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2016年1月12日(火)

『三國志13』重臣特性を全紹介。攻城戦の仕組みや、旗揚げから君主になる流れを解説

文:そみん

 コーエーテクモゲームスは1月28日に発売するPS4/PS3/Xbox One/PC用ソフト『三國志13』の最新情報を公開しました。

『三國志13』

 『三國志13』は、30周年を迎える歴史SLG『三國志』シリーズの最新作です。“これぞ三国志。百花繚乱の英傑劇。”をコンセプトに、英傑たちの生き様や、戦いの中で結ばれる絆など、人間ドラマに重点の置かれた全武将プレイが採用されています。

 また、野戦、水上戦、攻城戦といった戦闘は、大軍同士のリアルタイムな動きや、戦局を覆す“計略”、猛将同士の“一騎打ち”など、さまざまなシーンが3Dグラフィックによる壮大なスケールで描かれます。

登録武将について

●従来作と同様に設定できること

 登録武将を作成すると、自分だけのオリジナル武将で武将プレイを楽しむことができます。

『三國志13』
▲登録武将の能力は思いのままに設定することができます。

 登録武将は『三國志12』と同様に、姓名や顔CG、性別や性格、能力や特技、戦法、列伝などを自由に設定することができます。顔CGは新たに20点追加されています。

 また、両親、配偶者や義兄弟などを設定でき、史実武将や登録武将と親子関係や夫婦関係を結んだり、義兄弟になったりすることが可能です。

『三國志13』
▲登録武将の血縁関係を設定すると、相関図で関係の変遷を楽しむことができます。
『三國志13』
▲写真では、登録武将を呂布と親子関係に、張遼と義兄弟に設定しています。

 PC版では、『三國志12』で作成した登録武将のデータを引き継ぐことができる他、自分で作成した登録武将を出力して他ユーザーと共有したり、他ユーザーが作成した登録武将を受け取ったりして遊ぶことができます。

 ただし、『三國志12』で作成した武将の血縁関係・特技・戦法は引き継ぐことはできません。

 その他にも、登録武将を使って新規勢力を作成したり、新規勢力の配下に武将を配置したりすることで、プレイヤーならではの三國志を楽しむことができます。

 さらに、史実武将に対しても、顔CGを変更させることが可能です。たとえば、本編では登場しない青年時代の“曹操”のCGを使ってゲームを楽しむことができます。

『三國志13』
▲史実武将は顔CGを変更することができ、本編では未登場の顔CGを設定することもできます。
『三國志13』
▲登録武将で旗揚したり、シナリオ開始時に新規勢力の君主にしたりと、プレイヤーならではの三國志を楽しむことができます。

●『三國志13』ならではの要素

 重臣や君主になった時にさまざま効果を及ぼす“重臣特性”や絆を結んだ際に引き継ぐ“伝授特技”、一騎討ちで使用する武器、人間関係に影響を与える“義理・才愛・勇愛”のどの価値観を重視するか、武具・宝物・酒といった名品への“嗜好”を設定することができます。

 重視する実績を設定すると、それぞれに対応した実績を上げた武将への親近感が上下します。

 例えば、一騎討ちで勇愛実績を獲得すると、勇愛に重きを置いている武将からの親近感が上がります。

 なお、重臣特性は以下の14種類が存在します。

神算鬼謀所属武将の指揮兵力と部隊の最大士気を上昇
公正無私季節ごとに所属武将の忠誠上昇
敵中作敵“敵中作敵”が実行可能
和気生財外交における初期交渉率が増加
農業重視農業特技所有者の特技レベル上昇
商業重視商業特技所有者の特技レベル上昇
兵站管理軍勢の消費兵糧軽減
合理徹底内政コマンド(市場・農地・学舎)の実行期間短縮
遠征補佐帰還兵の都市帰還速度上昇
騎馬調練所属武将の騎兵の兵科適性上昇
弓術調練所属武将の弓兵の兵科適性上昇
槍術調練所属武将の槍兵の兵科適性上昇
慎重堅守所属部隊の防御上昇、機動微減
豪胆猛進所属部隊の機動上昇、防御微減

攻城戦について

●遊び方

 敵都市の上にいる軍勢と戦闘を行うと攻城戦になります。攻城戦では、陣、城壁や城門、守城兵器など、守備側を有利にする施設存在。それに対して、攻城兵器などを用いた戦術が有効となる戦いが繰り広げられます。

『三國志13』
▲都市“洛陽”上の董卓と曹操の軍勢が戦闘を行っています。
『三國志13』
▲攻城戦のいち場面です。手前に董卓勢力の陣があり、城壁には雲梯がかかっています。
『三國志13』
▲攻城戦では、守備側は“床弩”や“石砲”といった守城兵器で迎撃することができます。

●MAPのバリエーション

 攻城戦には二重の城門に守られた洛陽のような大都市や門の前に守城兵器が設置され、守りが堅い武陵のような中都市、守城兵器の数も門の数も少なく、城外のスペースが広い小沛のような小都市など、さまざまな種類の戦場が用意されています。

『三國志13』
▲洛陽などの大都市の中には、二重に城壁が張り巡らされているものもあり、大規模な攻城戦を楽しむことができます。
『三國志13』
▲武陵での攻城戦です。城壁には、洛陽とは異なる荊楚の地方色が出ています。
『三國志13』
▲小沛での攻城戦です。城外にある陣の攻防が勝敗を決します。

●攻略法

 守備側が有利な攻城戦を制するには、城外にある陣を攻撃して敵を城外に誘い出して殲滅する方法、城門に衝車を設置したり雲梯を用いたりして城壁を登って城内になだれ込む方法など、野戦とは異なる戦術を駆使することが重要です。

『三國志13』
▲攻撃側は、衝車などの攻城兵器を設置することで戦況を有利にすることができます。
『三國志13』
▲雲梯を使うと、城門を突破せずに、城内に侵入することができます。
『三國志13』
▲雍州の大都市“長安”での攻城戦です。同じ大規模都市の洛陽と異なる、三重の城壁に囲まれています。

●特技“兵器”で守城兵器が変化する

 守備側に特技“兵器”を所持する武将がいると、城に設置されている“床弩”が、攻撃頻度が非常に早い“連弩”にパワーアップします。

 特技“兵器”は、諸葛亮や劉曄など、限られた武将しか所持していない貴重な特技です。

●攻城戦の具体例、再現できる名シーン

 迫りくる曹操の大軍を新野の劉備軍が撃破した新野の戦いや関羽の仇討ちで攻めてきた劉備軍を陸遜率いる呉軍が打ち破った夷陵の戦いなど、三国志に登場する有名な戦闘についても、城外に広がる森を活用し、火計を繰り出して敵軍を一気に殲滅したりすることで再現が可能です。

 熱い采配が新たな歴史を作り出していきます。

行軍について

●行軍とは

 出陣コマンドを実行すると、複数の部隊で構成された“軍勢”を目標へ出陣させることができます。

『三國志13』
▲複数の軍勢を出陣させて兵力的に上回ることで、戦闘を有利に展開させることができます。

●複数城からの同時攻め

 兵役人口は都市ごとに定められているため、複数の都市から軍勢を出陣させることで圧倒的な兵力を用意することが可能になります。

『三國志13』
▲兵力が互角になった場合でも、後方の拠点から援軍を送るなど、複数の都市から同時に攻めることで、再び優位に立つこともできます。この写真では、“夏侯惇”が援軍に向かっています。

●援軍(途中参戦)の流れ

 すでに采配戦闘を開始しているところに味方軍勢が到着すると援軍として戦場に参戦します

『三國志13』
▲同時攻めで援軍に向かっていた“夏侯惇”が到着しました。

 1つの戦場では、敵味方10部隊ずつの最大20部隊での大規模な戦闘を楽しむことができます。10以上の部隊を出陣させていた場合、部隊が壊滅などで減ると、近くにいる味方軍勢の部隊が援軍として戦場に登場します。

『三國志13』
▲多軍勢戦闘になることも。写真では、多数の敵と味方の軍勢が入り乱れています。

身分ごとのプレイスタイルについて

●君主

 君主は、勢力の長として、外交や人事、賞罰などあらゆる権限を持ち、君主重臣や、各都市の太守を任命することで、効率よく勢力を発展させていくことができます。

『三國志13』
▲同盟任務を実行する武将を選択しています。

 他勢力と外交したり、自勢力に優秀な配下を集めたり、集めた武将で敵の都市に攻め込んだりと、勢力の命運はプレイヤーの腕次第で変化していきます。

『三國志13』
『三國志13』
▲劉備が諸葛亮に同盟任務を命令し、諸葛亮が命令を受諾しました。

●都督

 都督は、軍団の長として、複数の都市を統治します。重臣任命はもちろん軍団内の太守の任命をはじめ、外交と賞罰を除くあらゆる権限を持ちます。

 君主に次ぐ大権を持つ都督は、大規模な遠征を行うなど、自らの所属勢力による大陸統一に、大きく貢献することができます。

『三國志13』
▲都督は、同じ軍団の都市に対して出陣などの命令を行うことができます。

 都督になると、軍団内の都市に武将を配置したり、太守を任命すしたりできる他、評定を開き、太守を配置した各都市に使命(大まかな方針)を与えることができます。

 また、周瑜など一部の武将は、都督になることでスチルが豪華に変化します。

『三國志13』
▲周瑜が曹操勢力に対して出陣を決定しました。

●太守

 太守は、自分の都市に所属する配下武将に対し、自由に命令を下すことができます。

『三國志13』
▲商業、農業、文化などの内政や、巡察などの軍事コマンドを配下武将に命令し、自身の所属都市の発展を目指します。

 自分の重臣を任命したり、建設する施設や、獲得する都市技術を決めたりして、都市を発展させていきます。また、獲得する都市技術や建設する内政施設を決めることができます。

 太守は、自らの担当している都市の発展に専念することができるため、自分の思い通りに都市を発展させることができます。

『三國志13』
▲文化が一定上になると、都市技術を修得することができます。

●重臣

 功績が3,000以上になると重臣に任命されることがあります。

 重臣となった武将は、内政重臣なら内政系の任務、軍事重臣なら軍事系の任務、軍師重臣ならすべての任務について、自分や配下の任務を提案する権限を持ちます。

『三國志13』
▲軍事重臣“夏侯惇”が、任務状から提案する任務を選択しています。

 評定によって君主や都督から使命が与えられた際は、担当重臣も協力して達成を目指します。

 君主や都督、太守の腹心である重臣は、専用の任務状によってさまざまな任務を命令したり、上司から任務の採決を求められたりすることもあるため、勢力や都市の発展に大きな影響を与えることができます。

『三國志13』
▲君主に任務の提案を行いました。
『三國志13』
▲提案した任務が許可されました。

●一般

 一般武将は、君主や太守からの任務をこなしたり、政庁で任務を提案したりすることで功績を稼ぎ、高い身分への出世を目指します。

 重臣と一般武将の功績は3カ月ごとにランキング形式で表示され、ランキングで3位以内に入ると追加功績が獲得できるため、重臣など上の身分へと昇進するためには、論功行賞の上位を目指すと効率的です。

『三國志13』
▲功績ランキングです。

 また、功績が溜まり、階級が上がると一度きりの“特権”が与えられ、出陣や外交を提案できます。

『三國志13』
▲ランキング上位の武将には、君主や同じ勢力の武将から評価のコメントがもらえることがあります。
『三國志13』
▲ランキングの上位に入ると、褒美として追加功績や金を獲得することができます。

●在野

 在野武将の目指すことは、君主への仕官と、新勢力の旗揚げです。旗揚を目指すときは、あらかじめ各地の武将たちと絆を結んでおくことで、新勢力の立ち上げ時に配下として駆けつけてくれます。

 旗揚や仕官といった在野武将ならではの要素を実行することで、自身の実力が三国時代にどこまで通用するのか、試すことができます。

『三國志13』
▲どの勢力も支配していない都市では、旗揚して新勢力を立ち上げることができます。
『三國志13』
▲旗揚げを示すナレーションです。

●太守、都督になるには

 太守になるには10,000、都督になるには30,000の功績が必要です。

 功績を効率よく稼ぐには、任務や戦闘で高い成果を上げる他に、評定で決められた勢力使命(君主重臣)、軍団使命(都督、都督重臣)、都市使命(太守、太守重臣)を達成する、季節ごとの論功行賞(功績ランキング)で上位に入り、追加の功績を獲得するといった手段があります。

武将スチルの紹介

●劉禅

 にこやかな表情で、宮中の家臣たちに親しげに挨拶している凡庸な姿で描かれています。

『三國志13』

●袁術

 虎視眈々と高い地位を狙い、時世の流れを見極めようとしている狡猾な姿で描かれています。

『三國志13』

●馬超

 馬超の戦闘用では、身を乗り出し、走っている勢いと相まって敵を貫こうとしている豪胆な姿が、内政用では、マントを肩に掛け、錦馬超と呼ばれるにふさわしく、胸を張って堂々とたたずむ姿が描かれています。

『三國志13』
▲戦闘用スチル。
『三國志13』
▲内政用スチル。

●黄忠

 黄忠の戦闘用では、疾駆しながら敵を射抜く弓の巧さと勇猛さが伝わる勇猛な姿が、内政用では、若い武将たちに手本を見せようと、血気盛んに任務に志願する若々しい姿が描かれています。

『三國志13』
▲戦闘用スチル。
『三國志13』
▲内政用スチル。

●魏延

 魏延の戦闘用では、偃月刀を突き出し、獅子奮迅の勢いで交戦する勇ましい様子が、内政用では、諸葛亮に対して強気な態度で長安への奇襲を提案する堂々とした姿が描かれています。

『三國志13』
▲戦闘用スチル。
『三國志13』
▲内政用スチル。

●凌統

 凌統の戦闘用では、二刀流の長剣を構え、俊敏な動きで敵陣に斬り込んで行く果断な様子が、内政用では、市中の見回り中に、民と親しげに語らっている姿が描かれています。

『三國志13』
▲戦闘用スチル。
『三國志13』
▲内政用スチル。

初回封入特典について

 史実シナリオ“呂布討伐戦”と“赤壁の戦い”のシナリオの画像が新たに公開されました。なお、“英雄十三傑”シナリオの画像は、すでに公開されているものとなります。

『三國志13』
▲“呂布討伐戦”のシナリオの画像。
『三國志13』
▲“赤壁の戦い”のシナリオの画像。
『三國志13』
▲“英雄十三傑”のシナリオの画像。

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