声優12人が暴走しまくりだった笑撃の2時間。“SEASIDE WINTER FESTIVAL 2016”をレポ

文：てけおん

　2月14日（ふんどしの日）に東京・中野サンプラザで開催されたイベント“SEASIDE WINTER FESTIVAL 2016”。その模様をレポートしていく。

▲イベントに出演した12人。左から井上麻里奈さん、下田麻美さん、洲崎綾さん、西明日香さん、巽悠衣子さん、大橋彩香さん佳村はるかさん、橋本ちなみさん、田丸篤志さん、内田雄馬さん、照井春佳さん、諏訪彩花さん。

　このイベントは、超！ A＆G＋で配信されている、シーサイド・コミュニケーションズ制作番組のパーソナリティが出演するトークイベント。この日は6番組12名の声優がトークを繰り広げ、ファンを盛り上げた。

　昼夜2部構成で行われたこちらのイベント。この記事では、夜の部の模様をお届けしていこう。

　各番組のオープニングテーマとともに入場してきたパーソナリティたち。『洲崎西』の部分では、番組で2人が公開録音風に手拍子するのと同じように会場から手拍子が起こったり、巽さんが「お金がほしい！」と言ったり、『IT革命！』の2人が会場内モニターを利用して他番組の出演者より目立っていたり、『SSちゃんねる』は番組でお馴染みのマスコットキャラ“しーちゃん”（※しーちゃんの姿はTwitter公式アカウントなどを参照）を手に出てきたりと、初っ端から見どころたっぷり。

『春佳・彩花のSSちゃんねる』初めて聞いてくださった方も、ありがとうございました！ しーちゃん、冒険してきたみたいです?? (スタッフ) #SSちゃんねる #agqr pic.twitter.com/RupdoVT65j

SSちゃんねる (@ssc_ag) 2016, 2月 15

　夜の部のメインとなったのは、“シーサイド番組対抗チャレンジ”。様々なお題に番組パーソナリティがペアになってチャレンジ。その結果、見事1位を獲得したペアに、ほしいものをプレゼントしようという、太っ腹な企画だ。

　各番組のパーソナリティたちがほしがったものは下記の通り。

　6番組中4番組がお金にまつわるものをおねだりするというブレなさっぷり。会場中が笑うなか、これを見た司会の植木雄一郎さんは、うんざりした様子。

　そんな中で、比較的まじめな回答をしていた田丸さん＆内田さんは「なんか逆にいやらしい感じになってますね……」と、番組のことを考えた結果ネタに走らなかったことを後悔していたが、『IT革命！』も「これ（キンタマーニ）は番組のDJCDを考えてのこと」と、下ネタとは何の関係もないことをアピール。もちろん会場からは笑い声しか起こっていなかった。

『IT革命！』強し！　“たがいの認識を確認しましょう！”

　そんな中で始まった最初のチャレンジは、“たがいの認識を確認しましょう！”。これは、パーソナリティが出されたお題を見て、お互いに何を想像したのかを一致させるクイズだ。

　最初のお題は“番組の魅力を一言で表すと？”。『IT革命！』は2人とも“下ネタ”で一致して大正解！　『洲崎西』は、堂々と相談するダーティっぷり（しかもハズレ）。『あどりぶ』は不正解だったものの、大橋さんの“闇”という回答と「ゆっこさんの無償の愛とか……」という説明に大きな笑いが。

　続く『SSちゃんねる』は照井さんがハートマークを出して、会場中がざわめくハプニングも。これは、しーちゃんのかわいさを表現したものだそうだが、植木さんから「日本語でお願いします」とツッコまれていた。『BELOVED MEMORIES』の答えは“イイ声（田丸さん）”、“チンチーノ（内田さん）”。田丸さんは「チンチーノにはイイ声って意味もあるからね」と粘ったが、結局×。

　『りめいく！』は“金（佳村さん）”、“金？（ひとやねに玉）（橋本さん）”で、惜しくも不正解。こんな感じで“番組の流行語は？”や“番組でやってみたいことは？”などのお題に答えていった。

　ちなみに“番組の流行語は？”では、『あどりぶ』が“たすかに”で、『SSちゃんねる』が“チンジャオロース”で正解。そして“番組でやってみたいことは？”では『IT革命！』が“下田麻美の絶対に笑ってはいけない結婚式”で正解。これは個人的にも聞いてみたいので、ぜひ実現してもらいたいところである。

　このコーナーでは、『IT革命！』が2ポイント正解でリード。しかも一度は正解と判定された『洲崎西』の回答“僧侶タイム 絶頂のその先にあるもの”と“絶頂の向こう側”とにツッコミをいれ、不正解にするという離れ業でシーサイド最長寿番組の貫禄を見せていた。

田丸さん＆内田さんが輝いていた“クイズ！　番組スタッフに聞きました！”

　こちらのコーナーでは、各番組のスタッフに出した質問の答えを推理し、パーソナリティたちが挙手して回答していくことに。

　最初の問題は“『りめいく！』の2人に直してほしいこと”。こちらは下田さんが「放送に乗せられないことが多い」と答えて正解。これは下ネタなどではなく、ペンネームと間違えて本名を読んだり、収録日がわかるようなことを言ってしまったり……ということがあったからだそうだ。

　次の問題は“『あどりぶ』を収録するうえで注意していること”。ここでは西さんが「へご（大橋さんのあだ名）が寝ないようにする」と答えて正解。大橋さんは「寝ないよ～!!」と反論したが、相方の巽さんも「気付いたら寝ている」と証言していた。

　他にも“『SSちゃんねる』の収録で気をつけていることは？”では、照井さんの変な動きで笑いすぎないように注意していることが判明。実際に照井さんが変な動きを披露すると、他パーソナリティたちから「映像つきがいい！」「もったいない」と声が上がっていた。

　『BELOVED MEMORIES』に関するクイズでは、なぜかバストの話題で盛り上がる展開に。田丸さんと内田さんは「胸の大きな女性は自分の足元が見えるのか？」を真面目に考えていると発言。それを聞いた洲崎さんは、佳村さんの一部分をガン見。そこから『洲崎西』の2人のお願いで、佳村さんと巽さんが実験してみたところ、足元はよく見えなかったとのこと。

　この実験結果に、田丸さんと内田さん（とおそらく会場内の男性の多く）は大喜び。最後に内田さんが「洲崎さんは？」と振ったところ、試してみた洲崎さんは「めっちゃ視界良好ですがなにか？」と実験結果を発表し、観客をさらに笑わせていた。

　また、番組でも「わかりました！」と言った直後に「なんだっけ？」というボケをちょくちょく見せてしまう巽さんは、ここでも同じように挙手しておきながら「え？　私？」と返してしまい、大橋さんに「手、挙げてましたからね」と言われていた。なお、大橋さんと諏訪さんも同じようなボケをかまし、照井さんにいたってはイベント中に何度も植木さんに「話聞いてますか!?」とツッコまれていた。

『洲崎西』が魅せた（？）“指令をこなせ！　タイムアタックチャレンジ”

　6つの封筒に入ったお題をこなし、かかった時間を競うこのコーナー。『りめいく！』の出番では、佳村さんが“3回まわってかわいくワンと鳴く”という指令をやった直後、目が回りよろける事態に。橋本さんがかいがいしく佳村さんの肩を支える姿に、会場にいた全員がほっこりとした雰囲気に包まれた。

　そして会場がどよめいたのが、『洲崎西』のターン。封筒をうまく開けられなかった洲崎さんは、封筒自体を破くというコロンブスの卵的発想でお題の紙を取り出し、植木さんに「きたないよ、君たち！」と怒られていた。さらに“相方と10秒間見つめ合う”という指令には、昨年の“ビジネス的濃厚接触”を思わせるくらいの至近距離で見つめあい、ファンを喜ばせていた。

　最後に挑戦した『IT革命！』は、“ダジャレを言う”で下田さんが「うん、こんにちは！（大橋さんが大爆笑）」と即答したことをはじめ、指令をぶっちぎりのスピードでクリア！　前半のクイズと後半のチャレンジの両方で1位を勝ち取った『IT革命！』が優勝に輝いた。しかし、本気を出しすぎたことを気にしてか、井上さんは「ガチでやりすぎた……」、下田さんは「優勝するのがこんなに羞恥心いっぱいになるとは」とダメージを受けていた。

　こうしてキンタマーニ行きを勝ち取った『IT革命！』だが、本当にキンタマーニに行けるのか？　キンタマーニでナニをするのか？　本当にDJCDになるのか？　気になる人は番組でチェックしよう。

まさかのトークでラストを迎えた“シーサイドキャストアンケート”

　イベント最後のコーナーは、出演陣から事前に集めた悩みをネタにトークしていくというもの。

　『IT革命！』や『BELOVED MEMORIES』は番組内容に絡んだ悩みだったが、『あどりぶ』の巽さんからのお悩みは“バスタオルと枕カバーを洗う頻度に悩んでいる”というもの。

　巽さんは3日に1回程度バスタオルを洗っていると告白。近頃、バスタオルに付く細菌の数を知って驚いたとのことだが、それでも「生活スタイルを変えるのも細菌に負けた気がして……」と言い、大橋さんが「やっぱり闇を感じますね」と深くうなづいていた。

　大橋さんは毎回タオルを洗ってはいるそうだが、生乾きのまましまっていると発言。周囲を驚かせていた。下田さんが3日ではないが3回使ったら洗うようにしていると言い、巽さんを安心させていた。

　ここでまさかの終わりの時間。多数のラジオ出演声優が一堂に会したイベントとしては珍しく、日常のお悩みトークに花を咲かせたところでエンディングを迎える形となった。

　気がつけばアっという間に終わってしまった“SEASIDE WINTER FESTIVAL 2016”。大橋さんが巽さんのシャツで手汗をぬぐって怒られたり、西さんが「なﾞんﾞでだよﾞぉﾞぉﾞ」というあの人のモノマネを生で披露したり、内田さんが田丸さんを背後から情熱的に抱きしめたりと、記事では拾いきれないくらい見どころがたっぷりだった。せっかくなので、以下に取材メモの一部を掲載する。

　こちらのイベントは、映像化して今後リリースする予定があるとのことなので、各番組のファンは楽しみに待っていてもらいたい。

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