『逆転オセロニア』レビュー。最後まで勝敗がわからない緊張感がクセになる対戦ゲーム

文：ハヤチくん

　DeNAがサービス中のiOS/Android用アプリ『逆転オセロニア』のレビューをお届けいたします。

　『逆転オセロニア』は、おなじみのボードゲームのオセロをベースに、駒に描かれたキャラクターたちの技と技がぶつかり合う対戦メインの作品となっています。

　“相手の駒をひっくり返した分だけダメージを与える”というオセロのルールをベースにした新感覚の対戦を楽しめるのが本作の魅力。キャラクターのスキルや属性といった要素が絡めることで試合の流れを一手で変えるような“逆転劇”が狙えるデザインになっており、プレイヤーにほどよい緊張感と快感を味わわせてくれます。

　さて、ここからはゲーム内容について詳しく掘り下げながらレビューしていこうと思います。

　なお、電撃App読者1名様にSキャラ“［勝利の女神］ニケ”役の小岩井ことりさんのサイン色紙をプレゼントします。応募締切は5月8日23：59まで。大型連休で『オセロニア』を遊んでみて、このプレゼントに応募してみてはいかが？

オセロのルールを昇華させた新しい形のボードゲーム！

　ゲームの基本ルールはオセロと同じで、盤上の中央に黒と白の駒が2つずつ置かれた状態でスタート。黒を先攻、白を後攻として駒を交互に打っていき、縦・横・斜めで挟んだほうの駒をひっくり返していきます。

　本来であればこれを繰り返し、最終的に盤上にある駒の数が多い色の勝利となりますが、『逆転オセロニア』では駒をひっくり返した際に相手にダメージを与えることができ、先に相手のHPを0にしたほうの勝ちになります。

　ダメージは挟んだキャラクターの攻撃力をベースに、ひっくり返した駒の数に応じて発生するボーナス値を掛けた数値分を与えられます。ゲーム終盤、盤上にある駒の総数が多いほど一気に返せる駒も増すため、たったの一手で形勢逆転になることもザラです。後半ほど、熱い展開になるわけですね。

▲相手の駒を一手で2個返したため攻撃力に1.2倍のボーナス。このように、一度に返した数が多いほど高いダメージを相手に与えられます。

　“どちらかのHPが0になるその瞬間まで勝負の行方はわからない”という緊張感のなか、駒を打つときこそが僕が本作をプレイしていて「おもしろい！」と感じる瞬間でした。

勝利のカギを握るは“スキル”と“特殊マス”。2つの要素で戦術は無限大

　対戦中は単に駒を置きあうだけでなく、より戦略的に勝負を展開させる2つの要素が存在します。

　まず、駒となるキャラクターたちはさまざまなスキルを持っています。スキルには通常の“スキル”と“コンボスキル”の2種類があり、前者は駒を置いた際に条件を満たしていれば発動、後者はキャラクター同士で相手の駒を挟んだとき、既に置かれていた駒の技が発動します。

　スキルの効果は相手に追加でダメージを与えるもの、HPを回復するもの、同属性の攻撃力を上げるもの、相手を状態異常にするものなど多種多様です。

　ただし、本作の駆け引きの一つとして“どんなに能力の高いキャラクターでも、相手に返されてしまって無力”というものがあります。

　例えばスキルの発動条件が“盤上に表側で存在している”というものであったとすると、当然相手のターンにひっくり返されてしまえばそれ以降は効果を発揮しません。それと同様に強力なコンボスキルを狙おうとしても、発動前に相手に駒を返されてしまってはどうしようもありません。

　特にコンボスキルは複数のキャラクターで発動させれば非常に強力なため、逆転の要となります。これをいかに相手に潰されないようにしつつ決めていくかが勝利の近道です。

　……なんて流れが基本ですが、中には相手にひっくり返されることで発動する罠的なスキルを持つ駒もあるので、なおさら対戦が白熱するわけです。奥が深い！

▲画面では黒の駒に挟まれ、最高ランクのキャラクターがお役御免に……。いくら能力の高いキャラクターでもオセロのルールには敵いません。特に強力なコンボスキルを持つキャラクターに対しては最優先で返すことを意識しましょう。

　また、時折盤上に出現する特殊なマスも対戦にアクセントをつける要素の一つ。各キャラクターに設定されている神、魔、竜の属性を示すアイコンが描かれた“属性マス”は、アイコンに対応したキャラクターを設置した際に攻撃力1.5倍に！

　他にも、駒を置いた側のHPが回復する“回復マス”、それとは逆にダメージを受けてしまう“ダメージマス”といった種類が存在します。

　これらを活用できるか否かで勝率が上下するといっても過言ではないほど重要な要素。それが故に、自分の思い描いた戦術どおりの型にハマって勝利したときの喜びは計り知れないものとなります。

▲画面はNPC戦のときですが、ステージによってはこんなイジワルな特殊マスの配置も……。

対戦はもちろん、1人でも楽しめる充実のゲームモード

　『逆転オセロニア』にはいくつかのゲームモードが存在します。まず、基本となるのは他のプレイヤーとの対戦モードで、勝敗の結果が残らず気軽にできる“練習バトル”と、上位のランクを目指す“クラスマッチ”、対戦勝利数に応じて報酬を得られる“闘技場”の3種類用意されています。

　練習バトルは、ゲームをはじめたての人がゲーム慣れるのにピッタリ。そこで対戦した他のプレイヤーとは勝負を終えたあとに“戦友（フレンド）”を申請し合えるので、もう1度対戦してもらいたいと思った人とは戦友になり、フレンド同士用の練習バトルに誘ってみましょう。

▲練習バトルはメインメニューの一番目に付きやすいところに参加ボタンがあります。ゲームをはじめたらまずはここから。

　クラスマッチは全国のプレイヤーと実力を競い合う、いわば“ガチ向け”のモード。他のプレイヤーと対戦して“★”を奪い合い、一定以上集めれば次のクラスに昇格していきます。もちろん、勝負に負けて★を失い続けると降格してしまうので、真剣勝負をしたい人にはもってこい。クラス昇格時には特別な報酬を得られるのも魅力的です。

▲クラスマッチはビギナークラスからスタートし、最終目標のマスタークラスを目指すモード。昇格時には高ランクのキャラクターや各種アイテムを手に入れられます。

　闘技場はいわゆるデイリー＆ウィークリーコンテンツ。対戦で勝利を重ねていくとゲームプレイに役立つゴールドや強化素材が得られるほか、一定の勝利数を満たすと、デイリーであればガチャなどに使う“星のかけら”を、ウィークリーであれば特別なキャラクターをゲットできます。

　また、1人で遊びたい人向けに“クエスト”や“イベント”といったモードも存在します。どちらもNPCが相手になるので、「知らない人と対戦するのはちょっと……」と思う人でも安心して本作を楽しめます。

　イベントではキャラクターを成長させるためのアイテムなどをゲットできるので、それを目当てに繰り返しプレイすることになるプレイヤーも多いはず。かくいう自分もその1人だったり……。

　さて、ここまで『逆転オセロニア』についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか？　今さらですが自分はオセロがとてつもなくヘタクソでして、最初は非常に先行きが不安でした。

　ですが、いざ遊び始めてみると、勝負が終盤に近づくにつれてやってくる“逆転”の瞬間に魅入られてしまい、見事にハマっています。瀕死の状態から相手を追い詰めたときのカタルシスと言ったらもう……。とはいえ、実際は自分が逆に逆転されるケースが多いわけですが。

　普通のオセロとはひと味違った刺激が楽しめる『逆転オセロニア』、ぜひプレイしていただきたい作品となっています！

ニケ役の小岩井ことりさんのサイン色紙をプレゼント

　電撃Appの読者1名に“［勝利の女神］ニケ”の声を演じる小岩井ことりさんのサイン色紙をプレゼントします。応募締切は5月8日23：59まで。

▲［勝利の女神］ニケ。

　ちなみに“［勝利の女神］ニケ”はガチャでは入手できず、クラスマッチの報酬として用意されています（2016年4月時点）。エキスパートクラスに昇格した際に入手でき、HPが5％以下の時に駒のATKの4倍のダメージを追加で与えるスキル“逆襲のピンチパンチ”を持っています。

▲小岩井ことりさんのサイン色紙。

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オセロは登録商標です TM ＆ (C) Othello,Co. and Megahouse

• 『逆転オセロニア』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 『逆転オセロニア』公式サイト
• 『逆転オセロニア』公式攻略wiki