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2015年12月4日(金)

『バイオ0 HDリマスター』HD化で一段とおぞましくなったヒル、クモ、ムカデが美女を襲う!

文:イズミン

 カプコンが、2016年1月21日に発売するPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト『バイオハザード0 HDリマスター』の公式サイトが更新され、本作に登場するクリーチャーが公開されました。

『バイオハザード0 HDリマスター』

 本作は、2002年に同社からゲームキューブ用ソフトとして発売された『バイオハザード0』を、HDリマスターしたもので、『バイオハザード』で舞台となった“洋館事件”の直前が描かれています。

『バイオハザード0』を象徴するクリーチャーたちを紹介

 『バイオハザード0』では、ゾンビが初めて公式に確認された“黄道特急事件”が舞台となります。事件のカギは、リーチと呼ばれる蛭(ヒル)が変異したクリーチャーが握っているようです。

 他にも昆虫や節足動物が変異したと思しきクリーチャーが多く確認されており、このようなクリーチャー群は『バイオハザード0』の特徴とも言えます。

 今回は『バイオハザード0』を象徴する昆虫を始めとした、“虫”をモチーフとしたクリーチャー達が紹介されています。

●リーチ

『バイオハザード0 HDリマスター』

 始祖ウィルスの品種改良のため、アンブレラ研究所ではヒルが用いられていましたが、リーチはその研究素体と思われます。

 体長は20㎝に達するほど巨大化し、摂食時には口吻からt-ウィルスを含む体液を注入するため、ウイルスの媒介者にもなります。

 開発担当者であったマーカス博士はこのヒルに異常とも見える愛情を注ぎこんでおり、リーチは他にも謎を秘めているようです。

 『バイオハザード0』は黄道特急がヒル型のクリーチャー“リーチ”の襲撃を受けるシーンから幕を開けます。

 このリーチは物語の導入部だけでなく、各所に登場し『バイオハザード0』の鍵を握るクリーチャーと言っていいでしょう。

 HD化によって生物感が増し、さらに美しく、そしておぞましくなったグラフィック表現にも注目です。

『バイオハザード0 HDリマスター』
▲リーチの大群が運転手を襲う!
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲リーチの卵。孵化前に掃討しなくては……。
『バイオハザード0 HDリマスター』
▲老人に擬態していたリーチの群れに襲われるレベッカ。

●擬態リーチ

『バイオハザード0 HDリマスター』

 感染対象を凶暴化、巨大化させる傾向の強いt-ウィルスですが、ヒルの感染体であるリーチは背部に眼のような受光器官を持っている他、群体で行動する習性を持つなど独自の進化を遂げています。

 群体時には人型に擬態し、動きやすい姿を取っていますが、レベッカが黄道特急車内で出会う老人のように、静止状態であれば表皮を変質させることでかなり精密な擬態も可能なようです。

 擬態リーチはおびただしい数のリーチが群体行動をとった姿であり、あたかも知能を持った一つの生命体のような振る舞いを見せる非常に厄介な敵ですが、群体と言う性質上、高熱や酸など個体同志の結合を解くような攻撃にはもろいようです。

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』

●ジャイアントスパイダー

『バイオハザード0 HDリマスター』

 自然界のクモがt-ウィルスに二次感染した変異体で、2mを超える巨躯を誇ります。

 t-ウィルス感染による巨大化の傾向が顕著に現れた例ですが、昆虫やクモなど節足動物ほどその傾向が強いようです。

 巨大化によって毒性も強まっており、ミドルレンジでの毒液攻撃が脅威となっています。

『バイオハザード0 HDリマスター』
『バイオハザード0 HDリマスター』

●プレイグクローラー

『バイオハザード0 HDリマスター』

 プレイグクローラーは生物兵器研究の初期に開発された昆虫型のB.O.W.で、多種の虫の遺伝子をベースにウィルスと遺伝子操作が施されたキメラ生物です。

 2mを超える巨躯と腕部の鎌による殺傷力の高さからと攻撃力の面では不足はありませんでした。

 しかし、昆虫類をベースとしていることから知能の発達が見られず、命令遂行能力に乏しい事から開発は中断され、その後の生物兵器開発は人間を含む脊椎動物ベースへと移行していきます。

 プレイグクローラーは放置と言う形で廃棄された個体が繁殖したようで、幹部養成所の随所に出現します。

『バイオハザード0 HDリマスター』

●スティンガー

『バイオハザード0 HDリマスター』

 自然界のサソリがt-ウイルスに感染したクリーチャーで、何者かの実験によって生み出されたものと思われます。

 t-ウイルスの影響下で頻繁に脱皮を繰り返し、通常の成体の数十倍にも及ぶサイズへと巨大化しました。

 撃ちこまれた銃弾のダメージを殆ど吸収してしまうほどの装甲性能を獲得しています。

『バイオハザード0 HDリマスター』

●センチュリオン

『バイオハザード0 HDリマスター』

 昆虫やクモガタ類などの節足動物に対してはt-ウィルスが及ぼす巨大化作用が、より顕著に働くことは比較的早い段階から判明していましたが、ムカデに対してはより劇的な効果をもたらしました。

 ムカデは熱帯産の大型種は30㎝を超え、ネズミやトカゲなどを捕食する事が知られていますが、センチュリオンは全長10mを超える巨大化を遂げています。

 もちろん原種の持つ獰猛さと肉食傾向はさらに強化されているため、人間に対しても捕食対象として猛威を振るいます。

 なお、ムカデが研究対象とされた記録は確認されておらず、センチュリオンの発生は研究の結果なのか二次感染なのかは不明です。

『バイオハザード0 HDリマスター』

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