上がっていました。

 また、オープニングとエンディング曲は水樹奈々さんが担当。特にエンディング『Crystal Letter』は、ヒロインの1人の想いがつまった名曲。

 『ワイルドアームズ』シリーズというと、なるけみちこさんの作る曲を想像する人が多いと思いますが、本作の水樹さんの2曲もいいんだよーッ! ということで〆たいと思います。「へいき、へっちゃらッ!」。

■マスクド・イマイチの15本
『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』
『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』
『ナムコ クロス カプコン』
『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』
『桜坂消防隊』
『ICO』
『ワイルドアームズ the Vth Vanguard』
『戦国BASARA』
『Killer7(キラー7)』
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
『塊魂』
『シャイニング・ティアーズ』
『ヴィーナス&ブレイブス~魔女と女神と滅びの予言~』
『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』
『花と太陽と雨と』

『ワンダと巨像』 文:Ak

“編集部が選ぶPS2名作選”

 弱点を探りながら一撃を狙う“巨像”との戦いもパズルゲームのようで楽しいですが、本作の魅力はなんといってもその世界観と物語性にあると思います。

 神々しい“巨像”を倒しながら、呪いのようなものを身体にためこむ主人公のワンダ。少女を救うために、どこか悲劇的結末に進もうとしている主人公の姿には、心打たれるものがあります。

 主人公と行動をともにする、愛馬のアグロも健気で癒される! なお、本作にはセリフはほとんど存在せず、主人公以外の登場人物はほとんどいません。セリフで語られないからこそ、伝わってくるものがあるんですよね。

“編集部が選ぶPS2名作選”

 広大なフィールドには“巨像”以外の、いわゆるザコ敵は存在しません。“巨像”との戦い以外の要素を極力省いて、シンプルにまとめられたゲーム性が、より物語を引き立たせるように感じますね。

 もっとこの世界に浸っていたくて、ゲームを進めるのがもったいないと感じたほどでした。

■Akの名作15本
『ワンダと巨像』
『ICO』
『モンスターハンター』
『サイレントヒル 2』
『サイレントヒル 3』
『サイレントヒル 4』
『バイオハザード4』
『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』
『キングダム ハーツII』
『ファイナルファンタジーXII』
『アマガミ』
『ドラゴンボールZ2』
『ドラゴンボールZ3』
『ひぐらしのなく頃に祭』


 電撃オンラインでは、周年連載として初代PlayStation名作集も掲載しています。本企画とあわせて、ぜひお楽しみください!

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