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2015年12月9日(水)

『GRAVITY DAZE 2』フィールドは前作の約2.5倍の広さに。クロウは操作できるのか?

文:あべくん

 SCEは、PS4専用ソフト『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』を紹介するニコニコ生放送番組“愛と重力の27時間生特番! PS4『GRAVITY DAZE』発売カウントダウン生放送~あなたにゲームが届くまで~”を、12月8日21:00より、発売日である12月10日の0:00まで配信中です。

『GRAVITY DAZE』

 本記事では、放送内で実施された『GRAVITY DAZE』に関する記者会見の模様をお届けします。

アニメは『1』と『2』の間の数カ月間を補完する物語に

 PS4版『GRAVITY DAZE』の話から。PS4版はグラフィックが大幅に向上し、60fps、1080pと高精細に。モデルも『2』に近い高精細のものになっており、3種のDLCも同梱されています。

『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』

 新規にギャラリーモードが追加。600点以上のイラストや設定画を楽しめるとのことです。

 次に『GRAVITY DAZE』プロジェクトについて。ソニーとコラボしたウォークマン『NW-A25HN(16GB)GRAVITY DAZE コラボレーションモデル』が発売されます。本製品には、『1』の全楽曲がプリインストールされているとのことです。

『GRAVITY DAZE』

 また、ハイレゾ対応のステレオヘッドホン『MDR-100A GRAVITY DAZE コラボレーションモデル』も登場。ウォークマン、ヘッドホンともに、シナバーレッドとチャコールブラックの2色展開です。

『GRAVITY DAZE』

 アニメーションプロジェクトについても語られました。『2』は『1』のエンディングの数カ月後の物語ですが、アニメはその数カ月間を補完する物語になるようです。

 国内でも非常に優秀な制作会社とともに企画を進めており、2016年中に公開予定とのことでした。

 そして『2』の話題に。『2』では、重力アクションをはじめ、すべての要素をブラッシュアップ。“LIVELY EXPERIENCE”をキーワードに掲げ、日本のゲーム業界の閉塞感を打ち破っていきたいと述べていました。

『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』

 『2』は、南米や東南アジアといった、エスニックな雰囲気の町が舞台になるようです。ゲーム内で撮った写真をフレンドに送りあうなど、非同期方のコミュニケーションを楽しめる仕組みも用意されています。

『GRAVITY DAZE』

 また、町は波間に漂うかのように空中を揺れ動くとのこと。巨大な町がまるごと敵になるようなカタストロフ体験も堪能できるようです。

『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
▲重力特性を変化させる“アトリビュートチューン”。
『GRAVITY DAZE』
▲敵も、人型や機械などバリエーションが多様化。前作のメインキャラはすべて登場するとのこと。
『GRAVITY DAZE』
▲クロウもパートナーキャラに。必殺技を同時に放つなど、キトゥンの頼もしい味方になってくれます。
『GRAVITY DAZE』

 世界初の実機プレイも披露されました。『2』では、ワンボタンでちょっとしたアクションを起こせるようです。また、フォトモードも公開されました。

『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』

 フォトモードでは、椅子などのアイテムを自由に配置するなど、街中の景観を作りかえて撮影できます。フィルターをかけることもできるそうです。

『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
▲遠景も美しく描画されています。
『GRAVITY DAZE』

 “アトリビュートチューン”でのバトルシーンも公開されました。

 重力エナジーを消費せずに軽やかに移動できるなど、敏捷性が増す“ルーナ”、動作が重くなる代わりに攻撃力が増し、ガードも可能になる“ユピトール”の2つのアクションが披露されました。

『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』

 クロウとの共闘シーンも。同時に重力キックを放つなど、キトゥンの動きに合わせて動いてくれるようです。

『GRAVITY DAZE』
『GRAVITY DAZE』

『2』のフィールドは『1』の約2.5倍に!

 ここからは、質疑応答の内容を紹介します。

――『2』のフィールドはどのくらいの広さですか?

 前作と比べて2.5倍くらいの広さ。背景のギミックやミッション数も増えています。サイドミッションは50を目標に制作中です。

――『2』の開発の進捗度は?

 パーセントで表現するのは難しいです。今はギミックなどの量産期なので、その量産の数としては30~40%。それと平行してすごい規模で作りこんでいるところです。

――『2』は2016年のいつごろに発売されますか?

 まだ言えません。ただ来年は“PlayStationの年”とも言える年になると思うので、いいタイミングで出していきたいです。

――アトリビュートチューンは何種類登場しますか?

 アトリビュートチューン自体は公開した“ルーナ”と“ユピトール”がすべてです。キトゥンのパワーアップに関してはまだまだあります。

――町の雰囲気が変わった経緯は? 前作にあった異次元はあるのでしょうか?

 異次元はあります。バラエティ豊かになっているので期待してください。

 雰囲気については、『1』はフレンチコミックをストレートに表現したけれど、『2』ではパノラマやグローバル観を意識しました。白い雲、青い空などはPS4の光源処理との相性がいいので。

――『2』のゲームボリュームは?

 『1』が20~25時間くらいのボリュームだったので、メインだけでもそれ以上になると思います。『1』はクリア後にやれることが少ないとの声もあったので、やりこみ要素も用意。順次発表していきます。

――『1』をやっていなくても遊べますか?

 もちろん『2』からでも迷わず遊べるストーリー展開になっています。ただ前作のキャラは引き続き登場するので、遊んでおけばより楽しめます。

 PS4版の『1』から遊んでもらえるとうれしいです。セーブデータを持っていると何かいいことがあったりといった仕掛けも用意しています。

――クロウとの共闘ですが、戦闘以外でも一緒に飛び回れますか? またクロウを操作できますか?

 クロウは、基本的にはストーリーベースでのかかわりになります。アバター的にいつでも呼び出せる形ではないです。操作したいという声はよく聞くので、そのあたりはチームとしても重く受け止めて考えています。

――音楽やサウンドでこだわりはありますか?

 『2』の音楽は前作同様、田中公平先生にお願いしています。前作以上にグローバル感を感じられるのではないかと。

――ボイスはどのような雰囲気に?

 インタラクティブの中でのボイスの演出に力を入れています。クロウとの掛け合いなどですね。なお、『2』もオリジナル言語です。何を言っているかを想像するのも楽しさだと思うので。

――フォトモードについて。

 ゲームの世界の中にフォトゴーストのようなシステムを用意しています。街中を歩いてると半透明の何かがあって、アクセスして“いいね”とかをやるとお互いいいことがあったり。ツイッターで共有などもできます。

――VRについては?

 『2』はVR対応ではありません。ただ、VRはテストキットでやってみたけれど、視角情報だけでなく、現実では感じられないような感動があったので、何かしらの形で今後やれたらいいなと思います。

――オンライン要素はありますか?

 トレジャーボックスのヒントを写真でフレンドに教えられるとか、タイムアタックを考えています。タイムアタックはランキングだけでなく、ゴーストとのバトルも。挑戦状という形でフレンドに送れるといった形です。

 オンライン要素は、クリア後に深く遊べる要素として考えています。

――『GRAVITY DAZE』の今後の展望は?

 10年、20年たっても色あせない作品にと考えています。まだ遊んでいない方もたくさんおりますし、ぜひ遊んでほしいとSCEでも思っています。

 放送の視聴者からも質問が送られました。

――コスチュームは変更できるのでしょうか?

 前作以上にたくさん用意します。ハロウィンのようなものも考えていきたいです。

――『2』はダウンロードコンテンツは出るのでしょうか?

 もちろん。『1』とは違った切り口を考えています。

――『2』の発売の時も27時間放送をやりますか?

 『2』になったら54時間ですかね(笑)。ユーザーにびっくりして楽しんでもらえるようなことをやりたいです。『2』は、今までの集大成として作っています。まず『1』からお付き合いいただけるとうれしいですね。

『GRAVITY DAZE』
▲12月10日には渋谷に巨大キトゥンが登場するようです。今後も目が離せませんね!

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

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